やはり俺がこの終末世界を生き延びようとするのは間違っている。   作:きょうポン酢

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第十話

俺たちは銃を隠し部屋に隠す事になった 隠し部屋から出てきたのはこの事件の全貌に辿り着くための足がかりになるであろう避難所のデータの一部分であった

 

結局のところ俺たちはこの事件について何も分かっていなかったらしい、段々現実味を帯びながら分かってきたのはそう.........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「俺たちは誰かの悪意でこんな状況に陥っている......という事だ」

 

俺は待合室で戦慄している皆へ言い放った

 

雪乃「知らない...私は知らないわ......こんな事は...」

 

雪ノ下はうわ言の様に呟いている

 

いろは「雪ノ下先輩...」

 

戸塚「雪ノ下さん...」

 

結衣「ゆきのん...このYUKINOSITAって......」

 

葉山「認めたくは無いが...このロゴは雪ノ下家のものだろう...」

 

葉山は拳を握りしめながら震えている

 

姫菜「この避難所は雪ノ下建設の担当だったんだね...」

 

留美「なんか...怖い」

 

留美は震えてしまっている

 

静「こんな事が雪ノ下家に出来るのか...?」

 

津田「道理で設備が整い過ぎていると思ったんだ」

 

平塚先生や津田さんはは何やら考えている様だ

 

材木座「お主ら待たれい!今はまだ早急な判断をすべき時では無かろう!」

 

沙希「大志...京華...」

 

戸部「マジかよこれ...さすがに俺でも引くっしょ...」

 

優美子「じゃあ何だし!?こんな状況になってるのは雪ノ下さんの家のせいってコト!?」

 

結衣「優美子やめてよ!まだそうだって決まった訳じゃないでしょ!?」

 

八幡「お前ら、最後までよく読めよ」

 

雪乃「比企谷君.......」

 

雪ノ下が助けを求める様にこちらを見ている

 

葉山「比企谷、これの続きがあると言うのか?」

 

俺はデータを移したノートPCを皆へと見せる、このノートPCは避難所にあったものを借りた

 

 

 

 

 

 

これは雪ノ下建設が提供する公共避難所のマニュアルである このマニュアルには災害時における避難所の利用方法を、さらに災害時に役に立つであろう物資の保管場所も示しておく 我々雪ノ下家がある情報を入手したのは偶然の事であった 情報の出所は掴めなかったが、とある理由からこの情報は信憑性の高いものである事が分かったのだ。しかし、こんな事は誰かに伝えたとしても信じる者は少ないだろう、だから我々はシェルターとしてこの避難所を建てたのだ この事を知っているのはごく一部の人間のみである。このデータはこの災害が起きた場合にのみ開示される 最後に我々はデータが誰の目にも触れず、この災害が空想の絵空事であることを願う

 

雪ノ下建設 社長

 

八幡「いいか?物事を先入観だけで判断しちゃいけないんだよ、この世界の戦争なんてのもこの先入観が原因になっている事だってあるんだ、小説だって、随筆だって、最後まで読んで理解しなきゃな、これは国語学年3位の俺から贈るアドバイスだ」

 

全員はポカンとした様子でノートPCを見ている

 

結衣「ほら!ゆきのんちのせいじゃないって!」

 

優美子「雪ノ下さん悪かったし...勝手に決めつけた事は謝る...」

 

戸部「雪ノ下さん!俺も決めつけちまってマジ申し訳ねえって!」

 

戸部と三浦は雪ノ下に頭を下げている、雪ノ下はどうやら自体を把握出来た様だ

 

雪乃「いいえ、気にしないで頂戴、あの様に書かれていれば誰だってそう思い込む事はあるもの」

 

雪ノ下は俺の方へ体を向ける

 

雪乃「またあなたに助けられしまったようね...、感謝するわ、比企谷君」

 

八幡「言ったろ、俺は何もしていない、お前が自分で助かっただけだ」

 

雪乃「それでも...そうなるきっかけをくれたのは紛れも無いあなたなのよ」

 

雪ノ下は俺に微笑みかける、こいつやっぱりすげえ美少女だよな...

 

葉山「とにかく雪ノ下家はこの災害が起きることを見越して、この避難所を作ったみたいだね」

 

静「この情報の出所というものを見つける事が出来れば、この事件の真相に近づくことが出来る様だな」

 

材木座「匂う...匂うぞ‼︎この事件の黒幕は!我々の近くにいるのだッ!!」

 

いろは「厨二先輩自重してください」

 

一色は材木座に冷たく言い放つ、名前覚えられてないのかよ材木座ェ...

 

小町「この災害が人為的なものだとしたら、ワクチンとか作れるかもしれないですね〜」

 

小町が呟く

 

 

津田「ワクチンが出来ればいずれこの災害は終息するだろうな」

 

結衣「ほんとに!?凄いよゆきのん!ワクチンで皆を救えるよ!!」

 

雪乃「由比ヶ浜さん苦しいのだけれど...」

 

由比ヶ浜が雪ノ下を抱きしめる

 

八幡「どうだろうな」

 

全員が再び俺に注目する

 

沙希「比企谷、それはどういう意味だい?」

 

八幡「ワクチンが出来てハッピーエンド、素晴らしいよな本当に、これ以上無いくらいの終わり方だよ」

 

もしワクチンの開発がダメだった時、残るのは絶望しかない、これはこいつらが強くなるために必要な事なんだ、俺は全員へ現実を突きつける

 

八幡「でもな?ワクチンが出来るまでどれくらいかかると思う?良くて半年、最高の人材が揃って数ヶ月ってとこだろうな」

 

八幡「ワクチンを開発するための費用は誰が出すんだ?機能していない国か?ワクチンが出来るまでの生活は?奴らが蔓延る世界でどうやってワクチンを供給するんだ?」

 

葉山「比企谷!なんでそんな事を言うんだ!今はそんな事は言わなくても良いんじゃないか!?」

 

葉山は俺に突っかかってくる、こいつも結局何かにすがりつきたいんだろうな

 

八幡「葉山...確かにお前は変わったよ、みんなの葉山隼人じゃなく、葉山隼人自身に成ろうとしている」

 

八幡「だがな...葉山...お前はこの問題の本質が全く見えていない」

 

葉山「比企谷...」

 

いきなりワクチンなんて言われても、今俺たちが置かれている状況からすれば突拍子の無いことぐらい誰でも分かる、そんなのは希望でも何でもない...ただの欺瞞だ

 

八幡「いいか?いきなりワクチンなんて言われても俺たちはどうしようも無いしやるべき事も決まらないだろ」

 

結衣「ヒッキー...」

 

雪乃「比企谷君...」

 

いろは「せんぱい...」

 

留美「八幡...」

 

あいつらが心配そうに俺を見てくる、心配すんじゃねえよ、俺が今から道を指し示してやる

 

八幡「俺たちはこの情報の真相に最も近いものを目指す必要がある」

 

八幡「それはつまり...」

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「俺たちは雪ノ下本家を目指す」

 

 

 

 




今回も読んでいただきありがとうございます。
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