Fleet Girls Collection KanColle Original Story 遠い海の向こうで   作:さと(仮)

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一応処女作です

この話では、轟沈艦が出てきますが、貶める意図は一切ございません




予兆

それは、懐かしい仲間。

それは、倒すべき敵。

 

 

それは、かつての仲間を、導く為の戦い。

それは、今の敵を、倒す為の戦い。

 

かつて永遠の別れを告げた筈の相手は、再び目の前に現れる――

 

─────────────────────

 

「提督、民間輸送船護衛、完了したよ」

そう報告するのは、お下げの少女。年は14、5歳位か。

「ご苦労、時雨。武器を片付けて夕食にしてくれ」

『提督』と呼ばれた男性がそう返す。

「うん、わかった。提督も無理しないでね」

「ああ」

これがここの日常である。

 

 

ここはタウイタウイ泊地。深海棲艦から人類を守る、希望の砦である。そこに勤める男性は『提督』と呼ばれ、武器を背負った少女達『艦娘』を指揮している。

 

 

時刻は20時。多くの艦娘は食事や入浴をしているか、早い娘は自室でゆっくりしている時間である。外は暗く、クレーンの航空障害灯が赤々と光っている。

(今日も無事、一日が終わるな……)

提督がそんな事を思っていた時、

「失礼します」

一人の艦娘が入ってきた。

「どうした、大淀」

彼女は軽巡洋艦「大淀」。見た目は眼鏡を掛けた才女である。実際に事務処理能力は高く、渉外や本国とのパイプ役、書類作業等、幅広く活動している。

「本国より電報です」

はて、電報とな……?何かあったのだろうか……

そう思いつつ、電報を開いた。

「南シナ海ニテ、深海棲艦ノ大部隊ノ目撃情報アリ。調査シ、可能ナラ殲滅セヨ」

(南シナ海か……)

 

南シナ海。

南はインドネシアから、北は中国まで広がる海域である。さほど広くはないが、ここの制海権を奪われると、インド洋の制海権や、インドネシアの油田を同時に失う事になるため、戦略的に不利になる。その為、速やかに奪い返す必要があった。

 

「大淀、南シナ海に偵察艦隊を派遣する。艦娘の選定に当たってくれ」

「了解しました」

執務室の明かりは、夜遅くまで消える事はなかった……

 

 

翌朝、神通、時雨、朝潮、暁の四人が執務室に呼び出された。皆、この泊地では最古参に分類される艦で、練度も極めて高い。

提督が作戦を説明する。

「作戦概要を説明する。今回の作戦は敵艦隊の偵察である。敵本隊の位置を割りだし、報告せよ。また、今回の敵は未知の敵である可能性がある。十分注意せよ」

未知の敵と聞いて、皆に緊張が走る。仕方のない話だ。未知の敵など、いつだって緊張する。だが、年に1~2回は出てくるので、緊張感と共に「またか……」という空気も流れる。

そして、いつもと同じように、出撃していった……

 

この後、この泊地がかつてない大混乱に陥る事を、今はまだ、誰も知らない……

 

to be continued……

 

 




いかがだったでしょうか?

楽しんで頂けたら幸いです

では、次話でお会いしましょう
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