バカと混沌と下らない日常   作:クラムチャウダー

11 / 15
お久しぶりです。クラムチャウダーです。
ようやく長かったテスト期間もおわり、はれて夏休みです!
これからは頑張ります!…って何回も言ってる気がするケド。
とにかくどうぞ!


第九問 俺と消失と原因究明。

雄二side

 

俺たちはミーティングのために屋上にきていた。面子は…まあ言わなくてもわかるだろう。

澄みきった青い空に心地よい風。昼寝にはもってこいのこの天気。

しかしこんな絶好のロケーションにも関わらず不満なことが一つ。

 

 

 

 

 

 

 

明久がこない。

 

元を正せば試召戦争はお前が言い出したんだろうが!なぜ本人が来ないんだよ!

まったく、明久のヤツ。いったい何処で何をしているんだ?さもないと処刑するぞ?

 

『さ、坂本!』

 

と考えていると不意に一人の生徒が入ってきた。もちろんFクラス。

名前は確か…武藤だったか?

 

「どうしたんだ?」

 

武『それが、…よ、吉井が…』

 

「明久がどうしたんだ?」

 

武『吉井が…倒れたと思ったら、急に消えやがった!』

 

 

全『はあっ!?』

 

…どういうことだよ。は?消えた?

周りの奴等も皆一様に驚いた顔をして…いないヤツガイル。

 

「おい、神谷。これはどういうことだ」

 

「…ナンノコトカナ?」

 

「とぼけてんじゃねえよ。何か知ってるんだろ?」

 

「ウグッ」

 

そう、神谷姉弟。こいつらはそのことを聞いた瞬間『ああ、なんだ。またあれか』なんて顔をしていた。

 

「で、どういうことなんだ?」

 

伊「まあまあ。とりあえず別に死ぬ訳じゃないから、落ち着いて」

 

姫「死ぬ訳じゃない、ってことは怪我をする可能性はあるってことですか!?大変ですよ!」

 

詩「だから落ち着いて。ちゃんと話すから」

 

 

 

 

 

 

 

 

☆

 

伊「さて、どこから話そうかな」

 

あのあと、とりあえず武藤は追い払って盗聴機類がないことを確認すると、ようやく神谷は口を開いた。

 

伊「とりあえず、いまから言うことは紛れもない事実だ。誇張も、改竄もしてない。まあ、それを信じるか信じないかは勝手だ」

 

「わかった。続けてくれ」

 

伊「ああ。まず結論から言うが、明久は今は、無事だ。これは保証する」

 

美「今は、ってことはそのうち危なくなるかもしれないの?」

 

伊「まあいつも大丈夫だし、今回も飄々と帰って来るだろう」

 

美「帰って来るってどこから?」

 

「それにどれくらいで帰って来るんだ?」

 

そこが重要なんだ。そうでないと作戦も立てるに立てられない。

その問いに対して神谷は一拍、間をおいてから、

 

伊「明久はいま、地獄に」

 

?「やっほー皆。帰ってきたよー」

 

全『!?』

 

気がつくといつの間にか神谷にもたれ掛かるように『それ』はいた。

一体『それ』は誰なのか、それよりもどこからどうやって来たのか、いつからそこにいたのか、どこまで話を聞いていたのか、そもそも聞いていたのか、俺たちの知っているヤツなのか…。

そんな質問だけが頭を駆け巡り、質問はおろか、まともに言葉を発せなくなっていた。

 

「どうしたんだい、皆。鳩がガトリングガン喰らったような顔して」

 

ガトリングガンじゃなくて豆鉄砲だろ、という突っ込みを入れるヤツは誰もいない。というか入れられない。それほどまでに驚いていた。

ようやく顔を見せた『それ』は、身長も体格も髪の形も着ている服もどこをとっても吉井明久、その姿。しかし中身は全く別の人物ではないかと思うくらいちぐはぐな『モノ』だった。

 

雄二sideout

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。