【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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更新です。


標的60 お見舞いは一気に来られるより時間をずらして来てくれた方が嬉しい

 

 

 

 

先日、地上本部からの依頼を受けた任務においてフェイトは怪我をした為に入院する事となり、ツナとリボーンがフェイトの見舞いに来たのであった。

 

~side病院~

 

コン、コン

 

フェイトが入院している病室のドアをノックすると中からフェイトの声がした。

 

「どうぞ」

 

「失礼します。」

 

フェイトの許可を得て入室するツナとリボーン。

 

「ツナ来てくれたの?」

 

フェイトは水色のパジャマの上に薄ピンク色のカーディガンを羽織って、上半身をベッドから起こした状態でツナ達を迎えた。

 

「はい」

 

「ちゃおっス」

 

リボーンがシュタッと片手をあげてフェイトに挨拶する。

 

「リボーンも」

 

「怪我の具合はどうですか?」

 

ツナは早速、フェイトに怪我の具合を尋ねる。

 

「大丈夫、明日には退院できるって。それにもうすぐで公開陳述会だもん、のんきに入院なんてして居られないよ」

 

「そうですか‥よかったです。」

 

もうすぐ退院と聞いてツナは安堵の息を吐きとりあえず落ち着いた。

 

「ツナの奴、フェイトの事が、気が気じゃなくてずっと心配していたぞ」

 

「え?」

 

「おい!リボーン!!//////」

 

「//////」

 

ツナはリボーンに「余計なことは言うな」と言いたげにリボーンに声をかける。

少し照れくさいのかツナの顔は赤くなる。

それはフェイトも同じで、互いに赤面しあった表情がお互い目に入り余計照れくさかった。

よく見るとツナの目の下には隈ができていた。

それがフェイトにとって不思議と嬉しくもあった。

 

「その、大事に至らなくてよかったです。」

 

「ありがとうツナ‥‥」

 

ピンクの空気が病室を満たしてきた時にリボーンが、

 

「おい、お前ら」

 

声をかける。

「空気を読めよ」と言いたい所であるが、この後の事も考えると、色々面倒なので、さっさとこの桃色空間を破壊する事にしたのだ。

 

ビクッ!

 

リボーンの声に2人とも驚き、ビクッっと体を震わせる。

 

「イチャイチャすんのはいいがそう言うのはーー」

 

「してないよ!!//////」

 

「違うから!!//////」

 

「あっそう‥‥それとフェイト、はやてとなのは達も後から来るって言っていたぞ。良かったな、他の奴等にツナとの桃色空間を見られなくて」

 

「‥‥//////」

 

「俺は飲みモン買ってくる、フェイトも飲めるか?」

 

「うん、大丈夫。」

 

「そうか」

 

そう言ってリボーンは病室を出て行った。

 

「「‥‥」」

 

沈黙が続く。そんな時に

 

コン、コン

 

再び、フェイトの病室のドアがノックされる。

先程、リボーンがはやてとなのはが見舞いに来ると言っていたので、フェイトとツナはてっきりはやてとなのはが来たのかと思った。

 

「はい、どうぞ」

 

フェイトが入室を許可すると、入って来たのははやてとなのはではなく、

 

「フェイトさん!!」

 

勢いよく病院のドアが開けられて入って来たのはギンガだった。

 

「ギンガ」

 

「スバルからフェイトさんが大怪我したって聞いて‥あっ‥‥」

 

ギンガはフェイトの病室を見て、何かを察した。

 

「その‥私‥‥」

 

「ん?どうしたの?ギンガ」

 

「ごめんなさい。」

 

とりあえず謝った。

ギンガはスバルにフェイトが彼を想っている事を聞いていたために空気読まずに2人の時間を潰してしまったと思った。

 

「えっ?どうしたの?」

だが、ツナはおろかフェイトも気がついていない。

 

「その...2人の時間を.....邪魔してしまって‥‥」

 

ギンガがここまで言うとフェイトの方はギンガの謝罪の意味に気付き、

 

「いや、その、気にしなくていいから/////」

 

「ギンガさんは1人出来たんですか?」

 

ツナは結局ギンガの謝罪の意味が分からないまま、ギンガに1人で来たのかを尋ねる。

 

「トシさんと一緒に来たんですけど、『女同士の会話にはついていけねぇ』って、それで、『一服して来る』って喫煙所に言って、私は先に来たの」

 

「そうですか」

 

「ん?何だ?客か?」

 

そこへ、手にエスプレッソが入った紙コップを持ったリボーンが戻って来た。

 

「え?赤ん坊?」

 

「ん?何度か見かけたな顔だな。俺の名前はリボーンだ。よろしくな。お前、スバルの姉なんだってな」

 

「はい。ギンガ・ナカジマです。こちらこそよろしく」

 

リボーンは違和感バリバリの存在だが、ギンガはすぐ慣れたようだ。

 

「それにしてもフェイトさんがここまで負傷するなんて...相手はどんな人だったんですか?」

 

ギンガがフェイトを此処まで追い込んだ下手人について尋ねる。

フェイトは管理局が誇る若手の魔導師の中でも実力はトップクラスである。

そのフェイトに此処までの大怪我をさせたのだから、相手も只者ではない筈だ。

 

「あ、うん、皆ツナより少し年上ぐらいの女性だったんだけど.....彼女達からAMFが出ていてね、恥ずかしい話それで.....」

 

「え?魔導師がAMFを?」

 

「魔導師なのかな‥‥?正直、彼女達からはそんな感じがしなかった」

 

「あっ、俺もそれを感じました」

 

「.....」

 

(魔導師の様で魔導師じゃない‥‥まさか‥‥)

 

「どうしたの?ギンガ」

 

ギンガが俯きながら深く考えている様子なので少し気になり、フェイトはギンガに声をかける。

 

「あっ、いえ...その‥‥母が生前追っていた任務にも、魔導師とは少し違う‥‥所謂戦闘機人の事件を追っていまして‥‥」

 

「戦闘機人?」

 

「あ、戦闘機人というのはですね.....」

 

ギンガが説明している中リボーンの脳裏にはある事が浮かんでいた。それはこの前の白蘭との出来事の後‥‥

 

「リボーン、ティア、勝手で悪いんだけど、私とギン姉の秘密誰にも言わないでほしいんだ。」

 

「え?どうして?ツナ達なら‥‥」

 

「わかっている。だからこそ、自分でちゃんと向き合って話したいんだ。今回の事もあるけど、やっぱりこれは自分の問題だしね」

 

「そうか、あいつらは何時でも待っているからな、お前が自分の事を言うのを待っているだろうさ」

 

「うん」

 

場面は戻りちょうどギンガの説明が終わり、

 

 

「そう、ってことは多分、彼が関わっているね」

 

フェイトは管理局から指名手配されているあの男の名前が真っ先に頭に浮かぶ。

 

「でも、彼女達‥‥」

 

ツナが呟き出すと注目の的がツナに移った。

 

「悪い人達じゃないと思います。」

 

「「え?」」

 

ツナの発言にフェイトとギンガが唖然とする。

 

 

「え?あっ、いや、俺個人の感想ですけどね、そんな感じがしたんです。」

 

 

不思議な少年、一見、ただのことばに聞こえるけど、証拠を1000揃えているぐらいの説得力がある。

 

「あっ、すみません。私、用ができたので今日はこれで帰らせてもらいます。それではフェイトさんお大事に」

 

そう言い残すギンガ

 

(戦闘機人が関係しているってことはお母さんが追っていた事件に関係があるかもしれないんだ。調べないとあの事件の真相を‥‥)

 

この時のギンガの顔は完全に捜査官の顔をしていた。

そして出て行こうとした部屋の前には土方がいた。

 

「トシさん」

 

「行くぞ、ギンガ」

 

「え?」

 

「仕事何だろ手伝う」

 

土方はそう言うと先々と歩き出しギンガは、

 

「はい!」

 

後を追うように駆け出す。

その後、隊舎に戻ったギンガと土方は資料室に籠り、かつてゼスト隊が捜査していた戦闘機人事件の資料を探したが、その殆どが何故か地上本部からの許可が無ければ閲覧不可となっていた。

 

「なんで?閲覧できないんだろう‥‥?」

 

『閲覧不可』と表示されたパソコンの画面を見ながら、ギンガは何度もアクセスをするが、やはり、結果は変わらなかった。

 

「‥‥」

 

(この事件、なんか裏があるな‥‥)

 

土方はゼスト隊壊滅事件の裏に何かがあると睨んだ。

地上本部のデータベースにアクセス出来なかったので、此処で捜査は終わりかと思いきや、ギンガは以前、母、クイントが事件の資料を纏めている事を思い出し、土方と共に家に戻り、母の部屋から昔の事件の資料を引っ張り出して来た。

 

(お母さん‥‥私、お母さんの意志を受け継いで、この事件、解決してみせるからね)

 

ギンガは母が纏めた資料のファイルをギュッと握り、母が追っていた戦闘機人事件の解決を誓った。

 

 

~sideフェイト~

 

「それじゃ俺達も先に戻りますね、今度は隊舎で会いましょう。」

 

「うん」

 

「んじゃなフェイト」

 

「えぇ」

 

ギンガが帰り、ツナとリボーンも問題ないだろうと判断し、帰って行った。

 

 

「ゴメン、フェイトちゃん遅くなっちゃった。」

 

「なのは、はやて」

 

ツナとリボーンも帰った後、フェイトの病室になのはとはやてがフェイトの見舞いに来た。

 

「おぉ、元気そうやんか今回はありがとな、フェイトちゃん。六課を救ってくれて」

 

「大丈夫だよ。」

 

「それでななのはちゃんと話したんやけど、今回の事もあるしな、フェイトちゃんに退院してから一日休暇をあげよう思うんやけどな、どうやろ?」

 

「え?何で?」

 

「隊長が不完全な健康状態でもし何かあってみぃ、士気に影響を与えるかもしれんやろ?それにもうすぐ公開陳述会や、私ら六課も公開陳述会が開かれる地上本部ビルの警備に駆り出される。2日続けての徹夜警備はなかなかしんどいでぇ」

 

「だからフェイトちゃん、少し体を休めたらっと思って」

 

「...なのは、はやて、ありがとう」

 

「因みに、ツナ君も休みやからな」

 

「え?」

 

「いや~、ほんまにたまたま偶然な、もちろうしくんだりしてないで、ま、お互い、両者関わったし、それに」

 

「頑張ってね、フェイトちゃん」

 

グッと自分の拳を握るなのはと絶対仕組んだであろうという態度をとるはやて

 

「フェイトちゃん」

 

「この機に、ツナ君の事もっと知りや、例えば、挙式は何時にするとか?」

 

「それ、聞いているんじゃなくてもう決めてるじゃん/////」

 

「好きな女性のタイプとか、もしくは.....好きな人がいるかとかね」

 

「//////////」

 

この夜ふたりが帰った後、フェイトの体温は急激上がっていた事は誰も知らない事であった。

 

 

フェイトが退院した後、すぐに休暇かと思われたが、フェイトはどうしても病室でギンガから聞いた彼女達、ナンバーズについての情報を六課のみんなに伝えたかった。

そこで、フェイトは休暇を1日ずらしてナンバーズについての検討会を開いた。

 

「この子達が今回、私とツナの任務の時に現れたナンバーズ」

 

スクリーンにはやはり、青を基調としてボディースーツを身に纏った少女達が映し出される。

 

「この4人の中で、この銀髪の子‥‥チンクと呼ばれていた彼女ですが、この子がこのセッテ、オットー、ディードの姉に当たる存在でした」

 

「こんな小っちゃな子が?」

 

「はい」

 

「てっきり、このセッテって言う子が姉だと思ったわ」

 

「外見で物事を判断しちゃあダメだってことだ。ドラ〇ンボールのフ〇ーザさまだってそうだろう」

 

銀時が分かりやすい例えを言う。

 

「それで、このチンクとう子はナイフを投げるスタイルかと思っていましたが、彼女の投げたナイフは爆発物に代わる能力を有していました」

 

「2段構えの攻撃か‥‥」

 

ツナの説明を聞き、獄寺がチンクの姿が映し出されているスクリーンを睨むように見る。

 

「いや、それだけじゃないかもしれないぜ」

 

リボーンがチンクのIS能力はそれだけではないと推測する。

 

「どういう事かな?リボーン君」

 

なのはの質問は皆が注目する。

 

「此奴はもしかしたら、手で触れた金属ならナイフに限らず爆発物に変える事ができるかもしれないぜ」

 

「手で触れた‥‥」

 

「金属全部‥‥」

 

「そいつはおっかねーな。」

 

エリオとキャロが少し震えた声を出すがら山本は冷や汗を一つ流してるものの口角は少し上がっている。

 

「ああ。トレディの能力の様に1つだと思ったら、意外な盲点があるかもしれないって事だ」

 

「なら、このチンクって人に対して接近戦は‥‥」

 

新八の言葉に

 

「トレディ同様、危険だな」

 

リボーンがら答える。

 

「次はこの子、ディード‥‥武器は二刀流のライ○セーバーで接近戦専門の子でした」

 

「動きもはやく、感情が欠落しているのか、動きが読みにくいです」

 

(ほぉ~なかなかいい胸しているじゃねぇか)

 

銀時はディードが動く度に揺れる彼女胸のを凝視していた。

 

「‥‥はぁ、銀さん、この前ので、まだ懲りないの?」

 

「っ!?」

 

銀時の横から冷たい声が聞こえ、彼がゆっくり声がした方を見ると、其処には‥‥

 

「また後でO・HA・NA・SHI しようね?」

 

ニッコリと微笑み白い悪魔が居た。

 

「続いてはこのセッテ、彼女もディード同様、感情が読み取れにくく、スピード、パワーは今回のナンバーズ1の力だった‥‥彼女の持つブーメランはまるでそのブーメラン自体にまるで意思があるかのような動きをしていた」

 

「ブーメランばかりに目を奪われると、セッテ本人からの体術にやられるって事ですね?」

 

ティアナがフェイトにセッテに対しての質問をする。

 

「ええ、私自身、AMFで魔力が上手く使えなくなった後、セッテの攻撃が一番きいたから‥‥最後にこのオットーって子‥‥」

 

「ん?コイツは男なのか?」

 

獄寺がオットーを見て、女ではなく男かと判断する。

 

「ふん、まだまだ、あめぇなお前は‥‥」

 

銀時がやれやれと言った様子で獄寺に呆れる。

 

「なんだと!?」

 

「此奴は一見、男の娘と見せかけて、れっきとした女だ」

 

「何でそんな事が言い切れる!?」

 

「俺のセンサーが反応しているからだよ!!」

 

『‥‥』

 

既に白い悪魔からのお仕置きが確定している為か、銀時は完全に吹っ切れていた。

そんな銀時を皆は白い目で見ている。

 

「ま、まぁ、男か女かはともかく、このオットーは攻撃や拘束に使える光線を多数放つ能力を有していた。それにガジェットの様にAMFも起こす事が出来ていたの。そのAMFはガジェットよりも強力なモノだったわ‥‥」

 

銀時の発言で一瞬、場が白けたが、フェイトは続けてオットーの説明をする。

 

「成程、コイツはどちらかと言えば支援型と言う訳か‥‥」

 

「ええ」

 

「でも、AMFがある中、何故彼女らは魔法が使えたんですか?」

 

「その事についてなんだけど、彼女達の正体は108部隊のギンガ・ナカジマ陸曹からの意見で、戦闘機人じゃないかって事なの」

 

フェイトの口から発せられた戦闘機人と言う単語にスバルはビクッと反応し、ティアナはチラッとスバルの様子を窺った。

スバルからは冷や汗が流れて、手も小さく震えて平然を保とうと必死だった。

 

(ギン姉、もしかしてフェイトさんに私達の事を教えたの?)

 

そんな事も脳裏に過ぎったが、フェイトがスバルに全く質問を振らなかった事で、それは思い過ごしだと分かった。

 

「戦闘機人ってなんですか?」

 

新八が戦闘機人について尋ねる。

 

「ナカジマ陸曹によれば、戦闘機人って言うのは‥‥」

 

フェイトは病院でギンガから聞いた戦闘機人について皆に話した。

 

「なるほど、AMFがある中、魔力に左右されない力、IS‥‥つまり、連中は魔導師の弱点であるAMFがある中、そのISを使って、魔導師以上の力が出せる訳か‥‥」

 

「それってなんか卑怯アルネ」

 

「戦争に卑怯もクソもねぇよ‥‥AMFはあくまで魔導師の魔力を下げるだけなんだろう?なら、俺や10代目の力なら、奴らと対抗できるって事か」

 

「かもね‥でも、油断はできないよ。俺達は何度もトレディに苦戦を強いられてきた。それに相手にはナンバーズだけじゃなくて、アイツらも居る‥‥白蘭‥それに神威‥‥」

 

「それにあの人型の新型ガジェット」

 

「他にもアギトって言う子とルール―って呼ばれていた召喚士の子も居ました。あの子もレリックを集めていました」

 

キャロがヴィヴィオの時、下水道で会ったルールーと呼ばれていた召喚士とリィン同様、ユニゾンデバイスのアギトと言う子の存在も示唆する。

 

(あと、変態ロリコン忍者に高杉の野郎もな‥‥)

 

銀時はこの他にも強敵‥特に自分と因縁があり、まだその存在を現さないかつての親友の姿が脳裏に浮かぶ。

 

次々と上がって来る強敵達に自分達はいかに対抗できるか?

それに今度、地上本部ビルで行われる公開陳述会‥‥はたして毎年の様に何事もなく終わるだろうか?

六課の皆に言い表せない不安が過ぎった。

 

 

 

・・・・続く




ではまた次回。
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