小説を書いていて思ったこと、ルビ振るのって大変じゃないですか?いちいちルビタグクリックして書いてOK押す、それを切り取って貼り付ける。
禁書目録はルビ振る人が多過ぎる。一方通行・打ち止め・妹達などなど、そのほかいっぱい。
では三話です、どうぞ( ´ ▽ ` )
ここは第七学区のとある病院。病室のベッドに眠っているのは一人の少女だ。
半月がたち体中の包帯もある程度は取り払われてはいるがなくなった腕はそのまま。それに体中がガリガリなのも変わっていない。そんな少女の看病をしているのは彼女の第一発見者だった桐船 梓だ。
「あれから半月もたつのにまだ目覚めないのかぁ。ミラちゃんはいつ目覚めてもおかしくはないって
呟きながら作業を進める彼女の表情は暗いものだった。しかし淡々と作業を進める彼女の手に迷いはない。なぜなら彼女には自分がするべきことがわかっているから。心配しただけで病気や怪我が治るようならば医者はいらない、最善を尽くすべき。それが彼女ナースとしての考え方だった。
「ふぅ、綺麗になった。よしっ! これで点滴を替えたら終わりだね」
一通り作業の終わった桐船は使用済みの点滴のパックや濡れたタオルを片付けると病室から出て行こうとする。夏になり、日が延びているとはいえ既にあたりは暗くなっていた。どうやら彼女の今日の仕事はこれで終わりのようだ。
「それじゃあミラちゃん、おねーさんはこれで帰るけど寂しいからって泣いちゃダメだよ」
おちゃらけた声を出してはいるが、その表情は硬い。半月経っても意識不明のままでは流石に心配になってくる。たとえ
「今日は久しぶりに春生ちゃんか桔梗でも誘って飲みにでも行くかなぁ。それじゃあ、ミラちゃん、おやすみ」
「うーん、んん」
「!」
桐船が病室から出ようとしたまさにその時、半月の間眠り続けていた少女が目覚めようとしていた。桐船はそれを見るとすぐに少女のもとへと近づいていく。本来なら主治医である
「ミラちゃん! わかる? やっと目が覚めたっ!」
嬉しそうな声を上げる桐船の前で、少女の目が完全に開いていく。
(わっ、綺麗な緑色の目。これで元気だったなら、お人形さんみたいなんだろうな。)
少女の目はまるで宝石なような緑色で、桐船はあまりの美しさに見入ってしまった。日本人ではありえないであろう色をした少女の目に桐船は釘付けだった。
そうこうしているうちに焦点のあっていなかった少女の目は次第に周りの風景を捉えていき、起きたばかりで目覚めきっていない脳を覚醒させていく。そして少女の顔を覗き込む桐船と目が合う。
「私の名前は桐船梓っていうの。あっ、日本語通じてるのかな?」
「…………? ………………っ!!!!!」
「きゃ、きゃあ。ミ、ミラちゃん? どうしたの?」
少しだけ頭を振って周囲の状況を確認すると同時に突然暴れだす。いきなり暴れだした少女に驚き桐船は床に倒れてしまう。
「 」
「だ、ダメよ!! ミラちゃん! 暴れたら傷が開いちゃうわ!! 落ち着いて!! Don`t move! Freeze! Stop! まてっ! お座りっ! お手っ!!」
声にもならない奇声をあげながら、少女は必死になって目の前の桐船から逃げようとして暴れる。桐船はそんな少女を落ち着かせようと声をかけて抑えようとする。しかし、桐船のほうも冷静さなど残っていない。
「ちょっと、桐船さん!? 何があったの!!?」
「せ、先輩! この子が突然暴れだしてっ! ヘ、
この騒ぎに気がついた他のナースが慌てて入ってくる。数多の患者を診てきた
そして、
少女は今にも力尽きそうになっている。半月の間眠っていたのに加えて、入院する前は死にかけていた少女に逃げるための体力などあるわけがない。が、それでも少女は逃亡を図ろうとする。
「はあはあ、…………はな……し……て。じゃま……しない……で」
「っ」
暴れようとする少女を抑えようとする桐船は気が付いてしまった。少女の目が、表情が、かつて自分が原因で起こしてしまったとある出来事で見たものに酷似していることに。それは顔にも、目にも何も映していない。恐怖や絶望、悲しみ、そういった負の感情以外は。
少女のそんな目を見てしまった桐船は自分でも意識せずに涙を流していた。
「はあはあ、……?」
涙を流す桐船に気がついたのか、少女は突然動きを止めて桐船の顔を見る。少女の表情はとても驚いているようだ。少女には桐船がなぜ泣いているかなどわからない。それでも少女は桐船の顔をじっと見ていた。
「彼女が目覚めたみたいだね? ……大丈夫かい、桐船クン?」
ようやく病室に来た
長年医者をしている
「……あー、僕は邪魔かな?」
「……あっ、
ようやく
「……どうやらそのようだ。随分と暴れまわったようだね、
「!! ……なんで……それを……」
少女は
「うん? 僕らは君に何かするわけじゃないよ? 君を追っていたっていう組織とも何の関係もないしね?」
「……? ……ここは…………どこなの?」
少女はイマイチ状況把握ができていないようだ。
「じゃんぬぶれす? 組織? 何の話をしてるんですか?」
「ここは学園都市だよ、わかるかな?」
桐船は少女の身の上を詳しく知らないので混乱しているが、それを冥土帰し《ヘヴンキャンセラー》はあえて無視して少女との会話を進めていく。
「学園都市……よかった。辿り着いたんだ。……けど、なんで……?」
「安心したところで悪いがもう眠ってもらうよ? 君は絶対安静なんだ。僕が君のことを知っていることなどの詳しい話はもう少し経ってからにしようか」
「は……い」
そう呟くと少女はすぐさま眠りにつく。どうやら目的であったらしい学園都市にたどり着いたこと、目の前の二人が自分に害をなすわけではない事を聞いて少しは安心したようだ。それを見ると桐船はすぐに少女の包帯や服、ベッドを整えるために行動を開始する。
「安心して眠っちゃったみたいですね。それより、組織とかじゃんぬぶれすとかって何なんですか?」
「君は知らない方がいいと思うね。それじゃあ後は任せてもいいかな? 少し話さなきゃならない相手がいるからね」
「うぅ。……分かりました」
そう言うと冥土帰し《ヘヴンキャンセラー》は病室から出て行く。冥土帰し《ヘヴンキャンセラー》がドジで天然の桐船に少女を任したのは彼女を信頼しているからだろう。桐船は少女の詳しい身元を聞けずにやや不満のようだが、テキパキと作業を続けていく。
(この子はきっと……。なら私が)
作業をしている桐船の顔は何かを決意したかのようだった。
◆
冥土帰し《ヘヴンキャンセラー》は自室に戻るとアレイスターへ電話をかける。
「もしもし、アレイスターかい? ああ、彼女が目覚めたよ? ……すぐに話させろって? 無茶を言わないでくれるかい?彼女は普通に話せるまでまだまだ時間がかかるんだ。君のわがままは聞いてられないからね。……ちゃんと話せるようになったらまた連絡を入れるよ?じゃあねアレイスター」
そう言うと冥土帰し《ヘヴンキャンセラー》は一方的に電話切る。その後、冥土帰し《ヘヴンキャンセラー》がアレイスターと少女とを会話させたのはそれからまた半月経ってからだった。
一通りプロローグが終わったらすぐに原作まで飛ぶか、原作までのあいだを書くか・・・迷います
では、ありがとうございました