一途な彼女と私の旅   作:桔梗楓

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今回はライバルとの戦いの話になり視点もいつもと変わります。
もう少しで最終話です。ここまで読んで下さった方はありがとうございます。
また、独自設定がありますのでその点をご了承ください。


萌えもんSS65話ー最後の戦い~私達の行方

私は告げる…

 

ロキ「あの時の約束を…果たしに来ました!」

 

目の前にいる、イセリアさんはとても驚いた表情をしていました

 

すると、私の後ろから…

 

ワタル「はじめまして、僕の名前はワタル、本来そこにいるカリンさんに代わり、君と戦うはずだった四天王さ」

 

するとイセリアさんもつられたように挨拶をしていました。そういえば面識なかったんだよね

 

ワタル「実は、ここにいるロキちゃんは、君が来る前にリーグを制覇していてね。それで制覇者にだけ与えられる権限で、君とのエキシビジョンマッチをしたいと言ったんだよ。まぁ君がリーグ制覇をしたら…という前提条件があったんだがね。それでも、君はリーグを制覇し、ここにいる。よって、私達四天王も、その試合の実現を認めたのさ」

 

イセリア「成程…大体分かりました…。それで、試合は今、この場所でってことでいいんですか?」

 

ワタル「あぁ。幸い今日は君のリーグ戦以外の挑戦者はいなかったからね。君さえ良ければ今から、試合を執り行わせて貰おうと思うが…どうかな?」

 

少し考えたイセリアさんは…

 

イセリア「分かりました。その試合…お受けします」

 

ワタル「うん。君ならそう言ってくれると思っていたよ…。なら、後はロキさん…君次第だ。立会人は我々、全ての四天王…いいですかねカリン様?」

 

カリン「少し驚いたけど…その提案は乗らせてもらうわ。将来有望な2人のトレーナー…そんな戦いが見れるなら、これ以上嬉しいことはないもの」

 

ワタル「では、イセリア君は、そこにある回復装置で準備を万端に整えておいてくれ。ロキさんの方は…大丈夫だね?」

 

ロキ「はい!私の方はいつでも行けます!」

 

ワタル「良い返事だ。ではイセリア君の準備が整い次第、試合開始とする!」

 

そして、イセリアさんも手持ちを回復し…準備ができたようで…

 

イセリア「こちらの準備もできました…いつでも行けます。ロキちゃん…トキワシティ…サントアンヌ号での約束、果たそうね!」

 

私はそれだけで嬉しくなりました…

 

いつも先を歩いていたイセリアさん…手の届かないところにいた存在…私の目標…あこがれ…そして…

 

いや、今は勝つことだけを考える…私の全力を見て貰う…それだけ!

 

ロキ「……行きます!私の全てを…見て貰います!萌えもんバトル…」

 

イセリア「…レディ…」

 

「「GO!!」」

 

そうして戦いは幕を開けました

 

イセリア「サヤ姉…お願い!」

 

まずはサヤナさんか…なら、こっちは…

 

ロキ「あの時とは違う…行って!カエデ!」

 

カエデ「ランとの約束を…果たすために…!行きますわ!」

 

ロキ「カエデ!一撃で決めて!”ブレイブバード”!」

 

カエデ「この羽で…全てを打ち払いますわ!はぁぁあ!」

 

凄まじいスピードのカエデがサヤナさんに突撃する

 

サヤナ「きゃっ?!これは…きついわね…でもまだ倒れないわよ!「サヤ姉!”サイコキネシス”で動きを止めて!」了解!行くわよ!」

 

そうして、サヤナさんの攻撃によりカエデの動きが止まってしまう…このままやられてしまうと思ったけど…

 

カエデ「こんな攻撃…耐えて見せますわ!」

 

体力と特殊防御に特化させて鍛えたカエデなら…ぎりぎり耐える!

 

サヤナ「嘘でしょ?!耐えられるなんて?!」

 

流石のサヤナさんも焦っているみたい

 

ロキ「今よ!反撃の”でんこうせっか”で決めて!」

 

カエデ「あなたは倒させて頂きますわ!」

 

そして、カエデの”でんこうせっか”が決まりサヤナさんは倒れる

 

(サーナイト戦闘不能)

 

よし!まずは1人目!

 

イセリア「やるねロキちゃん!まさかサヤ姉の一撃が、耐えられるとは思わなかったよ…なら、こいつでどうかな?行って!ランカ!」

 

ランカ「私の力…見せてあげるね!」

 

ランカちゃん…水と電気…なら、カエデじゃ相性が悪い…ここは

 

ロキ「カエデ!”とんぼがえり”で交代して!」

 

カエデ「了解ですわ!この一撃で…!」

 

そして、自身の攻撃を当てたカエデがこちらに帰ってくる

 

”とんぼがえり”は攻撃するのと同時に手持ちと交換する便利な技…その代わり威力はそこまで高くはないんだけど…

 

ロキ「ありがとう、カエデ!…ランカちゃんには…この娘で!行って!セツナ!」

 

セツナ「お任せください主殿!「そのまま”サイコキネシス”!」この力受け切れるか?」

 

そしてセツナから発せられる念の波動…

 

ランカ「くぅ…これ…サヤお姉ちゃんクラスの力…「ランカ!”なみのり”で何とか一撃を!」…分かったよお兄ちゃん!」

 

そして、水を召喚したランカちゃんが波に乗って仕掛けてくる…けど!

 

セツナ「私の特殊防御…甘く見ないで欲しいね!」

 

そう、”なみのり”は特殊技…セツナの特殊防御なら半分も体力は減らない

 

ロキ「良いよ!セツナそのまま”サイコキネシス”で倒して!」

 

セツナ「分かっています!これで…とどめ!」

 

そして、再び念の波動がランカちゃんを襲う

 

ランカ「くぁ…流石に2発は耐えられないよ…」

 

(ランターン戦闘不能)

 

イセリア「頑張ってくれたね…ランカ…。なら、こちらも行かせてもらうよ!行ってマリア!」

 

来た!イセリアさんの持つドラゴン…その攻撃力は最強クラス…そして、素早さも…

 

イセリア「そのまま、沈めて!マリア!”げきりん”!」

 

マリア「龍の力…全力で解放しますわ!はぁぁぁあ!!!」

 

その凄まじい力の前にセツナじゃ太刀打ちできない…

 

セツナ「きゃぁぁああ!?」

 

(フーディン戦闘不能)

 

ロキ「よく頑張ってくれたね…セツナ。イセリアさん!私もジョーカーを切らせてもらいます!お願い!フレイヤ!」

 

フレイヤ「……任された…」

 

イセリア「?!この威圧感…まさか伝説の萌えもん…ファイヤー?!」

 

流石にびっくりしてくれたみたい

 

私がトモシビ山で戦い…認めて貰った伝説の萌えもん…その力は…伊達じゃない!

 

ロキ「フレイヤ!”げんしのちから”」

 

マリアに襲い掛かる岩の数々…

 

マリア「きゃぁあ!?…でも、これぐらいなら…まだまだいけますわ!」

 

そうして再び”げきりん”での猛攻が始まる

 

フレイヤ「ふぅ……甘い……」

 

”げんしのちから”には自身の全ての能力を上げる効果がある。能力の上がったフレイヤなら…げきりんにも耐えれる!

 

イセリア「マリアのげきりんに耐えるなんて…流石は伝説…。いや、それに認められたロキちゃんもだね…」

 

マリアさんは攻撃の反面防御面はそこまで高くない…

 

ロキ「次で決めて!もう一回”げんしのちから”!終わらせて!」

 

フレイヤ「……止め…」

 

そして放たれる”げんしのちから”でマリアさんも力尽きる…

 

マリア「すみません…イセリアさん…」

 

イセリア「いや、後先考えずに”げきりん”の指示をしたこっちのミスだよ…ゆっくり休んで」

 

(ボーマンダ戦闘不能)

 

これで半分!行ける!私の力で…イセリアさんに勝てる!

 

イセリア「ならばこっちは…マリーさんお願いします!”こうそくいどう”で敵をかく乱して下さい!」

 

マリー「まかせなはれ!」

 

攻撃が当てにくくなった…どうする?

 

ロキ「賭けにはなるけど…フレイヤ!”だいもんじ”で動きを止めて!」

 

フレイヤ「…当てる必要はないってね…」

 

カツラさんから貰った”だいもんじ”その膨大な火力は、下手に動こうものなら火傷じゃすまないダメージを負うこれなら!

 

しかし、イセリアさんはそれを見越してたように笑みを浮かべ…

 

イセリア「その技を撃つって読んでたよ!大技の隙に…”かみなり”!」

 

”だいもんじ”の隙を狙ったカウンター?!

 

そして、動きを止めているフレイヤは完全に隙だらけ…雷が直撃する…飛行タイプでもあるフレイヤに、そのダメージは厳しく

 

フレイヤ「……無理…」

 

(ファイヤー戦闘不能)

 

フレイヤが倒された…流石、やってくれますね!

 

でも、こっちの手持ちは後、4体…行ける!

 

ロキ「まさかフレイヤが倒されるなんて思いませんでした…。でも、これならどうですか!お願い!シア!」

 

シア「任せなさいロキちゃん!」

 

イセリア「ニドクイン!…あれからまた強い仲間を増やしたんだね…」

 

ロキ「はい!全てはこの時の為に!さぁシア”じしん”で止めを!」

 

地面系の最強の一角…フレイヤの”だいもんじ”の余波を受けていたマリーさんにそれを耐えきれるはずがなく…

 

マリー「くっ…すんまへん…うちはここまでや…」

 

(デンリュウ戦闘不能)

 

イセリア「ありがとうマリーさん…。ロキちゃん…本当に強くなったね…。こっちも後がない…頼んだよ!オウカ!」

 

オウカ「みんなの思いを力に変えて!行きます!」

 

イセリア「オウカ!そのまま”くさむすび”!」

 

シアの身体に草が絡み付く…この技は…相手の重さに応じて威力を変える技…鎧で武装したシアじゃ…耐えきれない…!

 

シア「くぅっ…流石…カガリちゃんのライバルですね…かふっ…」

 

(ニドクイン戦闘不能)

 

どうする…カガリを出すか…?いや、ここは…

 

ロキ「少しでも削って!カエデ!」

 

カエデ「分かっていますよ!」

 

しかし私がカエデを出すのと同時にイセリアさんもオウカちゃんを戻して…代わりに…

 

イセリア「行って!フラム!そのまま”エボルブフレア”!」

 

フラム「えぇ…ここは私が決めるわ!」

 

ブレイブバードでダメージを狙いに行ったカエデのスピードでは間に合わず…そのまま残りの体力を全て削られてしまう

 

カエデ「ここで交代するなんてね…ロキさん…絶対に勝ちなさい!」

 

(ピジョット戦闘不能)

 

ロキ「お疲れ様…カエデ。うん、私勝つよ…みんなの思い…ランちゃんの願い…全てを受け取って…。行って!レイン!」

 

レイン…私の最後に仲間にした萌えもん…大きな耳が特徴的な彼女は、旅の最後の方で、傷つき海に漂っている所を保護させて貰った

 

レイン「あなたに救われた力…存分に振るわせて貰うわ…って、あら?もしかして…フラムちゃん?」

 

フラム「ね、姉さん?!レイン姉さんですか?!」

 

そっか…レインの探してた姉妹ってフラムさんだったんだ…会えてよかった…けど今は

 

ロキ「感動の再会は後で!今は勝負の最中だよ!”なみのり”で沈めて!」

 

レイン「そうね…可愛い妹だけど…お姉ちゃん…手加減しないわよ!波の奔流に飲み込まれなさい!」

 

フラム「きゃあ?!っ流石に容赦ないわね姉さん…でも私もただじゃ沈みません!イセリア!」

 

イセリア「分かってる!”ばかぢから”で吹き飛ばせ!」

 

フラムさんの全力の攻撃…その解放された力がレインに直撃する

 

レイン「くぅっ…?!…強くなったのねフラムちゃん…でも、お姉ちゃんにはまだまだ届かないわよ!」

 

ロキ「レイン!”なみのり”で今度こそ沈めて!」

 

フラム「きゃぁぁぁあ?!…流石に…姉さんは…強いわね…イセリア…後は頼んだわよ…」

 

(ブースター戦闘不能)

 

イセリア「フラム…良く頑張ってくれた…こっちも負けられない…オウカ!」

 

オウカ「分かりました!全力で行きます!…自然の力…深緑の意志よ…私に力を…メガシンカ!」

 

そして、光に包まれたオウカちゃん…そうか…これが絆の力…。そこにいたのはさらに髪を伸ばし、巫女装束にさらに装飾がなされ、背中の花弁と葉がより一層大きくなったオウカちゃん…

 

なんて力…それに、さっきのダメージを受けたレインじゃ…

 

イセリア「オウカ!”ギガドレイン”!」

 

オウカ「その力…貰います!」

 

そうして、レインの体力がオウカちゃんに流れ込んで行く

 

レイン「これは…ちょっと無理ですね…後は任せたわよ…カガリちゃん…」

 

ありがとう…レイン…イセリアさんと私…互いに残るは1人…文字通り…最期の勝負…

 

ロキ「イセリアさん…。この旅で、私達も成長しました…。その力…私達の絆…見ていて下さい!カガリ!」

 

カガリ「分かってるわ…オウカ…あなたも新たな力を手にしたように、私も力を手に入れた…」

 

ロキ、カガリ「「命の炎を燃やし…天に向かい、心の奥底より…己の誇りと絆を胸に…叫べ!今ここに…メガシンカ!」」

 

そうして私達は光に包まれる…

 

光の晴れた先には…その赤い髪が黒く染まり…ドレスの装飾がさらに煌びやかになり、全身に蒼い炎を纏ったカガリの姿が

 

イセリア「?!…そっか…ロキちゃん達も辿り着いたんだね…なら全力の打ち合い…行くよ!オウカ!全力全開の”はなびらのまい”!」

 

ロキ「こちらも行きます…浄化の技同士…最期の力のぶつかり合い…カガリ!”せいなるほのお”!」

 

その光景は…見る者全てを魅了した…

 

会場にいた観客、TV越しに見ていた人達…そして、歴戦の猛者である四天王の人達ですら、声ひとつ出せない…

 

煌めく黄金の桜花と、同じく煌めき舞い踊る蒼炎…希少個体だけが持つ、その力のぶつかり合い…いや、饗宴と言っても過言ではない…

 

いつまでも続いて欲しいと思ったその美しい光景…しかし、その均衡が崩れる…

 

オウカ「くぅ…これ以上は…もう…」

 

オウカちゃんが押し負けてる!

 

ロキ「カガリ!このまま行って!最後の力を!」

 

カガリ「分かってるわよ!はぁぁぁぁあ!!!」

 

そして均衡は完全に崩れ去った…

 

オウカ「きゃぁぁぁぁああ?!?!…」

 

メガシンカの解除され倒れ伏すオウカちゃん…これで、私は…

 

(フシギバナ戦闘不能、よって勝者、マサラタウン、ロキ)

 

勝った…?私…勝ったの…?

 

カガリ「はぁはぁはぁ…ロキ…おめでとう…私達の…絆の…勝利よ!」

 

ロキ「やったんだね…私達…本当に勝ったんだね!…やったよ…ぐすっ…」

 

あぁ…嬉しくて涙が止まらない…隣のカガリも涙ぐんでる…本当に良かった…

 

そして、イセリアさんが近づいてくる…

 

イセリア「ロキちゃん…いい勝負だった…完敗だよ…本当に…とっても強くなったね」

 

そうして、私の頭を撫でてくれるイセリアさん…でも今は…

 

ロキ「…ありがとうございます…。あの…イセリアさん…私、イセリアさんに勝ったら伝えたい事があったんです…」

 

不思議そうな顔で見てくるイセリアさん…うん、女は度胸…私がんばるね!お姉ちゃん、ママ!

 

ロキ「すぅ…。イセリアさん!私はあなたの事が、とっても大好きです!初めて会ったときは女の人って思ったけど…、旅先で私達を優しく、時には厳しく導いて…そんなあなたにトレーナーとして、それから一人の女として見て貰いたくて…ここまで私は来ました!だから…私とお付き合いして下さい!」

 

そして、その思いを伝えるまま、私はイセリアさんにキスをしました…これが…キスなんだ…

 

周りから色んな声が聞こえてきますけど…関係ないです!私は、私の思ったとおりに行動する!それが私だから!

 

そうして、固まったままのイセリアさんに抱きつき、キスをしながらその戦いは終わりを告げました…

 

 

 

 

後で気が付いたんだけど…あれってTVで全国に生中継されてたんだよね…私ってば…///

 

 

…-To Be Continued-

 

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