・オリ主
・独自解釈・設定
・不定期更新
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これは、ボクとあいつのちょっとした物語。
「レイー、入るぞー。って、またこんなに散らかして」
「んぁ……?……ぁー、みやびん、おはよー……」
一人暮らしのボクを、いつものように起こしに来るあいつ。あいつとの関係は、まだ幼馴染。でもボクは、もう一歩先の関係になりたいと思ってる。人をからかうのが趣味で、ひねくれたボクだけど、あいつのことを好きになっても、いいよね?
――――――
「…………」
「……何すか、これ」
漫研に呼び出された俺、
「何って、次の新作。あ、勿論名前は変えるから」
「そういう問題じゃねえっすよ」
笑いながら言ってくるけど、なんで人をネタに使うかなって、そういうことなんだよ。困った先輩だよ。
「で、どうかな?」
「風紀委員として処分するっす」
「ちょっ、職権乱用!?」
「冗談っすよ。そんな権利ないっすし」
「………君、だんだん風紀委員長に似てきたね」
「褒められてる気がしないっす」
「………なあ」
そこへ、今まで黙っていたレイが声を出したかと思うと、
「ここ、ミヤビンの口調ちょっと違ってるよ。あと、みんなの前では苗字で呼ぶし、ここなんかも」
「あー、なるほど。じゃあこっちの描写はこうすれば」
「そうそう、そんでボクんとこは」
2人で作品を改良し始めた。さっきまで妙に大人しかったのは無駄に読み込んでたからなのかよ。ただ、このまま放っておいたらこいつ余計なことも付け加えそうだし、俺は未だ話し込んでるレイの手を引っ張って漫研から出ていく。
「なんだよー、ミヤビン怒ってるのか?」
「怒ってはねぇよ。ただ、ああいうのが世に出回ると思うとな……」
「まーその辺は大丈夫じゃない?色々嘘混ぜたし」
「それはそれでどうなのさ。ってお前、それは」
「せっかくだからもらった」
レイがもらったというサンプル本を嬉しそうに見せてきて、もはや何も言うまいと思って溜め息を吐いた。こうも嬉しそうにしてると、あまり口出しするのもはばかれる。というか、自分が題材にされた本が出て嬉しいものなのか?俺はそんな嬉しくないんだけどなぁ。
「まあ、こういうのも面白いからね。からかうネタも出来るし」
「悪趣味だな……。じゃ、帰るか」
「ついでに何か食べてこーよ」
「それもそうだなぁ」
食事を外食で済ますこいつとは、こうして放課後に食べて帰ることが多い。とは言っても、いつも通りピザかファミレスになるだろうけど。こいつはそろそろ自炊を覚えるべきじゃないだろうか。あと、部屋の掃除とか洗濯に関しても俺任せなのはどういうことか。今度おばさんに相談しよう。
「ほらミヤビン、早く行くよ」
「はいはい」
いつの間にか校門前まで行ってたレイに急かされて、隣に並ぶ。歩くの早いよ、体力低いくせに。
「さーて、何奢ってもらおうかなぁ」
「また俺の奢りかよ」
「いーじゃん、この前奢ってやっただろ?」
「ったく仕方ないな」
「ふふーん」
まったく、こいつは。しょうがない奴だ。
▲ ▼ ▲ ▼ ▲ ▼ ▲
ミヤビンは呆れながらも、10年近くボクとつるんでくれてる。それが嬉しくて、何度も迷惑をかけた。まあ、ボクも何度か迷惑かけられたことあるけど。
「ねぇ、ミヤビン」
「ん、どうした?」
「……ううん。やっぱり、なんでもない」
この漫画の冒頭じゃないけど、ただの幼馴染じゃなくて、もっと別の関係に進んでもいいかなって、そう思ってる。
どうも、クロウズです。まさかの3つ目です。
これは2つ目の作品『俺達/私達の関係』内にて投稿した番外編、『ハッカー少女の心のバグ』をある読者さんの提案により独立させたものです。
3つも同時更新は大変ですが、頑張っていきますので『カメラと棒付きアメと』『俺達/私達の関係』ともどもよろしくお願いします。
今日はこの辺で。ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!