インフィニット・ストラトス~空を切り裂く七つの翼~   作:紅優也

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いよいよ白式とオリキャラ達のISが登場します。
そして束もちょびっと登場します。


第八話

春二side

 

あれから一週間後............

 

「とうとう来ちゃったね......」

「ああ......」

僕らは今IS学園のアリーナのピットに来ていた。

夏兄の特訓に付き合っていた箒姉も一緒にね。

 

 

「一夏に春二、気落ちするなまだセシリアじゃ無いだけ増しだろ。」

「そりゃそうだけどよ......」

因みに対戦順はまず僕と夏兄対セシルと優でオルコットさんと里奈姉はその試合で勝ったタッグとやるみたい。

でも......

 

「IS......来ないね。」

「......調整に手間取ってるみたい。」

あ、因みに簪も来てるんだ。

まあ、簪に向けられる夏兄の殺気と観客席からの殺気が尋常じゃ無いけど......

 

 

「お、織斑一夏君!織斑春二君!」

僕らが諦めて訓練機で出ようかと相談していた時に山田先生が飛び込んできた。

 

 

「山田先生、落ち着いてください。」

「深呼吸、深呼吸。」

「あ、はい。ヒッヒフー、ヒッヒフー......」

「「何でラマーズ法!?」」

「山田君、落ち着きたまえ。」

ゴッ!←山田先生が冬姉に出席簿で叩かれた音。

 

 

「あう!?」

......毎回思うんだけど山田先生って本当に年上なのかな?

 

 

「き、来ましたよ!織斑君達のISが!」

「「え!?」」

「今来るから待ってろ。」

 

 

............

僕らのISが着いて一番始めに見たものそれは......二つの特徴的なISだった。

 

一つは一角獣の様に頭部に一本の角を生やし右腕に籠手を左腕に銃の様なものを付けた純白の機体。

もう一つは武骨だが何処と無く安心できるような鎧に肩に巨大な砲、両腕にガトリング砲、更に背中にミサイルポッドを付けた漆黒の機体だった。

 

 

「これが織斑君達の専用機......『白式』と『黒式』です!』」

「(......既に一次移行が済んでいる?束の仕業だな、たく。)

因みに織斑兄が白式、織斑弟が黒式だ。」

「「は、はい!」」

僕らは慌ててそれぞれの機体に乗り込む。

 

 

『黒式作動。ハイパーセンサー起動します。』

その瞬間僕の視界が百八十度になった。

 

「......二人とも気持ち悪くないか?」

冬姉が心配そうに聞いてくる。

 

「だ、大丈夫です!」

「俺もです。」

「そうか......では行ってこい。」

「「はい!」」

 

「......春二!」

「一夏!」

僕らが出ようとしたら箒姉と簪が声をかけてきた。

 

「何だよ?」

「何?」

「......頑張って!」

「勝て!」

僕らはその激励に苦笑いすると夏兄はカタパルトに立つ。

 

「織斑一夏!白式......出る!」

夏兄が出たのを確認すると僕もカタパルトに乗る。

 

 

「織斑春二、黒式......行きます!」

僕は空に躍り出た。

 

............

セシルside

 

「いよいよ決戦ですわね。」

「うん。」

「う、うん......」

僕、優、姉さんはアリーナのピットに来ていた(春二達とは反対側)。

 

「さてと......一夏さん達の専用機が何なのかわかりませんが......それでも勝っても負けても悔いの無いようにしなさい?」

「わかってるよ姉さん。」

僕は苦笑いしながらIS......『サイレントゼフィルス』を起動させた。

因みに優も自分のIS『マスターフェニックス』を起動させていた。

 

「『ソードブレイカー』、『シールドビット』正常駆動確認。

『ガンレイピア』、『スターブレイカー』、『ハルバードランチャー』異常なし。

『ファイアダガー』、『スプリットミサイル』装填確認。何時でも行ける。」

「そうですの......行って来なさい。」

僕は姉さんの言葉を背にカタパルトに乗る。

 

「セシル・オルコット.......サイレントゼフィルス、行くよ!」

僕は春二達と戦うべく空に躍り出た。

 

............

第三者side

 

春二達が戦う為にISと共に空に出た頃......IS学園に四機の特殊危険世代(アンノウンフェイズ)......呼称『レジェンド』と『OOライザー』、『レギルス』と『ウイングゼロ』が迫っていた。

 

『良いな!一夏をぶち殺した後は敵同士だ!殺されても文句ねえな!?』

『無いよ。』

レギルスとOOライザーのパイロットがそういう。

 

『ふ......この僕の魅力にかかれば一夏のハーレムを落とすなんて楽勝さ。』

『お前な......聴こえてるぞ。後、あいつらは俺の嫁だ。手を出すな。』

ナルシストの発言をしたウイングゼロのパイロットにレジェンドのパイロットが釘を刺す。

 

 

彼らは転生者であり邪魔である一夏を消すために徒党を組んでやって来たのだ。

一夏のISが原作と違いまた、一夏の他にも男性がいると言うのに......

最も、彼らがそれを知ることは無い。

何故なら......彼らは此処で『死ぬからだ』。

 

「..........ファイア。」

『な......』

次の瞬間レギルスのパイロットは赤い砲撃に巻き込まれ消えた。

そして......

 

「噛み砕け!『ファング』!」

『な!?ギャァァァァァァァァァァァァァァァ!?』

レジェンドのパイロットは回りに出現した牙の様なものに全身を刺し貫かれ死んだ。

 

「す、すいませ~ん!」

『な.......うギャァァァァァァァァァァァァァァァ!?』

OOライザーのパイロットは四肢を切断された後でレジェンドと同じ事をされ死んだ。

 

『な、何でだ......僕の『ゼロシステム』が作動しない!?』

「そりゃそうだよ♪」

ウイングゼロのパイロットは声に後ろを振り向き......

 

「お母さんがあんた達のISをハッキングして能力を封じてるんだから♪」

眉間を撃ち抜かれ死んだ。

 

............

「みんなお疲れさま~~~♪」

転生者達が瞬殺された場に頭にメカニックなウサミミを付けた女性が登場した。

......ニンジン型のロケットの上に乗って。

 

「お母さん!」

そういって幼女とも言うべき少女が女性......『篠ノ之束』に抱き付く。

 

「うん、ごめんね『りー』ちゃんあんなやつ任せちゃって。」

「良いよ!すぐ片付けたし!」

「その答えに束さんは笑って良いのかな?それとも泣けば良いのかな?」

りーちゃんと呼ばれた少女の答えに束は複雑な顔になる。

 

「『   』、お前な......つーか母さん、あいつら手応え無さすぎ。弱い。」

「そりゃそうだよ『みー』ちゃん、あいつら強い力を振り回すだけの身の程知らず(バカ)なんだから。」

「だからみーちゃんは止めろ!」

みーちゃんと呼ばれた少女(春二達と同い年)が悲鳴をあげる。

 

「......諦めて『   』。お母様がこうなのは何時もの事。」

「あ、ひどい『るー』ちゃん!束さんを馬鹿にした!」

「お、お母さん、落ち着いてください......『   』も余計な事を言わないで......」

「『りり』ちゃん!一言多いよ!」

束はるーちゃんと呼ばれた少女(楯無と同い年)の言葉に憤慨しりりちゃんと呼ばれた少女(春二達と一歳年下)の一言多いフォローに突っ込みを入れた。

 

「で?『クロエ』姉さんは?」

「ああ、クロエだったら『VTシステム』を消しにドイツに行ったよ。」

「......何処にでも法に違反する人っているんだね。」

「この場合は条約ですけど......」

「zzzzzz......」

「いや、りーちゃん!寝ちゃダメだからね!?」

話に着いていけず寝ている少女を束は慌てて起こす。

 

「で、なに見んの?」

「ああ、優君達の試合を見ないとね♪」

束の言葉に少女達は「(相変わらずのブラコンだなあ......)」と揃って思ったという。




如何でしたか?
今作の白式は『ユニコーン』と『バンシィ』を組み合わせた機体で単一仕様も変化しています。
サイレントゼフィルスは原作の武装にスパロボAの『アシュセイバー』を組み込みました。
黒式はスパロボの『ゲシュンペストMKⅡカスタム』のキャノン形態にしましたが外装を取ると.....次回で登場しますのでお楽しみに(笑)
マスターフェニックスはGジェネオーバーワールドの『マスターフェニックスガンダム』そのまんまです。(ただし武装にフェニックスのフェザーファンネルとビームライフルを搭載してますが)

そして束と共に登場した少女達のISは『ガンダムスローネ』の三機の発展機(名前はまだ出ませんがツヴァイの発展機は『アルケーガンダム』ではありません)で最後の一機はスローネ三機の能力をもった『ヤークトアルケーガンダム』です。
次回もお楽しみに!

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