干物妹!うまるちゃんの日常   作:若狭東

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少しずつ小説の書くコツなどがわかってきました。


その16 うまるとネット

ある日の昼

 

「あはは、ぬははは」

 

うまるは家で動画を見ていた。今日、タイヘイは仕事だった。

 

暇潰しに動画を見ていたうまる

 

「なっしーはいつ見ても面白いよね。この顔と動きが飽きないよ」

 

今話題のなっしー。梨汁ぶしゃーとか言っている、ゆるキャラだ。一番の見所はその動き。左右に体を高速で動かして、見る人に興味を持たせる。

 

やっぱ、なっしーは面白い。

 

「でもタダでこんな面白いのがみれるなんてネットはすごいなぁ」

 

うまるはゴロゴロしながら、パソコンのキーボードを触っている。

 

「うまるは今世界とつながってるよ」

 

ゴロゴロしていたら

 

ガン

 

「あだ‥」

 

うまるは机の足に腰をぶつけてしまった。

 

腰をぶつけたと同時に机の上にあったキャップをしていないコーラがぐらっと揺れている。

 

そして、机から落ち、重力に従って、地面に落ちていく。

 

うまるは思う

 

ごぼれるーーッ!!

 

「間に合えーーっ!!」

 

バシャッ

 

手を出来るだけ伸ばしたが、伸ばしたときには、もうコーラが地面にこぼれてしまった。

 

「.………….……」

 

コーラはシュワー と音を出している。

 

「もーー。もったいない。コーラこぼしちゃった」

 

うまるはすぐにタオルを持ってきて、ごしごしとコーラをふく。

 

「机の下まで濡れちゃったし」

 

うまるはコーラをふいていると

 

机の下に何やらピカピカ光る箱が置いてあった。

 

「.…………」

 

何だろうこのピカピカ光る箱は?

 

「何この箱?何で机の下に?」

 

一様、その箱もコーラで濡れていたので、ごしごしとふいておくうまる。

 

「なんか色々光ってるけど」

 

なんの箱なのかわからないうまる。

 

「.…………」

 

その時!フッ

 

光る箱の光が消えてしまった。

 

音を出すということは……

 

何かの装置?まさか

 

「.…………」

 

うまるはドキドキしながら、パソコンをカチカチと操作する。

 

パソコンの画面に表示されたのは

 

 

 

〈⚠インターネットに接続できません〉

 

 

 

うまるは5秒ほど固まり。何を表しているのか、理解すると

 

「ぬわーーーっっ!!」

 

ま……まずい!!

 

さっきの箱はインターネットにつなぐための機械だったんだ!!

 

水をかけちゃったから絶対直らない!!

 

「どど……どうしよう!?ネットができない!!」

 

ゴロゴロと暴れるうまる。そして何かを思いついた。

 

「は!!そうだ!!ヤフー知恵袋で調べよう!!」

 

パソコンをカチカチと操作する。しかし

 

 

 

〈⚠インターネットに接続できません〉

 

 

 

「ぬああっ!!そうだネットができないから調べられない!!」

 

一端、うまるは考える。全神経を使って考える。

 

そして一つの案にたどりつく。

 

家のタブレットを見つけるうまる

 

「そうだ!お兄ちゃんにだだこねて買ってもらったタブレットでネットが」

 

タブレットを操作してみると

 

 

 

〈Wi-Fiに接続できません〉

 

 

 

がーん

 

「Wi-Fiモデルだこれ!!」

 

そしてうまるは力尽きた。

 

「うう~~、ネットがネットがない。ネットがないと世界に繋がれないよ」

 

ネットがないと世界と一体化することが出来ないうまる。

 

「こんなに大変な事になるなんて」

 

涙目のうまる。

 

ずるずると体を動かしながら、テレビゲームが置いてある場所に向かう。

 

「とりあえずゲームをしておちつこう」

 

ゲームの電源を入れる。

 

ポチ キュイーン

 

しかし、ゲームを操作していると

 

 

 

〈インターネットの接続ができないためアップデートができません〉

 

 

 

その表示を見たうまるは、今度こそ力尽きた。

 

バタッ

 

モンハンならまだ1回なら、生きることができるが、うまるはもう立ち上がることすら出来ない。

 

 

 

うまる。世界から隔離!!

 

 

 

もう、牢屋状態のうまる。もう、世界とつながることは出来ない

 

 

 

午後1時頃

 

ピンポーン

 

誰だろう?

 

誰だろうと今のうまるには関係ない。

 

重い体を玄関まで持っていく。

 

扉を開けると

 

「師匠。こんにちは。遊びに来ましたよ」

 

「こまるちゃん。来たよー」

 

達生くんときりえちゃんだった。

 

大変な事が起こってしまって、今日遊ぶ約束をしていたことを忘れてしまっていたうまる。

 

2人が来るまで、暇潰しに動画を見ていたあの時を思い出す。

 

思い出すと泣けてくる

 

「…………」

 

こまるは意識がない状態だった。

 

「師匠!!どうしたんですか?」

 

きりえちゃんがうまるのことを心配してくれる。

 

とりあえず、うまるは今まであったことを話す。

 

 

 

 

 

数分後

 

「なるほど。濡らしちゃったわけね」

 

達生くんが無線LANを見る。

 

「そうなんだ。どうしよう…」

 

こまるは落ち込んでいる。

 

「師匠……」

 

その表情を見たきりえちゃん。かける言葉が見つからない。

 

「とりあえず、ネットで調べてみたけど」

 

達生くんがネットで調べてくれた。うまるもネットが欲しい。

 

「水にかかった場合は電気を通すと危ないから修理するって書いてあるわ」

 

修理かぁ。修理いつぐらいまでかかるんだろう。

 

1週間はかかるよね。

 

しゅん……。こまるは無線LANを持ちながら落ち込んでいる。

 

「…………」

 

2人とも、かける言葉が見つからない。

 

すると、達生はバックからあるものを取り出す。

 

「こまるちゃん」

 

「ん?」

 

こまるは達生くんを見た。

 

「梨汁ぶしゃー」

 

達生くんはなっしーのアイマスクをして、なっしーのモノマネをしていた。

 

多分、元気がないうまるを笑かそうとしているんだろう。

 

しかし、今のこまるには笑うことができなかった。

 

 

 

「…………」

 

 

 

「うぅ……ダメかぁ」

 

達生くんはアイマスクを取ると

 

「きりえちゃん。パス」

 

アイマスクを受け取ってしまった切絵ちゃん。

 

「え!えぇ!?わ…私!?」

 

きりえちゃんは動揺している。

 

達生はこそこそときりえちゃんに言う。

 

「今、こまるちゃんを笑かすことが出来るのは、切絵ちゃんだけなんだ」

 

「え…で…でも…私…こんなこと」

 

きりえちゃんは恥ずかしいようだ。顔が赤い。

 

「じゃあ、このままこまるちゃんが落ち込んでいる様子を見ておく?」

 

「そ…それは…嫌ですけど」

 

「師匠のためって思ったら多分出来るよ」

 

「師匠の………ため………」

 

きりえちゃんは考える。すると

 

「わかりました。私やります」

 

きりえちゃんは決心したようだ。アイマスクを顔に装着する。

 

「し…師匠……」

 

「ん?」

 

こまるはきりえちゃんを見る。するときりえちゃんは

 

「な……梨汁……ぶしゃー」

 

きりえちゃんは精一杯頑張り、かつ恥ずかしいようだ。

 

今のきりえちゃんは師匠が笑ってくれるなら、なんでもする感じだ。

 

達生は思う

 

『かわいいな。これならいけるだろ』

 

すると、こまるは

 

 

 

「ぬははは……切絵ちゃん面白いね」

 

こまるは笑った。

 

「師匠……やっと笑ってくれた」

 

きりえちゃんはこまるが笑ったことが嬉しいようだ。

 

「達生くん。何とかやりました」

 

きりえちゃんは達生くんの方へ向く。

 

「さすが、きりえちゃん。頑張ったね。俺は無理だったけど」

 

達生くんもきりえちゃんと同じように嬉しいようだ。

 

「2人ともありがとう。何とか元気が出たよ」

 

こまるは笑って元気が出たようだ。

 

「師匠……良かったです」

 

きりえちゃんは顔に装着していたアイマスクを外す。

 

「ところで、それ達生くんどうしたの?」

 

こまるは気になっていたことを聞いてみた。

 

「うん?これ?これは確か、ジャンプで応募したら当たってもらった……はず」

 

達生くんはどうやってゲットしたか、あんまり覚えてないようだ。

 

「へー、そうなんだ」

 

「そんなことよりもゲーム出来ないし、トランプでもやらない?」

 

達生くんはトランプをやろうと誘ってきた。今のうまるにはネットはない。現時点のうまるにとって、トランプは最大の遊びだと言える。

 

「うん。やろう」

 

「はい。やります」

 

今日は3人でトランプで遊ぶことにした。

 

「何やる?大富豪?ババ抜き?7並べ?」

 

達生は2人に聞く。

 

「す…すいません。私…大富豪はルール知らなくて」

 

きりえちゃんは大富豪のルールを知らないようだった。

 

達生は思う。

 

まぁ、女の子で大富豪のルールを知っているのは、極稀だしね。知らないのも当然っていったら当然だ。

 

「じゃあ、7並べは3人じゃ、無理があるし、ババ抜きでもやろ」

 

こまるはババ抜きを誘う。

 

「ババ抜き…やるか」

 

「わかりました。師匠」

 

 

 

ババ抜きで遊び。その後はUNOをして遊んだ。

 

遊んでいるうちに、こまるの表情がだんだんにこやかになっていく。

 

遊んでいる途中、笑顔のこまる(師匠)を2人は見る。

 

2人は同じことを思う。

 

 

 

『良かった。元気になってくれて』

 

 

 

うまるには、ネットがなくても……友達がいれば、楽しい。

 

 

 

 

そう思ううまるの大変な1日でした。




2日ごとに更新できるように頑張ろうと思います。
評価や感想お待ちしています。感想に関しては必ず返信しようと思います。
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