振り分け試験当日(朝)------
明久side
「おはよう。雄二」
雄「おう、明久に伊織」
伊織?さては雄二のヤツ、幻覚でも?
伊「ああ、おはよう」
「伊織!?いつからそこに?」
伊「さっきお前らが見えたから来た」
「そ、そっか…」
雄「さて明久、問題だ。三権分立は『司法』と『行政』と何だ?」
ふ…僕はこの一ヶ月で変わったんだよ、雄二。
「立法にきまってるじゃないか」
雄「そういえば公民は克服したんだったか?」
「うん。あの時の伊織は怖かった…」
あれ?おかしいな。目から汗が…
伊「明久。それは記憶の捏造だ。たしかに教えはしたが、お前の脳がパンクしただけだろうが」
そうだったっけ?
?「あ、じゃあウチからも~!」
雄「おう、島田か」
「おはよう、島田さん」
伊「よう、島田」
美「おはよう、坂本に神谷。
では吉井に、基礎問題。CH3COOHとは何でしょう?」
なにそれ?食えんの?
「…英単語は苦手なんだ」
美「え?これ化学」
「じゃあ僕こっちだから!」
富嶽三十六景逃げるがなんたら!
伊「三十六計逃げるに如かず、な」
雄「よくわかったな…」
伊「伊達に幼馴染みやってるわけじゃないんだよ。というか俺を置いていくな!」
なにか言ってるけど無視無視!
振り分け試験当日(試験中)------
『試験時間は50分。それでは開始!』
今は古典のテストをしているんだけど、これなら!
「10問に一問は解ける!」
『吉井!次喋ったりなどしたら無得点にするぞ!』
やべ。口に出てたみたい。気を付けないと。
えっと、問一は…わからない。
問二は…飛ばそう。
問三は…といさんは…トイサンハ…
よし!古典は捨てて、他の科目で勝負しよう!
あと半分か…。長いな。
と思いながらも解いていける僕って天才?
…日本史だけだけど。
それにしてもストライカーシグマファイブを忘れたのは痛い…
ガタン!
誰が倒れたんだろう?後ろの席の人だから…姫路さんか。…って、
「姫路さん!?」
こうしちゃいられない!とりあえず熱は…
「熱っ!すごい熱じゃないか!」
早く保健室に!
『試験途中の退席は「無得点」扱いになるがいいか?』
今…なんて…?
『それから吉井。早く席に着け。お前のその善意に免じて、いまならまだ無得点にはしないぞ』
「は…「待ってください!」」
もうキレたぞ。
「具合が悪くなって退席するだけでそれは酷いじゃないですか!」
『これは試験の最初に伝えたはずだが?』
「だとしてもせめて今まで受けた試験の点は入るように出来ませんか?」
『これは決まりだ。決まりは守らないといけない。これくらいしっているだろう?』
「でも!」
「吉井…くん…」
「姫路さん!」
「もう…大丈夫だから…。…姫路瑞希、退出します」
『わかった。今救護の教師を呼んだから少し待て。それと吉井。お前も無得点だ』
「!…わかり…ました」
はあ…。伊織、折角勉強教えて貰ったのにごめん。結局Fクラスだよ。
…畜生。
屋上で風でも浴びに行くか。
明久side out
伊織side
明久は無得点------Fクラスか。
さて、俺はどうしたものかな。
①仮病で抜ける。
…担架か。担架で保健室か。目立つの嫌だな。
②点数を補正してFクラスへ。
…めんどい。雄二あたりなら簡単にこなしそうだが、俺にそんな器用な真似は出来ないしな。
③真面目に受ける。
…これを選ぶくらいなら①や②を選ぶな。絶対。だって面白くないし。
はあ、じゃあ仮病でもするか。
「せんせ『ドッカーン』…い?」
何だ、爆発?音もやけに鮮明だったし、近くか?
というか、何か嫌な予感が…。
伊織side out
明久side
ふう、やっと着いた。じゃあ後はここで昼寝でも
『ドッカーン』
できないね。うん。
ていうか見間違いじゃなければあれ、伊織の家だよね。
…間違いない。伊織の家だ。
ほら、今慌てて伊織が駆けていった…って速!!ソニックブームがおきて木が所々削れてるじゃん!まさかの亜音速突破!?
ま、何時ものことか♪
さて、昼寝しよっと。
明久side out