「やっぱり飛んでたか」
「やはりお前なのか」
「おひさー、さっちゃん」
目の前にいるのは顔馴染みのさっちゃん。いや、坂本美緒中尉だったっけ。
大和撫子、いや、扶桑撫子とも言うべき容姿をしている。でもその性格はとてもじゃないけど大和撫子みたいなおとなしいものではないと思う。とてもとても男勝りな性格。でも割と乙女な所もある。戦場でもとても頼りになり、格闘戦にも長け、前に見たその零戦捌きはエースそのものだった。
「ちょうど良かった。さっちゃんと話でもしようかと思ってたんだ。ああそれとこれお土産。たしかゴシック&ロリータとかいうジャンルのドレスなんだけどね、防刃防弾完備の実用性抜群のやつ」
「あ、ああ」
はい、とさっちゃんに渡すと、若干戸惑った様子でさっちゃんはそれを受け取った。そして、中を見ると、思い切り顔をしかめた。まあ、さっちゃんにこんなもの渡すのは昔も私しかいなかったし。本人は嫌がるけど、大和撫子なさっちゃんには案外似合う。
でも、さっちゃんは顔をしかめたと思ったら、今度は笑みを浮かべて目尻には涙を浮かべる 。
「どうしたの?さっちゃん」
「いやなに、お前は昔と変わらないと思ってな」
「それはないよ。色々ありすぎたから。主に扶桑のあいつらのせいで」
ちょっと殺気だった。けれど、そんなくだらないことを考えるよりも、いまはさっちゃんとの会話を楽しみたいから、すぐに頭を切り替える。
「それでも、お前が無事でいてくれてよかった」
「にゃはははは、心配症だなあさっちゃんは」
ちょっと昔みたく、さっちゃんをおちょくった。まあ、私達の間じゃ挨拶みたいなものか。
「それで、さっちゃんはこんな欧州の島国で何をしてるの?」
「 第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズで副官みたいなことをやっている。そういうお前こそ、なぜ軍人でもないのに見たこともないストライカーユニットを使っている?」
若干鋭い目つきでこっちを見てくるさっちゃん。
あれは軍人の目だ。きっと、いまはさっちゃんではなくて軍人の坂本美緒
として私に聞いている。
「やだなあ、そんな怖い目で見ないでよさっちゃん。これはジェットユニットのF22っていうんだよ。昔みたくネウロイと戦うための私の新しい翼。ついでに貴方達軍から逃げるための脚。まあまた戦場であったら遠慮なく私を頼ってよ。さっちゃんの頼みなら聞いてあげるから」
にゃははははと私は笑いながらさっちゃんにそう答えた。
「まだお前は戦っているのか」
「そりゃそうだよ。私は軍から逃げ出して、皆に迷惑をかけたし、かけているんだもの。それにできるだけ救いたいと思うじゃない。それだけで戦うには十分な理由だと思うなあ」
「またお前はそうやって一人で抱え込むのか。もう十分にお前は戦ったじゃないか。もう休め」
「それは無理な相談だよさっちゃん」
と、そこに他のウィッチたちが近づいてくるのをレーダーで感知した。
「さっちゃんの仲間たちがこっちにむかって来てるみたいだね。それじゃあねさっちゃん。次も会えるといいね」
そういって、私はジェットを最大出力まで上げて、ソニックブームを発生させながら自分の拠点へと帰った。
いまいち坂本少佐のキャラがあっているのか自信が無いれす。
メモ書き程度のものをお読みくださりありがとうございます。