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ルーペス
『な!?なんなんだこれはっ!?』
辺り一面、
おびただしい数の死体、
顔は、とても見れない。
ルーペス
『ひどい・・・。』
街道に目を向ける。
ルーペス
『・・・あんな物、街道には普通ない。』
街道を歩く。
ぶつん!
ルーペス
『!?』
「危ないっ!?」
いっ、一体なにが?
ルーペス
『っ!?だっ!?だいじょ・・・、
すまない、私が。』
死んでいる、志願兵だ、
鎧なんて着ていない、
腰にベルトだけつけ、
ショートソードをぶら下げるだけ。
ルーペス
『総員、草原には入るな!!
死体と同じ結末が待っているぞ!!』
こんな非道な罠を仕掛けるなんて、
まさかっ!?
ルーペス
『誰でもいい、遠メガネを持っていないか?』
「は!私が持っております!」
ルーペス
『あの街道を見て貰えるか?』
「は、わかりました。」
ん?様子がおかしい。
ルーペス
『どうした?大丈夫か?』
「閣下、申し訳ございません、
わたくしめは、
わたくしめは!!
こんな残虐非道な、
地獄を見た事がありません。」
彼は力なく座り込み、
そのまま黙ってしまった。
ルーペス
『では、遠メガネを・・・離せ、
離さんか!!自分で見る!!』
無理やり取り上げる。
ルーペス
『・・・・・・・。』
赤い・・・糸?
私は後悔した、
なぜ、
赤い糸が街道を塞ぐように、
横に伸びているのか、理解に苦しんだ。
吐き出した、兎に角、そうしていた。
ルーペス
『う゛ぇ゛え゛え゛っ!?』
皆が近寄る。
ルーペス
『けっして・・・みてはならんっ!!』
止まらない、苦しい・・・。
みな、座り込んだり、
吐き出したり・・・、
泣き叫んだ・・・。
《鋼鉄の糸
エフェメール・ムスクス連合軍が初使用し、
過去最高の無差別兵器として、
歴史書に記され、十数年もの間、
突破される事のない、最強の防壁だった》
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あれで、引いてくれないと、
真面目にどうかしている。
砕月
「早馬と、もう一度、使者を送れるか?」
クリフ
『可能ですが、一度は失敗しています、
再び失敗するかと思いますが?』
砕月
「5日も来ないのはおかしい、
進軍速度は遥かに上の筈だ、
もう来ているは「伝令!!」
なんだ!!」
「敵兵、ヴァールハイト帝国の使者です!!」
砕月
「殺すな!!生かしてここへ通せ!!」
「はっ!!」
クリフ
『正気ですかっ!?』
砕月
「使者だ、つまり、
アレを見ながら通らねば、
ここへはたどり着けない。」
クリフ
『・・・わかりました、
謁見の間を準備致します。』
砕月
「いや、まずは、水と食べ物だ、
誰か、クローマさんに準備を、特に、
お腹に優しい物を頼む。」
「了解!大至急伝えます!!」
砕月
「それと、クリフ、簡易ベットを頼む、
倒れられても直ぐに介抱できるように、
魔術師も治療準備を怠らないでくれ。」
クリフ
『・・・了解。』