バカと混沌と下らない日常   作:クラムチャウダー

3 / 15
ゆんさん、頭翅さん、悪平等さん、アキ☆さん、感想ありがとうございます!
また、第零問で『三十六計逃げるに如かず』が『三十六系』になっていました。ごめんなさい。
それでは第一問をどうぞ!


第一幕 試召戦争編
第一問 僕と桜とクラス分け


明久side

 

僕たちがここ文月学園に入って二年目の春が訪れた。

校舎へと続く坂道の脇には新入生を迎えるための桜が咲き誇っている。普段はそういうものに無頓着な僕でも一瞬目を奪われる。

でも、それも一瞬のこと。

今僕の頭にあるのは確かに『この学園』の風物詩ではあるけれども、この豪勢な桜のことではない。

頭のいい読者なら分かったよね?

ええそうです。僕は、いや、僕たちは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄人に追われています。

 

 

 

 

 

 

 

ああ、周りの目線が痛い…。

 

 

 

 

 

 

<校庭>

 

鉄「…で、何か言い訳はあるか?」

 

あれから数分後。結局僕らは捕まって校庭のど真ん中で正座させられている。うう、殴られた頭がまだじんじんするよう…。

あ、因みに鉄人は渾名で本名は西村宗一だよ。

 

鉄「まったく…。確かにクラス分けが気になって少し浮き足立つ気持ちも分からんでもない。ただな…」

 

そういって一拍おいたあと、心底呆れるような口調で、

 

鉄「かけっこをして地面を抉るとか、お前らは何処のサイ○人なんだ」

 

うん、まあそうですよねー。周りの人たち皆ドン引きだし。でも、

 

「先生。いくら最近映画が公開されたとはいえ、ドラ○ンボールは少し古いですよ」

 

伊「それにいくら俺たちでも、スー○ーサイヤ人にはなれませんって」

 

ボケることは忘れない!

 

鉄「人外という点は否定しないんだな…。まあいい。ほれ、これがお前らの振り分け試験の結果だ」

 

そういって僕たちに封筒を渡してくる。

 

鉄「吉井。今回は残念だったが、その行為は誉められるものだ。誇っていいぞ」

 

「あ、ありがとう…ございます?」

 

鉄「なぜ疑問系なんだ…。で、神谷」

 

伊「…ああ」

 

鉄「その…なんだ…ご苦労だった」

 

伊「あ、ああ…どうも」

 

?妙に歯切れが悪いな…。

 

「爆発の時何かあったの?」

 

伊「まあ、色々と。…じゃいくぞ、明久」

 

「う、うん。わかったよ」

 

 

 

 

 

 

吉井明久、神谷伊織

『Fクラス』

 

 

 

 

 

☆☆

 

<校舎内>

 

「ねぇ、伊織。まだホームルームまで時間があるし、他の教室も見て回らない?」

 

あのあと鉄人と別れた僕たちは校舎へ入り、Fクラスにむかっている。

 

伊「止めとけ。自分のクラスとのギャップで凹むのがオチだぞ」

 

「うう…わかった。諦めるよ」

 

残念だけど、伊織の言うことも一理あるし。

でも見たかったな~、Aクラスとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

Fクラス前

 

僕たちはFクラスの前まで来たんだけど…

 

ボロボロのドア

 

ヒビの入ったガラス窓

 

普通の教室からは到底出るはずの無い何かが腐敗したような匂い

 

…ここは何処の小屋?

 

伊「明久、現実を見ろ。これが、俺達の教室だ」

 

「だってもう、ここボロボロだよ!勉強する環境じゃ無いよ!」

 

そりゃ誰だって目を背けたくなるさ!

 

伊「いいか、明久。住めば都という言葉があるように、慣れてしまえばどうってこと無いんだ」

 

「そっか…そうだよね!」

 

なんか力が湧いてきた!

 

「おはようござ「早く座れ、この蛆虫野郎!」伊織!早速罵倒されたんだけど!?」

 

雄「なんだ明久か。今日は早かったな」

 

こいつは僕の悪友の坂本雄二。もちろん教師などではない。

 

「…その挨拶は誰にするつもりだったの?」

 

雄「もちろん、お前」

 

「酷いじゃないか!」

 

雄「の、後ろの須川」

 

「なんだ、よかった」

 

須『おれはよくねえよ!?』

 

雄「の前のお前だ、明久」

 

「いったいなんだったの、このくだり!というか結局僕かよ、畜生!」

 

雄「冗談だよ。本気にするなって」

 

こんの、野郎…!

 

伊「で、なんでお前は教壇なんかに立ってるんだ?」

 

雄「おれがクラス代表なんでな。つまり、このクラスの全員が俺の兵隊だな」

 

ニヤリと口の端を吊り上げる雄二。それにしても雄二が代表か。なかなか様になってるね。

 

「というか、なんでお前がここにいるんだ、神谷?」

 

「ああ、それは…」

 

「「それは?」」

 

固唾をのんで見守るぼくたち。いったいどんな理由が…?

 

 

 

 

 

「話すと長いから、紙芝居にしてみた」

 

 

 

 

 

「「だからいったいなにがあったんだよ!」」

 

 

「To be continued...」

 

「「勝手に終わらせるなー!!!」」

 

…本当にAクラスとか見て回らなくてよかったかも。

 

明久side out

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。