バカと混沌と下らない日常   作:クラムチャウダー

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第三問 俺と不満と自己紹介!

伊織side

 

俺たちが席についたのを見て先生はゆっくりと口を開いた。

 

先「えー、おはようございます。二年Fクラス担任の福原慎です。よろしくお願いします」

 

福原先生は黒板に名前を書こうとして、やめた。チョークくらい用意しておけよ…。

 

先「皆さん全員に卓袱台と座布団は支給されていますか?不備があれば申し出てください」

 

いや、不備しか見当たらないんだが。噂には聞いていたが、ここまで酷いとはな。

 

『せんせー、俺の座布団に綿がほとんどはいってないですー』

 

と、誰かが不備を申し出た。

 

先「あー、はい。我慢してください」

 

『先生、すきま風が吹いてくるんですけど?』

 

先「それも我慢してください」

 

明「先生、僕の卓袱台の脚がおれているんですけど」

 

先「我慢して使ってください」

 

明「いや、無理ですよ!?」

 

明久、ナイスツッコミ!さて先生はどう返すかな?

 

先「冗談です。ボンドが支給されているので後で自分で直しておいてください」

 

予想の斜め上を越えていく解答…。ここは教育機関だよな?

 

先「ほかにも必要なものがあれば極力自分で調達するようにしてください」

 

この言葉で改めてここが最低クラスだということを思い知らされる。

 

先「では、自己紹介でもしましょうか。廊下側の人からお願いします」

 

福原先生の指名をうけて生徒の一人が立ち上がる。

 

?「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる」

 

木下秀吉。去年俺と同じクラスだったヤツ。独特の言葉遣いと小柄な体で、ぱっと見るだけでは男か女か分からないような体つきである。…まあ、俺は分かるけど。

名前から分かるように彼は男だ。でも、先ほど述べたように女に間違われるため、

 

秀「因みにわしは男じゃからな」

 

こう訂正しないと、

 

『『『な、なにーーー!!!』』』

 

こんなバカが出てくる。…って、おいお前ら血涙するほど悔しいのかよ。

自己紹介を終え、座る秀吉。代わりに次の生徒が立ち上がって自己紹介を始めた。

 

?「…土屋康太」

 

こいつも去年俺と同じクラスだったヤツ。小柄で運動神経はいいが、口数が少なく、他にも色々と残念なところが…。まあ、そのうち分かるだろう。

さて、次は…お、女子か。

 

?「島田美波です。海外育ちで、日本語は会話はできるけど読み書きが苦手です」

 

島田美波。こいつも俺と同じクラスだったヤツ…って多いな。なぜここまで多いんだよ。…で、補足するとこいつは明久の天敵だ。何故って?

 

島「趣味は吉井明久を殴ることです☆」

 

趣味がこれだからな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の名前を淡々と告げるだけの作業が進む。

 

?「------です。よろしく」

 

おれの番か。さて、出だしでこけると大変だし、普通の自己紹介でいいか。どうせ明久もボケてくれるし。

 

「神谷伊織だ。趣味はゲームの開発、特技は魔王の封印だ。なにか質問は?」

 

『『『おおありじゃあああああ!!!』』』

 

うおっ!ビックリしたー。何だよ。普通の自己紹介だろうが。

 

『魔王の封印が特技って何回世界救ってんだよ!』

 

「えーっと…1,2,3,4,5,6…ざっと25回位か?」

 

『すげえ!』

 

「普通だろ?」

 

『普通じゃねぇ!』

 

まったく…どこが普通じゃないんだよ。ぜひとも御講授願いたいね。

 

「とにかく、以上だ」

 

とにかく自己紹介は終わり、俺は席に着いた。

明久、なんで俺を睨むんだ?

 

 

 

 

☆☆

 

 

 

あのあとも単調な自己紹介が続き、眠くなってきた頃、明久の番が来た。

さて、どんな自己紹介をするのかな?

 

明「------こほん。えーっと、吉井明久です。趣味は料理と邪神狩り、特技は株の売買と暗殺。今年の目標は月を七割がた破壊できる音速ヌルヌル教師の暗殺です。どうぞよろしく♪」

 

『『『よろしく♪じゃねぇーー!!!』』』

 

『お前もかよ!なんでここにはまともな人間が俺しかいないんだよ!』

 

『嘘つけ!お前も異常だ!神谷のヤツを見たとき女だと思ってハアハア言ってたのはお前だろ!』

 

『ば、バカ!あんなの演技に決まってんだろ!お前こそ木下に手を振られたと勘違いして鼻血だしてただろ!』

 

『…俺はこの教室が暑かっただけで!』

 

…カオスだ。よもや明久の自己紹介でここまでなるとはな。

というか誰だよ。俺は女じゃねえし。

まったく…

 

「うるせぇ!少し黙れや!」

 

しーん…。

ふう、静かになった。さて、フォローもしないとな。

 

「安心しろ。明久のいまのは一割冗談だ」

 

『『『残り九割はー!?』』』

 

「だからうるせえよ!」

 

なんで静かにできないかなぁ。

…なんで明久は俺を睨むかなぁ。

 

明「…とにかく、よろしくね」

 

こんなんで明久の自己紹介は終わった。

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

そのあとも自己紹介は続いた。

と、不意にガラリと教室のドアが開き、二人の女子生徒が現れた。

 

?「あの、遅れて、すいま、せん…」

 

?「遅くなりました~」

 

『えっ?』

 

誰からともなく、驚いたような声が上がる。でも、まあFクラスとは違って頭のいい読者なら分かるよな?

 

先「丁度よかったです。自己紹介をお願いします」

 

?「は、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします…」

 

?「神谷詩織です。よろしく」

 

 




遅くなってすみません!
体育祭の準備とかで忙しくて…。
これからは気をつけていきます!
ほんとすみませんでした!m(__)m
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