【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~ 作:ただの名のないジャンプファン
~sideなのは~
自室で何か思い出の品なのか大事に抱えていた。
㌧㌧
「どうぞ」
「失礼します。」
ティアナが入ってきた。夕食が終わり模擬戦の後、ティアナはなのはに呼ばれたので、やって来たのだ。
「来たね」
「はい、あの‥すみませんでした!!」
ティアナはなのはの部屋に入るとなのはに思いっきり頭を下げた。
「え?」
急にティアナから頭を下げられて戸惑うなのは。
「なんで。なのはさんに呼ばれたのかさっきまで考えていてこの前までの...無茶なトレーニングが耳に入ってで.....」
「そうだけど、そこまで反省しているなら、いいよ。」
ここまでは暖かい笑みで微笑んでいた。
だが次の瞬間顔が引き締まって
「でも、これだけは覚えといて、ちょっとしたことが発端になってそれが一生関わるかもしれなくなるってことを...ティアナの先はまだ長いんだから今はゆっくり進んでね」
なのはの雰囲気に一瞬言葉が詰まっただけどティアナも
「はい、わかっています。今回の事でスバルにもシャマル先生にも神楽にも心配をかけてしまいました。」
(それに、あいつにも...)
ティアナは気まずそうになのはから少し目をそらした。
「なんで私がティアナだけにそんな事を言うのか‥それは私が過去に体験したからなんだよ」
「なのはさんが!?」
「うん‥魔法に出会う前の私は、運動もダメで、勉強も普通だった‥‥毎日をただ平凡に普通に生きていた‥‥そんな時、突然魔法に出会った‥‥それから私の周りは一変した‥‥自分にこんな取り柄があったんだ‥‥って、新鮮に思えた。クロノ君やリンディさん、ユーノ君とも出会って、みんな私の事を必要としてくれている。みんなが私の事を見てくれている‥そう思えたの‥‥」
(へぇ、なのはさんって運動音痴だったんだ‥‥)
なのはの過去の告白でティアナはなのはが運動音痴である事実を知った。
最も今のなのはも魔法が無ければ運動音痴に変わらないが‥‥
「私の家、今はお父さんもお母さんも喫茶店をやっているんだけど、私が魔法と出会う少し前、お父さん、ボディーガードの仕事をしていて、仕事中にテロに巻き込まれて大怪我をしちゃって‥‥それが元で私の家族は心が離れちゃった‥‥お父さんが無事に帰って来ても、私はやっぱり不安だった‥‥いつまた家族の心が離れちゃうのか‥‥」
(家族‥か‥‥)
なのはの家族の話にティアナは共感を覚えた。
「魔法に出会って必要とされていると感じてから、私は必死に頑張った‥‥魔法と言う取り柄を無くしたら、お父さんの時の様にみんな私から離れて行っちゃう‥‥誰も私の事を見てくれなくなっちゃう‥‥そんな不安が常にあった‥‥」
なのはは手を組んでティアナに当時の事を話すがその手は小さく震えていた。
「その結果がコレだよ‥‥」
なのははテーブルの上に置いてあったリモコンを操作する。
画面には当時10歳のなのはが病院のベッドに医療用機器のコードやチューブ、身体には包帯を巻かれた映像が映し出される。
「っ!?」
その映像を見て、ティアナは思わず絶句する。
管理局のエース・オブ・エース(または管理局の白い悪魔)と呼ばれているあの高町なのはが、この様な姿をするんなんて考えられなかった。
「みんなの事を信じ切れず、オーバーワークをした私は当時、まだ正体不明だったガジェットと交戦し、今までの無理がたたってこうなった‥‥この時、病院の先生からは魔法を使うどころか歩くこともできないかもしれないって言われたの‥‥」
「魔法を使えないって‥‥でも、なのはさんは‥‥」
「うん、必死でリハビリをして、歩くことも魔法を使うことも出来たよ‥‥でも、この時の痛みと辛さはこれまで体験して来た中でも一番の辛さだった‥‥」
「‥‥」
「もし、ティアナがあのまま無理をしていたら、ティアナもこうなっていたかもしれない‥‥私と同じ様な苦しみをティアナには体験してほしくない‥‥ティアナは無茶なトレーニングをしているって聞いて真っ先にこの事が脳裏をよぎったの‥‥」
「は、はぁ‥‥」
もはやティアナは余りにも唐突な事で思考がついていけなかった。
「だから、ティアナ、今後は絶対に無茶はしないで、困ったことがあれば、遠慮なく私を頼って!!お願い!!」
「は、はい‥‥」
なのはの勢いにティアナはそう答えるしか出来なかった。
「それと、今回の事でティアナはレベルアップした...だからティアナ少しクロスミラージュを貸して」
と言われ頭に?が浮かんだがティアナは渡した。
「もしもの時のために用意していたんだ。執務感になるならこれは必要、今のティアナにはこれが使いこなせるしね。」
と返されて
「命令してみてモード2って」
「モード2」
と言われて魔力でできた刃が出た。
「あの時は幻影だった...だけど貴方が目指すならこれも使いこなせるようにならないと」
なのはの顔は完全に先生のようだった。ティアナは驚き少し赤面となり
「...ありがとう...ございます」
頭を下げて少しこの場にいてその後ティアナは自室に戻った。
なのはも寝ようとしてる時にフェイトがタイミングを見計らったかのように入ってきた。
「お疲れ様。」
「フェイトちゃん...ティアナもこれで心配いらない...かな」
「そうね、あ、明日朝イチにはやての所に来て、はやてが言っていた。」
フェイトの話になのはは?を浮かべてフェイトも詳しい内容を知らない様子だ。
そしてその後二人は寝静まり...
~side翌日~
「何か用かな、はやてちゃん」
昨日フェイトに言われたように部隊長室に来たなのは因みにフェイトもついていった
「おお、来たな。」
中にいたのははやて、そしてヴィータだ。
「前々からヴィータに言われてたんやけど今回はヴィータが強く志願してきてな、この頃働き詰めやったさかい少しぐらい休暇を入れてもええやろなって」
はやてが言うと
「休暇?」
「そや、今日1日何処かで遊ぶとか、ショッピングとかしてきいや」
とはやてのに言われたがなのは自身は何をすればいいのかよくわからないので
「でも皆に悪いんじゃ...皆働いてるし...」
「何言ってんだ、お前は人一倍仕事してたんだ。少しぐらい遊んで来ても罰は当たらねぇよ。」
ヴィータが言うと
「それに1人で...てのも」
「確かにそれはあるな」
ヴィータも頷き
「それなら私がーー」
はやてが提案しようとしたら
「ごほん、ごほん」
フェイトが咳をして少しオーラが黒くなった。はやて自身がもうちょっと仕事しているなら行ってもいいがだいぶ仕事を貯めている為に...
「冗談です。」
「私はこの前ツナについて行ったし...」
フェイトもこの前休暇を使った。
「誰かいい人おらんかな」
と扉を開けて見るとそこには偶然起きたばかりの銀時がいた。
「ん?」
「あぁ、丁度えぇ人がおったわ!銀ちゃん、銀ちゃん!!ちょい来て!!」
と銀時を部屋に招き入れた。
「何だ?朝からテンション高けぇな。今日はクリスマスですかーコノヤロー」
「そやな、もうすぐでクリスマスやな...じゃなくて!!」
と手を右から左に動かして、
「今日1日なのはちゃんと遊んできてや」
「は?」
「...急に言われてわからないよね。実はカクカクシカジカで」
とフェイトの説明により銀時も理解して
「成程、それで粋な遊び人の銀さんに」
とキメ顔なのか(。 ・`ω・´) キラン☆とした顔になった。だけど
「いや、たまたまそこに居たから。それに銀さんは粋な遊び人やのうて、ただの暇人やないか」
とはやては真顔で手を振り否定した銀時は気分を害したのか、
ペシッ!!
と少ししばいた。
「まっ、そうゆことやから、なのはちゃん。銀ちゃんと2人で遊んできぃ~こっちはこっちで仕事しとくから。」
と言うことで、
~side駅~
「来ちゃった。」
「へぇ、これがね~結構賑わってんな」
物珍しそうに銀時が周りを見ていた
「んで、これからどうすんだ?」
「...ど、どうしよう?銀さんは何処か行きたい所ある?」
なのはは銀時に聞いた。
「.....良し、なら居酒屋かパチンコだな」
行先のチョイスが中年のオッサンレベルな銀時。
もし、この場に神楽かはやてが居たら、銀時はシバキ倒されていただろう。
「む、無理だよ!!私、まだ未成年だよ!?お酒もパチンコもお店には入れないって!!」
「ちっ、ならどうすっか、お前のおかげで折角休めんだ少しは考えねぇとな」
とこれから両者が考えていると、
トン
「あ、すいません」
「こっちこそ」
なのはにまだ9歳ぐらいの少年が当たった。普通になのはが通行の邪魔になったように見えたが銀時は見逃さなかった。
「はい~ちょっと待てボウズ」
と肩を掴んだ子供は掴まれた時にドキっとして
「ちっ、」
逃げようとするが、銀時が少年の頭を掴み
「おら、すったもんを返せ」
「うっ、」
「え?」
子供は銀時に捕まりそう言われて目をそらす。
反対にすられたなのはキョトンとしている。
「あんま大事にはしねぇから、なのはの財布を返せ」
銀時は死んだ魚の様な目で少年を睨んだ。
・・・・続く
ではまた次回。