さて。
本当に遅くなってしまい、申し訳ありませんでした!!
中間テストというものがありまして、そちらに時間を費やしていたらこんなことに…。
これからは頑張って書いていきます。
今回はネタ無しの話です。ではどうぞ!
明久side
「雄二、伊織、ちょっといい?」
欠伸をしているクラス代表とどこから取り出したのかパソコンに向かって何かしている幼馴染みに声をかける。
雄「なんだ、明久?」
「ここじゃ話しにくいから廊下で」
雄「別に構わんが」
伊「OK、ただし手短に頼む。セス51クルーの打ち上げの最終チェックを依頼されてな。今日中に仕上げないといけないんだ」
「う、うん。わかった」
立ち上がって廊下に出る。幸い他の皆は気付いていないみたいだ。
☆
雄「それで、話ってなんだ?」
「この教室についてなんだけど…」
この教室というのは言うまでもなくFクラスのことだ。
雄「Fクラスか。想像以上に酷いもんな」
伊「全くだ。本当に勉強させる気があるのか疑問に思えてくる」
「二人ともそう思うよね?」
雄「もちろんだ」
「一年の頃の設備は覚えている?」
雄「ん。まあ、特に変わったところもない至って普通の教室だったな」
伊「いまになってみるとあの設備のありがたさがよくわかるな」
「そこで僕からの提案。折角二年生になったんだし、『試召戦争』をやってみない?」
雄「戦争、だと?」
「うん。それもできればAクラスに」
雄「…何が目的だ」
「いや、だってあまりに酷い設備だから」
伊「嘘だな。確かに設備は酷いがそれだけだ。第一、俺はお前の幼馴染みだ。嘘をついているかなんて見れば一発でわかる。
…で、本当の理由は?」
「あー、えーっと、それは、その…」
もっともらしい言い訳が思い浮かばず目が泳ぐ。そこに追い討ちをかけるように、
雄「…神谷姉と姫路のため、か?」
ビクッ!
図星をつかれて思わず背筋が伸びる。
「そ、そんなことないよ!」
伊「…そうか。さて、姉さんにこの事を伝えにいくとするか。姉さん悲しむだろうなー」
と言いながらも顔はにやついている。
「いや、今のは何て言うか、言葉のあやで!」
雄「じゃあやっぱり二人の為か」
「うぐっ」
嵌められた!くそっ!誘導尋問とか卑怯だぞ!
雄「気にするな。お前に言われるまでもなく、俺自身Aクラス相手に試召戦争をやろうと思っていたところだ」
「え?どうして?雄二だって全然勉強なんてしてないよね?」
そう問うと雄二は何故か遠い目をしながら言った。
雄「世の中学力が全てじゃないって、そんな証明をしてみたくてな」
「???」
雄「それに、Aクラスに勝つ作戦も思いついたし。そういえば伊織、お前は良いのか?」
伊「ああ。むしろ好都合だ。これを楽しみにこの学校に入ったといっても過言じゃ無いからな」
雄「そうか。------おっと、先生が戻ってきた。教室に入るぞ」
「あ、うん」
雄二に促されるまま、僕たちは教室に戻った。
☆
先「さて、それでは自己紹介の続きをお願いします」
壊れた教卓を替えて(それでもまだボロいけど)、気を取り直してホームルームが再開される。
須「えー、須川亮です。趣味は------」
このあとは何も起こらず、また淡々とした自己紹介の時間が流れる。
先「坂本くん、キミが自己紹介最後の一人ですよ」
雄「了解」
そういって雄二が席を立つ。ゆっくりと教壇に歩み寄るその姿にはいつものふざけた雰囲気は見られず、クラス代表として相応しい威厳と貫禄を兼ね備えていた。
先「坂本くんはFクラスの代表でしたよね?」
福…なんとか先生に問われ、鷹揚に頷く雄二。
そして自信に満ちた表情で、
雄「Fクラスの坂本雄二だ。俺のことは好きに呼んでくれ」
雄二のその声に寝そうになっていた人までもが雄二の方へと顔を向ける。
雄「さて、皆に一つ問いたい」
ゆったりと、雄二がクラス全体を見回すとつられて僕らも雄二の視線を追いかける。
かび臭い教室
古く汚れた座布団。
薄汚れた卓袱台。
雄「Aクラスは冷暖房完備の上、座席はリクライニングシートらしいが…」
一呼吸置いて、静かに告げる。
雄「------不満は無いか?」
『『『大ありじゃぁっ!!!』』』
二年Fクラス、魂の叫び。
雄「だろう?俺だってこの状況には大いに不満だ」
『そうだそうだ!』
『いくら学費が安いからといって、この設備はあんまりだ!改善を要求する!』
『そもそもAクラスだって同じ学費だろ?あまりに差が大きすぎる!』
雄「皆の意見はもっともだ。そこで
FクラスはAクラスに『試召戦争』を仕掛けようと思う」
雄二は戦争の引き金を引いた。
明久side out