一途な彼女と私の旅   作:桔梗楓

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今回はリーグ戦、第3戦目の話になります。
また、独自設定がありますのでその点をご了承ください。

気が付いたらお気に入りが100件を超えててビックリしました。
登録してくれた方々に感謝します。
もう少しで完結ですので最後までお楽しみ頂ければ幸いです。


萌えもんSS62話ー四天王~夢の在り方

こんにちわ。イセリアです。

 

シバさんとの戦いを終え、次なる部屋へと着いた、私達の目の前に広がるのは…墓標…?いえ、どちらかと言うと慰霊碑のようなものですか…?

 

どことなく、シオンタウンを連想させる光景ですが…あの時みたいに嫌な感じはしません…むしろこれは…安らぎ?

 

???「待ってたよ。あんたが挑戦者のイセリアだね?無事にシバを突破できたようで何よりさね」

 

そうして奥から現れたのは、貴婦人を彷彿とさせる初老の女性…

 

キクコ「あたしは四天王のキクコ。フィールドを見ても分かる通りゴースト使いさ。どうだい?驚いたかい?」

 

イセリア「初めましてマサラタウンのイセリアです。確かに驚きましたけど…でも、ここからは悪意は感じない…純粋な…安らかな感じがします」

 

キクコ「そうか…あんた、分かるんだね?まぁいいさ、マサラタウン、オーキドの爺に図鑑を頼まれてる子だね?」

 

イセリア「オーキド博士をご存じなので?」

 

キクコ「あぁ、あいつと私は、昔はトレーナーとして慣らしたもんさ、その時のオーキドは中々いい男だったよ。今じゃ見る影もないがね…。あんた、オーキドの孫と一緒に図鑑を作ってるんだってねぇ?」

 

イセリア「えぇ、そうですが…」

 

キクコ「図鑑なんて作ってるようじゃダメだ!萌えもんは、戦わせている時が一番輝くものなのさ!あんたにも、本当の戦いってものを教えてやる!」

 

イセリア「あなたの言葉を否定はしません…ですが!私にも負けられない理由があります!マサラタウン、イセリア!家族の為に、みんなの為に!…勝利を具現します!」

 

キクコ「そう来なくちゃね!なら、行かせてもらうよ!」

 

(四天王並びにトレーナーを承認…萌えもんバトル…レディ…)

 

「「GO!!」」

 

キクコ「行きな!ゲンガー!現実を思い知らせてやれ!」

 

ゲンガー「まったく…子供をいじめる趣味は無いのだけれどね…」

 

イセリア「こっちもお願い!サヤ姉!本当の輝きを見せて!」

 

サヤナ「弟の願いに応えるのは姉の義務だからね、お姉ちゃんも本気で行くわよ!…メガシンカ!」

 

キクコ「ふん!データの少ない萌えもんとメガシンカかい?なら、思いっきりやれるねぇ…ゲンガー!”ナイトヘッド”で様子を見な!」

 

ゲンガーから恐ろしい幻が放たれる…しかし、それはメガシンカの光によって阻まれる

 

サヤナ「あらあら?素敵な歓迎ね…お返ししてあげるわ」

 

イセリア「サヤ姉!”サイコキネシス”」

 

強力な念の波動がゲンガーを襲う

 

ゲンガー「エスパー?!っく…これは相性が悪いね…」

 

(ゲンガー戦闘不能)

 

キクコ「ちっ…よりにもよってエスパータイプかい!なら、その素早さで翻弄してやりな!ゴルバット!”かげぶんしん”!」

 

ゴルバット「ふっ…この分身…その鈍足では見切れまい!」

 

多重に分身したゴルバット…ですが…

 

イセリア「その答えはキョウさんから教えて貰っています!サヤ姉!”ハイパーボイス”で全て掻き消して!」

 

サヤナ「あらあら…私が音痴みたいじゃない…まぁいいわ、ラァーーーーーーー……!!!」

 

サヤ姉の声に乗せられた力が周囲に拡散される

 

ゴルバット「くっ…これでは本体も何も…「そこだ!”サイコキネシス”!」なっ?!きゃぁっ?!…」

 

(ゴルバット戦闘不能)

 

キクコ「くっくっく…面白いねぇ…それに、ジムリーダーからも、しっかりと学んでいるようじゃないかい?」

 

イセリア「えぇ、みなさんの戦いは、私の旅の記憶…思い出…経験…全てがあって今、ここにいます!」

 

キクコ「いい心がけだ!ならもっと、その力を見せて貰おうか!いきな!ベトベトン!こいつの防御は一味違うよ!」

 

ベトベトン「私の防御はゲンガーや、ゴルバットとは全く違うわ!そう簡単に落とせるとは思わない事ね!」

 

それも、キョウさんとの戦いで経験済みです!

 

イセリア「サヤ姉…”めいそう”で力を!」

 

サヤナ「えぇ…力よ…私に集え…」

 

そうして瞑想を始めたサヤ姉に光の粒子が集まっていく…

 

キクコ「何だかやばそうだね!今の間に決めちまいな!ベトベトン!”のしかかり”で潰しちまいな!」

 

その髪をさらに巨大にし自分の体重を重くするベトベトン…そして、瞑想中で動けないサヤ姉にのしかかる

 

ベトベトン「体重が重くなるのは女として癪だけど、これも勝負なんでね!潰れてしまいなさい!」

 

しかし、そのベトベトンは吹き飛ばされる

 

サヤ姉「あらあら…ダメよ?女の子が軽々しく、おいたしちゃ…ね!」

 

そうしてサイコキネシスで吹き飛ばされていくベトベトン…瞑想により、その威力は遥かに上がっていた

 

あの、堅牢なベトベトンを一撃で倒せるぐらいの威力へと…

 

(ベトベトン戦闘不能)

 

キクコ「相性の悪さに加え、この能力…流石に厳しいねぇ…だけど、あたしも抵抗させて貰うよ!行きな!アーボック!そのまま”ようかいえき”で溶かしちまいな!」

 

アーボック「えぇ…溶けなさい!」

 

アーボックから全てを溶かす禍々しい液体が放たれる…しかし、サヤ姉は

 

サヤナ「”サイコキネシス”にはこんな応用もあるのよ?知ってたかしら?」

 

そう、放たれた液を、全てサイコキネシスで受け止め、相手に返したのだ…(そんなこと普通の萌えもんはできませんよ)

 

アーボック「きゃぁぁああ?!」

 

キクコ「技の応用…まさかシバのあれを見て?!」

 

イセリア「えぇ、学習装置で戦闘記録を見ていたサヤ姉ならできると思いました。ではもう一度”サイコキネシス”!」

 

サヤナ「さぁ、聞き分けのない子はボールに帰りなさいな…」

 

そして再び放たれる念の波動がアーボックの体力を全て持っていく

 

(アーボック戦闘不能)

 

残るは1人…最期は誰を出してくる?

 

キクコ「さて…あんたの強さは分かったよ…。だが、私も四天王…本来ならば使わない萌えもんなのだけどね…真の切り札を使わせてもらうよ!その力を解放しな!”ゴースト”!」

 

最後の1人がゴースト…?いや、なんだこの気配…凄まじいプレッシャー…それにあの姿は…

 

キクコ「どうだい?これが正真正銘の私の切り札ゴーストの”ブラックフォッグ”さね!本当なら使うつもりはなかったけど、あんたは別だ!」

 

サヤナ「いっちゃん!あのゴースト…普通じゃないわ!」

 

イセリア「分かってる!…あれは、もしかして希少個体…?」

 

キクコ「そうさ、よく知ってるねぇ。このブラックフォッグは、そんじょそこいらのゴーストとは違う、かつて、とある町で神として祀られ、畏れられた、正真正銘の神霊の化身さね!その力は災厄に匹敵する!お前にこいつが倒せるか!」

 

確かに…凄まじいプレッシャー…伝説の、ミオさんと同等以上の威圧感…生半可な萌えもんじゃ太刀打ちできないね

 

イセリア「それでも…全力で太刀打ちさせて貰います!サヤ姉!力を収束させて…全力全開の”はかいこうせん”を!」

 

サヤナ「それしか突破する手段はなさそうね…いいわ…私の全力…見せてあげるわ!」

 

キクコ「いい覚悟だ!ならばこちらも行くよ!ブラックフォッグ!”ナイトヘッド”!」

 

ナイトヘッドは本来自身の幻影を見せつけ、レベルと同じ量のダメージを与える技…だけどあれは違う!明確な力…破壊力を感じる…

 

サヤナ「くぅっ…この力…きついわね…でも…最初に言ったでしょう!可愛い弟の為に、お姉ちゃんは負けないわ!ハァァァッ!!!」

 

超高密度のエネルギー同士がぶつかり合い…そして、その余波でこちらも吹き飛びそうになる…

 

そうして、ついに決着が付いた…

 

キクコ「ふっ…まさかブラックフォッグの力が押し敗けるとはね…あたしの完敗だよ」

 

(ゴースト戦闘不能、公式ルールに従い、勝者、マサラタウンのイセリア)

 

そう、勝ったのはサヤ姉でした…あの凄まじい力に…よく耐えてくれた…私の自慢の姉です…

 

サヤナ「良かったわね…いっちゃん…。お姉ちゃん、がんばったわよ?」

 

そういってメガシンカが解除され、その場に倒れそうになるサヤ姉を受け止め…

 

イセリア「ありがとう…それから、お疲れ様、私の自慢のお姉ちゃん…」

 

サヤナ「ふふっ…♪じゃあちょっと休ませてもらうわね…」

 

そうして眠りについたサヤ姉をボールに戻し…後は…

 

キクコ「大したもんだよ、あんたと…あんたの萌えもんの絆…。あんたの勝ちだ、流石オーキドの爺が目をつけるだけのことはあるね」

 

イセリア「いえ…、それに、ブラックフォッグを通して、キクコさんの思いも感じ取ることができましたので…」

 

その言葉にピクリと反応するキクコさん

 

イセリア「キクコさんはオーキド博士と袂を別った…でも、それはお互いの夢の為…夢の在り方は人それぞれ…」

 

キクコ「そうさ、別に奴の夢を心から否定するつもりなんてないさ…。ただ、あの頃…トレーナーとして一緒に在った頃…ただただあいつと戦うのが楽しくてね…。あいつが研究者になるって言ったときは猛反対したものさね。でも、それは夢の為…あいつは人と萌えもんの共存、あたしは戦いの中で輝く美しさ…それぞれの夢を追っただけ…」

 

イセリア「キクコさん…。このフィールドに入ったとき…悲しさじゃない…慈しみの心を感じました…それは、あなたと萌えもんの絆…」

 

キクコ「お見通しか…。そうさね…少しだけこの娘の事を話しておこう…。ブラックフォッグは元々、何らかの古代宗教の神として地域に祀られていた…。でも、いつしか人はそれを忘れ、ただそこにあるだけの力を畏れ…討伐しようとしたのさ。そこを偶々通りかかった、あたしとオーキドがこの娘を保護して、守ることにした…萌えもんの力を畏れるだけじゃない…いつか共生できるようにね…。さぁ、昔話はここまでさね。あんたは次の部屋に向かいな、そこに、最強の四天王がいる。そいつに勝てるか、見させてもらおうかね」

 

イセリア「ご教授…ありがとうございました…」

 

そうして、私は萌えもんを回復させて次の部屋…最強の四天王がいる場所へと向かいました…これで…私達の旅が終わる…

 

 

…-To Be Continued-

 

 




ブラックフォッグは電撃ピカチュウネタです
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