今日は12月24日
これが何を意味しているか?それは…
「クリスマスですわー!」
シルフィンさんはいつもよりテンションが高いのは気のせいだろうか?
そう、今日はクリスマス・イブ
たくさんの人がクリスマスケーキを食べたり、イルミネーションを見に行ったり、リア充達がイチャイチャしたり、することは人によって様々だ。
「どこ行こっか?」
うまるちゃんが皆に問いかける。
「わ……私はどこでも……」
きりえちゃんは少し緊張しているようだ。こういう友達同士でクリスマスに遊ぶのは初めてなのかもしれない。
えっ俺がなんで、そこにいるのかって?
それは今日、朝にうまるちゃんからLINEが来たことから始まる。内容はこうだ
『今日の19時に私ときりえちゃんと海老名ちゃんとシルフィンさんで遊ぼうと思っているんだけど……達生くんはどうかな?』
朝、このメールを見た俺は深く悩んでいた。
何を悩む必要がある?と思う人はいるかもしれない。
だが、俺にとっては4人の女の子とクリスマス・イブの夜を遊ぶのはなかなかハードルが高いのだ。それに男1人に対して女の子4人……
それなら、いっそのこと断ろうかと思った時もあった。だが、
『うんうん。暇だし、行こうかな』
可愛い女の子のお誘いを断る男はこの世にいない。
「そういえば海老名ちゃん。今年は秋田に帰らなくていいの?」
「うん…夏休みに一回帰ったから…あと…年末年始って1人でいると寂しいから帰ってたんだけど…最近はみんなと遊んでたりしたし…」
「遊びますわよー!!」
うまるちゃんと海老名ちゃんの会話を聞いていたシルフィンさんがテンション高めで言った。
やっぱり、シルフィンさんはいつもよりテンションが高いのは間違いないようだ。
「なぜならX'masだからですわぁーー」
「うう…うむ。き今日はあ遊ばないと損だよな」
「シルフィンさん。テンション高いね……」
うまるちゃんが苦笑いしながら言った。そして
「で……達生くんは何に緊張しているの?」
「うううん?俺?ななんにも緊張してないよ」
「そう?いつもと様子が変な感じだけど」
そう……俺はとてつもなく緊張していた。こんなにも女の子4人と一緒に遊ぶ男1人はきついものだとは思っていなかった。だが、今までにこんな体験はたくさんあった。しかし、思い返してみれば、相手は一人だったり、他に男性がいたりした。
だが、今回は女4と男1
対数で表したら、4:1
これから、めんつゆと水でそうめんのつゆでも作るのか?
「きりえちゃんは家ではパーティーしないの?」
今度はきりえちゃんに聞いたうまるちゃん。
「えっ!?はい……!!うちはしないです!!」
きりえちゃんはおどおどしている。どうやら、俺と一緒で、きりえちゃんも緊張しているのかもしれない。
「じゃあ、イルミネーションでも見に行く?」
うまるちゃんの提案に4人は賛成した。
「キレイですわー!」
シルフィンさんは目を輝かせながら言った。
シルフィンさんが言うように本当にイルミネーションは綺麗だった。こんな美しい物が職人によって作られたと思うと、職人はスゴいと思う。
「でもカップルだらけですわね……」
シルフィンさんが困った様子で言った。
俺達の周りにはイチャコライチャコラしている
例えば、イルミネーションを見る人は一般人とか家族とかもしかしたら高齢者とかいる……いるはずなんだけどね。
「こうなったら、男1人の達生さん争奪戦ですわー!」
シルフィンさんはテンション高めで言った。
「はい?」
「「「えっ!?」」」
シルフィンさんが何を言っているのか、わからないままシルフィンさんに引っ張られる。
「いきなり、どうしたんだ!?」
「争奪戦は争奪戦ですわー!」
「達生くんはシルフィンさんに渡さないよ」
うまるちゃんも俺を引っ張る。どうやら、うまるちゃんもやる気だ。やる気って何をやるんだ?
「あわわわ……どどうしよう?きりえちゃん?」
海老名ちゃんは顔を赤く染めている。
「こうなったら、やりますよ。海老名さん」
そう言って、きりえちゃんも俺を引っ張る。
「あわわわわわ……」
海老名ちゃんは呆然と立ち止まっている。
「俺はオモチャじゃないんだがー!!」
今…俺の心臓の音はヤバイことになってる。ドクンドクン…それともドキドキ?
「あっ、サンタさんですわー!」
シルフィンさんはサンタの衣装を着ているおじいさんの方へ行ってしまった。
「えっ!?シルフィンさん?って私……あっ」
「わわ…私もいいったい何をしていたのでしょうか?」
うまるちゃんときりえちゃんが俺を引っ張るのをやめてお互い、顔を赤く染めた。
ふぅ……もう死にそう……
なんかイルミネーション見ただけで結構疲れたぞ?
イルミネーションを見終え、5人は商店街を歩いていた。
「どこも人だらけですわねーー」
「クリスマスはみんな出かけたいんだね」
シルフィンさんとうまるちゃんが話している。
去年の俺はクリスマスでも家で過ごしていた。だが、今年の俺は可愛い女の子達と遊んでいる。たった1年で、ここまで現実というものは、変わるものなのだろうか?
「あの…みなさんは…一緒に過ごす方はいらっしゃいませんの?」
「「「「 !? 」」」」
皆の歩いていた足が止まる。発言した張本人を除いて
ここで…恋愛トーク!?
「海老名さん。いませんの?」
「えっ!?う…うんっ…!いないよっ!」
海老名ちゃんは困った様子だった。
「きりえさん。どうですの?」
「いい…いる訳ないでしょう!!」
きりえちゃんも困った様子だった。
この流れだったら、次はうまるちゃんに聞くのか?
「でしたらみなさん…!!
「「「「 えっ!? 」」」」
「クリスマスパーティーいたしましょう!!」
恋愛トークかと思ったら、ただのお誘いだったー!!
「こっちですわーー!」
シルフィンさんに案内された部屋はすごい気合いの入った飾りつけがされた部屋だった。家庭用クリスマスツリーに天井のあちこちにつけられた丸い紙のわっか。長机の上に置かれているコップとパーティーグッズ。用意された座布団。
皆でクリスマスパーティーをすることを予想し、あらかじめ飾りをしたのだろうか?
「すごい飾りつけ…」
うまるちゃんは驚いた様子で部屋のあちこちを見ていた。
「……」
海老名ちゃんも驚いていた。
「…すごいなこれは…というかきりえちゃん。大丈夫?」
飾りつけにも驚いたが、きりえちゃんがあちこちを見て、今日一番、緊張している様子にも驚いた俺。
多分、きりえちゃんは知らない人の家ですごく緊張するタイプなのかもしれない。
「わ…私…こういうの初めてで…」
きりえちゃんは緊張した様子で言った。
「お好きな所に座ってくださいですわー」
シルフィンさんに言われるがままに俺は端に座った。
「あれ?座布団1つ多い?」
うまるちゃんが座布団が1つ多いことに気がついた。置かれている座布団は6つ。確かに1つ多いな。シルフィンさんが数え間違えたのだろうか?
「あっ!実はもう一人来ますの!」
シルフィンさんが嬉しそうに言った。
もしかして、アレックス?
アレックスだったら、男が増えて俺の負担は軽くなるんだが…
「私の友達…U・M・Rさんをお呼びしてますの!」
U・M・R?
「え?」
うまるちゃんは笑顔のまま固まっていた。
10月までリアルが忙しいため、息抜きの時などに書けると思います。