マインドクラッシュは勘弁な!   作:あぱしー

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前回のあらすじ + 答え合わせ
神崎は一応、冥界の王の力を手に入れている。

そして冥界の王は死後の世界への干渉が可能(ダークシグナーのアレコレ)

世界を滅ぼせる力を持つ(なお赤き竜+シグナ―に防がれまくっている模様)

デュエルでなら「人」でも倒せるといえど、その力は何だかんだで大きい。

それらの点を踏まえて――

イシズ「(無自覚に↑に大して)(わたくし)たち墓守の一族(つまり血族が続く限り+死後も)への一切の手出しを禁じます」

精霊の鍵「了承(えっ!? この子、どエライもん賭けだしたよ……大勝負に出たなぁ……)」

精霊の鍵「問う。汝が望むは?(アクターはどうする? かなり賭けのレート高いけど?)」

アクター「千年タウク」

精霊の鍵「了承(えっ!? それだけ!?)」

イシズ「――お待ちなさい。明らかに賭けるものが釣り合っていないではありませんか」

精霊の鍵「肯定。釣り合いは取れていない(エエこと言った嬢ちゃん! どう解釈しても全く釣り合ってないよ!)」

精霊の鍵「ゆえに再度問う。汝が望むは?(こちとら出来る限り「公平」が売りなもんで、釣り合いが取れてないのはちょっと……)」

アクター「今バトルシティ終了(期間限定)までイシズ・イシュタール(1人)が此方の邪魔をしないこと」

精霊の鍵「了承。三度問う。汝が望むは?(そうそう、その調子で釣り合う感じで頼むよ)」

アクター「ない(ナニコレ怖い)」

精霊の鍵「了承(マジかよ……全然、釣り合いが取れねぇよ)――勝負開始(でも、本人が納得してるし、負荷多めでバランスとらなきゃ……)」


以上のことが、アクター(神崎)が冥界の王の力を持っていることをイシズが知らなかったゆえに起きた喜劇。

最後に――
精霊の鍵の疑似人格はこんな親しみやすい感じじゃないです。もっと機械的な感じです。





第107話 定められた敗北

 

 

 アクターを静かに見据えるイシズだったが、意を決した様子で口を開く。

 

「デュエルの前に一つよろしいでしょうか?」

 

 だが対峙するアクターは何も返さない――その内心で「なんだろう?」と思ってはいるが。

 

(わたくし)と語る気はないようですね――ですが聞いて頂きたいのです」

 

 しかしイシズは僅かな可能性でも言っておかねばならないことがあった――全ては弟マリクを救う為。

 

(わたくし)の弟、マリクが世界で暗躍するグールズの総帥として罪なき人々を襲い、レアカードを奪ってきた事実。それはもちろん許されるものではありません」

 

 イシズは墓守の一族の中で誰よりも現状を理解していた。既にイシズ個人ではどうにも出来ないレベルで人々の思惑が渦巻いていることを。

 

 ゆえにイシズは協力者を願う――圧倒的なまでの強者を、裏世界の王者の力を。

 

 悪いこと言わないから、他のデュエリストにしときなさい。

 

「ですが、マリクの内にはそれ以上の脅威が宿っているのです――その眠れる邪悪なる人格……」

 

 マリクの恨みや憎しみの感情の結晶の人格、所謂「闇マリク」の危険性を語るイシズだが――

 

 

 だがアクターこと神崎にとって闇マリクの脅威度は低い。

 

 それもその筈、他の問題、「オレイカルコスの神」や「大邪神ゾーク・ネクロファデス」などの「世界を『個人』で相手取れるレベルの敵」と比較した場合、脅威度は相対的に低くなってしまう。

 

 

 さらに表のマリクと闇マリクの残虐な性格に関しても、世の中のドス黒い部分を、吐き気を催す邪悪を、腐るほど見てきたアクターこと神崎からすれば悲しいことに慣れたものだった。

 

 

 アクターにとってのマリクへの脅威は「オカルトの力」と「神のカード所持」くらいのものである。

 

(わたくし)の目的はこのバトルシティを勝ち進み、(わたくし)の弟、マリクを支配しようとする邪悪なる人格を消し去ることにあります。それこそ刺し違える覚悟で」

 

 そうとは知らないイシズは闇マリクの危険性を訴え続ける――あたかも世界の危機かのように。

 

「アナタ方がマリクを罰する為に動いていることは重々承知しております。ですが(わたくし)たちの目的は一致している筈です」

 

 やがて、そう語りながら手を差し出したイシズ。

 

(わたくし)の手を取ってはくれませんか? 其方にとっても(わたくし)の千年タウクの力は魅力的な筈です」

 

 共に戦うのならば手を取ってほしいと――未来予知の力をチラつかせ。

 

「イシズ・イシュタール」

 

「分かって頂けたようですね」

 

 ようやく反応らしい反応を示したアクターにイシズは光明を見出す。存外話せば分かりあえる相手だったのだと。

 

 

 そのイシズの認識は間違っていない。

 

 アクターこと神崎は正面切ってぶつかり合うよりも「話し合い」をした方が楽な相手である。

 

 

 当の本人に大した欲もない為、相手の要望を汲んだ上でWIN-WINの着地点を目指す傾向がある為だ――その方が後々トラブルに発展し難いとの思惑もあるが。

 

 

 なお「話し合い」で纏まらなかった場合は脳筋な手段が飛んでくるので、思わぬ地雷が埋まっていることは横に置いておこう。

 

 

「先攻は其方だ」

 

 だがイシズの決断は遅すぎた――神崎の悪評ゆえに警戒し過ぎた。

 

 今や「話し合い」でどうにか出来る範疇に状況が存在しないことをイシズは正しく理解できてはいない。

 

 

 既に、イシズの願いである原作のような「マリクの無罪放免」は「まともな方法」では限りなく実現不可能である――それを目指すにはマリクは恨みを買い過ぎた。

 

 エジプトにて多大な影響力を持つ「墓守の一族」がどうこう出来る範囲を超えている。

 

 

 今のマリクが「対峙する」のは――

 

 名もなきファラオの魂を持つ「遊戯」でもなく

 

 裏の王者たる「アクター」でもなく

 

 黒幕(フィクサー)(笑)こと「神崎」でもなく

 

 マリクの内に眠る邪悪なる人格「闇マリク」でさえない。

 

 

 

 

 

 「世界」だ。

 

 世界中の恨みが、憎悪が、怨嗟が、犯罪組織グールズと、その首領たるマリクへと向いている。

 

 

 そんな中でマリクを救うべくイシズの手を取ればどうなるか等、考えるまでもない。

 

 アクターこと神崎に墓守の一族と心中する気などなく、墓守の一族の為に全てを賭けて戦う気もなかった。

 

 

 

 イシズがアクターをどうしようとも世界の流れは止められない――デュエルの結果がどうなろうとも、既にイシズの敗北の未来は確定している。

 

 イシズたちが選べるのはマリクが「どう終わりを迎えるか」だけだ。

 

「……話し合いは決裂ですか――ならばマリクを救い出すために(わたくし)はこのデュエルを制します!  (わたくし)のターン、ドロー!」

 

 だがイシズは諦めない。()()()()()をしてもマリクを救って見せると。

 

「スタンバイフェイズに手札の《黄金の天道虫(ゴールデン・レディバグ)》の効果を発動! 手札のこのカードをエンドフェイズまで公開し、ライフを500回復します!」

 

 イシズの手札から黄金のてんとう虫が光の粒子を振り撒きながらイシズの周囲を舞う。

 

イシズLP:4000 → 4500

 

 ライフ回復のカードを使用したイシズにアクターは思案する。

 

――デッキ破壊ではないか。あのデッキは海馬 瀬人に対抗するために用意した戦術ゆえに当然か。

 

 イシズのデュエルスタイルが読めないようだ――原作のイシズのデュエルはかなり例外的なものだったゆえに無理もないが。

 

 

 しかしそんなアクターの疑問はすぐさま解消される。

 

「そして魔法カード《終焉のカウントダウン》を発動! このカードは自身のライフを2000払うことで発動でき、その発動ターンより20ターン後、(わたくし)はデュエルに勝利します」

 

イシズLP:4500 → 2500

 

 互いのデュエリストを覆う様に頭上に雲が現れ、ナニカの顔が浮かび上がり不吉な笑い声のような音が木霊する。

 

「さらに《クリバンデット》を召喚!」

 

 盗賊風の毛玉、《クリバンデット》が音もなく降り立ち、フィールドでアクターをジッと見ていた。

 

《クリバンデット》

星3 闇属性 悪魔族

攻1000 守 700

 

「カードを1枚伏せてターンエンドです――そしてエンド時に《クリバンデット》の効果を発動! 召喚したこのカードをリリースしてデッキの上から5枚のカードの内、1枚の魔法・罠カードを手札に加え、残りを墓地に送ります」

 

 すぐさま墓地へと送られる《クリバンデット》はイシズのデッキの上から5枚のカードを分捕り、その内の1枚をイシズに投げ渡す。

 

(わたくし)は罠カード《威嚇する咆哮》を手札に!」

 

 手札に加えた1枚を宣言するイシズを余所に墓地に送られた4枚のカードを超人的な視力で確認するアクター。

 

 おおよそ、といっても確認の意味合いが大きいがイシズのデッキはアクターの中で確定する。

 

「さらにこのターンの終わりに《終焉のカウントダウン》のカウントが始まります!」

 

 空を覆う雲の化生が禍々しくカウントダウンを始め、空に鬼火が灯る――アクターに残されたターンは後19ターン。

 

終焉のカウントダウン・カウンター:0 → 1

 

 

 ターンを終えたイシズの姿にアクターは考察を重ねる。

 

――《終焉のカウントダウン》デッキ……か、原作で見せたデッキ破壊といい、ライフを削る以外の戦術を好むのか? 幼少のマリクはさぞ戦い難かっただろうな……

 

 そう思考がズレつつもアクターはデッキに手をかけ――

 

「私のターン、ドロー」

 

 ドローし、引いたカードを確認しようとするが、その前にイシズの声が届いた。

 

 

「貴方が引いたのは魔法カード《闇の誘惑》」

 

 

 そのイシズの言葉にアクターが引いたカードを確認すれば、宣言通り《闇の誘惑》。

 

 だが「今」イシズがイカサマをしたわけではない。

 

「アクター、この千年タウクには未来を見通す力が秘められています。 その力でこの戦いの全てを、既に(わたくし)は見ているのです」

 

 イシズがイカサマをしたのはこのデュエルが始まるよりも更に前、アクターと接触することを決めたその時。

 

 

「いつ貴方が何を出し、どのようにして負けるのか――その全てを」

 

 イシズは既にアクターとのデュエルの最後の光景を見た後だった。

 

 

 ゆえに「このデュエル中、千年アイテムを使わない」ルールには抵触していない為、精霊の鍵で形作られた《闇より出でし絶望》の形をしたモノは動かない。

 

 

 アクターは心の内で一人ごちる。

 

――未来予知によるピーピングか……そうか、そうだったな……

 

 これは原作で行われた海馬とのデュエルの時と同じことが起こっただけの話。

 

「本来デュエルに未来予知を持ち入るのは許されないこと……ですが許しは請いません――(わたくし)がマリクを救った暁には、この命! 神に差し出す覚悟で罪を背負います!」

 

 イシズのそんな言葉も既にアクターには届いてはいない。

 

――『ソレ』を捨てられる人間だったな。

 

 『ソレ』はアクターが、神崎がどれだけ望もうとも、願おうとも、絶対に手に入らないもの。

 

――捨てたのか……そうか()()()()()()

 

 マイコ・カトウとの一戦で「この世界でのデュエル」に何も求めていないことを強く自覚した筈だったアクターこと神崎だったが、その心中には不思議な程に大きな落胆があった。

 

 

「…………魔法カード《闇の誘惑》を発動」

 

 アクターのデッキが闇に覆い隠される。

 

「デッキからカードを2枚ドローし、手札の闇属性モンスター、《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》を除外する」

 

 デッキに引き寄せられるようにカードを引くアクター。

 

 やがて手札の闇の力を得たライトロードの1体、黒い帽子に黒いマントを羽織った白い法衣の魔導士がイシズに小さく笑みを浮かべ、闇に消えた。

 

――引いた2枚のカードは悪くない……いや、むしろかなり良い……何故? いや、()()()()()()()()か。

 

 アクターの内心の通り、引いたカードは悪くない――かなり動ける手札だ。

 

「魔法カード《光の援軍》を発動。デッキの上の3枚のカードを墓地に送り、デッキからレベル4以下の『ライトロード』モンスター1体を手札に加える」

 

 アクターの背後に光の魔法陣が描かれる。

 

「レベル3《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》を手札に」

 

 その魔法陣からアクターの手札に加わったのは水晶を持つ軽装の闇の力を得たライトロードの祈祷師。

 

 その闇を示す様に肩にかけられたローブが揺らめいた。

 

「そして魔法カード《光の援軍》の効果で墓地に送られた《エクリプス・ワイバーン》の効果を発動。このカードが墓地に送られた場合、デッキから光属性または闇属性のレベル7以上のドラゴン族モンスターを除外する」

 

 闇に誘われたかのように、身体の右半分が黒く侵蝕された白いワイバーンが周囲の光を覆い隠し、そして墓地へと還る。

 

「デッキより光属性・レベル8のドラゴン族、《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》を除外」

 

 《エクリプス・ワイバーン》が現れた際に覆い隠した光源から巨大なドラゴンの影が映し出された。

 

「魔法カード《ソーラー・エクスチェンジ》を発動。手札の『ライトロード』モンスター、《ライトロード・サモナー ルミナス》を1体捨て、デッキから2枚ドロー。そして自分のデッキの上からカードを2枚墓地に送る」

 

 白い帯が伸びる軽装の法衣を纏った《ライトロード・サモナー ルミナス》が両の手に輝く光を天へと掲げ、アクターのデッキから力を引き出し、やがて光となる。

 

「《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》を召喚」

 

 そんな光を黒く染めながら現れたのは先程の《ライトロード・サモナー ルミナス》に黒いローブを纏い、闇の力を得た《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》。

 

 その手に持った水晶越しにイシズを視界に収めていた。

 

《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》

星3 闇属性 魔法使い族

攻1000 守1000

 

「《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》の効果発動。1ターンに1度、手札・墓地から『ライトロード』モンスター1体を除外し、《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》以外の除外された『ライトロード』モンスター1体を特殊召喚する」

 

 《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》のローブがその身から溢れ出る力によって棚引き、その手の内の一つの蒼い水晶が輝く。

 

「墓地の《ライトロード・マジシャン ライラ》を除外し、除外された《ライトロード・マジシャン ライラ》を特殊召喚」

 

 やがてその輝きが収まった後には白き魔術師、《ライトロード・マジシャン ライラ》が右手の黄金の杖をイシズへと向けつつ、戦意を示す。

 

《ライトロード・マジシャン ライラ》

星4 光属性 魔法使い族

攻1700 守 200

 

「《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果発動。自分のメインフェイズにこのカードを守備表示にし、相手の魔法・罠ゾーンのカードを1枚破壊する」

 

 《ライトロード・マジシャン ライラ》の黄金の杖から光の弾丸が発射され、イシズのセットカードを打ち抜かんと迫るが――

 

「させません。その効果にチェーンして罠カード《和睦の使者》を発動します。このターン(わたくし)が受ける戦闘ダメージは0になります」

 

 チェーンすることで、先んじて発動された水色のローブの集団、《和睦の使者》がこのターンのイシズの安寧を約束する。

 

 

 やがて膝を突き、腕を交差させて守備表示の姿勢を取る《ライトロード・マジシャン ライラ》。

 

 《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果を無駄打ちさせられたアクターだが、その心の内に動揺はない。

 

 

 だが、その胸中でナニカがザワツク。

 

「この効果を発動した《ライトロード・マジシャン ライラ》は――」

 

「――次の貴方のターンの終わりまで表示形式が変更できないのでしょう? 存じております……未来に変わりはありません」

 

 アクターの言葉を遮るように効果の説明を引き継ぐイシズ――イシズにとっては既に未来予知によって知りうる情報ゆえに説明は不要だと。

 

 だがアクターは変わらずデュエルを続ける。

 

「さらに《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》はこのカード以外の自身の『ライトロード』モンスターの効果が発動した場合に1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る」

 

 《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》が水晶を掲げると、そこから闇が這い出し、闇がアクターのデッキを削る。

 

「ターンエンド。エンド時に《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果でデッキの上からカードを3枚墓地に送る」

 

 そして《ライトロード・マジシャン ライラ》の杖から溢れ出た光もまた、アクターのデッキを削った。

 

「貴方のターンが終了したことで《終焉のカウントダウン》のカウントは進みます」

 

終焉のカウントダウン・カウンター:1 → 2

 

 空に2つ目の鬼火が灯る――後18ターン。

 

 

 その《終焉のカウントダウン》のカウントを視界に入れたイシズは順調だと、息を吐く。

 

「全ては私が見たビジョンの通り、(わたくし)のターンですね。ドロー」

 

 此処までのデュエルの流れの全てが千年タウクによって見た未来と差異はない。

 

――『ライトロード』……それは己がデッキを削り、力へと変える速効性に優れたデッキ。貴方にとって(わたくし)とのデュエルを速やかに追え、マリクを追う必要があるゆえの選択。

 

 その未来の情報からライトロードの性質は既にイシズは把握済みである。

 

「スタンバイフェイズに手札の《黄金の天道虫(ゴールデン・レディバグ)》の効果で500のライフを回復させて貰います」

 

イシズLP:2500 → 3000

 

 イシズの周囲を再び舞う《黄金の天道虫(ゴールデン・レディバグ)》。

 

 

――そのデッキと(わたくし)の今のデッキとの相性は最悪。

 

 そのイシズの内心の言葉通り、「ライトロード」は基本的に戦闘ダメージを相手に与えることで勝利を目指す一般的なビートダウンを主にしたデッキ。

 

 ゆえに《終焉のカウントダウン》を用いた防御に殆どのリソースを振り分けたイシズのガードを突破する術を殆ど持っていない。

 

「カードを2枚セットし、《カードカー・D(ディー)》を召喚します」

 

 どこからか走り出したボンネットに「D」の文字が書かれた青いおもちゃの車がイシズのフィールドに急停止する。

 

《カードカー・D(ディー)

星2 地属性 機械族

攻 800 守 400

 

「そしてすぐさま《カードカー・D(ディー)》の効果を発動! 召喚に成功したこのカードを(わたくし)のメインフェイズ1にリリースすることでデッキから新たに2枚のカードをドローします!」

 

 だがすぐさまこの場から逃げ出す様に《カードカー・D(ディー)》は、此処ではないどこかへ走り出す。

 

 手間賃代わりの2枚のカードがイシズの手札に加わるが、その代償は少なくはない。

 

「もっともその後、このターンのエンドフェイズになってしまいますが――そして(わたくし)のターンを終えたことで終焉へのカウントが進みます」

 

終焉のカウントダウン・カウンター:2 → 3

 

 3つ目の鬼火が空へと浮かぶ。

 

 だがイシズにとって《終焉のカウントダウン》の効果は保険でしかない。

 

――アクター、貴方の敗北は着々と近づいています。この流れから逃れることは出来ません。

 

 そのイシズの内心の言葉通り、もはやアクターはイシズの策の中――アクターのデッキは既に半分を切っている。

 

「千年タウクの力の前では如何に優秀なデュエリストも無力。既に結末は決まっているのです」

 

 イシズは己の勝利は揺るぎないのだと語る。

 

 イシズのデッキはアクターのような40枚構成ではなく、デッキの限界値、60枚デッキ――仮にアクターが何一つ動かなくとも、先にデッキ切れに陥るのはアクターの側。

 

「いかに足掻こうとも定められた未来からは逃れることは出来ません。貴方の敗北――それは定められた運命……この運命の流れは確定しているのです」

 

 言外に諦めること――サレンダー(降伏)することを提案するイシズ。

 

 

 しかしイシズの言葉にアクターは何も言葉を返さない。

 

「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズに墓地の《堕天使マリー》の効果を発動。自身のスタンバイフェイズに1度、ライフを200回復する」

 

 黒い肌の堕天使がその手から闇を振り、アクターのライフを僅かばかり満たす。

 

アクターLP:4000 → 4200

 

「《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》の効果を発動。墓地の2体目の《ライトロード・マジシャン ライラ》を除外し、今除外した2体目の《ライトロード・マジシャン ライラ》を特殊召喚」

 

 先のターンの焼き増しの様に《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》はその手の水晶をかざし、2体目の《ライトロード・マジシャン ライラ》が姉妹のように並び出る。

 

《ライトロード・マジシャン ライラ》

星4 光属性 魔法使い族

攻1700 守 200

 

「2体目の《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果を発動。自身を守備表示にし、相手の魔法・罠ゾーンのカード――右側のセットカードを破壊」

 

 そして2体目も杖から光の魔術を放ち、その反動から先のターンの1体目と同じように守備姿勢を取る2体目の《ライトロード・マジシャン ライラ》。

 

「残念ながらハズレです。貴方が破壊したのは罠カード《運命の発掘》! このカードが相手によって破壊された時、(わたくし)の墓地の《運命の発掘》の数だけドローします」

 

 だが打ち抜かれたイシズのセットカードは破壊されることでも効果を発揮するカード。

 

 《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果で砕けたセットカードがイシズの周囲に降り注ぐ。

 

 

 アクターはイシズの《クリバンデット》で墓地に送られたカードへと考えを巡らせつつ、一人ごちる。

 

――運がない……いや必要経費と割り切ろう。

 

(わたくし)の墓地の《運命の発掘》は3枚! よって3枚ドロー!」

 

 イシズの手札は一気に増え、7枚――防御系のカードが豊富にあることは想像に難くない。

 

 

 しかしアクターのするべきことは何ら変わらない。

 

「『ライトロード』モンスター、《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果が発動したことで《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》の効果が発動され、自身のデッキの上からカードを3枚墓地へ」

 

 《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》の水晶から漏れ出た闇がアクターのデッキを削る。

 

 残りのデッキが僅かだというのに、その行為にためらいなど無い

 

「墓地の《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》の効果を発動。このカードは自分墓地のカードを7枚除外することで墓地から特殊召喚できる」

 

 空に浮かぶ雲から赤いリボンでオシャレしたリスの獣人の薄い桃色の尻尾がピョコンと見え、やがてスポッと雲の中から顔を出したのは絵本の中から飛び出したような白雪姫を思わせるリスの獣人。

 

 青を基調としたドレスとショートの黒髪についた雲の欠片を手や耳、尻尾でパタパタはたき、身嗜みを整えている様子。

 

「墓地の《闇の誘惑》・《エクリプス・ワイバーン》・《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》・《光の援軍》2枚、《ソーラー・エクスチェンジ》2枚――計7枚を除外」

 

 やがてリンゴを片手に雲から7枚のカードを階段に見立て、軽やかにステップを踏んでフィールドに降りたった《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》。

 

 そしてやる気を見せるようにフンスーと息を鳴らし、尻尾を立てた。

 

妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》

星4 光属性 魔法使い族

攻1850 守1000

 

「除外された《エクリプス・ワイバーン》の効果を発動。このカードが墓地に送られた際に除外したカードを手札に加える――《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》を手札に」

 

 空から巨大なドラゴンの影が飛び立ちアクターの手札に舞い込む。

 

「墓地に『ライトロード』モンスターが4種類以上存在する場合のみ《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》は特殊召喚できる」

 

 ライトロードの最終兵器たる龍の雄叫びがフィールドに木霊する――あまりの声量に《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》はしゃがんで頭の上の耳を押さえていた。

 

「私の墓地には《ライトロード・サモナー ルミナス》・《ライトロード・マジシャン ライラ》・《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》・《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》の4種類以上のカードが存在する」

 

 墓地に眠るライトロードたちの声を聞き、今、降り立つのは――

 

「――よって手札より《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》を特殊召喚」

 

 赤い爪を持つ四足の白い体毛を持つ龍が白き天使の翼を広げ、光と共にフィールドを凱旋。

 

 東洋の龍を思わせる顔立ちからは確かな知性を感じさせる。

 

裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)

星8 光属性 ドラゴン族

攻3000 守2600

 

「バトルフェイズ。《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》で――」

 

 その《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》の背から極光が浮かび上がる。

 

「そうはさせません! 罠カード《威嚇する咆哮》を発動! これによりこのターン貴方は攻撃宣言することが出来ません!」

 

 だが天に浮かぶ終焉を告げるナニカの咆哮がその極光を散らし、アクターのフィールドのカードたちの戦意を削ぐ。

 

「カードを1枚セットし、ターンエンド」

 

 獣人ゆえに耳が良すぎる為か巨大な音の連続にとやたらとソワソワする《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》を余所にターンを終えたアクター。

 

「エンドフェイズ時に2体の《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果にてデッキの上から3枚ずつ、合計6枚のカードを墓地に送り――」

 

 そしてライトロードたちの光がアクターのデッキを削っていく。

 

「さらに《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》の効果でデッキの上から4枚のカードを墓地に送る」

 

 これでアクターに残されたデッキは僅か3枚――後がなくなってきた。

 

「ターンの終わりに終焉へのカウントが進みます」

 

終焉のカウントダウン・カウンター:3 → 4

 

 新たな鬼火が天に灯るが、《終焉のカウントダウン》よりも先に勝負が決まりそうな状況である。

 

 

(わたくし)のターン、ドロー。スタンバイフェイズに手札の《黄金の天道虫(ゴールデン・レディバグ)》の効果、ライフを500回復です」

 

 三度イシズの周囲を舞う《黄金の天道虫(ゴールデン・レディバグ)》の光がイシズを癒す。

 

イシズLP:3000 → 3500

 

 その癒しを受けながらイシズはアクターのデュエルディスクにセットされた僅かなデッキを見て、その胸中で安堵する。

 

――貴方のデッキは残り3枚。次のターンを凌げば……その時、千年タウクの指し示した未来の通り、貴方は敗北を迎える。

 

(わたくし)は魔法カード《光の護封剣》を発動! 発動後このカードはフィールドに相手ターンで数えて3ターン残り、その間、貴方は攻撃することは出来ません!」

 

 アクターとそのフィールドのモンスターを封じ込めるかのように天から光の剣――《光の護封剣》が幾重にも降り注ぎ、光の檻となってイシズの敵を封閉じ込める。

 

「カードを2枚セットし、2体目の《カードカー・D(ディー)》を召喚!」

 

 再びイシズのフィールド目掛けて走る《カードカー・D(ディー)》だが――

 

《カードカー・D(ディー)

星2 地属性 機械族

攻 800 守 400

 

「さらに《カードカー・D(ディー)》の効果を発動! このカードをリリースし2枚ドロー! そして強制的にエンドフェイズに移行します」

 

 そのままイシズのフィールドを通り過ぎ、舞い上がった風がイシズの手札として収まった。

 

「ターンエンド! そしてターンの終わりに終焉へのカウントが――」

 

「相手のエンドフェイズ時に罠カード《トワイライト・イレイザー》を発動」

 

 イシズの宣言を遮るようにアクターの声が響き、リバースカードが起き上がる。

 

「自分フィールドに同じ種族でカード名が異なる『ライトロード』モンスターが2体以上存在する場合、自身の墓地の『ライトロード』モンスター2体を除外し、フィールドのカードを2枚除外する」

 

 アクターのフィールドには――

 

「私のフィールドには魔法使い族の《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》と《ライトロード・マジシャン ライラ》がいる」

 

 《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》と《ライトロード・マジシャン ライラ》が背中合わせに立ち、水晶と杖をイシズへと向けるとその水晶と杖の先に魔法陣が浮かび上がる。

 

「墓地の《ライトロード・ウォリアー ガロス》と《ライトロード・アサシン ライデン》を除外し、セットカードを2枚除外」

 

 やがてその魔法陣に地に眠るライトロードたちの力が込められ、赤と青の2色の奔流が捻じれ合う様に放たれイシズの2枚のセットカードを呑み込んだ。

 

 これで今のイシズを守るのは《光の護封剣》のみ。

 

「……終焉へのカウントが進みます」

 

終焉のカウントダウン・カウンター:4 → 5

 

 空に2人のデュエリストを見据えるように鬼火が灯る。

 

 

 だがその数はイシズの勝利への道のりの4分の1を超えたばかり――終焉への猶予は十分残されていた。

 

 イシズの守りを一気に崩すべくアクターはデッキに手をかける。

 

「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズに墓地の《堕天使マリー》の効果によりライフを200回復する」

 

アクターLP:4200 → 4400

 

 《堕天使マリー》がその翼を羽ばたかせ、黒き羽から零れる闇がアクターを僅かに癒す。

 

「表示形式のロックが解かれた《ライトロード・マジシャン ライラ》を攻撃表示に変更し、その後、効果発動。自身を守備表示にすることで相手の魔法・罠ゾーンのカードを――《光の護封剣》を破壊」

 

 攻撃表示へと変更され立ち上がる《ライトロード・マジシャン ライラ》は杖を払い、《光の護封剣》を光へと還した後、またもや膝を突き守備姿勢を取った。

 

「『ライトロード』モンスターの効果が発動したことで、《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》の効果が発動――自身のデッキの上から3枚カードを墓地に送る」

 

 《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》が持つ水晶から伸びた闇がアクターの最後の2枚のデッキを削る。

 

 これでアクターのデッキは0枚――後はない。

 

「バトルフェイズ。《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》でダイレクトアタック」

 

 足に力を込め、天高く跳躍した《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》の手から剣のように鋭い爪が伸び、イシズの首を狙う。

 

 そんな《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》の姿にそっと瞳を閉じたイシズは想いに耽る。

 

――まるで手負いの獣ですね……ですがその最後の牙も(わたくし)に届くことはありません。

 

「そのダイレクトアタック宣言時に手札の《速攻のかかし》を捨て、効果発動! その攻撃を無効にし、バトルを終了させます!!」

 

 廃材で作られた案山子、《速攻のかかし》が手の木の棒で《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》の爪を弾き、そして背中のブースターを吹かし煙幕を張って戦闘を続行できぬ状況へと場を荒らす。

 

「メインフェイズ2へ移行――そして《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》の効果を発動。ライフを1000払い、このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する」

 

アクターLP:4400 → 3400

 

 《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》から光の波動が吹き荒れ、フィールドの全てに襲い掛かる。

 

 破壊の奔流を受け入れ黒いローブをはためかせながら消える《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》。

 

 守備姿勢のまま光に呑まれる2体の《ライトロード・マジシャン ライラ》。

 

 吹き飛ばされまいと踏ん張る《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》――の頭にぶつかるいつの間にやら光の奔流の加速を得た《妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ》の持っていたリンゴ。

 

 

 これによりフィールドに残るは《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》のみ。

 

 だが破壊されたカードは全てアクターのもの――傍から見れば自傷にしか見えない。

 

「2体目の《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》を召喚」

 

 《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》を残し更地になったフィールドに現れたのは先程破壊された《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》。

 

 先の真意を確かめるように水晶越しに《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》を見やる。

 

《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》

星3 闇属性 魔法使い族

攻1000 守1000

 

「《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》の効果発動。墓地の《ライトロード・マジシャン ライラ》を除外し、除外された《ライトロード・マジシャン ライラ》を特殊召喚」

 

 やがて納得を見せた《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》は水晶から黒い光を放ち同胞たるライトロードの魔術師、《ライトロード・マジシャン ライラ》を呼び起こす。

 

 といってもこのデュエルで呼び出したのは《ライトロード・マジシャン ライラ》のみだが。

 

《ライトロード・マジシャン ライラ》

星4 光属性 魔法使い族

攻1700 守 200

 

「カードを1枚セットし、ターンエンド」

 

 デッキ切れに陥ったというのに手早くターンを終えたアクター。そしてライトロードたちの特性によりデッキを削られるが――

 

「エンドフェイズに《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果でデッキの上から3枚のカードを墓地に」

 

 既にアクターのデッキは0枚――墓地に送るカードなどない。

 

「『ライトロード』モンスターの効果が発動した為、《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》の効果でデッキの上から3枚墓地に」

 

 だがデッキに送るカードがなくとも、ライトロードたちに問題はない。

 

「《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)》の効果でデッキの上から4枚のカードを墓地に」

 

 最後の効果処理を終えたアクターにイシズは勝利を確信する。

 

「ターンの終わりに終焉のカウントが進みます――もはや意味のないカウントですが」

 

終焉のカウントダウン・カウンター:5 → 6

 

 空に6つ目の鬼火が虚しく灯る。

 

 

(わたくし)のターン、ドロー。スタンバイフェイズに手札の《黄金の天道虫(ゴールデン・レディバグ)》の効果でライフを500回復しますが――」

 

 このデュエルの中で毎ターン行われてきたことゆえか、自然と《黄金の天道虫(ゴールデン・レディバグ)》の効果を使い、その光でライフを潤すイシズ。

 

イシズLP:3500 → 4000

 

「ライフの増減など今となっては問題ではありません。もはや(わたくし)が何をするまでもなく貴方は敗北するのだから」

 

 そう、既にイシズは何もする必要はない。

 

「ターンエンド」

 

 ただ何事もなくアクターの次のターンが来れば全てが終わる。

 

「このターンの終わりに終焉のカウントが――とはいえ、貴方のデッキが終焉を迎える方が早かったようですが」

 

――千年タウクで見た未来は此処で終局。

 

 そう内心で確認したイシズは肩の荷を下ろすかのように深く息を吐く。

 

「終わりましたね……貴方は強かった。ですが敗北を恥じる必要などありません」

 

 千年タウクの未来予知をデュエルに持ち込まなければ、勝敗は分からなかったと示すイシズ。

 

「この結果は(わたくし)がデュエリストとして許されぬ行いをしたゆえのもの……罰はいずれ受けます――ですが、今この時はどうか退いてください」

 

 イシズはデュエルに千年タウクを持ち出すことを決めた段階で覚悟していた――全てが終わった暁にはデュエルから離れることを。

 

 それがデュエルを裏切ってしまったイシズ自身の罪への罰なのだと。

 

「さぁ――貴方、自らの手で幕引きを」

 

 

 その言葉と共にイシズはアクターへと手を向け、デュエルの終わりを委ねた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 ウ ラ ギ ッ タ ナ 』

 






今作のマリクが罪を犯さない為には――

(1)墓守の一族の悲劇を回避する。

(2)マリクが三幻神を奪いに来るタイミングで既にイシズが神崎と協力体制を取り、その段階でマリクを拘束する。

(3)もしくはグールズの被害が小さい内にイシズを囮にマリクを引きずり出し、その場で拘束する。

拘束した後は墓守の一族の悲劇を説明するなり 説得フェイズで頑張るっっきゃねぇぜ!
かっとビングだ! 姉上サマ!



~現在の状況からマリクが原作のような無罪放免を勝ち取る方法~

関係者全てを千年ロッドで洗脳する――この場合、神崎が全力で抵抗する為、イシズたちは冥界の王を打ち倒さねばならない。


ちなみに牛尾経由で遊戯に上述の内容が伝わった場合、イシズたちはマインドクラッシュされる――ついでに邪悪を晒した神崎もマインドクラッシュ。
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