【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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標的13 世の中には似た顔の奴が3人いると言うがそいつらに会う確率は無いに等しい

 

 

~side獄寺達~

 

「わかったぜ、こいつの能力がな!!」

 

獄寺が一連のトレディの技の動きを見て冷静に言放った。

 

「何!?本当か!?獄寺!!」

 

ヴィータが慌てた様子で獄寺に確認をとる。

 

「ああ、奴の能力は熱を吸収していたんだ。その吸収量は、俺の死ぬ気の炎までも吸い取っていやがる。」

 

「熱を吸収?どういう事アルカ?」

 

神楽がわからず首を傾げる。

 

「奴は触れたものを触れていた時間だけ熱を吸収しやがる‥‥それは氷点下までな‥‥だから氷点下以下にまでなった地面は...」

 

「凍りついちまうわけか‥‥ちっ、厄介だな。」

 

ヴィータがトレディに触れられたものは凍り付いてしまうと言う能力に近接戦は不利だと悟る。

 

「だが、奴の弱点としては炎を吸収しないと放出ができない。それは俺の炎を吸収した時、それと最初ここに現れた時に地面とかから吸収した炎を放出していた。」

 

「なるほど...」

 

ヴィータが、何か策を思いついた様子で、

 

「神楽も下がれ、獄寺、お前もだ‥アイツとお前は、相性は悪過ぎる。アイツの相手は私がやる」

 

と、ヴィータが前進して

グラーフアイゼンで魔法弾を打ち、トレディに向けた。

 

トレディはそれを当然のように躱したが、その隙にヴィータがトレディに急接近して、

 

「でやぁぁ!!」

 

ヴィータがグラーフアイゼン振り落としトレディを潰そうとするが、トレディはグラーフアイゼンを両手で受け止める。

 

「ちっ、」

 

「間違っている‥‥私の能力は吸収しないと放出できない...わけ‥じゃない‥‥」

 

「何!?」

 

トレディは左腕を離してそして、

 

「ふ!」

 

左腕から炎を放った。

 

「うわぁ!」

 

近くに居たヴィータはその炎をもろにくらう。

 

「「ヴィータ!!」」

 

「「「「ヴィータ副隊長!!」」」」

 

「ちくしょう!!」

 

(くそっ、俺が読み違えたせいで!!)

 

獄寺の足元に何やら丸いものが出てきた。

それに乗った獄寺はとても速いスピードでヴィータに駆けつけた。

 

「獄寺!」

 

「今度は俺がやる!」

 

髑髏の発射台を向けると

 

「くらいやがれ!」

 

ドン!ドン!とフレイムアローを放つが、

 

「無駄」

 

トレディは次々とフレイムアローを吸収していく。

 

「これならどうだ」

 

(嵐+晴れ)

 

とマシンガンのように撃った

 

「これぐらい吸収するまでもない。」

 

トレディも走り始めた。

そしてさっき獄寺がいた場所には、

 

ジジジと違和感のある音がした。

 

「...っ!?これはっ!?」

 

ダイナマイトがそこにはあり爆発した。

 

「...」

 

だがこの爆風も‥‥

 

(くそっ、こいつもか!?)

 

爆風でさえトレディは吸収した。そしてまた走り始めた。

だが1つさっきと違う点がある。

それはさっきよりスピードが上がっていた。トレディは地面を蹴り一気に加速して、

 

(なっ!)

 

現在獄寺はいつものシールドはティアナの元にあり自分はほぼ無防備状態だから腹にそのまま入れられた。

 

「グっ、ガハァ!!」

 

そして、

 

「これは貴方に返す。」

 

とトレディはさっき吸収した獄寺の死ぬ気の炎を獄寺に向けて放った。

 

「アァァ!はぁはぁ‥‥」

 

吐血した獄寺の右腕をトレディはガシッと掴んだ。

言うまでもなくその手はみるみるうちに凍っていき、獄寺はトレディの足に自分の足を絡め自分の腕を掴んでいる腕を掴み返して、トレディを羽交い締めにして、トレディの動きを封じる。

 

「...何をしているの?」

 

トレディは獄寺の行動を理解できずにいる。

このまま自分事凍らせるつもりか?

だが、そんなヘマをする様な自分ではない。

片腕が凍った死にぞこないなぞ、IS能力を使わずとも簡単に片づけられる。

そう思っていたトレディであったが、その予想は覆された。

 

「美味しいところはくれてやる。今だ!!やれ!!ヴィータ!!」

 

「おう!!ハァァァァー!!ぶっ飛びやがれェェェぇー!!」

 

「っ!?」

 

(コイツ、自分の体を使って私の動きを封じただと!?)

 

獄寺がそう叫びトレディが彼の行動を理解し、後ろを振り向いて強引に獄寺を引き剥がして下がろうとしたところにヴィータのグラーフアイゼンがトレディにクリティカルヒットした。

 

パリーン

 

「がっ‥‥」

 

トレディの仮面に罅が入り‥‥

 

カツン‥‥

 

地面に割れた仮面が落ち‥‥

 

ドーン!

 

トレディはグラーフアイゼンの一撃をもろにくらい後ろに吹っ飛んだ。

 

「はぁはぁ‥‥大丈夫か?獄寺」

 

ヴィータの息は荒くしながらも獄寺に無事かどうかを尋ねる。

獄寺自身も覚悟していたが、トレディが強引に自分を引き剝がしたおかげでヴィータのアイデンを避ける事が出来たがそれでもこれまでの戦闘でダメージは受けていた。

 

「はぁはぁ‥‥けっ、おまえこそ‥はぁはぁ‥‥息が荒れてんぜヴィータ。」

 

「そう言うお前もな‥‥」

 

しかし、そう言う獄寺も息を切らしていた。

 

「さあ、さっさとあいつを逮捕してこい。」

 

「言われなくても。とっ捕まえるさ」

 

そしてヴィータはトレディが吹っ飛んだ所に行ったが、

 

「‥‥私は‥‥私はまだ負けていない!!」

 

「っ!?」

 

「うわぁぁぁ!!」

 

トレディがこれまでにない大声を出すとヴィータにのしかかる。

ヴィータは地面に大の字に抑えられトレディの手足により自らの四肢全てが抑えられた。

 

「くっ」

 

ヴィータはトレディに全体重をかけられて押さえつけられたのでその苦痛により思わず顔を歪ませる。

それでも心の中ではヴィータも獄寺も『コイツ、まだ動けるのか!?』と驚いたがそれ以上に驚いたのは‥‥

 

「なっ!?お前‥その顔...」

 

トレディが被っていた兎の仮面が割れてついでにフードも取れ、トレディの顔が露になったのだが、その顔はヴィータがよく知っている人物にそっくりの顔だった。

 

「か、神楽と同じ顔‥だと‥‥?」

 

このトレディと言う少女の顔が少し大人びた神楽とそっくりだったのだ。

大きく違う点は髪の毛が神楽より長いのと、胸が大きいことぐらいで、数年後の神楽、神楽の姉と言われても違和感がないくらい、トレディと神楽はそっくりだった。

 

「ど、どういう事だ‥‥?」

 

トレディの顔が神楽に似ている事実に獄寺も驚く。

 

そして当の神楽達は、

 

「う、嘘‥‥神楽ちゃんとそっくり‥‥」

 

新八も目を見開いて、トレディの顔を見て驚いていた。

スバルは神楽に、

 

「ま、まさか、あの人、神楽さんのお姉さん‥とか‥‥?」

 

神楽にトレディは神楽の姉ではないのかと尋ねるのだが、

 

「私、あんなやつ知らないネ!パピィの子供は私とあの男だけの筈アル!!」

 

と、神楽は姉の存在を否定した。

皆がトレディの顔を見て驚いている中、

 

「IS発動‥アンジュレーション・フォー」

 

トレディはISを発動させる。

 

「っ!?まずい!!」

 

獄寺も急いで駆けつけようとしたがもう手脚が凍らされていてうまく動けず、

神楽も足をやられていたので動けず、

 

「ヴィータ副隊長!」

 

スバルとエリオが駆けつけようとしたが、

 

「来るな!!」

 

「「え?」」

 

「お前達じゃ此奴には敵わない、私はいいからさっさとはやて達を呼べ!!急げ!!」

 

トレディは今、自分に集中している。この隙にFW陣を逃がそうとヴィータはそう思い、FW陣に撤退を命じた。

 

「で、でも‥‥」

 

「はやくしろ!!これは副隊長命令だ!!」

 

そう言っている間にヴィータの胴体は全て凍らされて、

 

「見事ね、自分を犠牲にして仲間を守ろうとするの...あそこの銀髪もそうだったけど...でも私はやめる気は無い。またどこかで出会えたら会いましょう?小さな騎士さん」

 

ピキピキピキピキピキピキ‥‥

 

最期にヴィータに対してそう呟くとヴィータは完全に凍らされた。

 

「ヴィータ?おい、ヴィータ!!」

 

獄寺が必死に叫ぶ。

しかし、ヴィータからは、返事は一切返ってこない。

 

「大丈夫、私に凍らされても仮死状態のままで、氷を解かせば生き返る。だけど凍った体はとても脆く衝撃に弱い‥‥例えばこんな事をすると...」

 

トレディは凍ったヴィータに拳を向ける。

 

「なっ、やめろおおぉぉぉ!!」

 

トレディがなにをするのか察しがついた獄寺がトレディにむかって叫ぶ。

もし、凍ったまま砕かれたら二度と再生することは出来ない。

それはつまり、『死』を意味していた。

 

「新八!私の傘を持ってくるネ!早く!!」

 

「う、うん!!」

 

神楽も必死な口調で新八に頼み、新八も急いで神楽の傘を探しに行く。

 

「...もう遅い。まずは1人‥‥」

 

トレディの拳が振り落とされようとしたその時、

 

ギューン!!

 

とてつもないスピードでトレディに向かい何かが飛んできた。

 

トレディはそれを躱したがその直後に、彼女の身体に思いっきり蹴りが入り、

 

「くっ!」

 

吹っ飛ばされるが、綺麗に受け身を取り、誰が自分に蹴りを入れたのかを見たら、さっきまで地面にあった氷漬けのヴィータが奪われていた。

そして凍ったヴィータを担いでいたのは‥‥

 

「‥‥」

 

銀髪天然パーマの侍だった。

皆はその姿を見て、歓喜の声を出した。

 

「「「銀ちゃぁぁん!!(さぁぁぁん)」」」

 

其処に居たのは、いつもの死んだ魚の様な目をした銀時ではなく、すべてを睨み殺すかのような鋭い眼光をした坂田銀時であった。

 

 

 

・・・・続く

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