【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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標的12 騒がしい時こそ鍵をしておけ

 

~sideホテル・アグスタ~

 

「ははっ、神威君も暴れ始めたか、それじゃあ、僕はゆっくりと高みの見物でもしとこうかな...」

 

とフードを深くかぶった男が外の様子を見始めた。

 

 

ホテルの周辺、オークション会場でドンパチが行われている頃、

 

~sideホテル・アグスタ 地下駐車場~

 

地下駐車場では、ゴソゴソ、ゴソゴソと何者かが駐車している一台のトラックを漁って居た。そして目的のモノを見つけたのかそれを何処かに転移した後、自らはトラックの荷台から出ようとした時に、

 

「見え透いた陽動だな、コソ泥」

 

そこには銀髪天然パーマの侍が立っていた。

 

「てめぇ何者だ。こんな所でコソコソしやがって!!やるならやるで、ちゃっちゃっとでてきやがれ!!」

 

銀髪天然パーマの侍が地下駐車場に響く大声で怒鳴ると、

其処から出てきたのは、

 

「ちっ、またこのカラクリか!?」

 

数機のガジェットが出てきた。

 

 

~sideティアナ~

 

防衛ラインとして、ガジェットどもを倒しているFWメンバー+獄寺、新八、神楽。

最初のうちはヴィータ達副隊長陣が押していたのだが、途中からいきなりガジェットの動きが機械らしくなく、不規則‥臨機応変な動きとなった。

キャロ曰く、自分と同じ召喚師がガジェットを動かしているのかもしれないと言う。

その臨機応変な動きと、相手側の召喚魔導師による転移魔法で、副隊長陣とFW陣との間は完全に分断され、シグナムとザフィーラはヴィータを急いでホテルへ戻し、FW陣の援護に向かわせた。

 

「もう少し、持ちこたえて!!そろそろヴィータ副隊長が戻って来るから。」

 

「守ってばっかじゃ‥‥攻めます。私が全部撃ち落とします。」

 

「おいティアナ、無茶すんじゃねぇ!」

 

獄寺が此処は無茶をせず、援軍を待てと言うが、

 

「うるさい。あんたは来たばかりだから知らないだろつけど、私はこうゆう時のためにずっと練習しているの!!」

 

ティアナは獄寺の言葉を切り捨て、指示を出す。

 

「エリオはセンターに下がって!スバルクロスシフトA 行くわよ!」

 

「は、はい」

 

「おぉ!!」

 

するとスバルがウィングロードを使いガジェットを引き付けた。その間にティアナがクロスミラージュを構え4発の魔導弾を出した。

 

(証明するんだ。特別な才能や魔力がなくても出来るんだって、一流の隊長がいるこの部隊で!!ランスターの弾丸は全てを貫くって!!)

 

「ティアナさん!!4発のロード何て無茶だよ。それじゃティアナさんもクロスミラージュも‥‥」

 

新八はティアナに獄寺同様、無茶な戦術は怪我の元であり、失敗する恐れがあるから、止めろと言う。

 

「私の‥‥ランスターの弾丸は敵を撃ち抜けるんだって。クロスファイヤー‥シュート!!」

 

その弾丸はガジェットを破壊していったがその一つはスバルに向かって飛んでいった。

やはり、新八が言うようにティアナにはまだ4つのロードには無茶があった。

スバルは思わず、目を閉じる。

 

「「スバルさん!!」」

 

エリオとキャロの絶叫が木霊する。

そして、スバルが覚悟したその時、

 

「でやぁぁぁぁ!!」

 

間一髪ヴィータが間に合って、ヴィータはスバルに迫るティアナの魔導弾をグラーフアイゼンでふっとばした。

 

「おい、ティアナ!!無茶やったうえに味方を撃ってどうすんだ!?」

 

同士討ちを仕掛けたティアナにヴィータは怒鳴る。

 

「あ、あの、ヴィータ副隊長、その、今のもコンビネーションの1つで・・」

 

スバルはティアナの魔導弾に当たりそうだったにも関わらず、ティアナを弁護する。

 

「ふざけろ!タコ、どう見ても直撃コースだよ!!」

 

とヴィータの説教の途中に、

 

ワ―!!

 

キャー!!

 

ニゲロー!!

 

タスケテクレ!!

 

「ん?何だ」

 

突如、ホテルの客達がホテルの外に出てきた。

そしてガジェットも大量発生していた。

 

「ちっ、新八、ティアナ、エリオ、キャロは客を守れ!!スバルは私と神楽でガジェットの破壊!!獄寺援護を頼む!!

 

(なのは達はどうした?それと客がなんでこんなにもホテルの中から出てきた?まさか、ホテルの中で何かあったのか!?)

 

ヴィータはこの不自然さにどうもしっくりこない。

 

「はい!」

 

「くそ、客が邪魔だ。」

 

「ヴィータ副隊長凄い。」

 

前衛でヴィータが主にガジェットを壊し、スバルと神楽はそれの補助、獄寺は取りこぼしを壊していた。

そしておおかたガジェットの殲滅が終わった時に、それは来た‥‥

 

「ん?」

 

最初に異変を感じたのは獄寺だった。

 

「おい、ヴィータ‥‥」

 

「何だ?」

 

「なんか‥ここら辺、急に寒くなってねぇか?」

 

腕をさすりながら獄寺がヴィータに尋ねる。

季節は春先で、しかも雲一つない快晴の天気で風もない。

そんな中、急に周囲がまるで冷蔵庫の中に居るかのように寒くなり始めた。

 

「確かに何か寒くなっている気が‥‥」

 

エリオも周辺の温度の変化に気づいた。

そうしたら急に地面の一部が凍った。

しかも瞬時に‥‥

 

「なっ!何なんですか!?何で急に地面が!?」

 

新八が眼鏡をクイっとあげて、見間違えじゃない事を確認する。

 

「IS発動‥アンジュレーション・フォー‥‥」

 

そこにはスバルと同じぐらいで、青を基調としたボディースーツの上にフード付きのマントを纏い、更に顔の部分には白い兎の仮面をした少女がいた。

 

「てめぇ何者だ!名を名乗れ!!」

 

獄寺が威嚇するかのように少女に噛み付いて、少女の名前を尋ねる。

 

「...トレディ、ナンバーズ13 トレディ、あなた達の命はここで...終わる‥‥」

 

トレディと名乗った少女は静かにそう告げて右手を向ける。

 

「?」

 

一同はトレディのこの謎の行動に警戒しつつ様子を見る。

 

「...」

 

無言でいたその時、

 

ボォォ!!

 

炎が急に飛び出した。

 

「なっ!?ちっ、」

 

獄寺も赤炎の矢をぶつけたが炎が相殺され、その場を見たらトレディと名乗る少女の姿は既になくヴィータが後ろを見ると、

 

「ティアナ!!」

 

「えっ?」

 

ティアナの背後にいつの間にかトレディが居た。

 

((コイツ、速い!!))

 

ヴィータと獄寺がトレディの速さに驚愕する。

 

「ちっ、」

 

獄寺は自らのSISTEMAC.A.Iでティアナを守った。

 

「スバル!ティアナを連れて此処から逃げろ!!」

 

獄寺が叫びスバルとティアナに此処から離れる様に言うと、ヴィータも、

 

「新八!エリオ!キャロ!お前らも下がってろ!!此奴はなんかヤベェ!!」

 

新八達に避難する様に言う。

その間もトレディはずっとシールドを高速の拳の連打で叩いていた。

 

(くそっ、なんつう重いパンチだ‥しかも、こんなに重いパンチを出しているにも関わらず、その拳の速度は乱れる事無く速ぇ‥‥)

 

「はぁぁ!!」

 

ヴィータもグラーフアイゼンを当てに行ったがやすやすと躱され、

 

「ホワタァ!」

 

神楽が追撃に蹴りを入れてトレディから離れたところを、

 

ズガガガァァン!!

 

傘のマシンガンをトレディに放つ。

 

すると、トレディは距離をとりつつマシンガンの銃弾を躱していき、そして一瞬の隙を突いて地面を叩いて砂塵を発生させる。

 

「目くらましだ!!」

 

獄寺が叫び、

 

ビューン

 

「くっ!」

 

そして、神楽に一気に近づいて今度は長近接の殴り合いになった。

しかし、どちらも拳や蹴りを入れつつ躱しながら、相手に打ち込んでいるので、今のところ、どちらにもダメージは無い。

そんな中、

 

(あの神楽ちゃん相手に互角に戦っている‥何者なんだ?あのトレディって言う奴は‥‥)

 

新八は避難するのも忘れ、夜兎の神楽と互角に長近接戦をやっているトレディの正体が気になった。

そして、事態は動いた。

 

「いい加減、そのふざけたお面取るヨロシ!!」

 

殴り合いの中、神楽の蹴りがトレディの頭部にヒットしようとしたら。トレディはその蹴りを躱し、逆に神楽の足を掴んで、

 

「IS発動‥‥」

 

カチカチ‥‥

 

「なっ!?」

 

神楽の足が凍った。

 

「一体どうなってやがる!?さっき奴は炎を出したのに、今度は氷だと‥‥?」

 

獄寺もヴィータもその光景に驚く。

 

「くぅう‥‥」

 

神楽もトレディの腕を離そうとしたが、一度掴まれたトレディの腕は離れず、反対に掴まれた足はどんどん凍っていく。

 

「此奴、とんでもない馬鹿力ネ‥‥」

 

夜兎族の神楽の腕力をものともせず、トレディは神楽の足を掴んだ状態を維持している。

このままでは、神楽の身体が全身凍ってしまうのも時間の問題だった。

 

「神楽を離せぇぇ!!」

 

ヴィータがグラーフアイゼンを振り回してやっと離れた。

 

「神楽ちゃん!!」

 

足が凍った神楽を新八が受け止める。

 

「新八、神楽を連れて逃げろ!!」

 

「は、はい!!」

 

「赤炎の矢!(フレイムアロー)」

 

獄寺が赤炎の矢!(フレイムアロー)を放ったら、

 

「ふ!」

 

トレディは自らの手を獄寺の技にぶつけると獄寺の炎はトレディの腕に吸い込まれていった。

 

「な、何だと‥‥」

 

「.....返す」

 

そして、獄寺にまた腕を向けると

 

(なっ、こいつは...そういや何で砂塵のあと最初のように炎を出さなかった。距離を取れば炎を出せばいいのに...待てよ、こいつまさか...)

 

「ヴィータ!神楽!!」

 

「どうした!獄寺!!」

 

「わかったぜ、こいつの能力がな!!」

 

獄寺が一連のトレディの技の動きを見て、冷静に言った。

 

 

 

・・・・続く

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