ショーン・ハーツと偉大なる創設者達   作: junk

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第13話 最後のクィディッチ 前編

 クィディッチのシーズンが終わろうとしていた。

 最初のグリフィンドール・レイブンクロー戦から日程は進み、各寮残すところ後一試合となっている。

 グリフィンドールは続くハッフルパフ戦も危なげなく勝利し、首位をキープ。

 一方でレイブンクローもスリザリンに記録的な差を付けて勝利、グリフィンドールの後方にピタリと張り付いた。とはいえこの試合は、スリザリン側がワザと手を抜いた節もある。狙いはもちろん、グリフィンドールの優勝阻止だろう。

 となると続く最後の試合、スリザリンは死に物狂いで来る。

 レイブンクローがハッフルパフに負けるとは考え辛い。よってグリフィンドールが優勝するには、スリザリンに圧勝しなければならないのだ。

 

「よし! 今日もがんばろう!」

 

 そんな緊迫した状況の中、デメルザ・ロビンズは両頬を叩いて気合を入れた。

 下級生ながらグリフィンドール・チームのベンチ入りを果たした彼女は、ここ最近練習に燃えていた。

 競技場を目指して歩いて――いや、途中から走ってコートに駆け込んだ。

 

「おはようございます!」

「おはようさん」

「おはよう、デメルザ」

「はい! ……あれ、ショーン先輩は?」

 

 出迎えたのはキャプテンのハリーとスーパー・エースのジニーだ。

 他のメンバーもほとんど揃っている。

 しかしデメルザの師匠であるショーンの姿だけが見当たらない。

 

「来てるわよ」

 

 そう言ったジニー先輩はロッカーのひとつを開けた。そこには数百年の眠りにつくミイラが――否、ショーンが寝ていた。

 

「迎えに行ったんだけど起きないから持って来たわ」

「よく持ってこれましたね……」

 

 ショーンの寝起きは悪い。

 前にそこを狙ってスリザリン生が奇襲を仕掛けて来たところ、寝たままボッコボコにしてるのを見たことがある。無事に起こせるのはハーマイオニーだけなんだとか。

 そもそも背の高いショーンを女の子のジニーが持ってくるのは大変なような……。

 

「ベッドごと持って来たのよ」

「あっ、そうなんですか」

 

 なんだそういうことか……あははっ、とデメルザは笑った。

 

「さ、そろそろ練習を始めようか」

「ういー」

 

 ハリーの号令と共に練習が始まった。

 とは言っても、ハリーはシーカーなので別枠での練習がある。チェイサー陣の練習を指揮するのは副キャプテンのケイティだ。

 基本的にはパス練習やシュート練習、ドリブルの練習のような基礎練から始まって、体があったまって来たところで紅白戦をやる。

 この練習はウッドが編み出したもので、曰く「基礎と実践こそが全て」だそうだ。

 

 ――ところが今日は様子が違った。

 

「デメルザ、ちょっとこっち来い」

「先輩! 起きたんですね! おはようございます!」

「おはよう……なんかあいつを思い出すな」

「あいつ?」

「前にアズカバンにいた知り合いだよ」

 

 よく意味が分からなかったが、またいつものジョークだろう。デメルザは一旦聞き流した。

 

「私を呼んだってことは、今日こそ遂に稽古をつけてくれるんですか!?」

「ああ」

「やったー!」

 

 デメルザはチェイサーの中でもショーンと同じ指揮官を志望してる。

 そしてショーンは、デメルザが思うホグワーツ最高の指揮官だ。観ながら真似しているが、どうにも上手くいかない。ずっと彼の技を教えてもらいたいと思っていた。

 

「ケイティ。紅白戦のチーム分け、今日は俺が考えていいか」

「もちろん」

 

 グリフィンドールの紅白戦はシンプルだ。

 3人のチェイサーとビーター1人をひとチームとして、2チームに分かる。

 キーパーの関係でゴールはひとつだけで、クアッフルを持ってる方がオフェンス、持ってない方がディフェンスになる。

 50点を先に取った方が勝ちだ。

 

 そして今回、白チームの選抜は……。

 

「ちょ、ちょっと待ってください! スタメンがほとんどこっちじゃないですか!」

 

 デメルザ、ジニー、ケイティというものだった。

 

「いや、これで対等なくらいだろ。赤チームには――俺が入るからな」

 

 んくっ! っと、デメルザは思わず生唾を呑み込んだ。

 これは、試練だ。

 グリフィンドール達の正選手を率いて自分を倒してみせろ。そう言われた気がしたのだ。

 

「分かりました! 私、やります!」

「おう。期待してんぞ」

 

 箒にまたがり、空に浮かび上がる。

 幸い天気はいい。風も弱く、影響はほとんどなさそうだ。

 

「それじゃあ行きます!」

「いつでもいいぞ」

 

 紅白戦では開始の合図がない。

 そこでお互いの口頭で開始するのが一般的だ。

 

「(先輩との1on1に勝つのは難しい……それなら先ずはパスだ。一旦ケイティ先輩に渡して――ううん、それは読まれてるかも。なら裏をかいて一人で――)」

「ほいっと」

「えっ……、あっ!?」

 

 いつのまにか手からクアッフルが消えていた。

 ショーンに奪われたのだ。

 なんて早技! ――と後悔する暇もなく、ショーンはどんどん前に進んで行ってしまった。

 

「ケイティ先輩、ショーン先輩を止めて下さい! ジニー先輩はパスコースを限定して!」

 

 いきなりの司令官のミスに動じることなく、二人は指示された通りに動き出した。よく訓練された動きだ。

 しかし、それが間違いだった。

 かつてレイブンクローとの試合でケイティは、一人ではチョウを止められなかった。必然、チョウと同程度の実力を持つショーンも、一人では止められない。

 

「あっ!」

 

 ケイティが抜かれた。

 

「じ、ジニー先輩! 戻って!」

「ああん? 今からじゃ間に合わないわよ!」

 

 怒鳴りながらもジニーが急ターンして引き返してくる。

 

「隙あり」

 

 ジニーがマークに着く前に、ショーンが他の選手にパスした。

 止められる者はいない。

 パスを封じていたジニーが居なくなったのだから当然だ。ジニーはショーンのマークに付き切ることも出来ず、かといってパスコースも封じられていない、所謂“浮いてる”状態になってしまった。

 これで実質三対一だ。

 

「くっそ!」

 

 デメルザは慌てて止めにかかった。

 しかしこの状況ではパスが出され放題だ。一人では止めることなど出来ず……。

 

「先ずは10点」

 

 パスを受けたショーンに簡単に決められてしまった。

 

「もう一回そっちの攻撃だぜ」

「は、はい」

 

 クアッフルを受け取り、ショーンと見合う。

 ……強い。

 敵対して、改めて分かった。

 この人は、一人でチームひとつ分くらいの力がある。

 

「(1on1で抜くのは難しい、なんてもんじゃない。絶対に無理だ。だったら最初からパスで行く。開始と同時に、ケイティ先輩へのパス!)」

 

 心を決めたデメルザは、あらためてショーンに向き合った。

 

「行きます」

「いつでも」

 

 呼応と同時に振り返り、ケイティへとパスを送る。

 クアッフルが手から離れたと同時に、横を何かが通って行った――ショーンだ。

 

「(読まれた!)」

 

 考えてみれば馬鹿だった。

 さっきと同じことを繰り返さないように早めのパス……なんて、簡単に読まれてしまう考えだ。

 完全に浅はかだった。

 

「う、上手い!」

 

 飛んでるクアッフルに追いついたショーンは、思いっきり箒でクアッフルを叩いた。

 急加速したクアッフルはケイティをぶち抜き、まっすぐゴールへ。

 キーパーのロンはなんとか弾いたが、溢れたクアッフルをショーンにすくわれてしまった。

 

「20点め」

 

 最後にキーパーとの一対一を制して、ショーンが追加点を入れた。

 これで速くも20点差着いてしまった。

 

「デメルザ! 今のカスみたいなパスはなに!」

「すいません!」

「あんた分かってんの!? パス一回すら出せてないのよ!」

「分かってます! すいません!」

 

 ジニーに怒鳴られる。

 無理もない。

 このペースで点を取られていたら、一時間もする頃には200点差になっているだろう。

 

「タイムだ。今のプレイをどう思う?」

 

 ショーンが尋ねた相手はデメルザでもジニーでもなかった。

 空っぽだった観客席に、いつのまにか一人座っていた――チョウ・チャンだ。

 かつてショーンと激闘を繰り広げた、もう一人のホグワーツ最強候補その人である。

 

「うーん、まあ、そうだね。甘めに見積もって20点てところかな」

 

 チョウは箒に乗り、ピッチに入ってきた。

 他寮の生徒だが、咎める者はいない。どう考えてもショーンが呼んだからだ。

 

「デメルザちゃん、ちょっと代わってもらえるかな。ワンプレイ見せるから」

「は、はい……」

「安心して。高等テクニックは使わないから。デメルザちゃんと同じくらいの実力でやるよ」

 

 クアッフルを受け取ったチョウはショーンと向かい合った。

 デメルザは一旦はけて、戦いの行く末を見守る。

 

「それじゃあ、行くよ」

「はいよ」

 

 チョウが開幕一発目に選んだプレイは――棒立ちだった。

 否、正確にはクアッフルを両手で抱え込んで、その場に立っている。これでは流石のショーンといえど、奪うのは難しいだろう。

 しかしこれだとクアッフルは確保はできるだろうが、どうやって攻めるのだろうか……。

 その間にケイティとジニーが上がってきた。チョウがケイティにパスを出す。拍子抜けするくらいにあっさりパスが通り、最後はジニーが決めた。

 一体自分の時となにが違うのか……。

 

「(あっ、そっか……)」

 

 ジニーかケイティをマークしようと思ったらショーンが付かなくてはならない、もしくは選手を二人とも付けるかだ。

 しかしそうするとクアッフルを持ったチョウがフリーになってしまう。

 よって必然的に、絶対に1人はフリーの選手が出てくる。だからチョウはある程度待つことで2人を進ませたのだ。

 デメルザのようにバック・パスをしてしまうと、その分ゆとりが出来るが、ショーンの動ける範囲が広くなってしまう。こうしてゴール前に行ったところでパスを出せばいくらショーンでも追いつけない。後は簡単に点が入る。

 

「ま、ざっとこんなもんだね」

「なるほど、それが正解だったんですね」

「いいや、クィディッチに正解はないよ。今のは“不正解”じゃないだけ。やろうと思えばショーンくんも止められただろうしね」

 

 例えば今の場合、ショーンはもっと浅い所で待てばよかった。そうすればゴール前でパスを出されても対応が効く。

 

「そうすると私はパスを出さずに自分で進むことになるかな」

「それじゃあ俺はそれを読んで、前に進むな」

「じゃあ私はジニーちゃんを呼んでスイッチする。あの子のフィジカルならクアッフルのキープは余裕だからね」

「ジニーが下がったってことは決め手が減ったってことだろ。なら俺は全員をもう少し前に出して、早い段階でプレスをかける」

「そうくるか……ならケイティを地面すれすれに置いて、上下を生かすかな。これならプレスもしにくいでしょ」

「む。上手い手だな。ああ、いや、下に行ったってことはそのままじゃゴールを狙えないか。ケイティは一旦放置してジニーへのパスコースを防ぐ」

 

 す、すごい……。

 デメルザは感心した。

 2人の読み合い、対応策の出し合いが高度なことは分かっていた。しかし実際に聞いてみると、デメルザが想像の遥か上を行っている。

 

「どうしたらそんなに早く考えられるんですか?」

 

 体験してみて分かったが、相手と戦いながら他の選手のことも考える、というのはかなり難しい。

 2人はどうやって1on1と司令を高いレベルで両立しているのか。

 

「デメルザちゃんはどうやってると思う?」

「それはやっぱり、その場の状況次第じゃないんですか」

「そうだね。ショーンくんはそうしてる。周りを見て、相手の実力と考えを読んでから、毎回最適解を考えてるね。見てて分かったけど、デメルザちゃんもそうしようとしてるんじゃないかな。だけどそれは間違いなんだよ」

「間違い? だけど、先輩はそれで勝ってますよ」

「ああ、ごめんごめん。正確に言うと間違いじゃないんだ。むしろ大正解なんだけど……無理でしょ? 普通。相手と戦いながら指示も出すって。特に私とかショーンくんレベルとやりながらだと」

 

 それは……確かにそうだ。

 最初のワンプレイ目は指示のことばかり考えて、簡単にクアッフルを取られいた。

 次のプレーでは相手のことを考えすぎて、司令塔として失格だった。

 

「だから私は事前に決めてるの。

 “相手がこう来たらこう”とか、“このディフェンスなら攻め方はこう”とかね。

 後はそれを引っ張り出してくるだけ」

 

 簡単に言ってるが、十分人外レベルだ。

 クィディッチは横縦だけでなく上下もある立体的なスポーツだし、その分戦術も無数にある。

 しかもクアッフルの他にもビーターやブラッジャーにも気を使わなきゃいけない。

 予め戦術を決めておく、という時点で難しいし、それをパッと出せるのは更に難しい。

 

「まあ1人だと難しいよね。だから私が来たんだよ。

 デメルザちゃんはショーンくんに憧れるあまり、プレイスタイルを似せようとしてるけどね……たぶん君は、私と似たタイプの選手だ。

 私からどんどん戦術を盗んでよ」

「あっ! だから先輩は、なかなか私に指導してくれなかったんですね!」

「まあな。変な癖がついちゃ困るだろ?」

 

 デメルザは「じ〜〜ん」と来ていた。

 何も考えていないようで、ちゃんと自分のことを考えてくれていたのだ。

 しかも他の寮の選手をわざわざ呼んで特別コーチとして置いてくれた……これはもう一番弟子を名乗ってもいいんじゃないかな?

 

「そういえば、なんでチョウさんはグリフィンドールの私のために教えてくれるんですか?」

「うん? まあ簡単な話だよ」

 

 チョウはショーンとジニー、それからデメルザを見た。

 

「私は今年度で卒業で、ハリーくんは次の年卒業。その次はショーンくんとジニーちゃんもいなくなっちゃうでしょ?

 そしたらホグワーツのクィディッチが盛り上がんなくなっちゃうかなって。そんなのつまんないじゃない。

 だから次世代の育成をしようと思ったんだ。

 グリフィンドールでもハッフルパフでも、スリザリンだろうと、お願いされたら私はどんどん教えに行っちゃうよ!」

「さ、流石チョウさんです! 先輩やジニー先輩にも尊敬されてるっていうのも納得できますね」

「ふふん。もっともっと頼っていいんだよ」

 

 ――デメルザは知らない。

 教えに行った先で掴んだノウハウを、レイブンクローの育成に使っていることを。

 チョウ・チャンはそんなに安い女ではないのだ。

 

「それじゃあまあ、とりあえず反復ってことで。今私がやってみせたプレイをやってみよっか」

「了解です! 先輩、よろしくお願いします」

「はいよ」

 

 さっき見たチョウのプレイをやってみる。

 もちろん昨日の今日でそう上手くいくはずもなく、何度もクアッフルを取られた。上手く行ったとしても、ショーンはその先を行く。

 しかし確実に上達していた。

 だからこそ分かる……上達すればするほどに、この2人がどれだけ遠い存在なのか。

 永遠に追いつけないようにさえ思える。

 このお二人が現役の間は、ホグワーツではグリフィンドールかレイブンクローしか優勝しないんじゃないかな、とデメルザは思った。

 

 ――デメルザは知らない。

 来たるスリザリン戦で、何が起きるのか。

 この先大きな決断をすることを、まだ知らない。

 

「大変だ! 大変だよショーン!」

 

 新聞を持ったコリンがピッチに駆け込んできた。

 そのただごとではない雰囲気に選手たちが集まってくる。

 

「見てくれ、これを!」

「なになに……」

 

 広げた新聞をショーンが読み上げる。

 

「『クィディッチ・ワールドカップで優勝したアイルランド・ナショナルチームのキャンプテンであるコノリー選手が、特別講師として今月末から二ヶ月間の間ホグワーツにコーチとして就任することが決まった。

 コノリー選手は「前々から子供達の育成をしてみたかった。ちょうどそこに恩あるスラグホーンさんからの直々の依頼が来たんだ。これはもう神からのお告げだと思ったね」とコメントしている』……だってよ」

 

「コノリーっていえば、あのビクトール・クラムに勝ったアイルランドのキャンプテンだよ!」

「知ってるよ。記事に書いてあるだろ」

「ワールドカップ優勝国のMVP――世界最強の選手ね。クラムがスニッチを捕まえる前に150点差つけるって、本当に人間?」

 

 クラムの凄さは嫌という程知ってる。

 その上をいく選手がホグワーツに来るのだ。トライ・ウィザード・トーナメント以来の大事である。

 

「重要なのはそこじゃないんだ! ここ、よく見て! コノリーはスリザリンのために来るんだよ! しかもあいつら、金に物を言わせて炎の雷を買ったんだ。チーム全員分!」

 

 炎の雷の凄さも、嫌という程知っている。

 あれに乗ったハリーと来たら、ジニーが腹を立てるのよりも速いという評判だ。

 

 世界最強の選手の指導と、

 世界最速の箒。

 ダンブルドアとヴォルデモートが手を組んだようなものだ。世界は破滅する。

 

「まあいいんじゃないか。このままじゃ張り合いがなかったろ」

「いいこというじゃない。ここまでお膳立てされたスリザリンをぺしゃんこにするってのも面白そうね」

 

 他の選手が青い顔をする中、ジニーとショーンだけはいつも通りだ。

 この2人は自分が負けるとは微塵も思っていない。その自信が他の選手にも伝わり、少しずつ調子を取り戻してきた。

 キャンプテンのハリー以上に精神的支柱だ。

 

「さ、みんな! 練習しよう。相手が強くなるんなら、僕たちはそれ以上だ」

 

 ハリーの号令で練習を再開する。

 さっきまでよりもずっと、みんな気合が入っていた。

 

 グリフィンドールVSスリザリン戦はクリスマス休暇明けだ。

 クリスマスの間にスリザリン・チームがどこまで伸びるのか……そこはまったく分からない。

 だけどショーンとジニーがいれば負けないだろう。ハリーだっている。

 選手達はそう思っていた。

 そう信じていたのだ。

 

 ――――――彼らは知らない。

 そう遠くない未来、ショーンがクィディッチで負けることを。

 彼らはまだ、知らない。


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