いつか・・・   作:扶桑畝傍

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砕月の受難?

 

ふぅ、これなら実戦に耐えられる。

 

新型、と言っても、野太刀モドキ、

 

これが完成しただけだ。

 

砕月

「悪いな、工房借りちゃって。」

 

「いえ、様々な試行、勉強になります。」

 

砕月

「ん~、俺のは所詮見よう見まね、

 

 師匠がすごかったんだよ、あの人は、

 

 火、鉄、繋ぎの材料、

 

 その目でしっかり見極めて、

 

 最高の切れ味、耐久力、

 

 手入れさえ怠らなければ、

 

 1000年持つ剣を作っていた。」

 

「千年っ!?」

 

砕月

「けっして鉱物資源が豊富ではなかった、

 

 だからこそ、一つの武器を長く使えるように、

 

 日夜研究、突き詰めていった、

 

 その一部を、こうして教えてるに過ぎないよ。」

 

「そんな素晴らしい技術を我々にっ!?」

 

砕月

「ただ、こうも、言ってたな。」

 

《人を生かすも殺すも、その、ヒト断チで、決まる》

 

「そのヒト断チで、決まる。」

 

砕月

「あぁ、武器を作る以上、

 

 殺されるヒトもいる、

 

 逆も一緒だ、ゆめゆめ、忘れないように。」

 

「はい!!」

 

 

ふへ~、日付は?

 

7日も篭ってたのか。

 

水浴びで汗を流す。

 

砕月

「うひ~、冷てぇ~。」

 

温泉が無いのは困ったな、

 

火山が近いなら、

 

あると思ったんだけど、

 

近寄れば火山ガスでお陀仏、

 

とてもじゃないが入れない、

 

水を沸かすにも、

 

燃料は家畜の糞を乾燥させた物、

 

油も貴重品、森林も下手に伐採すると、

 

川の氾濫に耐え切れなくなる。

 

砕月

「水、油は貴重品、

 

 どっちかを解決しなきゃ・・・。」

 

そうだ、魔術師の魔術で?

 

駄目だ、

 

一人の負担が尋常じゃない、

 

体力も、精神も修練を最低20年は鍛えて、

 

初めて攻撃用魔法を使える人もいる、

 

うぬぅ。

 

砕月

「どうしたもんか。」

 

こんこんこん

 

砕月

「はい、どうぞ?」

 

誰だろ?

 

ナハト?クシェ?クローマさんは、

 

扉を思いっきり開けるから違うし。

 

ルーペス

『私だ。』

 

予想外デース。

 

砕月

「かっ、

 

 ルーペスさん?

 

 こんな夜分にどうされました?」

 

そうだった、そうだった、

 

閣下って、呼ばれるの嫌なんだっけ。

 

ルーペス

『すまないな、閣下は。』

 

砕月

「そうですね、

 

 これだけお綺麗な女性が、閣下って、

 

 王女様とかなら、わかりますけど。」

 

ん?まて、俺には、ナハトがいるだろう。

 

ルーペス

『それで、だな?』

 

砕月

「なんでしょう?」

 

ルーペス

『側室を持たぬのか?』

 

 

前触れも無く、胃がギリギリと、

 

音を立てるように痛む。

 

砕月

「随分唐突ですね。」

 

胃がぁ~、ぁ~、覗いてる~、

 

ナハトがぁ~、

 

鍵穴から覗いてる~、い~や~。

 

ルーペス

『じ・・・実はな?ダラスお爺ちゃんがな。』

 

あのジジイ、いつか絶対シメる。

 

ルーペス

『孫をみたいって、言い出してな?』

 

砕月

「はい。」

 

ルーペス

『あの、その、

 

 先月の決闘を

 

 お爺ちゃんが見てたらしくて。』

 

外堀が埋まって行く。

 

ルーペス

『あの、あ、あ、

 貴方なら、是非に・・・と。』

 

ひぃいいいい!?

 

ドアノブがぁああああっ!?

 

ルーペス

『こここここっ!?こんな私だが、

 

 そのっ!?

 

 そそそのっ!!』

 

めきゃっ!?めきゃって、

 

ドアノブがぁあああっ!?

 

ルーペス

『お嫁さんにしてくれないか?』

 

 

わんわん泣き叫ぶナハトに、

 

ディープキスで黙って貰った。

 

砕月

「悪かったって、ルーペスさんも、

 

 ちゃんと言ってくれれば、

 

 ナハトも泣かずに済んだんですから、

 

 すこしは自重して下さい。」

 

ルーペス

『ほんとうに!もうしわけない!!』

 

ナハト

『でぃぷ・・・でぃぷきす~・・・。』

 

あ、顔真っ赤、ほけほけしてやがる。

 

砕月

「メイドさん、部屋に頼める?

 

 側室を持つにしたって、

 

 これから必要な書類やら、準備、

 

 いろいろあるからさ。」

 

「心得ております、それと。」

 

それと?

 

「でっ、できたら///」

 

うん、背筋が凍りそうだ。

 

「わたくし達にも

 

 でぃぷきす・・・、

 

 ご教授ねがえますか?」

 

達?達?え?

 

ナハトについてる直属だけで、

 

200人いるんだよ?嘘だよね?

 

ルーペス

『おぉ~、

 

 完全にメスの目をしておる。』

 

あ、案外しっかりしてるんですね?

 

「日取りはいつにいたしましょうか?

 

 明日?明後日?明々後日?

 

 それとも!!今ですかっ!?」

 

い~や~っ!?逃げたい!!

 

てか、本気でやばいから!!

 

なんなの!?あんた達!!

 

ここに見える範囲だけで、

 

20人ぐらいいるけど!!

 

ちょっと~っ!?かんべんしてくれ~っ!?

 

 

かってに決められました、

 

出会い頭に、ナハトがいる状態で、

 

なら、おkって、

 

俺の人権って・・・。

 

ルーペス

『ほんとうに、すまぬ!!』

 

終始こればっかり・・・ん?

 

ナハト

『そうですわ!』

 

まてまてまてっ!?

 

ナハト

『ルーペス様も!

 

 でぃぷキスしてもらえればいいんですよ!

 

 あ~っ!?すっきりしましたわ!!

 

 なんかこうもやもやしてたのが吹っ飛びましたわ!!』

 

誰か助けてくれ~っ!?

 

 

二階・食堂

 

えぇ、しましたよ!!

 

順番に!!ディープキス!!

 

ナハト、ルーペスさん、

 

メイドさん(20人)と!!

 

砕月

「クローマさん?

 

 あえて聞きますけど、

 

 女性って、がっつり来るんですか?」

 

クローマ

『今更かい?って、

 

 まだヤッないのかいっ!?』

 

ひぃいいいっ!?

 

クローマ

『ありゃま、てっきりもう出来たのかと、

 

 あんた、不能じゃないよね?』

 

砕月

「あんだけ美女に囲まれて

 

 んなわけないですよ・・・

 

 むしろ、結婚もまだなのにできません!!」

 

クローマ

『そう言えば、式はいつだい?

 

 たーんと旨いもの作ってあげるからね!』

 

砕月

「当分先ですね。」

 

クローマ

『あぁ、例の階級撤廃かい?

 

 難しいだろう?千年、二千年と続いているんだ、

 

 簡単ならアタシもとっくに王女様だよ。』

 

砕月

「貴女は、元、でしょうに。」

 

クローマ

『そうさ、総料理長だけど、

 

 階級は一般人、

 

 あ、それじゃぁ、あたしと結婚できるね?』

 

不味い、ナハトがキレる。

 

クローマ

『だっ!?大丈夫かい?』

 

あわわわわわっ!?

 

さっき部屋へ戻したはずなのに!!

 

寒気がぁあああああっ!?

 

話題を変えなきゃ!!

 

砕月

「いないんですか?」

 

クローマ

『え?』

 

砕月

「好きな人ですよ?」

 

クローマ

『いたけど、

 

 これだけ残して、死んじまった。』

 

イヤリング?

 

クローマ

『あたしが素材集めに森に入って、

 

 アイツは、その護衛だった。』

 

砕月

「すいません。」

 

クローマ

『いや、アタシも軽率だったよ、ごめんな?』

 

砕月

「それじゃぁ、その彼が悔しがるぐらいに、

 

 旨いもの、作ってください!」

 

クローマ

『・・・へ!望む所だ!!覚悟しなよ!!』

 

砕月

「もちろん!!」

 

 

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