【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~ 作:ただの名のないジャンプファン
この日、ツナが今日の分の仕事を終え、寮に戻ろうとした時、反対側からはやて、キャロ、新八が歩いてくるのに気付いた。
随分と珍しい組み合わせだと思っていると、
「おっ?ツナ君やないか。お仕事終わったんか?」
「はい」
「そうか‥ちょうどええ、ちょっと付き合い」
「えっ?」
訳の分からないままツナははやてに連行された。
そして、六課の部隊長室‥つまり、はやての部屋にて密談が行われた。
部屋は電気もつけずに、蝋燭の明かりだけが灯され、何やら不気味である。
「さて、みんなを呼んだのは他でもない」
準備が整いはやてがメンバーらに声をかける。
「いや、俺は巻き込まれただけなんですけど‥‥」
ツナがはやてに自分は此処に来たくて来たわけではないと言う。
「奴が遂に動くでぇ‥‥」
「ちょっ!?はやてさん!!スルー!?」
ツナは自分の意見が無視された事に対してツッコム。
「はやてさんそれは確かですか?」
キャロがはやてに確認する。
「間違いない。奴の周りには常に犬(ザフィーラ)が張っておった‥奴もそれに感づいてナリを潜めていたが、我慢出来ずに動き出したみたいや‥‥私はもう後手に回るつもりはない、上の連中がガタガタ言うつもりなら辞表を出す覚悟やで」
はやては一息入れてからその決意を皆に言う。
「ふぅ~‥‥決戦や。奴も奴の企ても全て潰すで」
「そうですか、はやてさんがそう言うのなら僕らの命もはやてさんに預けます」
新八が珍しく真剣な表情ではやてに意思を伝える。
(え?え??な、何かやばいことに巻き込まれてない?俺?)
はやて達の真剣な雰囲気にこれはかなり危険なことだと判断したツナだった。
~sideクラナガン リニア駅 ロータリ付近~
日曜日になり前回、アイドルである夏野と炎真が約束した日になり、駅前広場にて、
「炎真さん!」
夏野が炎真に声をかけながら走って来た。
「ごめんなさい、待ちました?」
「いや、今来たところ?」
炎真はデートではお決まりのセリフを言う。
「そうなんですか?良かった~炎真さんをまたせちゃったかと思いました。実はリニアが遅延して‥‥」
夏野はもしかしたら炎真を待たせてしまったのではないかと思ったが、彼の言葉を信じ、炎真を待たせていなかったと思い安堵する。
2人のそんな会話を物陰から聞いていたはやては、
「あのアマぁ~ふざけやがってぇ~エンマはなぁ~己が来るのを15分待っていたんやでぇ~エンマの貴重な15分を無駄にした罪ぃ~‥‥己の残りの人生できっちり償って貰おうやないか!!」
顔を引き攣らせながら、デバイスを起動させるはやて
「おい、ツナ君ちょっと土台になり」
はやてがツナの方を向き、彼に自分の土台になる様に言う。
「待たんかい!!『奴』ってこの前来たアイドルの夏野春香さん!?」
はやて達の言う奴の正体を知り、ツナがはやてにツッコム。
「アイドルなんかやない!!あんなアバズレ、私はアイドルなんて認めないで!!」
「いや、れっきとしたアイドルですから!!って言うか、炎真君と彼女のデートを邪魔しに来たんですか!?」
「ちゃうで」
ツナの質問にはやては即答で否定した。
「じゃあ、何しに来たんですか?」
「私はエンマに近づくあのアバズレを抹殺しに来たんや!!」
「私も同じです」
「僕は気になって‥‥」
(まさか、炎真さんを仲介にしてアイドルとお友達になりたかったなんて言えない‥‥)
「アンタらそれでも治安維持組織の人間か!?」
新八はともかく、はやてとキャロの言動はとても管理局員らしからぬ言動であった。
「でもな、ツナ君、考えてもみてや、あんなアバズレがエンマを幸せにできると思うか?いや、私だってエンマが好きになった相手を認めたいんや‥‥それでも悩んで色々考えた‥‥そんで抹殺しかないって結論に‥‥」
「考えが物騒すぎ!!」
はやての考えにツナがツッコム。
本来ツッコミ役は新八の役なのだが、今日の新八は、はやて側についているためかどうにもツッコミのキレが悪い。
「はやてさん、ターゲットが移動し始めました」
キャロの報告を聞き、はやてが炎真達の方に視線を向けると、
「よし、行くか!」
「はい!!」
キャロの言う通り、炎真達は、どこかへと行こうとしていた。
「あ、あかん、追うで!!」
「「了解です」」
「あっ、ちょっと‥‥はぁ~仕方ないなぁ~」
はやてはデバイスをしまい、他のメンバー達と共に炎真らを追った。
ツナはやれやれと思ったが、このままはやてとキャロを放置しておくと本当に夏野を抹殺しかねないので、渋々後を追った。
~sideオープンカフェ~
現在ここでお茶をしている炎真と夏野を少し離れた席で監視をしているはやて達
「こんな所もあったんだね。」
「はい、気に入りましたか?」
とここで紅茶が来て飲もうとしたら炎真のカップのトッテが壊れて炎真にかかる。
「あ、あつ。」
「大丈夫ですか!?」
と夏野が駆け寄りかかった部分を拭いていた。
「ありがとう、夏野さん。」
「いえいえ」
と戻った時にテーブルにあたりカップが倒れて
「きゃ、」
「大丈夫」
と炎真も持っていたハンカチで拭いてあげた。
「何か一緒ですね。」
「そうだね。」
~sideはやて~
「あのアマぁ~エンマにくっつき過ぎやろ。」
「全くです!」
目の前でイチャラブを見せつけられてはやてとキャロはドン、ドンとあるものを叩いていた。
「ちょっ、やめ、息が‥‥」
叩かれていたのはツナだった。
構図ははやてがツナにヘッドロックして、キャロがツナの腹に腹パンをしていた。
「ちょ、ちょっと落ち着いて」
「そうですよ。2人共、あんまり物音を立てると気づかれちゃいますよ」
新八がはやとキャロに注意する。
~side???~
はやて達が馬鹿をやっている近くの席で、
「はる!そうよ『同じ』と言う事は妙な連帯感を生むそれは男心くすぐるのよ!」
いたのはこの前影が薄かった冬島秋だった。
「ちょっと!!誰よ!!今影が薄いって言った奴!?」
天の声に思わず反応する冬島。
すると、
「「ん?」」
炎真と夏野を尾行していたはやて達と目が合った。
「あっ、この前の六課の人達ではないですか!」
「君はこの前の確か」
「冬島です。」
「そうだったね」
アイドルなのにすっかり忘れていたツナであった。
「で、あんたが何でこんな所におんの?」
「同僚の恋の応援です。」
バキッと何かが折れた。
「へ、へぇ~そうなんや」
「彼女はね、天然で図太くてそして何より少女漫画が大好きなんでそれでこの前の事に運命を感じているの‥それで、恋の応援してあげようって‥‥」
「へぇ~少女漫画かだからあんなベタな惚れ方したのか」
「あ、移動するみたいです。」
とキャロが言い皆(はやてとキャロと冬島が)直ぐに移動した。
~sideクラナガン 繁華街 裏町地区~
何かいかがわしいホテルが並んでいる所にやってきた2人
(何だろう?色々なホテルあるけどこれって前に銀さんが言っていた‥‥)
ツナがラブホを見ながら、以前銀時に言われた『大人のホテル』が脳裏に浮かぶ。
「あ、あ、あのあそこで休みませんか」
と『男と女の巣』と言うホテルを指さした。これには炎真もキョトンとなり、何を言っているのと弁明した。
「だ、だって秋ちゃんが男の人はああいう所で2人っきりになったらいいって」
(秋ちゃん、この娘に一体何を教えているの!?)
炎真は夏野にしょうもない知識を植え付けた『秋ちゃん』に心の中でツッコんっだ。
~sideはやて達~
もちろん行動を覗いていたこちらはの反応は‥‥
「ちょ、アンタ!!純情そうな同僚になんて事教えてんの!?」
ツナが炎真と同じ事を冬島にツッコム。
やはり、今日の新八のツッコミはどうもキレが悪い。
「男なんて単純だからね、ちょっとかわいい子にピ―――をピ―――したら簡単におちるのよ」
すると、冬島はアイドルらしからぬ、銀さん並の禁句用語を並べた。
「いい加減にしてくださいそんな事、羨ま‥‥R18タグをつけなきゃいけないでしょ本当に羨ま‥‥けしからん」
と新八が鼻血を出しながら言った。
「本音がダダ漏れやで。新八君」
これにはここにいた全員がひいた。
~side炎真~
「ねぇ、ここじゃなくてもいいかな?」
「え、」
「2人っきりになりたいならいい場所知っているんだ。」
と笑顔で炎真が答えた。
そんなわけで‥‥
~sideはやて~
「ここは」
はやてが少し驚いて
「どうしたのはやてさん?」
「いや、何もない」
(エンマまさか‥‥)
としょぼんとして
現在地は前にはやてと出掛けた時に襲われた街道である。
「あ、動きがあるみたい」
「はる行くのよ!!こくれ!」
~side炎真~
場面はこちらに戻り
「夜景綺麗ですね。」
「うん、僕もはやてに教えてもらったんだ。」
「はやてって部隊長さん」
「うん。」
「ここなら」
「ん、」
「あの、炎真さん!私とお付き合いしてもらえませんか!」
「え、」
「私、男の人とは無縁でそれで、よく少女漫画何かで知識を得てたんですが、この前の運命的な出会いをしてから私、炎真さんのことが...」
突然の告白で炎真は
「ごめんね、それはできないかな。」
炎真はあっさりふった。
「それは他に好きな人が」
炎真を見る目は潤んでいた。
チラッ
「どうだろうね、でも好きかもしれないかな」
~sideはやて~
「あれ、今こっち見なかった。」
「え、」
「今、好きかもって」
「それって」
「誰の事?」
ツナ、はやて、新八、キャロが言う。
「あの子が振られた‥‥」
冬島はそこに意識がいっていた。
~side炎真~
「そうですか、なら友達とかは」
「それはいいよ、僕でいいなら。」
「お願いします」
少し涙が出てたがとてもいい笑顔で答えた。
「さっ、暗いから帰りな、あそこの友達に送ってもらったら。」
と隠れている方向を指さした。
Σ(・ω・;)ギクッ
全員驚いて
「秋ちゃん、皆見ていたんですか!?」
「こ、これはね、はる~。」
夏野に見つかり狼狽える冬島。
「‥‥」
すると、無言で近づいて
「今度ケーキおごってね」
ダークスマイルを浮かべて、そのまま帰って行った。
「あっ、待ってよはる~、あっ、皆さんさようなら。」
と一礼して 夏野を追いかけてそのまま帰って行った。
で炎真の方に目を向けて、
「炎真君‥その‥‥さっきの事なんやけど‥‥」
ツナが恐る恐る炎真に尋ねる。
「ん?何のこと?」
「好きかもってまさか。」
とはやても炎真に恐る恐る尋ねると。
「さぁね、人の恋路を覗く趣味の人はあまりね...」
と少しイタズラぽい笑みを浮かべてそう答える。
「いや、これは新八君がな、行こう行こうってしつこいから来たんや」
「え、責任をなすりつけんの!」
自らが主犯格の筈なのに、新八(一般人)に責任を擦り付けるはやて(管理局員)。
「まさかはやてさんの事が‥‥」
「それじゃあ帰ろうか。」
炎真ははやて達と共に帰路へとついた。
~ウラバナ~
これは夏野達が見学に来てそのまま帰って行った時の事
「ねぇキャロちゃん、この曲歌って」
「嫌です。今はそれどころじゃ」
「何の騒ぎ?」
新八がキャロに迫っていたところにフェイトが入っていった。
「助けて新八さんが!」
「え、新八、何しているの?」
「新八がロリに目覚めたネ。」
「いや僕は、キャロちゃんにこの曲を・・・」
「嫌がっている私に無理やり‥‥」
と涙目で訴えた。
「新八、幾らモテないからってお前ここまで‥‥」
銀さんは新八から距離を取る。
「バルディッシュ‥‥」
フェイトは怒りをあらわにしてデバイスを起動させる。
「いや僕は、キャロちゃんに『歌って』って言っただけ‥‥」
「「問答無用!!」」
「ぎゃ――――!!!」
フェイトの怒りの一撃を受けてもメガネ(新八の本体)は攻撃を免れ何とか無事だった。
ではまた次回。