インフィニット・ストラトス~空を切り裂く七つの翼~   作:紅優也

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自己紹介後半です。


第二話

春二side

僕が夏兄と入れ替わると......クラス中の女子の視線が僕に集中した。

き、緊張するよう......

 

「お、織斑春二です。今日から宜しくお願いしましゅ!」

か、噛んじゃった......やっぱり僕って上がり症だなあ......

 

「あ、あわわ......し、失礼します......ぎゃん!?」

今度は自分の足に引っ掛かって倒れてしまう。

ううう......これじゃあ中学生の頃の二の舞だよ......

 

『『『......キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!』』』

え?何この喚声?

 

『ドジっ子!しかも男の娘!』

あう......僕が気にしてる事なのに......

 

『地球に産まれて良かった!』

そ、そうなのかな?

 

『何か癒される!』

お願い、癒されないで(涙)

 

『ベッドに連れてなでなでした......『『シュッ!』』「「おっと手が滑った(次は目だ)」」いえ、何でもありません。』

夏兄に冬姉、顔すれすれにボールペンを投げて手が滑ったは無いよね?

 

相変わらずの二人に溜め息を吐きながら席に座ると......夏兄が同類(ブラコン)を見つけた時の笑顔で金髪を縦ドリルにした女の子と手を組んでいた。

 

「「何で夏兄(姉さん)の同類(ブラコン)がいるの?」」

僕の隣で金髪の男の子がぼやいていた。

 

「あれ?君も大変なの?」

「うん、姉さんが極端なブラコンでね......まあ、ここであったのも何かの縁だし自己紹介しない?」

「あ、うん。僕は織斑春二、夏兄や冬ね......織斑先生がいるから春二で良いよ。」

「僕は『セシル・オルコット』姉さんが同じ教室にいるから僕もセシルで良いよ。」

「うん。今日から宜しくねセシル。」

「うん。宜しく春二。」

僕らは苦笑いをしながら握手をしていた。

 

「『篠ノ之箒』だ。今日から宜しく頼む。」

僕が聞きなれた声に振り向くとそこには黒い髪をポニーテールにした女の子......僕と夏兄の幼なじみ(夏兄曰く『ファースト幼なじみ』)である箒姉がそこに立っていた。

 

因みに箒姉も......

「ああ、弟である優に言い寄ってみろこの世の地獄を見せてやる(4分の3殺しにしてやる)。」

黒い......黒いよ箒姉......

さっきの発言でわかるように箒姉も極端なブラコンだ。まあ、優が対人恐怖症って事もあるだろうけど。

あ、冬姉に叩かれた。

 

「し、篠ノ之優です。よ、宜しくお願いします。」

「......篠ノ之弟、山田君の後ろで自己紹介をするのは止めろ。山田君が困っているだろう。」

「え、ええと何で私の後ろにいるんでしょうか?」

ああ、やっぱり......

箒姉の弟である優が山田先生の後ろで震えながら自己紹介をしていた。

因みに優は小学一年生の頃からいじめ(主に金髪碧眼や銀髪オッドアイなのに生粋の日本人という訳のわからない男子)や性的な言い寄り(主に成人してる女性)等をされた為に箒姉みたいな家族や僕らみたいに優自身が信頼出来そうって判断した人間しか一緒に入れなくなっちゃったんだ。

因みに山田先生、初対面で優に信頼される何て凄いですね。(僕や夏兄は一年かかった。)

 

「何ででしょう凄い保護欲が沸いて来るんですけど......?」

「山田君、気持ちはわかるが篠ノ之姉が君に殺意を向けているから早く返すんだ。」

確かに小柄な体(『鈴』姉とほぼ同じ背丈)+小動物みたいな目+僕と同じ男の娘+生まれたての子鹿みたいに震えていたらそりゃ保護欲が沸いて来るよね......まあ、それで優と仲良くしたら箒姉や箒姉と優のお姉さんである束姉が承知しないだろうけど。

優は山田先生から離れると急いで夏兄の隣の席にやって来て教科書で顔を隠した。

さっきの優の自己紹介で箒姉の殺気を受けたから女子は全員が黄色い声援は出なかった。

 

「セシリア・オルコットですわ。イギリスの代表候補生ですがそれは関係無いので普通に接して欲しいですわ。

それから......弟のセシルを欲しいなら......命懸けでかかってきなさい(半殺しにしてあげますわ)。」

え、笑顔なのに怖い......しかも夏兄や箒姉同様冬姉に叩かれたし......

 

「次、オルコット弟。」

「はい。」

セシルが教壇の横に立つと女子達の視線が集中した。

ま......男子が個性的だからなぁ~~~~~~

 

「セシル・オルコットです。代表候補生の姉さんがいますがISについては全くの素人なのでご教授いただけると嬉しいです。

一年間宜しくお願いします。」

そう言ってセシルはにこりと微笑む。

うん、男の僕でも惚れ惚れするくらいの笑顔だ。

 

『『『......キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!』』』

女子達の声が一斉に高くなる。

 

『男子!四人も男子がいる!』

『一人はイケメンで一人はドジっ子で一人は男の娘で最後は英国紳士!』

『地球に産まれて本当に良かった~~~~~~』

『お母さん、今日は河原の花以外をお墓に供えます。』

うん......何このアイドルのライブ会場みたいな空気。

 

『(まさか一夏だけでなくヒロインズにまで弟がいたなんて......ふふ、残りのヒロインズにもいそうだからその子達も私の虜にして最高の逆ハーレムを築かないと♪)』

何か悪寒を感じたけど気のせいだと思いたい。

 

「(織斑君は相変わらず人気者だね。私の事なんて覚えてないだろうな~~~~~~)」

?あれは......『里奈』姉?何で溜め息吐いてるんだろ?

 

ゴッ!←教壇に冬姉の出席簿が炸裂した音。(尚、教壇はへこんでいる。)

 

「静かにしろ馬鹿者共。黙らんとグラウンドを百周させるぞ。」

冬姉の恫喝で一瞬で静まった。

 

.......初日から前途多難だよ~~~~~~!!!

 




二話目です。
尚、優を苛めたり言い寄ったりした相手は転生者です。
次回もお楽しみに!
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