干物妹!うまるちゃんの日常   作:若狭東

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前回のあらすじ

ゲーム大会にシルフィンさんが!!


その22 うまるとゲーム大会 後編

今大会のダークホースがシルフィンさん?

 

達生は今大会のダークホースがシルフィンさんだったことに驚いている。

 

まず、何故ここにシルフィンさんが?

 

まぁ考えても答えは見つからない。今考えることはやめよう。

 

達生は考えても無駄と思い、考えることをやめた。

 

1回戦はU・M・R VS D・Q・3

 

さて、UMRはどれ程の強さか見せてもらおうか

 

達生とタイヘイさんとアレックスさんはUMRの試合を観戦していた。

 

3.2.1  レディ……ファイト!

 

試合が始まると

 

速攻、UMRが大技を決める。

 

難しいコマンドをいきなり…なかなかやり込んでいるな

 

開始5秒程で決着がつく。

 

「U・M・R 1回戦勝ち抜きー!!」

 

司会の店員が言う。

 

5秒で決着、結構早いな

 

UMRの試合が終わり、次にシルフィンさんの試合が始まる。

 

シルフィンさんが試合をしていると、達生はまたあの疑問が浮かんでくる。

 

なんで、クラスのシルフィンさんがゲーム大会に

 

そういえば

 

達生は昔のことを思い出す。

 

昔、色んな大会に出てるって聞いた事があったような?なかったような?忘れた

 

うーん。どうだったかな……?

 

仮に色んな大会に出てることが本当だったら、これも一部の大会なんだろう。

 

考えている内にシルフィンさんが勝利していた。

 

「この橘シルフィンフォードの勝利ですわぁーー!!」

 

シルフィンさんは笑顔で話している。

 

「あの……T・S・Fさん……出来ればマスクして本名は控えてほしいんですが……」

 

店員は困った顔で話している。

 

そういえば、シルフィンさん。マスクもせずに本名も名乗っている。

 

個人情報を自ら漏らしているのと同じだ。

 

ただ目立ちたいだけなのだろうか?

 

目立ちたいだけなら、何故個人情報を漏らしてまで、目立ちたいのか?

 

考えるだけで、思考が停止してしまう。

 

そうだ!肝心なことを忘れていた。

 

本来のこの場所に来た目的を忘れるところだった。

 

今はゲーム大会に集中しよ

 

「さぁ早くも決勝戦!!」

 

会場はヒートアップしている。

 

「ついに最強のゲーマーが決まります!!」

 

店員が言うと会場は

 

「ワアアアアアアアア」

 

会場の観客はもっと盛り上がりを見せた。

 

「決勝戦T・S・F対……U・M・R!!」

 

もう、決勝戦か。1戦が短いから、思ったよりも時間がかからなかったな

 

そろそろ、指定された場所に向かうか

 

最後にタイヘイさんとアレックスさんに挨拶しておかないと

 

「では、タイヘイさん。アレックスさん。僕はここで……」

 

達生は2人に言う。

 

「うん?達生くん。今から決勝戦なのに帰るの?」

 

タイヘイさんは今から決勝戦が始まるのに、帰る達生に疑問を抱いているようだ。

 

そりゃ、そうだ。今から決勝戦が始まるのに、帰るなんて常識的におかしい。

 

「ちょっと用事があって、すみません」

 

まぁ用事なんてないんだが

 

「そうなんだ。だったら仕方がないね」

 

タイヘイさんは言う。

 

「また、会える日を楽しみしてます」

 

アレックスさんは次に会える日を楽しみにしているようだ。

 

達生は2人に挨拶をして、指定された場所に向かう。

 

「すみません。これに参加したいんですが」

 

達生は控えの紙を店員に見せる。

 

「あ……こちらへどうぞ……」

 

達生は店員に案内されて、ステージの裏側に案内される。

 

「ここで、お待ち下さい」

 

店員は言うと元の場所に戻っていた。

 

今から、UMRとシルフィンさんの試合が始まろうとしていた。

 

うーん。どっちが勝つんだ?

 

3.2.1 …レディ…ファイト!

 

始まった直後にシルフィンさんが滑り込みのような大技を決める。だが、UMRはそれをジャンプしてかわす。

 

なかなか、シルフィンさんもやり込んでいるな

 

「T・S・F いきなりの大技!!しかしU・M・Rこれを素早く回避!!レベルの高い戦いです!!」

 

うむ。この戦いはレベルが高い。激しいコマンドの大技をいきなり決めたシルフィンさんもなかなかすごいと思うが、それを反射神経でとっさにかわしたUMRもすごい。

 

だが、ジャンプをしたということは

 

「よく避けましたわね!!でもジャンプをしたという事はガードがあきますわよ!!」

 

シルフィンさんが言うと

 

UMRはガードの体制に入る。

 

「T・S・Fの連続コンボ!!しかしU・M・Rこれをすべてブロッキングー!!」

 

よく、ジャンプしてから、シルフィンさんの連続攻撃をガード出来たな。UMR

 

「からの…U・M・Rの連コンボーー!!」

 

ガードをしてから、連コンボを決める作戦か

 

だが、多分、シルフィンさんはこのコンボの弱点を読んでいるはず

 

5コンボ目…

 

UMRの5コンボ目にスキがあることを読んでいたシルフィンさん。

 

やっぱり読まれていたか

 

それから、段々UMRの展開が悪くなる。

 

「おっと!?突然U・M・Rのコンボが決まらなくなった!!これは勝負あったかーー!?」

 

5コンボ目の時から、一気に流れがシルフィンさんに動いた。

 

これは、UMRの負けか

 

UMRは後ろを向く。

 

試合中にどこ、見てんだ?確かその方向は

 

「U・M・Rの動きが止まった!!T・S・F これは大チャンスー!!」

 

その方向はさっきまで、達生がいたタイヘイさんとアレックスさんがいた所だった。今もタイヘイさんとアレックスさんはいる。

 

UMRは何故、タイヘイさんとアレックスさんの方向を見ているんだ?

 

「試合中によそ見するとはー……ダメダメですわ!!一位は私のーー……」

 

シルフィンさんもUMRの向いていた方向に向く。

 

すると、シルフィンさんの顔が赤くなり、動きが止まる。

 

……?……どうしたんだ?

 

「…ん!?今度はT・S・Fが止まりました!!」

 

まだ固まっている。そして

 

「や…やらかしましたわぁー!!」

 

シルフィンさんは顔を手で隠してどこかへ走っていく。

 

「あ……あれぇ!?」

 

UMRは驚いている。

 

あれ!?どうしたんだ?シルフィンさん。

 

「え……えーと……優勝は……U・M・Rーー!!」

 

いろいろあったが、結果的にUMRが今大会を優勝した。

 

「ワアアアアア」

 

観客は今大会の一番の盛り上がりを見せる。

 

だが、こっからはもっと盛り上がるで

 

「では、最終戦のチャレンジマッチ戦を開始します」

 

店員が言うと

 

「チャレンジマッチ戦!?」

 

UMRは驚いている。

 

「では、登場してもらいましょう。3年前に日本一になったチャンピオン……その名は……I・Tーー!!」

 

達生はサングラスをして、ステージに向かう。

 

「ワアアアアア」

 

観客はもっと盛り上がる。

 

「キャーIT様ーー!!」

 

「ITーー!!」

 

いろんな人の歓声が聞こえる。

 

その中で、ただ一人タイヘイは思う。

 

あの格好。あの背の高さ。もしかして達生くん!?

 

達生はサングラスをしただけで服装を変えてなかった。

 

「では…チャレンジマッチ戦の説明をします。チャレンジマッチ戦は今大会の優勝者が日本一のチャンピオンと今から、対決をしてもらいます。ルールは2ポイント先取の戦いとなります。UMRが勝てば、UMRが新チャンピオンとなり、ITが勝てば、現状維持となり、3年間無敗となります」

 

店員が説明を終える。

 

まずはUMRと挨拶をしないと

 

「まず、今大会優勝おめでとう。UMR」

 

達生はUMRを誉める。

 

「あ…ありがとうございます」

 

UMRは自分の前にチャンピオンのITがいることがまだ受け止められていないようだ。

 

そりゃ、そうだろう。事前に伝えずにチャレンジマッチ戦をするらしいからね

 

「いい戦いが出来ることを期待しているよ。こんなこと言って負けたら恥ずかしいけど…」

 

こんな、上から目線のことを言っているが、これで負けたらしゃれにならない。絶対勝たないと。このために、今まで特訓してきたのだから

 

「は…はい。ITさんと戦えることが光栄です。全力を尽くして、勝ちにいきます」

 

UMRの情熱が達生にも伝わってきた。

 

燃えてるな。だが、俺はそれより燃えてる。

 

2人とも、マイコントローラをセットして、戦いを始める準備をする。

 

お手並み、拝見といこうか

 

3.2.1 レディ…ファイト!

 

開始早々にUMRは連コンボ決めてくる。だが、速攻、連コンボを決めてくるだろうと言う予想は達生はしていた。

 

予想通り、連コンボをしてきたので、攻撃をするタイミングを見切り、ガードをしていく。

 

「U・M・R開始早々に連コンボ決めるが…チャンピオンには既に見切られていたー!」

 

よしっ。あの技をするか。

 

連コンボをし終わった瞬間を見切って、達生は難しいコマンドの大技を決める。

 

達生の大技が決まっていく、UMRはガードをしようとしたが、既に遅く、ガードが出来ない状況になっていく。

 

「UMR…ガードが出来ない」

 

大技を決めた後、空中に浮いているすきを逃さず、空中に対して使える大技を速攻に入力する。

 

どの技を使うか速攻決断するのはなかなか大変な技だ…

 

空中に浮いている瞬間にも空中専用の大技を決め、一気に勝負をつけた。

 

K.O!!

 

よしっ。決まった

 

観客、店員、UMRは一瞬にして、K.O!になったことが理解できてない。

 

先に理解したのは観客だった。

 

「ワアアアアアア」

 

観客は歓声を出す。

 

「こ…これは…すごい戦いです。一瞬のすきを利用してチャンピオンが勝負をつけました。私も解説をする暇がないほど、一瞬の出来事でした」

 

店員も驚いている。本来、解説をする役目だったが、解説をする前に終わらせてしまった。

 

「す……すごい。こ……これが、チャンピオン……」

 

UMRも一瞬の出来事にとても驚いている。

 

「では、チャンピオンが1ポイント先取をしたため、1分の休憩に入ります」

 

さぁて、次はどう攻めようか

 

達生は考える。攻めかたにはいろんなプランがある。

 

どのプランが通用するか、考えも無駄だ。こうなったらいろんなプランを使うしかない。

 

相手は今大会優勝のUMR。さっきは一瞬でこっちの流れに持っていけたが、2回目はそうはならないだろう。

 

1分の休憩が終わり、2セット目が始まろうとしていた。

 

多分、もう速攻で連コンボはしてこないだろう。

 

3.2.1  レディ…ファイト!

 

UMRは達生の予想通り、初手にガードを選択していた。

 

達生も初手にガードをしている。

 

「お互いにガードをしています。読みあいをしているのでしょうか?」

 

やっぱり。よしっプラン開始だ

 

達生は激しいコマンドを入力していって、UMRに攻撃を繰り出していく。その攻撃をUMRは見切ってガードをする。

 

「チャンピオンのコンボをUMRは見切っている」

 

多分、UMRなら、連コンボが切れた時にさっき俺がやったことをやってくるはずだ。

 

達生は連コンボが終わるとすきが生まれてしまうので、連コンボが終わる1コンボ手前で連コンボをやめてガードをする。

 

UMRは連コンボが終わる所をついて攻撃をするが、連コンボ終わる1コンボ手前でガードをされて、UMRのコンボが達生には通じない。

 

「お…おっと!?チャンピオンもUMRの攻撃を完全に見切っている。これは激しい戦いだー!」

 

やっぱり、それを狙ってきたか

 

UMRは思った通りにいかなくて、焦る。

 

このままじゃお互いにガードをやり合って決着がつかなくなる。あのリスクはあるが大技をするしかないか。

 

達生はUMRが連コンボを終える1コンボをガードをせずに技とくらう。くらった瞬間に達生はジャンプをする。

 

「おお…おっと!?チャンピオン初めてのダメージをくらったー。そして、チャンピオン…ジャンプをする。何か考えがあるのでしょうか?」

 

達生はジャンプをしている時にコマンドを入力する。

 

すると、ジャンプした達生のキャラはマリオのヒップドロップみたいに下にいたUMRに勢いをつけて落ちていく。

 

達生のヒップドロップがUMRに決まり、UMRは吹き飛ばされる。

 

「チャンピオンの見たこともないジャンプ技が決まるー!!」

 

よしっ。すきが出来たな

 

奥に吹き飛ばされることを知っていた達生は素早くスティックを動かし、吹き飛ばされているUMRの近くに走って行き、走り大技を決める。

 

大技が決まると、UMRの体力は残りわずかだった。

 

「またしてもチャンピオンの大技が決まるー!!」

 

UMRの後ろには壁があった。もう後ろには引けない。

 

ガードをすると、キャラは後に下がる。後に壁があり、下がれない状態が続くと、ガードブレイクとなり、キャラは麻痺してしまう。連コンボをしようとしても、後ろに少し下がってする連コンボが多く、大技の連コンボは決めることが出来ない。

 

達生はそれを狙っていたのだ。達生は連コンボする。

 

ガードブレイクをなるのを待つ。

 

だが、プロはあることをする。

 

UMRはガードブレイクになることを阻止するため、達生の連コンボが切れる1コンボを受けて達生の後ろへジャンプする。

 

「あまい!!」

 

後ろへジャンプしてきたUMRを後ろ技で攻撃をする。

 

「!!」

 

達生はUMRが少しダメージを受けても、後ろへジャンプすることは予想していた。そして、予想通りになった。

 

K.O!!

 

ふぅ……何とか勝てたか

 

…………会場が静まる。

 

「チャレンジマッチ戦の勝者は……I・Tーー!!」

 

………………

 

「ワアアアアアーーー」

 

観客は今大会、一番の盛り上がりを見せた。

 

「激闘を繰り広げた、I・TとU・M・Rに大きな拍手を!!」

 

パチパチパチパチ

 

観客全員が達生とUMRに大きな拍手をする。

 

「良い戦いだったよ。久しぶりにわくわくした」

 

達生はUMRに言う。

 

「わ…私も全力を尽くした戦いでした。流石、チャンピオンですね」

 

UMRは嬉しそうな表情をしている。全力を尽くして、戦って後悔はないようだ。

 

達生は手を差し出す。そして、UMRと握手をした。

 

「良い戦いを制した、I・Tには今年度チャンピオンの称号が贈呈され、U・M・Rに今大会優勝のバッジが贈呈されます」

 

表彰式が始まるようだ。

 

店員が言うと店長がステージに上がる。

 

「おめでとう。I・T 今年度チャンピオンは君だ」

 

店長からスト4のチャンピオン称号を渡される。

 

「ありがとうございます。店長」

 

店長と会うのは久しぶりだな…そして…

 

「おめでとう。U・M・R 今大会の優勝者だ」

 

店長はUMRに優勝バッジを渡す。

 

「あ……ありがとうございます」

 

チャレンジマッチ戦を負けても、今大会の優勝には変わりない。

 

「これにて、スぺ4大会は終了します。皆様、長い時間ありがとうございました」

 

店員が終了宣言をし、これにて、今大会は終了した。

 

 

 

 

 

大会が終わり、家に帰る。

 

ふぅ…疲れたー

 

家で一息をつく、達生。

 

もしかしたら、負けるかと思っていたが、何とかなって良かった。

 

達生は疲れ果てて、布団に入り、深い睡眠に入るのであった。

 

 

 

 

 

 




今回は長くなりました。わかりにくい所もあるかもしれません。今回で4巻に突入しました。4巻と言えば、海編が自分にとって、一番印象に残っています。早く、海編を書きたいなと思います。

その3の話の ⚫⚫⚫⚫⚫⚫ はチャンピオンでした。
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