【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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標的14 普段おちゃらけてる奴が怒るとマジで怖い

 

「「「「銀ちゃあぁぁん!(さあぁぁぁん!)」」」

 

「ふぅ~くそっ、間に合わなかったか‥‥」

 

到着が一足遅かった事に悔しそうに言って銀時は周りを見ると、

 

「獄寺と神楽、か‥‥」

 

そして目線を氷漬けにされたヴィータに戻すと

 

(よく頑張ったな。副隊長‥‥お前の仇は俺がとってやる‥‥)

 

と獄寺の元まで歩いて、肩に担いでいた氷漬けにされたヴィータをおろして、

 

「新八ィ!こいつらを安全な所で保護しとけ!!あとは俺がやる!!」

 

その声色は怒気が含まれていてスバル達や新八までも一瞬震えた。

 

そして洞爺湖を取りに行こうとして、

 

「おい、坂田!」

 

獄寺の言葉に反応して

 

「そいつに長時間触れんな!そいつの手は触れれば触れるほど熱を奪う力がある。もし、ずっと触われ続けるとヴィータの様に凍っちまうからな!!!」

 

獄寺はトレディの危険性を銀時に教える。

 

「ああ、わかった。」

 

と洞爺湖を手にとり、

 

「待たせたな」

 

洞爺湖の切っ先をトレディへと向ける。

 

「次の相手は貴方?少しは楽しませてね...」

 

とトレディは無表情であるが、言葉で銀時を挑発した。

しかも、トレディは銀時が一連の行動をとっている時、強者の余裕なのか一切攻撃はせずに、ただジッと静観していた。

 

「はっ!楽しむ暇なんてねぇよ!!」

 

「獄寺に神楽にヴィータ...ここまで俺の仲間を傷つけたんだ‥‥やった借りは必ず返す!!」

 

と銀時がダッシュしてトレディへと接近する。

 

「むっ!?」

 

ヒュン、

 

ドン!

 

トレディの左腕に木刀を当てて、ガードされたとなると銀時はすぐに引いて次の攻撃に移った。

 

(な、何これ!?攻撃が読めない。そして速い...)

 

銀時の無茶苦茶な剣筋に驚いているトレディは刀を捌くのに集中していたら、

 

「っ!?」

 

下から自分の顎に向かって蹴りがきた。

 

「どうした?隙だらけだぜ?神楽モドキ」

 

「くっ!」

 

「うおおぉぉぉお!!」

 

洞爺湖で横から横薙ぎの攻撃を受けてトレディは吹き飛ばされた。

 

ズドーン!

 

 

~side獄寺達~

 

「な、何だ?あの剣術はあんなの見た事ねぇ‥‥」

 

トレディ同様、獄寺も銀時の剣裁きを見て、驚く。

 

「銀さんの剣術はパターンが無いんです。銀さんの剣は、完全な我流です。」

 

新八が言うと。

 

「我流?ってことは、あれは自分で生み出した剣術ってことか!?」

 

「はい。」

 

(山本も昔時雨蒼燕流前は形が無かったそれにスクアーロも自分で作ったって言っていたな...だがこれはスクアーロよりも鋭い...しかも動きが読みにくい‥‥)

 

スペルピ・スクアーロ、ボンゴレ独立暗殺部隊ヴァリアーに所属している2代目剣帝彼も独自の剣術だが銀時のはこれとも全く別物だと思いそして、

 

(それといつもの死んだ魚の目じゃなかった。あの目は完全に相手を殺る気の目だった...。)

 

と獄寺は銀時が普段の銀時ではない事に気づく。

 

「おい、メガネ」

 

「はい?」

 

新八は疑問に思い

 

「俺のポケットにライターが入っている。溶けきれねぇかもしれねぇができるだけ熱を与えとけ、そしたら神楽だけでも動けるかもしれなくなるからな。」

 

「わ、わかりました。」

 

「おい、いいアルか?お前だって冷凍寺になりかけているアル」

 

神楽は申し訳なさそうに言う。

 

「かまわねぇ、俺やヴィータは一気に解凍はできねぇが、お前の足程度ならできるかもしれねぇ。それに坂田がやられたらここに動けるのはいなくなる。エリオかスバル、お前らも高町かはやてを呼んでこい。戦況が悪すぎる。」

 

と獄寺が指示を出していた。

 

「わ、わかりました。」

 

と念話を入れようとエリオが動き

 

(さっきの客の慌て方からしたら望みは薄いができるだけ戦力が欲しい。)

 

獄寺はホテル内も戦場と化しているのではないかと推測したが、それでもトレディより厄介な奴はいないだろうと判断したが、それは甘かった。

 

 

~side銀時~

 

「どうした?楽しませてくれるんじゃなかったのか?さっさと来いよ、パチモン神楽!!あれぐらいでへばるわけねぇだろ?」

 

そして、

 

「くっ」

 

これまでの戦いで無表情だったトレディはここに来て初めて、悔しそうに顔を僅かに歪め、銀時を睨みながら、地面に手を置いて、

 

「IS発動‥アンジュレーション・フォー」

 

自身のIS能力を発動させる。

すると、辺り一帯の地面が一瞬で凍り始め、瞬く間に即席のアイススケート場が完成した。

 

「ちっ、地面を凍らせやがった。」

 

凍った事で、滑りやすくなり、これにより足場が悪くなる。

 

「足場の立地条件は最悪‥‥これで貴方はもう全力を出せない。」

 

「はっ、何を言っている?それはテメェも同じだろ?」

 

すると、トレディは何やら爪先をトントンと地面に数回打ち付けると、

 

シャキン

 

足から刃が出てきた

 

「なっ!?」

 

そして、トレディはアイススケートをするかのように氷を滑りながら銀時に近づいてきた。

 

「自分の能力よ。対策をしていない方がおかしいでしょ?」

 

「この野郎~ 」

 

トレディは銀時に向かい氷の上を滑ってきた。そして足の刃で銀時に切りつけた。

 

「くっ」

 

(あの足の刃もやっぱり武器になるのか!?)

 

銀時が紙一重でトレディの蹴りを避けても、

 

ツルッ

 

凍った地面のせいでバランスを崩してしまい、

 

ドン

 

銀時は倒れてしまいトレディはそれを見逃さず銀時に踏みかかってきた。

銀時は洞爺湖でガードして力任せでトレディを飛ばしてその後、洞爺湖を地面に突き刺してそれを軸に氷から出た。

 

「くそ、思った以上に厄介だな、あいつの能力」

 

銀時は流れ出る冷や汗を手の甲で拭う。

 

(だが、土俵が氷じゃなかったらまだ勝ち目はある。)

 

足場が不安定じゃなくしっかりとしているなら大丈夫だと思っただがトレディは、

 

ボォォ!!

 

距離を離したら炎で牽制してきた。

 

「何!?」

 

銀時は炎をよけると、トレディは溶けた場所をまた凍らせた。

 

地面が凍ったのを確認したトレディは銀時に向かい上から蹴りを入れようとした。

 

(こいつは、刃こぼれを気にしてんのか...ならこっちの土俵に入れるまでだ!!)

 

銀時も飛びトレディの足を洞爺湖で牽制して引いた瞬間足を掴んで凍っていない場所に投げた。トレディはこの時足に能力を発動させて銀時の左手を凍らせた。

 

「くうぅ、うおお!!」

 

地面に降りると直ぐにトレディに向かい地面を凍らせるのを防ごうとする。

 

まず上から振り下ろしてその次に地面に着地をして洞爺湖を凍らされないようにガードされていると思いきやすぐに引き次に移った、一見銀時の攻撃になすすべなしのように見える攻防だった。

 

だが、

 

銀時は右手のみで攻撃をしている為にやはり無意識に左手をかばい隙が前より多くなった。トレディはその隙を窺うかのように避けながら、

 

「...左手をかばっている...」

 

銀時に指摘する。

 

「ああ!!」

 

「ほら、」

 

トレディは銀時の攻撃を避けて、彼の左肩を掴み凍らせた。

銀時はトレディを引き剝がそうとしたが、今度はグーで腹を殴りそこも凍らせていった。

銀時は左半身と腹部が凍った状態となった。

 

「くっ!」

 

「へぶっ!!」

 

銀時は頭突きをして洞爺湖でトレディを振り払った。

頭突きを喰らったトレディは思わず変な声が出た。

両者は互いに距離をとり、睨みある。

そんな中、銀時は、

 

(コイツの白い肌、神楽そっくりの面‥間違いねぇ‥‥コイツは、やっぱ夜兎だな...拳の速さと言い、重さと言い、戦闘センスも申し分ねぇ...だが、夜兎にしては何でこんな妖術みてぇな能力が‥‥?機械の類を使っているわけでもねぇし‥‥それにお日様の下だって言うのに、コイツは笠をさしていねぇ‥‥)

 

戦闘能力の高さと神楽そっくりの容姿、そして白い肌から銀時はトレディが夜兎族では間違いないと確信を持つが、夜兎にしては、妙な術を使い、何より夜兎族の最大の特徴の一つとして、日光の光に弱いと言う弱点がこのトレディにはまったく作用していない。

しかし、この時、銀時は知る筈もなかった。

トレディがただの夜兎でないことを‥‥

トレディはある夜兎族のDNAデータを元にスカリエッティが生み出した戦闘機人であり、銀時が妖術だと思っていたのは、戦闘機人特有の能力、ISであり、スカリエッティが生み出したことにより、夜兎族最大の弱点である日光の光の下でも笠なしに活動できるように身体強化を施されていたのだ。

銀時がトレディに対して疑問に思っていると、

 

ドゴオォォォォォ!!

 

突如ホテルの壁の一部が壊れた。

 

「な、なんだ!?」

 

トレディを除く皆がその爆発がした方へと顔を向けると、其処から出てきたのはふらつく足で、何とか立っていることがやっとの状態のボロボロになったツナだった。

 

「くっ‥‥」

 

「つ、ツナ!?」

 

「ツナ君!?」

 

「じゅ、10代目!!」

 

獄寺達はボロボロになったツナの姿を見て、思わず声をあげる。

全門にはトレディ、そして後門にはツナを此処までボコボコにした謎の下手人。

銀時達は、何気にピンチになっていた。

 

 

 

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