「達生くん!?」
うん?この声は……!
海の方向には、うまるさんとタイヘイさんがいた。
どうして……うまるさんとタイヘイさんが…江ノ島に?海って…江ノ島のことだった感じなのか?
「あれ?達生くん…部活じゃなかったの?」
タイヘイさんが問いかけてくる。
タイヘイさんとうまるさんはここに達生がいることに驚いているようだ。達生も2人がいることに驚いている。
「えーと…部活と言っても講習会で……講習会が江ノ島であった感じで……今……昼食にしようと…」
達生は慌ててしまって、うまく話すことができなかった。
「………何となくわかったよ。海の場所は考えた結果…江ノ島にしたんだ」
タイヘイさんに達生の言葉が伝わったようだ。
「これも何かの偶然だね。達生くん」
うまるさんにも何とか伝わった感じだ。
……上手く話すことが出来なかったけど、何とか伝わって良かった
「良かったら…このまま一緒に遊ばない?皆もあっちにいるよ」
うまるさんが達生を誘ってきた。
答えは……もちろん
「今からでもご一緒出来るなら……」
本当に今からでも大丈夫かな……?
達生はうまるさんに言うと
「大丈夫だよ。達生くん。江ノ島はどうやって来たの?」
タイヘイさんは達生にO.K.を出してくれた。
「電車でここまで来ました」
達生はタイヘイさんの問いに答える。
「帰りも電車?」
タイヘイさんは続けて達生に問いかけてくる。
「はい。そうですけど…」
タイヘイさんは俺に交通手段を聞いてどうするんだろう?
達生は不思議に思いながら答える。
「じゃあ…帰りはぼんばの車で皆で帰ろうか」
タイヘイさんはそれが目的で達生の交通手段を聞いてきたようだ。
車で…?皆で……?ぼんばさんは多分、アレックスさんみたいなタイヘイさんと同じ会社の人なんだろうか?でも、本当に大丈夫なんだろうか?
「はいっ。でも本当に一緒に帰っても大丈夫ですか?場所とか…」
達生はタイヘイさん言う。すると
「あ…場所は……何とかなるよ。多分…」
タイヘイさんははははと苦笑いしながら達生に言う。
本当に大丈夫なんだろうか?でも…タイヘイさんが言うなら多分大丈夫だろう。多分……
「お兄ちゃん。早くお昼にしよう。皆…待ってるよ」
うまるさんは達生と同じく空腹なんだろう。
「あ…そうだな。何にしようか…」
タイヘイさんは悩んでいる。達生もさっきまで悩んでいたことを思い出す。
「やっぱり…悩みますよね。……僕も今も悩んでいます……」
うーん。どれがいいんだろうか?
その時……達生にある案が頭の中に浮かんだ。
「店の人にオススメとか選んでもらうのは……」
どうだろうか?この案…
達生が言うと
「うん。それにしよう」
「うまるも賛成」
2人とも達生の案に賛成してくれた。
こうして、達生は午後からうまるさん達と一緒に遊ぶことにした。
お昼ご飯を買った後、達生はタイヘイさんとうまるさんについていき、ヤシの木が生えている場所にたどりつく。
「おーい。タイヘイー遅いぞ~。心配して見に来てやったんだぞ」
髪の毛が多く、あれは髪の毛が爆発でもしたんだろうか?
見知らぬ人がタイヘイさんを呼ぶ。
多分…あれが、タイヘイさんの言うぼんばさんだろう。
「悪い。待たせたな…ぼんば」
「で…一人増えているが…どうしたんだ?」
ぼんばさんは…達生のことを不思議に思っているようだ。すると
「えっと……達生くん。俺が誘った一人でもあるんだけど、部活で都合悪くて来れなかったらしいけど……部活の場所が江ノ島にだったらしくて、さっき海の家で会った」
タイヘイさんはぼんばさんに説明する。しかし、ぼんばさんの頭にはあんまり入ってないようだ。
「えーと……まぁ…よろしくな」
ぼんばさんが挨拶してきたので
「初めまして…よろしくお願いします」
「チャラい感じかと思ったけど…以外と礼儀正しい子じゃん。じゃあ行くぞ」
ははは…俺の印象……
3人はぼんばさんについていく。
「あそこだ」
ぼんばさんが指差した方向にはパラソル傘がさしてある椅子と机もある外の食事専用の場所だった。
「戻ってきたぞ。2人とも」
ぼんばさんが2人に言って
「ごめんね。二人とも……待たせてしまって」
タイヘイさんが海老名ちゃんときりえちゃんに謝る。
「い…いえ……お昼…ありがとうございます」
きりえちゃんは恥ずかしがりながらタイヘイさんに言うと
2人とも達生の存在に気がついた。
「あ…あれ?達生くんが見える…」
海老名ちゃんは目を擦っている。
「達生くん!?何でここに…!?講習会じゃ…?」
きりえちゃんはとても驚いている。
まぁ…いきなり現れたら、驚くのも当然か。海老名ちゃんの反応は………まぁ置いとこう
「まぁ…いろいろあってね」
うまるさんが苦笑いしながら、答える。
「そんなことより、飯食べようぜ。」
ぼんばさんが皆に言うと
「そうだな。お昼にしようか」
「タイヘイ。何頼んだんだ?」
「オススメのを何個か選んでもらった」
全員席に座って、お昼にした。
やっと…ご飯がが食べれる
そう思いながら、ご飯を食べると
何だこれ………うまっ!!江ノ島にこんな美味しいものが………
多分皆思っていることだろう
達生の箸が止まることはなかった。
お昼が終わり
タイヘイさんとぼんばさんと海老名ちゃんと俺で砂浜で貝殻や砂でお城を作ったりして遊んでいた。
達生はふと気がつく。
あれ?うまるさんときりえちゃんがいない。
うまるさんときりえちゃんは自動販売機の近くにあるベンチに座っていた。
「ちょっと…ジュース買ってきますね」
達生は3人に言って
「うん。わかったよ。達生くん。2人も呼んできてくれない」
タイヘイさんに言われて…
達生は自動販売機に向かった。
自動販売機について
「2人ともどうしたの?」
達生は自動販売機にお金を入れながら2人に問いかける。
「風が涼しくて、当たっていたの」
確かに…ここの風は夏に涼しい
そんなことを思っていると
「あ…あの…うまるさん………」
きりえちゃんが何かうまるさんに言いたいようだ。
「どうしたの…きりえちゃん?」
うまるさんはきりえちゃんに問いかける。
達生はその様子を見ていた。
「今日…こまるさんは具合でも悪かったんですか?」
あ…そのことか…多分それは………俺の予想だと…こまるちゃんは
達生が言う前に
「えーーと…あの…妹は……」
うまるさんは考えている。すると……達生が
「こまるちゃんは体調不良で来れないんだよ。LINEで言ってた」
うまるさんのフォローをするために適当で……しかも嘘を言ってしまった達生。
やべっ……!適当なことを言ってしまった
達生がしまったと思った時には既に遅く
「そうなんですね。師匠…体調不良とは……」
きりえちゃんは疑う様子もなくすっかり信じこんでしまった。
一方……うまるさんは
「…………」
驚いた表情をしている。
きりえちゃんはうまるさんの表情に気がついて
「そうなんですか?うまるさん」
きりえちゃんはうまるさんに聞いてみる。
「あ…うん。こまる…体調不良なんだ」
うまるさんは達生がフォローしてくれていることに気がついたようだ。
その時!海の方向から
「タイヘイ助けてくれー!!トビがおそってくるーー!!」
慌てたぼんばさんがタイヘイさんに大声で言っている。ぼんばさんは鳶に襲われている。空には2.3匹飛んでいた。
自動販売機にいる達生たちにも聞こえる程の大きな声だ。
これは…大変だ
「頭を巣だと思っているんだ!!」
タイヘイさんも慌てている。海老名ちゃんはタイヘイさんの腕を掴みながら鳶におびえている。
鳶がぼんばさんの頭が巣と思っているとは
「げっ!?マジで!?どうしよう!?タイヘイー!?」
ぼんばさんはタイヘイさんに助けを求めている。タイヘイさんの出した答えは
「とりあえず海の家へ逃げる!」
「…………」
「…………」
「ははは…にぎやかだね…」
達生は笑っている。
「すいません…あれ…私の兄貴なんです…」
きりえちゃんが暗い表情で言う。
へぇ…きりえちゃんのお兄…
「へぇ…そうなん…」
うまるさんがきりえちゃんに言う前に…
「「 そうなの!? 」」
達生とうまるさんは驚いてしまった。
「えぇ…まぁ…多分私に気づいてないです。アホなので…」
きりえちゃんが暗い表情のまま…語り出す
「小さい頃からあんな感じで…その…家でもちょっかい出されたら叩いたりしてたんですけど…
高校の入学式で兄貴が来て…いつも通りケンカしたら…
クラスメイトから怖がられてしまったんです… 」
「「……………」」
うまるさんと達生は無言のまま聞いている。
「でで…でも……あの……師匠とお兄さんと会って他の人でも話せるようになって………うまるさんと達生くんが学校で話しかけてくれて………」
そして、きりえちゃんは
「えと………その……すごく感謝してるんです……だだ……だから師匠に何かあったんじゃないかと……」
きりえちゃんの話を聞き終えると……
「ありがとう。きりえちゃん」
うまるさんはきりえちゃんにお礼をする。
「えぇ!?いいいや!!私は何も!?」
きりえちゃんは慌てている。そして、達生が
「あっ!タイヘイさんにきりえちゃんとうまるさんを呼んでほしいって言われていたんだ」
ふぅ……忘れる所だった
「じゃあ……行こっか……」
うまるさんが言うと
「ちょっと……うまるさん。ちょっと聞きたいことあるんだけど……」
達生がうまるさんに言うと
「?」
「……私…先に行ってますね」
きりえちゃんは海の家へ向かって歩いていった…
きりえちゃんが遠くに行ったことを確認して達生が買ったジュースを飲み、本題を聞く。
「うまるさんとこまるちゃんって………同一人物じゃない?」
完結編に続く
お気に入りやご感想、ありがとうございます。作者の励みになります。試験が2週間後にあるので、少し更新ペースは遅れるかもしれないです。次回で海編完結です。