セカイにヘイワはおとずれなぁあい!!   作:ガジガジムシ

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激おこブンブー丸

 

「3……」

 

「2……」

 

「1……」

 

「0!! キタァーーー!!!」

 

「あ、破壊神様。こんにちは、いい地下ですね」

 

 ついさっきまで叫んでいた魔王は空中に浮かぶツルハシを見るとペコリとお辞儀をした。

 

 それに対してツルハシ()は近くのニジリゴケをアームで掴み、魔王の顔に投げつける事で返す。当てられた方は少し、顔色が優れない。ふむ……風邪だろうか?

 

「あ、今破壊神様私の顔見て風邪とか思いましたね? 思いましたね! 思ってなくても、思ったって事になります!!!」

 

「そんな訳ないじゃないですか。さっきまで元気よく叫んでいたってのに、何で風邪なんかになっちゃうんですか。私、魔王ですから。そんなに身体弱くはないです」

 

「あ、だからってそのアームで地上にポイ捨てしないでくださいね? そんな事したらエライ人に怒られてしまいますぞ」

 

「ってそんな事はどうでも良いんですよ!! 今大事なのはコッチです」

 

 魔王は手を後ろに回し、そしてそこから取り出した一枚の紙を取り出し目の前にかざした。

 

「ジャーーァン!! 世界地図ゥウー!!」

 

「どうです、凄いでしょう。この世界の世界地図ですぞ。しかも我々の位置情報まで表示されております。じーぴーえすとかいう奴でしょうか」

 

「コレなら何処をセイフクすればいいのか1発で分かります! 破壊神様、私のこの活躍を褒めてくださってもいいのですぞ?」

 

 魔王が褒めて欲しそうに此方を見つめている。褒めてあげますか?

 

 

 ——はい。

 

 ——いいえ。

 

 ——水攻め。◁

 

 

 破壊神()はミズノ・ツルハシを装備する! ツルハシスキル・ハイドロライトを使用!! 魔王の真上から水がドバドバ流れ始めた!!

 

「え、ちょ、何をするんですか⁉︎ や、やめてくださいよ! 下着まで水浸しですよ!!」

 

 とりあえず、ツルハシで養分土を砕いてニジリゴケを生み出す事で返答をしておく。

 

「……何ですか、コケ作ったから許してほしいと、そういう事ですか」

 

「そういう事じゃないんですよ!! しかも魔水の上にコケを放り投げたらすぐに枯れてしまうではないですか!! もう変な事しないでくださいよ! マジで⁉︎」

 

 魔王は頭からプンプンと蒸気を出して怒っている。ふむ、どうやらおふざけはこのくらいにしておいた方が良さそうだ。

 

 装備ツルハシをフォレ・マスターに変更。ツルハシスキルを使用して魔水現場と地上を繋ぐ。よし、コレで魔水が外へと流れ出たな。まあ何処に出るかは知らんのだが。

 

「……はぁ、やっと水が引きましたか…。正直言ってこの魔王、激おこブンブー丸でしたよ」

 

「まあ私、魔王ですから。そんな事では怒ったりはしません。というか出来ませんよ、我ら魔物の神に逆らうなんて」

 

「というか今はそんな話してる場合じゃないんですよ!! 結構な時間話していましたけど、重要な事が起こったんです!!」

 

 そして魔王は一旦間をいれ、再度話し始めた。

 

「それが……やっと地上へと進軍出来るようになったんですよ!」

 

 第三話目にしてやっと、地上解禁である。

 

 

 

 

 

 

 

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