【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~ 作:ただの名のないジャンプファン
~sideティアナ~
ツナとフェイトが買い物と言う名のデートに行っている時にある事件が起きていた、それは...
(兄さん...私...私は...)
食堂で大事そうにロケットを握りしめて今にも泣きそうな顔をして、それでも必死に耐えていたティアナ。
「ねぇ、ティア~ちょっといい?」
ティアナの心情を知る由もなく陽気な声でティアナに声をかけてきたスバル。
スバルから声をかけられてティアナは驚いて、手に持っていたロケットを机に置いて顔もいつも通りの表情に戻し、
「な、何、スバル?」
「ヴィータ副隊長が呼んでいたよ、行こ!!」
「え、えぇ‥‥」
ティアナもスバルについて行った。だがロケットをその場に置いていってしまいそれが事件の始まりだった。
少し間をあけて‥‥
「あれ?リボーンさんも10代目どこに行かれたんだ?」
食堂へとやって来たのは獄寺だった。彼はツナ達を探しながらここにやってきた。
そしてさっきティアナが座っていた場所に何気なく座る。
すると、彼はテーブルに置いてあったロケットに気づく。
「ん?何だ?これ誰かの忘れもんか?」
と何気なくそれを手に持ってロケットの蓋を開けると、
「こいつは...ティアナか?もう1人は...誰だ?この男?」
ロケットの中には小さい頃のティアナと同じくオレンジ色の髪をした青年のツーショット写真が入っていた。
獄寺がよ~く見ているとそのロケットが手から滑り落ちて、
パリーン
壊れてしまった‥‥
「あ!やべ!!」
これが事件の始まりだ。
運悪くその場にロケットを忘れた事を思い出して、慌てて戻ってきたティアナがこの場に居合わせた。
「あんた...」
「ティア...ナ」
「何して...っ!?それ‥‥」
「ち、ちげぇんだ、わざとじゃ‥‥」
獄寺が弁解する前に‥‥
バチーン!
食堂に乾いた音が響いた。
「いって!」
獄寺はティアナに目をやった。
壊した自分が悪いがここまで強くしなくてもと反論しようとしたがそれはできなかった。
ティアナの目には涙が零れ落ちそうになっていた。そして何の言葉も発さずにその場を去って行った。。
「何なんだ?あいつ...」
獄寺は壊してしまったロケットに目をやると、
「それぐらいのもんだったのか...」
と思いその場にずっといた。
~side夜~
この時からティアナは更に自主練に拍車がかかった。
「はぁ、はぁ、」
何の言い訳もしない。
それを心配なのか来たのは、
「ティアナちゃん、」
「シャマル先生...」
医者としてシャマルはティアナを放っておけなかった。
「あんまり根を詰め過ぎちゃだめよ」
「大丈夫です。これぐらい」
「だめ!!今日はもう休みなさい!!周りも暗いし明日も早いんだから」
「でも‥‥」
ティアナも何か言いたかったけど、シャマルの止めの言葉に
「これ以上はだめよ!やるならドクターストップをかけるから」
「はい...」
ティアナは渋々自室に戻っていった。
~side次の日~
昨日の事をなのは達に相談をしていたシャマル
「ティアナがそんな事を...無茶だけはしないでほしいのに‥‥」
なのははかつて自分がしでかしてしまった過去の失敗を思い出す。
「あんま無茶な自主練やったなら、こっちから荒っぽくなるやろうけど無理やり止めなあかんな」
なのはも今度ティアナに注意をしようときめた。もし、それでも無理ならはやてが言うつもりのようだ。
~side獄寺~
「おい、スバル!」
「ん?どうしたの?」
「これ誰だかわかるか?」
とロケットに入っていた写真を取り出していた獄寺はこれが誰なのかが気になっていた。
「これ...何処でこれを?」
「それは後で言うから今はこいつが誰なのか教えてくれ」
スバルは俯いていつもよりトーンの下がった声で答えた
「この人は、ティアのお兄さんのティーダ・ランスター、管理局でも結構なエリートだったんだ‥‥」
スバルのこの言葉に獄寺は疑問を感じ、
「だった?」
「ティアのお兄さん、ティアが小さい時にある事件で亡くなってしまったの、この時からティアは天涯孤独になったんだよ」
「.....あいつだからあんな顔を」
獄寺はティアナの涙ぐんだ顔を思い出した。
「これは言っていいかわからなけど‥‥」
「何だ?」
「ティアのお兄さんが死んだ時のお葬式でね、その当時のティアのお兄さんの上司が言ったんだ‥‥『犯人を追い詰めておきながら逃がすなんて首都航空部隊の魔導師としてあるまじき失態だ!!例え死んでも取り押さえるべきだった。お前は我が隊の恥だ!!役立たず!!』って‥‥小さい頃のティアには厳しかったんだと思う、この時からティアはお兄さんが役立たずじゃないって証明する為に今も頑張ってるんだ」
スバルの話した事に獄寺は、
「本当なのか?それ?」
「う、うん‥‥」
獄寺の声は静かだかスバルはビクッとなった。自分の怒気を無理やり鎮静させた声だったからだ。いつもの様に叫ばずにその場を去った
そして何やら部屋に一旦篭もり夜まで出てこなかった。
~side夜~
また夜遅くまで自主練をするティアナその時ある人物が通った。鼻歌まじりに来たのは
「~♪定春も元気だったネ、明日も早いしさっさと寝るアル」
神楽だった。
どうやら外で寝ている定春の様子を見て部屋に戻ろうとしていた。
そんな神楽の耳が遠くで物音を聞き取った。
「ん?何アルか?この音?」
音のする方に行くとティアナが自主練をしていた。
「こんな遅くまでよくやるアル」
何となく気になったのか神楽はティアナを見ていた。すると
~side獄寺~
「あいつ何処に行ったんだ?」
獄寺は人を探していた。
「どうしたの?獄寺君、こんな時間に?」
「あ、10代目、いえ何にもありませんので気になさらずに‥‥」
と獄寺は後ずさりその場を去った。
「どうしたんだろ?」
獄寺は少し走りながら
(部屋ならスバルに呼んでもらうか...ん?)
遠くにいたのはシャマルだ、何やら探しているみたいだが...
「あ、ちょうど良いところに獄寺君、ティアナちゃん見なかった?」
獄寺は探し人を言われ少し慌てたが、
「い、いや見てねぇが、どうしたんだ、お前がそこまで慌てて探すなんて、何かあったのか?」
シャマルは少し俯き
「この頃、ティアナちゃん、無茶をしているから心配で...」
下を向きそう話して
「おい、俺もティアナを探すぜ、あったらお前の所に行くように言っとくだから医務室に居てくれ」
「え、でも‥‥」
「いいから」
と走っていった獄寺。
「も、もしかしたら外にいるかもしれない!」
とシャマルが叫んだその言葉に獄寺は、
(外か...)
と隊舎から離れ木が並んでいるところに出たそこには‥‥
「やっと居たぜ、おい!」
声をかけるとティアナが振り向いたティアナは怪訝な顔をした。
「何か用?」
不機嫌な声で返したティアナ。
「シャマルが探してんぞ、お前こんな時間までやってんのか?」
「別に‥後で行くわ‥‥」
とまた練習しようと向き直した。
「おい、お前無理しすぎなんだよ」
(寶、ティアナを止めようと...)
「いいのよ、これぐらい」
「お前がここまでする理由はスバルに聞いた」
ティアナは一瞬驚いたが振り向かずに
「そう‥‥」
「お前の兄貴の事、確かにその上司はむかつくが兄貴はお前にここまでする事を望んでいるのかよ」
「何が言いたいの...」
「俺はお前の兄貴には会ったことがねぇけど、それでもこんな事を望んでないことはぐらいはわかる!」
「ア、アンタに何が分かるって言うのよ!!私の兄さんの事何も知らないクセに!私が執務官を目指すのをやめろって言いたいの!!兄さんの正しさの証明のために目指すなっーーー」
ティアナはいっぱいいっぱいだった。自分のミスこの前の事そして自分の事兄さんの事を何も知らない赤の他人がここまで否定してきた。だからもう半分は本音がさらけ出した何も知らない奴がとやかくゆうなと。だけど獄寺はそんなティアナの言葉に
「違う!お前が兄貴の為に体を壊すぐらい無茶している事だ!!」
獄寺もあった。ツナの為に命をかけることそれが右腕のやるべき事だとずっと思っていた。だがツナはそんな事を微塵も思ってなかった。ツナは獄寺に死んで欲しくなどなかった。ただ自分の為にそんな簡単に命をなげうって欲しくなかっただけだ。獄寺もそれに気付いてそれからは自分を失ったツナ達のことを考えて無茶をせずにそして仲間を助ける為に戦い始めた。
ティアナの事は正直あまり知らないだけどここにいる人は全員ツナと似た考えの人達だ。仲間を大事な人を守りたいそれは少しでも同じ
「っ!?」
それはティアナも同じだ。
「これを見たらお前がどんだけ兄貴を慕っていたのかがわかる!!」
取り出したのはロケットだ。以前とは違うのは傷が目立つがテープでつけていた
「ったく、ちゃんと手入れしてんのかよ、塩が溜まりすぎている。お前が沢山涙を流した証拠だ。お前がここまで思ってんだ。これぐらいで兄貴がどんな奴かは大体分かる」
ティアナがここまで大事に思う人だ。とても優しくティアナに接してティアナの心の支えになった人だから
そして獄寺も下を向いた。
「兄貴は多分こう思っていると思ってるはずだ。」
上を向き直して
「『俺の為にここまで無理するなって、塞ぎこまずに周りを見ろ』ってな、今のお前は過去に囚われて
獄寺の言葉にティアナは
「でも私には...頑張らないと...人一倍頑張らないと皆に離される、才能のない私には‥‥」
「そんな事ないヨ」
突如その場に出てきたのは神楽だ。
「えっ、いつの間に...」
「私が最初来た時の炎真との模擬戦、あの時のティアナの指示は完璧だったアル、他にも全員の動き方とか、細かく指示しているネ、これ出来んのは凄いことアル、私にはできないネ」
と素直にティアナの功績を褒めた神楽。
「ち、いらねぇ世話だったか」
と頭に手をやりながら、
「周り見てんじゃねぇか、これはスバルやエリオ達の中でもお前しかできねぇことじゃねぇのか?」
ティアナは黙り込んで、
「ひとの指示聞くのは簡単だ、だが人に指示するのは頭もいるし常に冷静じゃねぇとな...」
「お前もなかなか言うアルな獄寺!ちょっとだけ見直したアル、ただの喧嘩しかできない不良だと思ってたのに」
「アァ!何処がだ!?」
「タバコ臭い、喋り方、服装、その他もろもろ‥‥」
とどんどん指摘して言った
「だとコラ!お前なんてただ大食いなだけだろ糞ガキが!!」
「こんな事で怒ってるアルか?これだからガキは、ガキにガキ言われたくないネ」
と今にも「へ、」と言いそうな態度で答えた神楽、神楽の方が余裕そうだ
「ぐぬぬ」
と睨んでいると、
「頭来た!こいつで」
とダイナマイトを取り出して
「上等だ!てめぇのそのタコ頭、茹でダコにしてやるネ!!」
と取っ組み合いの喧嘩に発展しかけたが
「ぷ、もうやめなさい、喧嘩は」
「ん?今笑わなかったか?」
「別に、何であんたが私を忘れて神楽と喧嘩してんのよ」
「あ、」
「はぁ、神楽もこいつが不良なのは生まれつきなのよ、それ以上は言わないでよし」
「わかったネ」
「テメェ、」
と吠えるがティアナは
「さてと、」
と歩き出した。
「どこに行くんだ?」
「シャマル先生が探していたんでしょ?何処にいるの?」
「医務室だ。」
と答えて、
「ありがと、私はもうあがるわ。貴方達もはやく戻りなさい」
と言われ神楽、
「わかったネ、」
「は、ちょっと待て、何か釈然としねぇんだけど!!」
夜の六課の敷地内に獄寺の絶叫が木霊した。
・・・・続く
出たよ常套句なんて思わないでね