とある不幸少年と幸運の剣士   作:魂魄木綿季

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お泊まり〜翌朝

現在私、上条当麻は15年過ごしてきて人生1番困惑しております。

さっきユウキはなんて言った?「泊めてくれない?」

いや、もちろん他意はないだろうけどね。

俺だって男子なの!思春期真っ盛りなの!もうすぐ高校生なの!

いや、そりゃ7時過ぎてるから完全下校時刻過ぎてるわけだし今外出したら

確実に警備員(アンチスキル)に御用されるユウキが目に浮かびますよ!?

夕方の不良みたいなのが来ないとも限らないわけですし!だけど

中学3年生になる女の子が高校生になる男子の部屋に止まるのはモラル的にィィィィ!!

 

ユウキ「あ、あのどうしたの?突然ブリッジなんかして。」

 

上条「い、いや。なんでもないんだ。(落ち着け俺ぇぇぇぇ!!!!)」

 

ユウキ「も、もしかして迷惑かな?」

コテン。と首を傾げる

ユウキは美少女だ。これで否と言える男はいないだろう

 

上条「そそんなわけないだろ!気にすんなって!(ァ”ァ”ァ”ァ”!!)」

 

ユウキ「でも、ボク何処で寝ればいいかな?」

 

上条「あぁ。俺のベット使っていいぞ。俺は風呂場で寝るから。」

 

ユウキ「そ、そんなダメだよ!

    今季節は冬なんだよ!?冬!!絶対明日風邪ひいちゃうよ!?」

 

上条「ダイジョーブダイジョーブ上条さんの身体はとても強いんですよぉ〜」

 

ユウキ「・・・ならここで寝なよ。流石に泊めてくれる人が明日の朝『風邪ひいてました』

    なんて嫌だしさ!ボクは気にしないし!」

 

上条「・・・わかった。ありがとな。(俺の理性。持つだろうかヽ(;^o^ヽ))」

 

ユウキ「ううん!泊めてもらうんだし!それに当麻はお姉さんがタイプなんでしょ?」

純粋無垢な表情でアッサリと爆弾を投下する

 

上条「ゑ!?・・・あ!!」

ここでハッとする。確か高校のジャージを入れていたダンボールの隣には

私物入りダンボール(いかがわしい本含む)が置いてあった事。

さらにユウキがシャワーを借りる時、微かに顔を赤らめていたことを。

 

ユウキ「だから大丈夫でしょ?」

再びの純粋な笑顔。

 

 

結局ユウキの誤解などを特には40分程の時間を使用した

その後、とりあえず敷布団を用意し。ベットの反対側。

つまりテレビとテーブルの間に配置した。これは寝惚けたユウキが落ちてきて

ボディプレスを受けないようにするためと、朝ユウキが隣にいたりしないようにだ。

 

上条「エアコンは効かせておくけど寒かったら言ってくれよ。」

 

ユウキ「うん。お休み」

 

上条「さて、上条さんも寝ますか。」

と、布団に入り目を瞑る。が

 

ー眠れないー

 

理由はハッキリしている。従娘ならともかく他の女性と同じ空間で

寝ることに慣れていないことが確実な原因だ

上条「(まぁ、ベットじゃなく敷布団と言うのもあるだろうけどね。)」

アホなこと考えてないで寝よう。と思い瞼を閉じる。

その後、2、3時間後にやっと眠れたとか。

 

---------

 

朝。上条当麻の朝は体にかかる重みで起きた。

里帰りした際に従妹が布団に潜り込んで来た時のような。

 

---え?

 

ユウキ「うぅ。ぅん」

掛け布団から覗いてる顔は明らかに昨日上条が寝るまでベットで寝ていた

少女の顔だ。元気で可愛らしい容姿をした紺野木綿季の。

 

上条「(ど、どどどどうしよう!?)」

先程から可愛らしい寝言やらのせいで落ち着いてなど居られない。だが

 

上条「・・・髪。綺麗だな。」

ユウキの綺麗な黒髪が眼前にあり、ほんのりいい匂いもする。

 

上条「あれ?俺ん家のシャンプーこんな匂いするっけ。」

と優しく髪を撫でてやる

 

ユウキ「うぅ。」フフフ

撫でられた猫のように閉じた瞼をさらに細める。

 

超可愛い。そう思うが。

上条「!...ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!!」

なりふり構わず急いで布団から抜け出し、トイレに駆け込む。

布団をユウキに優しくかけ直すのも忘れなかった。

 

 

数分後

目を覚まし、周りを見渡す。ここはいつも自分のいる部屋ではない

昨日自分を助けてくれた少年の寮の一室だ。

すると、ジャーという。音が聞こえたのちにキッチン横のドアが開く

 

ユウキ「おはよう当麻。あれ?なんか顔やつれてない?」

 

上条「おっおう、おはよう。ユウキも顔洗ってこいよ、ハハ//」

 

ユウキ「?...分かった。」

すこし顔が赤く見えるが気にせずに当麻の隣を通る

 

ユウキ「スンスン。当麻香水かなにか付けた?なんだか鼻を抜ける匂いが。」(・ω・ )

 

上条「い、いや何てもないんだ!朝飯はトーストとベーコンエッグでいいよな!」

そそくさとキッチンでフライパンや食器を出しはじめる

 

ユウキ「?」

 

 

10分ほど後

上条 「ごちそうさまでした」

ユウキ「ごちそうさまでした」

 

上条「ところでユウキはこの後どうするんだ?

   帰るんなら送っていくけど。もうちょいゆっくりしてくか?」

食器を洗いつつテーブルを拭いてくれているユウキに問いかける

 

手を止め

ユウキ「うーん。流石にこれ以上迷惑かけるのもイヤだから真っ直ぐ帰ろうかな。」

人差し指を顎に当て、少し上を向き考える仕草をする

 

上条「んじゃあ上条さんが送って行って差し上げよう!

   今日は何も用事がないからな。」

食器洗い中に手に付着した泡を流す

 

ユウキ「いいってば。」

 

上条「ならせめて途中までは送らせてくれよ。どうせ俺も食材の買い出しとかあるし」

携帯や財布をポケットに入れ家の鍵を取る。

 

---------

 

セブンスミスト前

ユウキ「ここでいいよ。ありがとね!」

 

上条「こんなとこでいいのか?」

 

ユウキ「うん。ここからならすぐだからね!」

 

上条「なら別に真ん前まで送るぞ?」

 

ユウキ「いいって、それじゃあ!」

当麻の返答を待たずに走ってゆく

 

上条「お、おいユウキ。ってもう見えねぇし。」

 

 

ユウキ「はぁはぁ。ここまで来れば大丈夫かな。」

細い裏道を通り、ユウキは目的地の前まで来ていた

 

 

『第七学区 病院』

よく当麻がお世話になる病院だ。

 

ユウキ「」

なにも言わずに入っていく。

 

しかしユウキは気づいていなかった。

今通ってきた裏道の出口に、黒髪のツンツン頭の少年がいた事に。




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