いつか・・・   作:扶桑畝傍

4 / 20
ムスクス公益国

巨大な農場、牧場、河川を所有し、

周辺国家へ食料品や、

鋼鉄武器の輸出で成り立っている、貿易国家だ、

エフェメールとは、古くからの付き合いで、

海産物と、葉物野菜などの、物物交換が、

今でも有効な付き合いをしている。



傷つき、フラフラの一行の目に、

目指していた、

ムスクス公益国の壁門が見えて来る。



ムスクス凱旋

『ぉぉおおっ!!見えたぞ!!

 ムスクス公益国だ!!着いたんだ!!』

 

「ぉ~・・・着いたぁ。」

 

『やりましたよ!!

 貴方のおかげです!!

 是非とも名前をお教えください!!

 あの激!!感動いたしました!!』

 

「なまえ?

 えっと、さ・・・砕月だ。」

 

『皆の者!!

 このサイゲツ殿が

 我々エフェメール軍を率いて、

 帝国軍を迎え撃ち!!

 敵の大将を討ち取ったのだ!!

 ここに宣言しよう!!

 サイゲツ殿こそ!!

 英雄の中の英雄だぁあああ!!!』

 

あぁ・・・うるさいなぁ・・・

だれが・・・えいゆう?おれ?まさか・・・

 

『サイゲツ殿っ!?』

 

そのまま俺は気を失い、

気が付けば何処かのベットに寝かされていた。

 

 

「ぁ~・・・。」

 

(気を失うって、

 寝る感じと一緒なんだなぁ)

 

あぁ、そうだ、人、

 

殺したんだよなぁ。

 

切った時の感触が・・・!?

 

「ぐっ!?」

 

ベットから飛び上がり、

 

目に付いたバケツに、

 

ありったけ吐き出した。

 

「げほっ!?げほっ!?」

 

う゛ぇ゛~・・・きっつ・・・。

 

「う゛~・・・っ!?」

 

ぜんぜん食べてないから

 

胃液しかでねぇ・・・。

 

こんこんこん

 

誰だろう?

 

「ど~ぞ・・・。」

 

『入るぞ・・・っ!?大丈夫かっ!?』

 

え?誰?

 

女の人に知り合いなんていませんよ?

 

「・・・だれ?」

 

『ん?あ、あぁ、私だ、

 ほら、

 君に兵力の残数を教えたりしたじゃないか。』

 

え~・・・って事は、

 

ド定番の、

 

隊長さんは女の子でしたパターンですか・・・、

 

うぇ~・・・一番嫌なパターンじゃん。

 

『ぅ~、覚えてないのか?』

 

うげぇ~・・・

 

垂れ耳が更に垂れ下がって・・・え?

 

「垂れ耳・・・犬耳?」

 

『ん?耳がどうかしたのか?』

 

「は?へ?ケモ耳・・・まじで!?」

 

『急に元気になったな、

 よかった、差し入れを持ってきたんだ。』

 

あぁ・・・腹減ってたんだっけ・・・、

 

てか、パンとかだよな?

 

『ほら、生肉と、堅(かた)パン、

 それにバターだ、うまいぞ♪』

 

「ぉ・・・おぅ。」

 

だぁ~っ!?慣れねぇええ!!

 

つか、

 

ぜってぇ慣れる訳がねぇ!!

 

傾けながらウィンクとか、

 

むりだろぉぉおおっ!!

 

『ほら、食え♪』

 

「はいはい。」

 

さて、

 

見た目はフランスパン・・・ぽい、

 

てか、そのものだな、

 

生肉・・・腹壊さねぇよな?

 

○露丸とか、ねえからなぁ・・・。

 

がりっ!

 

「かってぇ~。」

 

流石は生食鈍器、

 

本場フランス産顔負け並みの硬さだ、

 

やっぱ、日本のやらかいパン、

 

食いたいなぁ。

 

がりっ!がりっ!がりがりがりがり・・・。

 

「硬いけど、美味いな?」

 

『だろだろ♪

 この噛みごたえが堪らないんだ♪

 それにこの生肉はな?

 魚の骨を砕いて、

 練り餌に混ぜて

 育てた牛の肉なんだぞ♪』

 

牛?ホルスタイン?

 

あ、フラグだ、

 

小説を読みあさりすぎたせいで、

 

この先がある程度予想でき・・た、

 

けど!!

 

なんか、扉から覗いてるぅうっ!?

 

 

「あ、あの、

 扉にいる奴は誰だろうか?」

 

こういう時は、

 

こっちから仕掛ける方がマシ、

 

のような、気がする。

 

『なに?誰だ?扉を開けろ。』

 

あぁ、戦闘モードって奴ですね?

 

犬耳だから、闘犬かな?

 

でも、こんなぺたんこ耳は。

 

『わ・・・私です、姉様。』

 

ぉ~、年齢は12~16歳程度だろうか?

 

いわゆる成長期の僅かな期間の初々しい時、

 

やめよう、この考えは不味い、非常に不味い。

 

「妹さんか、

 お姉さんとは違った雰囲気だ・・・あ゛っ。」

 

しまったーーーーっ!?

 

つい言っちゃったーーーーっ!?

 

『え?本当ですかっ!?』

 

あれ?

 

『へ~、意外、はっきり言うなんて。』

 

え゛~・・・お前のほうが意外だよ!!

 

いきなりフランクに話しやがって!!

 

「そうかね?」

 

『そうよ?まず、私たちは“双子なの”』

 

へー、双子・・・双子?

 

「あぁ~、なるほど。」

 

言われて気づくけど、

 

確かに耳はほぼ一緒、

 

まぁ、男で2局選択迫られた場合、

 

いろいろ困るだろう、貧乳派と巨乳派、

 

今回は、姉が巨乳、妹が貧乳、

 

だが、あえて俺はその中間が好きだと言おう。

 

『なによ?双子じゃいけないの?』

 

『姉さん!』

 

「え?そうじゃないって、

 二人共綺麗だなぁって。」

 

さぁ、修羅場へいざ!!

 

 

 

あれ?

 

『き・・・きれい?』

 

『わわ・・・わたしたちが?』

 

「あ、あぁ、あくまで、俺の主観だ!!

 俺の!な!!」

 

くっそぉ~っ!?これも地雷かよ~っ!?

 

「まぁ、お前らの一族とか、

 知らないから言うけど、

 俺には綺麗に見える、

 それは嘘じゃない!

 それに、垂れ耳は

 かなりのチャームポイントだと俺は思う!!

 服装も無理に着飾らない、

 素材を生かした着こなしだと思う!!

 それに、顔立ち!!

 ここまで整った顔立ちは初めて見る!!

 どう見繕っても、

 俺の故郷では美少女の部類だ!!

 間違いない!!」

 

ぁ~・・・つい、勢いに任せて・・・、

 

ヤバイ、このあと、

 

もう一人か二人現れて、

 

余計にこじれる、

 

ぜぅったい!!こじれる!!

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。