【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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標的58 どんなに特別でも、普通と何も変わらない。

~side白蘭~

 

「う~ん‥君の自慢の生徒さんも、銀髪侍もいないねぇ~」

 

これだけの騒ぎならば、ツナ達が来てもおかしくはないと思っていた白蘭だったが、何時まで経ってもツナも銀時も現れない事にちょっと疑問を感じている白蘭。

 

「お前何をしに来やがった。」

 

「別に、近くを立ち寄ったらたまたま君達を見かけたから声をかけたんだよ。」

 

「テメェ、ふざけているのか?」

 

白蘭の言葉がどうしても信じられないリボーン。

 

「ふざけてなんかいないさ、ただ僕個人としてもどうしても譲れないものがあるのさ」

 

「譲れないものだと?」

 

白蘭の言葉に眉を顰めるリボーン。

 

「うん、それはもう1人来てからね。確かに今日此処に居るのは偶然だけど、前々から用がある人物が居たから、今日はその用事を済ませようと思ってね‥‥」

 

「?」

 

白蘭の言う『もう1人』と言う言葉に首を傾げるリボーン。

そこへ、

 

「リボーン!!」

 

「スバル、」

 

ビル爆破現場から戻って来たスバルがリボーンと合流した。

 

「皆の避難はだいたい終わったよ。六課に連絡も言ったからすぐに来るって」

 

「いやぁ~ソレは面倒だねぇ~君の生徒やあの銀髪の侍が来るのは正直好まない。だから要件をさっさと終わらせないとねぇ~♪」

 

 

「要件?」

 

「?」

 

白蘭の要件とは何なのだろうか?

しかも彼の様子からどうも、用があるのは自分ではなく、スバルに有る様だ。

リボーンの予想通り、白蘭は顔をスバルに向けると、

 

「スバル・ナカジマ、僕と一緒に来ないかい」

 

突如、彼はスバルに自分達の側につかないかとスバルをスカウトしてきた。

 

「え?」

 

いきなり白蘭からスカウトされたスバルはキョトンとする。

 

「やはり、スバルが目的か!?」

 

「何言っているの?私は貴方と何て絶対行かない!!皆を傷つけ、皆に恐怖を与えた貴方と何て.....「フフ‥若いねぇ~」」

 

最初はキョトンとしていたスバルであるが、次第に白蘭の言葉の意味を理解すると、白蘭を睨んで、彼の誘いを拒否するが、スバルの言葉を遮って白蘭はやれやれと呆れた態度をとる。

 

「え?」

 

「やっぱり君は若すぎるね、もうすぐ起きる戦争はこれぐらいじゃ済まないよ」

 

「戦争?」

 

「うん♪」

 

「白蘭、テメェ一体何を企んでやがる。」

 

「ねぇ、スバルちゃん。正義って何かわかる?」

 

リボーンは白蘭を睨みつけるが、白蘭はリボーンを無視して尚もスバルに話しかける。

 

「え?」

 

「正義だよ、正義‥‥スバルちゃんは一般人の命を守る管理局が正義って思っているでしょう?」

 

「.....」

 

「でもね、それは夢見る子供達と何ら変わんないのさ、本当の正義っていうのは、勝者が作った虚言さ、正義は正しい?そりゃそうさ、勝ったものが正しているんだから‥‥よく言うだろう?『死人に口なし』『勝てば官軍負ければ賊軍』って‥‥」

 

「一体何が言いたいの?」

 

正義理論を語る白蘭を睨むスバル。

彼の言う事はスバルなりに理解はしている。

それでも管理局が正義と信じているのは、自分の父も母も姉も管理局を信じてきたからだ。

 

「僕が言いたいのは、これから勝者が‥正義がガラッと変わるってことさ~♪この腐りきった正義の崩壊と共に新たな時代がやってくるのさ!!」

 

「皆を傷つける貴方達テロリスト何かの所に行くわけない!!」

 

「へぇ~テロリストねぇ~」

 

「そうだ!!お前達は皆を傷つけた!!それでいて何が正義だ!!私は戦う!!貴方達から皆を守る為に!!」

 

「スバル」

 

「ハハ‥ハハハハハハハハハハハ‥‥スバルちゃんの大層ご立派な考えは分かった。だからこそ言っておくけどね、管理局は人なんて守ってなんかいないよ」

 

「え?」

 

「奴らが守っているのは税金を払う人間と自分たちの地位を確立させる人間だけなんだよ。まぁ、中にはスバルちゃんのような人もいるけどね。だけど、どんなに偽善者が居てもあまり意味は無いのさ、寄せ集めの偽善より個人のどす黒い欲望や執着の方が強い!!この世界はそう出来ているからね!!」

 

「嘘だ!!」

 

「落ち着けスバル、管理局がどんな闇を抱えていようと関係ない。お前はお前だろ。」

 

「リボーン...うん!」

 

「私はバカだから難しい事はよくわからない。」

 

「...」

 

「でも私が知っている人達はね、欲望の大きさだけの優しさを持っているよ、」

 

「管理局が何とか、そんなの私には関係ない、私は機動六課所属、スバル・ナカジマ、私の力は壊すためじゃない。」

 

スバルは己の信念に従い、管理局を信じ、自分の正義を貫くと白蘭に宣言する。

 

「ふ~ん‥‥ところで君はミッドから出て他の管理世界に行った事があるかい?」

 

「えっ?」

 

すると、突然白蘭は話題を変えて、スバルにミッド以外の管理世界に行ったことがあるかと尋ねてきた。

 

「君は、他の管理世界‥‥特に辺境に近い管理世界へと行った事があるかと聞いているんだよ」

 

「‥‥」

 

「どうなの?」

 

「‥ない」

 

スバルはこれまでミッド以外の管理世界に行ったことがなく、この前任務で赴いた地球がスバルの初の世界旅行であった。

それ故に他の管理世界がどういった世界なのかは管理局がテレビ放送で流しているPVや旅行のパンフレットの写真でしか見た事がない。

 

「やっぱりね、だから君は管理局が正義なんて思えるんだよ」

 

白蘭は上から目線でスバルに語る。

 

「まぁ‥‥もしだけど、僕達が戦争で負けた後で良い‥‥他の管理世界‥‥そうだな‥‥管理世界番号が末端の世界にでも行ってみるといい、君の信じる管理局のいう正義が揺らぐさ‥‥絶対にね」

 

最後の台詞を吐いた時の白蘭の顔はまさに狂気に満ちる笑みを浮かべていた。

その笑みに思わずビクッと身体を震わせるスバル。

リボーンでさえも冷や汗が一筋流れた。

 

「でもさ‥‥」

 

そして白蘭は再び話題を変えてきた。

 

「そもそも君の存在自体って矛盾しているよね?」

 

白蘭は、クスッと小馬鹿にした笑みを浮かべてスバルの存在を否定し始めた。

スバルは白蘭の言う『存在』という部分に反応した。

 

「ん?何を言っている?白蘭」

 

「あれ?君、もしかしてお仲間に自分の正体を教えていないの?」

 

白蘭の言葉にスバルからは脂汗が滲み出て、身体も小刻みに震えている。

この場に居るのが父であるゲンヤ、姉のギンガ、そしてスバルの出生の秘密を知っているマリー、ティアナならば、此処までの反応は示さなかったが、今此処に居るのはリボーンだ。

彼が自分の正体を知れば、そこからツナ、フェイト、なのは、はやて達に自分の正体が知れ渡ってしまうかもしれない。

自分の正体がバレた時、皆は自分の事をどう思うだろうか?

皆が皆、ティアナの様に自分を受け入れてくれるとは限らない。

もしかしたら、自分の事を化け物の様に見るかもしれない。

スバルはそれが怖かった。

 

「へぇ~だったら、僕は親切だからね、リボーン‥君にこの子の事を教えてあげよう。実はスバルちゃんはね‥‥」

 

「黙れ!!ディバインバスター!!」

 

スバルは白蘭の口を黙らせようと白蘭に渾身のディバインバスターをお見舞いする。

だが、

 

「フンっ!!」

 

白蘭はスバルのディバインバスターは片手で弾き飛ばした。

 

「っ!?」

 

「なんなんだァ?今のはぁ?」

 

「スバルの‥ディバインバスターを片手で‥‥まるで、虫を払うかの様に‥‥」

 

白蘭の行動にリボーンも少し驚いた。

 

「やれやれ、いきなり撃つとは乱暴だなぁ~ まっ、それが君の本性なのかもしれないけどね」

 

「っ!?」

 

「おい、さっきから何訳の分からないことをベラベラ言っている!?」

 

「そうだね、リボーン君が待ちくたびれているみたいだから、教えてあげよう」

 

「い、嫌!!止めて!!」

 

スバルは大声をあげて白蘭に自分の正体をバラすのを止めようとするが、白蘭は止める事無く、リボーンにスバルの正体を教えた。

 

「其処に居るスバルちゃんはね、ただの人間じゃない‥‥戦闘機人と呼ばれる存在なんだよ」

 

「戦闘機人?‥‥だと?」

 

「そう‥‥簡単に言えば、殺戮人形‥人間モドキの兵器さ」

 

「‥‥」

 

リボーンに自分の正体を知られたスバルは顔を俯かせる。

 

「スバルが‥‥って事はまさか、姉の‥‥」

 

「そう、スバルちゃんのお姉さん、ギンガちゃんもスバルちゃんと同じ、戦闘機人‥‥君達がこれまで何度か戦ってきたあのトレディとか言う子と同じ存在なんだよ」

 

「‥‥」

 

白蘭の言葉に完全に意気消沈しているスバル。

 

「全く、管理局は勝手だよね?自分からクローンや戦闘機人研究は禁止しているくせにその戦闘機人やクローンを局員として雇っているんだから‥‥それとも管理局員は自分達が決めた法律を破っても良いって言う暗黙の了解でもあるのかな?ねぇ、その点どう思う?戦闘機人のスバルちゃん」

 

「‥‥」

 

「でも、その暗黙の了解があるからこそ、今の君達がある訳だ‥‥もし、管理局が厳しく法律を施行していたら、君達姉妹は処分されていてもおかしくはなかったからねぇ。ハハハハハ‥‥よかったね、スバルちゃん。管理局が正義の味方で、ハハハハハ‥‥」

 

管理局に対する皮肉をたっぷりと含んだ言い方をしながら、白蘭は腹を抱えて笑う。

 

「ん?ちょっと、ねぇ、こんな事で簡単に壊れないでよ、君は戦うと言ったんだから、この後の戦争には是非とも参戦してくれないと困るんだけど?」

 

「おい、いい加減にしろよ!!白蘭!!」

 

リボーンは意気消沈しているスバルを守るかのように彼女の前に立ち白蘭を睨む。

 

「嫌だなぁ~僕は君にスバルちゃんの真実を教えてあげたのになぁ~そこまで言われるのは心外だよぉ~」

 

「確かにお前が言った事はスバルの出生に関する真実かもしれない。だが、どんな生まれをしようよと関係ねぇ。これまで管理局員としてのスバルを見れば、スバルは決してお前の言う殺戮人形でも兵器でもねぇ」

 

「まぁ、どう解釈しようが、君の勝手さ‥でも、この世界の人間全員がスバルちゃんの様に異端を受け入れるわけじゃない。それはスバルちゃん、君自身がよく分かっている筈だ」

 

「‥‥」

 

確かに白蘭の言う通り、この世界全ての人間がスバルの様な異端の存在を受け入れてくれるわけではない事をスバルだってちゃんと認識している。

 

「そんな連中もスバルちゃん、君は今後も助けるのかい?」

 

「‥‥」

 

「君に助けられた人間が、君の正体を知った途端、『化け物』『人のふりをした人形』『汚らわしい、触るな!!近づくな!!』と罵倒してくるかもしれないのに‥‥ねぇ、そんな連中、救う価値はあるの?」

 

「そ、それは‥‥」

 

「ないよね?そんな恩知らず‥‥」

 

「‥‥」

 

「もう一度言うよ‥‥スバルちゃん、僕らの仲間にならないかい?僕らの作る新しい世界は君にとって‥いや、君達姉妹にとってきっと住みやすい、優しい世界になるよ」

 

そう言いながら、白蘭はゆっくりとスバルの傍に寄り、手を伸ばす。

 

「スバル、コイツの言う事なんて信じるな!!」

 

「うっ‥‥でも‥‥リボーン‥‥」

 

スバルの心は揺れていた。

白蘭の言葉はまさに麻薬の様に甘美で危険な言葉であった。

そこへ、

 

「クロス・ファイヤーシュート!!」

 

オレンジ色の魔法弾が白蘭に向かって数発向かって来た。

 

「チッ」

 

白蘭は飛び上がり、その魔法弾を躱す。

 

「スバル!!アンタ、なにやっているのよ!?アンタらしくもない」

 

「ティア‥‥」

 

其処にはバイクに跨りながら、クロスミラージュを構えるティアナの姿があった。

 

 

 

~side地上本部ビル~

 

 

スバルとリボーンの下にティアナが駆け付けた頃、地上本部ビルの一室で待たされているはやてとなのはは‥‥

 

「ええい!!何時まで待たせるねん!!」

 

かれこれ、一時間以上、別室で待たされているはやてが、遂に切れた。

 

「は、はやてちゃん、落ち着いて!!」

 

「大体、人を待たせておいて、茶の一杯も出さんてどういう事や!!」

 

「そ、それはそうだけど‥‥」

 

「あぁ~もう、ちょっと自販機で何か飲み物でも買って来るわ!!お偉いさんが来たら、なのはちゃん、ちょっと時間稼ぎ頼むで!!」

 

「えっ!?ちょっと!!はやてちゃん!!」

 

なのはの言葉を背中に受けながら、はやては乱暴に部屋のドアを開けると、ズカズカと大股で自販機の下へと向かった。

その途中で、はやては見てしまった。

 

「うぅ~ん‥流石、『陸』の総本山、良い素材を使ってんなぁ~そこら辺のファミレスのパフェとは一味違うぜ」

 

てっきりレジアスの部屋にいると思っていた銀時が待合室でパフェを食べている姿を‥‥

しかも、テーブルには空の器がいくつもおいてあり、自分達が待ちぼうけを喰らわされている間、彼はスイーツに舌鼓をうっていたのだ。

 

「ん?おっ、はやて。もう終わったのか?」

 

銀時もはやてに気づき、片手をあげて声をかけてきた。

 

「‥‥」

 

銀時と自分達の対応の差に理不尽を感じたはやては、

 

「ぎぃ~ん~とぉ~きぃ~!!」

 

シュベルトクロイツを片手に握りしめ、凄い形相で銀時に迫って来た。

 

「えっ!?ちょっ!?はやてさん!?なんでそんなに怒っているの!?」

 

何故、はやてがあそこまで怒っているのか理解できない銀時。

 

「ちょっ!!お巡りさん!!殿中!!ここ殿中ですよ!!」

 

「やかましいわ!!」

 

はやてが銀時に迫っていると、

 

「何をしているのですか!?八神二佐」

 

「ぐぇ」

 

はやての後ろ襟をカローラが掴む。

突然、後ろ襟を掴まれたせいではやてはまるでカエルが潰れた様な声を出す。

 

「仮にも管理局の左官とあろう方が、地上本部ビルでデバイスを起動して、民間協力者に襲い掛かるなんて」

 

「す、すんまへん‥‥」

 

「で、何故、この様な蛮行を?」

 

はやてはカローラに訳を話すと、

 

「それは此方の配慮に欠けました。申し訳ございません。後で其方にも何か届けますので、もうしばらくお待ちください」

 

「は、はい」

 

カローラに諌められ、はやては再び部屋へと戻って行った。

 

「いや~助かったぜ、サンキュー」

 

銀時は自分の事を助けてくれたカローラに礼を言う。

当初は、この第二秘書を警戒していたが、自分を助けてくれたことにより、ほんの僅かだが、この秘書に対する警戒を緩めた銀時だった。

 

「い、いえ」

 

「あっ、そうだ。ちょっと頼みたい事がるんだけど‥‥」

 

「なんでしょう?」

 

「帰りにこのケーキ、幾つか土産にしたいんで、箱に詰めておいてくれる?」

 

銀時はカローラにヴィヴィオの土産様にケーキの箱詰めを頼んだ。

 

「しょ、承知しました」

 

カローラは銀時の頼みを聞き、彼に一礼するとその場から去って行った。

 

 

場面は再びスバル、リボーン、白蘭、そして現場に駆け付けたティアナの所へ移る。

 

~sideスバル~

 

「アンタ、なにやっているのよ!?アンタらしくもない」

 

「ティア‥‥」

 

「アンタ、スバルに何をしたの!?」

 

スバルの様子が変だったことにティアナは白蘭がスバルに何かをしたのだと思い、白蘭を睨みつけながら尋ねる。

 

「別に何も」

 

「嘘ね!!」

 

「やれやれ、邪魔が入ったね。今回は時間切れってところかな?それじゃあまたね、スバルちゃん、今度また答えを聞きに行くよ」

白蘭そう言い残して飛び去っていった。

 

「‥‥」

 

「おい、スバル」

 

「‥‥」

 

「スバル!!」

 

リボーンはスバルの頬をしばき

 

「キャ!」

そしてスバルの首裾を思いっきり掴む。

 

「ちょっ、リボーン!!あんた何を!?」

 

「少し黙っていろ!」

 

ティアナに一喝した後、リボーンがスバルから視線を逸らさず、

 

「おい、スバル。俺を見てどう思う?」

 

「え?」

 

「お前は俺の姿を見てどう思う!?お前は俺の姿を見て気持ち悪いか!神楽を見てバケモノと思うか!魔力ではない別の力を持つツナ達を見て不気味に思うか!!」

 

 

「何を...」

 

「いいから答えろ!!」

 

「.....思わない」

 

「声が小さい!!」

 

スバルは俯いていた顔を上げて、

 

「思わないよ!!」

 

「俺達もお前と同じだ。この世界じゃ異端だ。ティアナともお前とも違う、それでもな俺の生徒ならこういうだろうな『貴女がどんな生まれ方をしても、俺はずっと貴女仲間でいるつもりです。』ってな」

 

「‥‥」

 

「人が人である為の定義があるとしたら、喜怒哀楽の感情をもち人を思える心があり、自分の曲げたくねぇ信念、それだけあれば十分だ。お前にはそれがあんだろ」

 

「リボーン...でも他の人は」

 

「そんな奴絶対に居ねぇ...とは言いきれないだが、人は慣れる生き物だ。お前が皆に受け入れられたいと思うなら何時かは絶対受け入れられる。お前は確かにバカな奴だが、あいつ以上の努力家だ。」

 

「う、うん‥‥ありが‥とう‥?」

 

リボーンの褒めている様な、褒めていない様な内容に戸惑いながらも一応、礼を言うスバル。

 

「それにだ、スバル。この世に万人に慕われる人間なんていねぇぞ、もしお前が万人という人から疎まれたとしても、少なくとも俺達は周お前を慕ってるぞ。そうだろティアナ?」

 

「‥‥」

 

「えぇ、リボーンの言う通りよ、スバル。少なくとも私はあんたの事、嫌いじゃないから」

 

「うん‥ありがとう。ティア、リボーン」

 

(私にはこんなに強いつながりがあるんだ。)

 

そんな事を思いたがらティアナとリボーンはスバルの身体に身を寄せて彼女を抱きしめた。

彼女の瞳から一つの筋を引くかのように泪がこぼれ落ちてそれをティアナとリボーンは優しく拭き取る。

 

 

・・・・続く




ではまた次回。
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