新約 とある魔術の禁書目録(9)(10)を上条さんと振り返ろう! 作:まーぴん
上条「せんえつながら、お送りいたしますのはワタクシ、上条当麻でございます」
上条「あー……えーと、」
上条「(カンペが見えねえぞ……)」
上条「ゴホンッッ、あー…何々?、…無印の旧約から新約に移り、今では新約16巻が発売している、長連載小説で有名の禁書目録も2016年11月10日に新約17巻が発売するとのことであります」
上条「えー…今現在の日にちでは、既にあらすじや試し読みも見れる新約17巻」
上条「旧約17巻では、ハイジャクに巻き込まれ、英国イギリスのクーデター、キャーリサの策略に巻き込まれてしまう物語であったりしました」
上条「この辺りから、神の右席と本格的にかち合い始め、旧約のラスボスとも言われている右方のフィアンマとの衝突が始まろうとしていました」
上条「んー…大変でしたねの一言に尽きますね。上条さんは旧約のクライマックスでは死んだことになりましたからね…」
上条「えー…新約が仮に旧約と同じく22巻で終わるとするならば、そろそろ……」
上条「ラスボスの臭いを漂わせてくるはずであると」
上条「考察はたくさんありますが、一番有力なのは、ここ最近登場回数が多い、アレイスター・クロウリー」
上条「まあ、旧約からもわかっていましたが、コイツがラスボスである可能性がほとんどでしょう」
上条「そして、この、とある物語の代名詞と言われるインデックスに一年間で記憶がなくなるというシステムを作った、ローラ・スチュアート」
上条「学園都市の統括理事長であり、世界最強の魔術師である、アレイスター・クロウリーに、イギリス清教の最大主教であるもう一人のラスボス候補のローラ・スチュアート」
上条「二人の詳細はまだ詳しく明かされておらず、謎がとても多く、旧約初期から話に関わってきたこの二人は、ラスボスとしてこれ以上の役者はいないでしょう」
上条「ワタクシ、上条当麻がアレイスター・クロウリーとたたかい」
上条「インデックスがローラ・スチュアートとたたかうという」
上条「学園都市は上条、魔術はインデックスと振り分けて戦闘が行われるかもという考察もあります」
上条「ダークホースとしては、ラスボスが上条当麻自信で、インデックスとたたかうという……」
上条「どこかの妁眼のシャナを浮かべます」
上条「そして、クライマックスが近づく中で、やはり、とある魔術の禁書目録のキモなのは、この作品の主人公」
上条「上条当麻が所持する幻想殺しの謎」
上条「上条当麻のかつての記憶」
上条「物語至上最も謎がある主人公にも関わらず、全く触れられない悲劇の主人公である……ワタクシ」
上条「(そうなんだよなぁ、俺自身のことなのに謎が多過ぎなんだよな)」
上条「(記憶がよみがえる…とか記憶喪失ものではよくあることだけど、そこについては一切触れられないんだよね)」
上条「(ぶっちゃけ、ワタクシは、記憶のことは諦めてるという傾向があるように読者からは思われているし)」
上条「あー…そんな、不幸である私、上条当麻と最近、とても関わりのある人物」
上条「心の拠り所であり、上条の力の源でもある」
上条「そんな、人物の紹介こそが今回のコーナーである、新約9巻と新約10巻の重要人物であります」
上条「ゲストの方を呼び、そろそろ本編に触れていきたいと思います」
上条「えー…こっからはカンペ…なし!?」
上条「勘弁してくれよ……」
上条「では、ゲストの方に登場して頂きましょう」
「どうぞ!」
禁書「どうも、最初はインデックスがゲストなんだよ」
「おー、インデックスが来てくれたのか」
「うん、ずっとみんなと一緒に後ろでスタンバってて、やっと呼ばれたんだよ」
「とうま、前置き長くないかな?」
「そう…言われましてもねぇ、……え、みんな?みんなってなんですの?」
「ゲストに来てくれたみんなのことなんだよ」
「退屈そうにずっと裏で、みんなで待ってたんだよ」
「……まじか……だったら、さっそく始めていきましょうか」
「よろしくなんだよ」
「では、まずは……」
世界は滅んだ。
オティヌスの支配は、成就した。
『船の墓場』は消失した。それどころか、世界そのものが消えた。
共に来たインデックスも、御坂美琴も、レッサーやバードウェイ達も当然消えた。
統一された闇の空間。黒一色のそこに、上条当麻だけが残されていた。その理由は、ただ一つ。
世界の基準点であり修復点でもある『右手』を持つからだった。
神と成ったオティヌスにとって、上条当麻はすでに微塵も興味の無い存在となっていた。
いつものように、ここから、彼の逆転劇が始まる可能性は、全くない。
ここはそういう『世界』だった。
そして。
そして。
そして。
これは、上条当麻の心を挫く物語。
《最果てよりも遠く》Point-Unknown.
『お前は失敗したよ。その結果がこのざまだ』
黒。黒一色。
ただひたすら、地平線までその漆黒は続いていた。
人がいない。
どこにもいない。
誰一人として、巡り会うことができない。
…………あ、ああ……
時間の経過。それが頭に浮かんだ時、上条は自分が何時間歩き回っているか、思い出すこともできなくなっていた。実際には数十分の事だったのかもしれない。
三日三晩歩き通したのかもしれない。
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
彼は一人だった。
☆★
「おう、……まあ、最初の世界はこんな感じだったな……」
「…………」
「一面黒で何も見えなかったのに、不思議と自分とオティヌスの区別だけはついたんだよな」
「…………」
「どこを歩いているのかなんてわからなくて、オティヌスとあの世界で再び会えるかどうかすらわからなかったんだけどな、また会えたのはアイツの策略か、それとも 気分とかだったんだろうな………おい、インデックスさんやい、ゲストがいきなり仕事放置したらあかんですのことよ」
「……最初からヘヴィな展開だね」
「そだね」
「人は何もない暗闇の空間に閉じ込められると、15分としない間に幻覚を見たりするんだよ。これは、感覚遮断のひとつで、暗闇に放置する、轟音を鳴らす等の感覚遮断は、被験者を心理的に弱らせやすいため、「拷問」や「洗脳」でもよく使われるもので、こういう体験をした人のほとんどが恐怖症に陥って、パニックで死に陥ることもあるんだよ」
「冷静な分析ありがとうございますインデックスさん」
「……どういたしまして……なんだよ」
「はい、ゲストのインデックスさん。そして、これから来るゲストの皆さんすいません。……多分、しばらくこんな感じで続くと思いますが、頑張って振り替えっていこうとのことです。……インデックス、まだ始まったばっかだから、もう少し頑張ろう……な」
「……うん、任せてなんだよ」
「……よし、元気に頑張っていこう!」
暗闇の世界で、一つの対話があった。
「てっきり、どこかで折れて野たれ死んでいるものだと思っていたのに」
彼女は、なんて事ない顔で呟いた。
「………ここには何もなかった」
「最初からそう言っていた」
「でも、これで終わりじゃない」
「オッレルスはこう言っていたぞ。幻想殺しは、ありとあらゆる魔術師の身勝手な希望が生み出したものだって。世界を好き放題歪めるだけ歪めた後、どうやったら元に戻せるか分からなくなった時の基準点や修復点として利用するためのものだって」
「………来るなら来い。『ここ』には俺とお前しかいないんだ」
対する彼女槍の柄を、掴み、言う。
「お前が守りたかったもの、お前がもう一度帰りたかった場所、お前が再び出会いたかった面影、その全て。………根底から覆し、認識を破壊する。たかだか十数年で獲得したものがどれだけ矮小だったのかを教えてやる」
直後に、世界が白一色へと染まっていた。
一方的な殺戮が始まる。
★☆
「俺の右手が本当に、ここまで都合の良いものだったとはな」
「一人、その右手のせいで世界に取り残されておいて、都合の良いなんてよく言えるよとうまは」
「だが、オッレルスの告げ口がなければホントに絶望的だったはずなんだよな。最初のここで元の世界に帰るための方針が決まったのは心の救いだったな」
「前向きなのは良いことだと思うよ」
「まあ、この時点でどのくらい最初の世界にいたのかは分からないけど、俺が暗闇の世界にいる中、オティヌスも俺と同じ時間を共有してたんだもんな……」
「相変わらず重いコーナーだけど、どう転んでも結局はとうまとオティヌスの関係の深さについて確認しているような感じで、凄い不本意なんだけど」
「そうか…?……じゃあ、このコーナーの質問のお便りを読んでいくぞ」
「オーケーかも」
「最初のゲストだから、一個だけ読んでいこう
……えーと、上条さんとオティヌスの愛のカタチさんからのお便り」
「ほら、やっぱし、そういうコーナーじゃん!!」
「ま、まだお便りを読んでないですよインデックスさんやい」
「えー、上条さん、インデックスさん、げんごろ!」
「「げんごろ」」
「私はとあるシリーズの中では、どのキャラの中でもダントツ、インデックスが大好きです」
「わー。ありがとー!……でも、それなら、お便りの名前のあれはおかしいと思うんだけど……?」
「インデックスが最初のコーナーに出ると聞いてハッピーです」
「私の気持ちはヘヴィなんだよ」
「ただ、インデックスには、『移ろい揺らぐ世界(Version-Omega)』のとあるシーンの反応がとても見たくて、最初のゲストなのは少し残念な気持ちもあります、が、インデックスにはあのシーンを見せるのも酷な気もし、複雑な気持ちです」
「なんだか気になるんだよ」
「何より酷なのは上条さんの気もします。これは、上条さんが一人背負うべき咎なのかもしれませんね。その時のゲストが誰だか気になります。上条さんの深いところに傷が残らないことを祈ってます………」
「とうま、読むの辛そうだけど……」
「いや、ソンナコトナイデスヨ」
「えーと、追伸、インデックスのスリーサイズを教えて……くだ……ええ!?」
「………とうま…?」
「……いや、違うぞ!?ホントにお便りに書いてあるんだからな!?」
「い、いくらなんでもこれは失礼なことだと思うんだけど!!」
「……いや、だが、このお便りの主はインデックスのファンでいらっしゃる。なら、インデックスの暴食で太ってしまわれないか心配しているのかもしれないぞ」
「そ、それは余計なお世話かも」
「いやいや、これを気に、色々と食事制限をすることを覚えてもいいんじゃないのかね。そもそも、貴女はシスターであるのことよ?」
「何を言っているんだよとうま!!シスターであるからこそ、美味しくいっぱいごはんを食べて、ごはんに喜んでもらってるんだよ!!」
「それっぽいこと言ってるがダメだぞインデックス。ついでに家事を覚えることをオススメするぞ~。完全記憶能力だろ~インデックスさんやい」
「じゃあ、そろそろおいとまさせてもらうんだよ」
「……都合の良いことですねインデックスさん」
「アデューなんだよ………とうま、またゲストで来るからね」
「そのときは、自粛出来るようになるといいな」
「……善処しとく」