マインドクラッシュは勘弁な!   作:あぱしー

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前回のあらすじ
守護神エクゾード「エクゾディア氏の代わりに海馬氏をぶっ飛ばしておきました」

モクバ「でも(感想欄で)誰も兄さまを心配してないぜい! さっすが兄さまだな!」




第64話 選ばれたのは――

 

 《守護神エクゾード》の一撃により舞い上がった土煙が収まる。

 

 そしてそこにあるのはライフを全て失った海馬の姿が――

 

 

 

 海馬LP:4000 → 2000

 

 なかった。

 

「ほう、防いだか……」

 

 しかし双六に動揺は見られない。

 

 海馬がセットした3枚の伏せカードが発動された様子もない。それゆえに防いだ手段も双六には自ずと想像がつく。

 

 そしてそんな双六を見つつ海馬は得意気に説明する。

 

「ふぅん、俺は墓地の罠カード《ダメージ・ダイエット》を除外することで、このターン受ける全ての効果ダメージを半減させてもらった」

 

「フム……儂の発動した魔法カード《手札抹殺》の時に墓地に……」

 

 双六の言う通り、最初の双六のターンで発動された《手札抹殺》によって墓地に送られていた1枚――運が悪い。

 

「ヤツの使ったカードを使う羽目になるとはな……」

 

 そんな海馬の不機嫌な呟きに双六はつい思う。

 

――ヤツ? いやそれよりも、じゃったら何故デッキに入れておるんじゃ?

 

 その当然の疑問が浮かぶ双六だが、直ちに気持ちを切り替える。

 

 最初のターンに《手札抹殺》を使ったことで「2度ダメージを回避される」ことを避けられたのだと。

 

「ならば反転召喚された《番兵ゴーレム》の効果で君のフィールドの《X-ヘッド・キャノン》を手札に戻させてもらうぞい!」

 

 《番兵ゴーレム》が守備姿勢を取る《X-ヘッド・キャノン》を手に持つ杖で突き、海馬の手札向けてそのまま突き出す。

 

 凄まじい勢いできりもみ回転しながら海馬の手札に飛んでいく《X-ヘッド・キャノン》。

 

「さらに反転召喚した《デス・ラクーダ》の効果で1枚ドローじゃ!」

 

 その双六の宣言に《デス・ラクーダ》の包帯の隙間から1枚のカードが《デス・ラクーダ》の肉片と共に落ちた。

 

「そしてバトルといくぞい! 《デス・ラクーダ》で守備表示の《A-アサルト・コア》を攻撃!」

 

 落ちた自身の肉片など気にせず《デス・ラクーダ》は呻き声と共に獲物目がけて駆け出す。

 

 《デス・ラクーダ》の攻撃力は僅か500ポイント。

 

 だが守備表示の《A-アサルト・コア》の守備力はそれを下回るたった200。

 

 ゆえに《デス・ラクーダ》の弱々しい突撃にも、《A-アサルト・コア》は横転し、さらには《デス・ラクーダ》の腐肉が付いたことも相まってスパーク。

 

 その機能を容易く停止させた。

 

「だがフィールドから墓地へ送られた《A-アサルト・コア》の効果を発動! 自身以外の俺の墓地のユニオンモンスター1体、手札に加える!」

 

 その腐肉だらけになった《A-アサルト・コア》が爆散し――

 

「俺が墓地から手札に加えるのは――《C(シー)-クラッシュ・ワイバーン》!!」

 

 その爆炎の中から紫色のプテラノドンを連想させるボディの新たなユニオンモンスターが海馬の手札目がけて飛び立った。

 

「それも《手札抹殺》の時に墓地に……持っておるの……」

 

 この《C(シー)-クラッシュ・ワイバーン》も双六の《手札抹殺》によって墓地に送られたカード。

 

 これでは双六の発動したカードが海馬に逆に利用されているといってもいい状況だ。

 

「じゃが、攻撃の手は緩めんぞい! 《モアイ迎撃砲》で守備表示の《ミノタウルス》を攻撃!」

 

 4体のモアイが音楽隊のように順次口から放った丸いレーザーが《ミノタウルス》に殺到する。

 

 そのレーザーのハーモニーを斧で弾きながら奮闘する《ミノタウルス》だったが、最後は打ち漏らしたレーザーに胸を貫かれ、無念のまま倒れ伏す――もっと活躍したかった、と……

 

「これで君のフィールドはがら空きじゃ! 《干ばつの結界像》でダイレクトアタック!」

 

 《干ばつの結界像》が脈動し、その力で岩の塊を弾丸として海馬に打ち出す。

 

 ここで双六が海馬にダイレクトアタックできるモンスターの総攻撃力は攻撃力800の《番兵ゴーレム》を合わせ1800。

 

 それら全ての攻撃が通れば海馬のライフは僅か200になる。

 

 そこまでライフが減れば次のターンの《守護神エクゾード》の効果は早々防げないが――

 

「甘いわ! そのダイレクトアタック宣言時に罠カード《カウンター・ゲート》を発動!」

 

 その《干ばつの結界像》が放った岩の弾丸から海馬を守るように現れた扉によって弾かれる。

 

「その攻撃を無効にし、俺はデッキからカードを1枚ドロー! そしてそのカードがモンスターなら表側攻撃表示で通常召喚できる!」

 

 そしてその扉が開き――

 

「俺が引いたのは――レベル4! 《ブラッド・ヴォルス》!!」

 

 暴虐の魔人が斧を振り、双六のモンスターを威嚇する。

 

《ブラッド・ヴォルス》

星4 闇属性 獣戦士族

攻1900 守1200

 

「ふぅん、これで貴様のフィールドのモンスターでは突破できまい」

 

「この一斉攻撃も防いだか……なら儂は《番兵ゴーレム》・《モアイ迎撃砲》・《デス・ラクーダ》の効果を使い、3体それぞれを裏側守備表示に変更させてもらうぞい」

 

 再び大地に姿を隠すモンスターたち。

 

「そしてカードを1枚伏せてターンエンドじゃ」

 

 このターンで双六は海馬のライフを削り切れなかったが、これで互いのライフは共に2000ポイント。

 

 そして双六のモンスターは5体のままである。

 

 それに対し海馬のフィールドには《ブラッド・ヴォルス》が1体のみ――フィールドアドバンテージを広げることに双六は成功している。

 

 だが海馬の手札は潤沢だ。

 

「ふぅん、貴様の切り札には少し驚かされたが、その程度の守りで俺の攻撃を耐えられるとは思わんことだ! 俺のターン、ドロー!」

 

 それゆえに今の海馬には取れる手が無数にある。

 

「まずは墓地の罠カード《ブレイクスルー・スキル》を除外! 貴様の《干ばつの結界像》の効果をこのターンの終わりまで無効にする!」

 

 《干ばつの結界像》に雷が落ち、その力を封じられた《干ばつの結界像》は力なく佇む。

 

「これで地属性以外の特殊召喚の縛りはなくなった!」

 

 海馬は最強のパワーを双六に叩きつけるために動き出す。

 

「俺も魔法カード《手札抹殺》を発動! だが貴様の手札は0、俺だけがカードを捨て、捨てた枚数分ドローだ!」

 

 海馬の5枚の手札が交換され、再び地面に白い光の滴が落ちる。

 

「そして墓地に送られた2枚目の《伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)》の効果が発動する――俺はデッキからさらなる《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)》を手札に!」

 

 常に海馬の手札を繋げる《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)》。

 

「さらに俺は魔法カード《闇の量産工場》を発動! 墓地の通常モンスター2体――《青眼の白龍》2枚を手札に加える!!」

 

 そして今、究極の力を呼び覚ます。

 

「いま俺の手札には3枚のブルーアイズがいる――この意味が分からぬ訳ではあるまい……」

 

「くるのか!」

 

 頬を歪め、得意気に語る海馬。

 

 世界的に放送されていた決闘者の王国(デュエリストキングダム)を視聴していた双六もその意味は十二分に理解している。

 

「フハハハハッ! 魔法カード《融合》を発動! 今一つとなるのだ! 3体のブルーアイズよ!」

 

 海馬の頭上に現れた《融合》の渦に向かって3体の《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)》が海馬の手札から飛び立つ。

 

「全てを薙ぎ払うがいい! 《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》!!」

 

 3つ首の究極の竜がその白き翼を広げ、周囲に突風を巻き起こす。

 

 その3つの首は静かに双六を捉えていた。

 

青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)

星12 光属性 ドラゴン族

攻4500 守3800

 

「ほう、これがブルーアイズ・アルティメットドラゴン……」

 

 その超大なプレッシャーを双六は心地よく感じながら海馬をみやる――昔を思い出す、と。

 

「バトルだ! 俺の前にその程度のパワーで棒立ちすることが如何に愚かかその身に教えてやろう!」

 

 《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》の狙いは《守護神エクゾード》ではなく――

 

「アルティメットで《干ばつの結界像》を攻撃! アルティメット・バァアアアストォオオオ!!!」

 

 攻撃表示で佇む無防備な《干ばつの結界像》に降り注ぐ3つの破壊の奔流。

 

 《干ばつの結界像》の攻撃力は僅か1000――《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》の攻撃力4500には遠く及ばない。

 

 そしてその一撃は双六の残りライフ2000を容易く消し飛ばす。

 

 

 だが双六はその程度で終わるデュエリストではない。

 

「儂とてその程度は対策済みじゃ! 墓地より罠カード《仁王立ち》を除外し効果を発動!」

 

 《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》の破壊の奔流に「守護神」が動く。

 

「儂のフィールドのモンスター1体を選ぶ! そしてこのターン、君はそのモンスターしか攻撃できん! 儂が選ぶのは当然《守護神エクゾード》!!」

 

 双六の意を汲み《干ばつの結界像》を守るように立ち塞がる《守護神エクゾード》。

 

 

 しかし《守護神エクゾード》の守備力は4000。

 

 《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》の攻撃力4500に僅かに届かない。

 

 ゆえにこの攻撃で《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》が《守護神エクゾード》を粉砕するにも関わらず――

 

「ならばその効果にチェーンして罠カード《レインボー・ライフ》を発動! 俺は手札を1枚捨てることでこのターン受けるあらゆるダメージを回復に変換する!!」

 

 海馬は一般的にこのタイミングにそぐわないカードを発動させた。

 

「何じゃとっ!」

 

 そして双六は二重の意味で驚く。

 

 その一つは自身のセットカードの1枚を見抜かれたこと――だがこれに関しては海馬の実力を知る双六からすればそこまで驚きではない。

 

 

 真に双六が驚いたのはもう一つの理由――海馬らしからぬカード(レインボー・ライフ)の存在であった。

 

 

 双六の知る海馬瀬人は「守り」よりも「攻め」に重きを置くスタイルのデュエリストである。

 

 にも関わらず「守り」の先の「LPの回復」を率先して行うためのカード、《レインボー・ライフ》をデッキに入れていることは双六にとって予想外であった。

 

 

 それもその筈――《レインボー・ライフ》を海馬のデッキに入れたのは海馬自身ではない。

 

 デッキ構築の際に弟、モクバの提案で入れたカード。

 

 戦術的な利点もモクバから説明された海馬だが――

 

――兄サマはいつも無理しちゃうから……

 

 そんなモクバの想いが海馬にそのカードのデッキ投入を決意させた。先のターンに発動した《ダメージ・ダイエット》も同じ理由である。

 

 

 だが海馬はそんなことなどおくびにも出さず双六に言い放つ。

 

「アルティメットのパワー以下の守備力で俺の攻撃を防げないことは百も承知であろう――貴様のセットカードなどお見通しだぁ!」

 

「なる程の! ならば隠し立てする必要もあるまい!」

 

 その宣言に望む所と返した双六は海馬の思惑に乗る形でセットカードを発動させる。

 

「儂は罠カード《D2(ディーツー)シールド》を発動! 儂の表側守備表示のモンスターの守備力を元々の守備力の倍にする!」

 

 《守護神エクゾード》は青い光を全身に纏い、その強固な身体をより強靱なものとする。

 

「これにより《守護神エクゾード》の守備力は8000じゃ!!」

 

《守護神エクゾード》

守4000 → 守8000

 

「守備力が俺のアルティメットの攻撃力を上回ったか――」

 

 たしかにこれで双六の《守護神エクゾード》は戦闘では破壊されないだけでなく、海馬に守備力が超えた分だけ反射ダメージを与えられるが――

 

「――だが反射ダメージは《レインボー・ライフ》の効果で回復に変換される!!」

 

 《守護神エクゾード》の守りによって弾かれた《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》のブレスの残照は海馬のライフの糧となる。

 

海馬LP:2000 → 5500

 

「……ライフを大幅に回復させてしまったか……」

 

 ライフが2000まで減少した海馬のライフは初期ライフを上回るまでに回復される。

 

「さらに《ブラッド・ヴォルス》で《守護神エクゾード》を攻撃!」

 

 だが海馬の攻め手(回復)はまだ止まらない。

 

 《守護神エクゾード》に《ブラッド・ヴォルス》はブーメランのような斧を振りかぶり投擲。

 

 しかしその斧は《守護神エクゾード》に着弾した段階で粉々に砕け散った。

 

「そして再び反射ダメージが発生するが――」

 

 壊れた斧の前で膝を付き項垂れる《ブラッド・ヴォルス》。

 

「じゃが《レインボー・ライフ》の効果で回復に変換されてしまう」

 

「フフフ、その通りだ」

 

 その回復量(悲しみ)は6100ポイントにも上る。

 

海馬LP:5500 → 11600

 

「俺はバトルを終了し、カードを1枚セットしてターンエンドだ!」

 

 大きくライフ差を広げた海馬。

 

 だが海馬は内心で歯噛みする――ライフこそ回復できたが、双六のフィールドアドバンテージは依然保たれている。

 

 

 しかし、一方の双六も厳しい状況だ――もう1度の《守護神エクゾード》の効果で削り切れる筈だった海馬のライフは今や1万超え、双六の勝利は随分と遠のいたのだから。

 

「……随分とライフが引き離されてしまったの。儂のターン、ドローじゃ」

 

 今、双六が引いたカードはそのライフ差をひっくり返すカードではない。

 

 しかしそんなピンチでも双六は至って自然体だ。

 

「儂は《番兵ゴーレム》・《モアイ迎撃砲》・《デス・ラクーダ》の3体を反転召喚じゃ!」

 

 何度でも姿を現す反転召喚3人組。

 

 《モアイ迎撃砲》を土台に、その上に《番兵ゴーレム》が立ち、その手に持つ杖の先に《デス・ラクーダ》がフラフラと佇む。

 

《番兵ゴーレム》

星4 地属性 岩石族

攻 800 守1800

 

《モアイ迎撃砲》

星4 地属性 岩石族

攻1100 守2000

 

《デス・ラクーダ》

星3 地属性 アンデット族

攻 500 守 600

 

 実際は反転召喚の度に《守護神エクゾード》の効果によりチェーンブロックが発生するが、デュエルディスクの粋な演出により3体分のダメージが合わさる。

 

「そして《守護神エクゾード》の効果で3000ポイントのダメージを受けてもらうぞい!」

 

 そして《守護神エクゾード》の拳から先のターンより若干弱まった大地に力が蓄積され、《守護神エクゾード》の拳から再び放たれた。

 

 たなびく海馬のコート。

 

「ふぅん、どうした! それで終わりか!」

 

海馬LP:11600 → 8600

 

 だが海馬のライフは未だ膨大である。

 

「いや、終わりではないぞい! 反転召喚された《番兵ゴーレム》の効果により、《青眼の究極竜》を手札に――といってもエクストラデッキじゃが、戻ってもらうぞい! やれぃっ! 《番兵ゴーレム》!!」

 

 その双六の声に呼応し《番兵ゴーレム》は《デス・ラクーダ》の引っ付いた杖を回転させながら《青眼の究極竜》に突きを放つが――

 

「だが俺は墓地の罠カード《スキル・プリズナー》を除外し効果を発動させてもらった……」

 

 その《デス・ラクーダ》付き高速回転突きは半透明な八角形の壁に阻まれ《青眼の究極竜》には届かない。

 

 《デス・ラクーダ》は透明な壁と杖の間で腐肉をばらまきながら回転し続ける――半透明な壁に押し付けられた《デス・ラクーダ》の顔が大変なことになっているが海馬は動じない。

 

「これにより俺のフィールドの選択したカードを対象にしたモンスター効果を無効! よって《番兵ゴーレム》の効果は不発だ!」

 

 《番兵ゴーレム》は悔しげに膝を付き、手に持つ杖を投げ捨てる。

 

「躱したようじゃの……じゃがいつまで続くかの? さらに反転召喚された《デス・ラクーダ》の効果で1枚ドロー!」

 

 そして圧力から解放された杖に引っ付いていた《デス・ラクーダ》は地面に転がりながら双六の足元に転がり力なくカードを託した。

 

「そして《干ばつの結界像》を守備表示に変更し、《番兵ゴーレム》・《モアイ迎撃砲》・《デス・ラクーダ》の3体の効果でそれぞれを裏守備表示に変更じゃ!」

 

 またまた地面に潜っていく3体のモンスター。

 

 《干ばつの結界像》が守備表示になりつつ謎の疎外感を味わったように首を垂れる。

 

「そしてカードを1枚伏せ――魔法カード《命削りの宝札》を発動! 手札が3枚になるようにドロー! そして引いた3枚伏せてターンエンドじゃ!」

 

「待ってもらおうか! そのエンドフェイズに罠カード《裁きの天秤》を発動!!」

 

 ターンを終えた双六だが海馬の発動したカードに危機感を覚える。

 

「この効果は貴様も知っているだろう?」

 

「ムッ! このタイミングで……」

 

 双六の孫、遊戯も使っていたカードゆえにその効果はよく知っている――今の双六には手痛い一撃になることも。

 

「貴様のフィールドのカードは9枚、俺のフィールド及び手札の合計は4枚、よってその差5枚のカードをドロー!!」

 

 髭を蓄えた神々しい老人の手に持つ天秤が海馬に傾き、その手札を潤した。

 

「ふぅん、最初の威勢はどうした? 防御一辺倒では俺には勝てんぞ! 俺のターン、ドロー!」

 

 充実させた手札と今引いたカードを見比べ海馬は内心で頬を緩める。

 

「ここでこのカードか……ならばバトルだ! アルティメットよ! その守護神とやらを打ち砕け!」

 

 その海馬の闘志に呼応するように《青眼の究極竜》は翼を広げ、空高く飛翔――そして3つ首に破壊のブレスが迸る。

 

「そして速攻魔法《エネミーコントローラー》を発動!」

 

 突如として海馬の頭上に現れる巨大なコントローラー。

 

「コマンドを入力することでその効果を発揮する!」

 

 その巨大なコントローラーからプラグが伸び《守護神エクゾード》に接続され、海馬はコマンドを宣言する。

 

「上! 下! B! 下! 下! 上! B! B!」

 

 海馬の宣言に合わせてコントローラーのボタンと十字キーが独りでに動き出す。そしてコマンドの入力が終わると――

 

「このコマンドにより貴様のフィールドのモンスター1体の表示形式を変更する! 《守護神エクゾード》には攻撃表示になってもらうぞ!!」

 

 《守護神エクゾード》の意思に反してその巨体が動き、拳を構えて攻撃表示の姿勢をとった。

 

 だが《守護神エクゾード》の攻撃力は0。

 

「消えるがいい! アルティメット・バァアアアストォオオオッ!!」

 

 その無いと同意義な攻撃力に《青眼の究極竜》の破壊の奔流が放たれた。

 

 

 《守護神エクゾード》はその剛腕を交差しブレスを受け止めるもジリジリと押し戻されていく。

 

 

 この攻撃を双六が決まればダイレクトアタックと同等のダメージを受け、《青眼の究極竜》の攻撃力も相まって双六のライフが無傷であっても消し飛ばすであろうことは明白。

 

 

 しかし双六は「罠にかかった」と、いつもらしからぬ凶悪な顔で笑う。

 

「その程度は読んでおったよ! 海馬君!!」

 

 その双六の言葉と共に《守護神エクゾード》の瞳から赤い光が零れる。

 

「儂はダメージステップ時に罠カード《反転世界(リバーサル・ワールド)》を発動させてもらうぞい! これによりフィールドの全ての効果モンスターの攻撃力・守備力を入れ替える!」

 

「なにっ!」

 

「さぁ世界よ――反転せよ!」

 

 驚く海馬を余所に《守護神エクゾード》がその腕を開き《青眼の究極竜》のブレスを打ち消した。

 

《守護神エクゾード》

攻 0 → 攻8000

 

「だが俺のアルティメットは効果を持たないモンスター、よって攻撃力に変化はない!」

 

 海馬の言う通り《反転世界(リバーサル・ワールド)》は「効果モンスター」の攻守を反転させるカード。

 

 ゆえに「効果を持たない融合モンスター」の《青眼の究極竜》と「効果のない通常モンスター」の《ブラッド・ヴォルス》には影響がない。

 

 

 さらに効果を持つ双六の《干ばつの結界像》は効果を受けども攻守の数値が同じなため意味はない。

 

 

 つまり実質《反転世界(リバーサル・ワールド)》の効果を受けたのは《守護神エクゾード》のみだ。

 

「じゃが攻撃力はエクゾードが上回った! 反撃じゃ! エクゾード! 怒りの鉄拳! エクゾード・ナッコォッ!!」

 

 (ことわり)を覆した《守護神エクゾード》が拳を振り被り、さらにその拳を回転させる。

 

 そして《青眼の究極竜》が再度放ったブレスとその回転数を上げ続ける《守護神エクゾード》の拳がぶつかった。

 

「アルティメットとてこれで終わりじゃ!!」

 

 《青眼の究極竜》のブレスを切り裂き突き進む《守護神エクゾード》の拳。

 

 だがその《青眼の究極竜》に向かう筈だった拳は突如として現れた白い石像が軌道を逸らし海馬に直撃した。

 

「ぐぉおおおおお!!」

 

海馬LP:8600 → 5100

 

「俺は墓地の魔法カード《復活の福音》を除外させてもらった……これで俺のアルティメットは破壊されん……」

 

 《青眼の究極竜》を守り切った海馬。

 

 だが海馬のライフは大きく削れ、双六のフィールドには攻撃力8000の破壊神ともいうべき《守護神エクゾード》が佇む。

 

 今の海馬にその攻撃力を超える手はない。

 

「だが、そいつには消えてもらうぞ! 俺は《ブラッド・ヴォルス》で《干ばつの結界像》を攻撃だ!」

 

 せめてモンスターの数を減らすべく宣言された海馬の命に《ブラッド・ヴォルス》は砕けた斧の破片を怪我を恐れず素手で握りしめ《干ばつの結界像》を切り砕いた。

 

「俺はカードを3枚伏せてターンエンドだ……」

 

 あわや《青眼の究極竜》を失いかけた海馬。

 

 

 そしてそんな海馬を双六の《守護神エクゾード》は両者の立場を表すかのように見下ろす。

 

「このエクゾード相手では一筋縄ではいくまい! 儂のターン! ドロー!!」

 

 そして《守護神エクゾード》の力が振るわれる。

 

「まずは反転召喚といくぞい! 儂は――」

 

「させん! 俺は罠カード《停戦協定》を発動! この効果によりフィールドの全てのモンスターを表側表示にし! フィールドの効果モンスターの数×500ダメージを貴様に与える!!」

 

 双六の3体のセットモンスターが《青眼の究極竜》の翼の羽ばたきによる突風でひっくり返り表側守備表示となって吹きすさぶ突風に晒された。

 

「効果モンスターは貴様のフィールドの4体! よって2000のダメージで終わりだぁ!!」

 

 そしてその突風が双六に迫る。

 

「まだじゃ! 儂はそのカードにチェーンしてリバースカードオープンじゃ! 速攻魔法《神秘の中華なべ》!」

 

 しかしその突風の前に立つ《モアイ迎撃砲》。

 

「儂のフィールドの《モアイ迎撃砲》をリリースし、その守備力分のライフを回復させて貰うぞい!!」

 

 《モアイ迎撃砲》が突風を受け止め、その身を崩し威力をいなす。

 

 やがて崩れた体は光となって双六に降り注いだ。

 

双六LP:2000 → 4000

 

「そしてチェーンの逆処理が進み《停戦協定》の効果が適用されるが儂のフィールドのモンスターが1体減ったことでダメージも1500に減少じゃ!!」

 

 突風に撃ち当てられ思わず片目をつむる双六――だがライフは守り切った。

 

双六LP:4000 → 2500

 

「躱したか……だが罠カード《停戦協定》でリバースしたモンスターの効果は発動しない」

 

 残った《番兵ゴーレム》と《デス・ラクーダ》は突風に当てられたせいか倒れたまま動かない。

 

「だが俺の狙いはそこではないわ!! 喰らうがいい! 《青眼の究極竜》をリリースし、罠カード《バーストブレス》を発動! その効果によりリリースしたモンスターの攻撃力以下の守備力を持つ、フィールドのモンスターを全て破壊する!」

 

 《守護神エクゾード》の力の行使を遮るように《青眼の究極竜》の身体の内側から命の灯火が光となって溢れ出る。

 

「俺のリリースした《青眼の究極竜》の攻撃力は4500! よって守備力4500以下のモンスターを全て破壊だぁ!」

 

 その全エネルギーはブレスとして《青眼の究極竜》の口元でチャージされ――

 

「当然、貴様の守備力が0となった《守護神エクゾード》もだ! さぁ! アルティメットよ! その命を賭して全てを焼き払うがいい!!」

 

 命を賭した究極の破壊がフィールドに放たれ、海馬自身の《ブラッド・ヴォルス》ごと、双六のモンスターを薙ぎ倒し、全てを破壊しつくした。

 

 

 そして破壊の奔流が周囲一帯を爆炎で覆い隠す。

 

 

「フフフ、貴様の戦略が仇となったな! ハハハハ、ハーッハッハッハッ!!」

 

 《守護神エクゾード》のステータスを利用した双六の逆手をとり満足気に高笑いする海馬。

 

 

 だがその爆炎を聖なる槍で薙ぎ払った《守護神エクゾード》の姿が海馬の目に映る――その巨体に《バーストブレス》によるダメージは見られない。

 

「なんだとっ!」

 

 己が究極のシモベ、《青眼の究極竜》の命を賭した一撃を前に《守護神エクゾード》は健在だ。

 

 

 海馬の瞳は驚愕で揺れる。

 

 そんな海馬に双六の声が届いた。

 

「儂は前のターンセットしておいた速攻魔法《禁じられた聖槍》を発動させてもらったぞい」

 

 そう、《守護神エクゾード》の手に収まった聖なる槍は《禁じられた聖槍》。

 

「これによりフィールドの表側モンスター1体の攻撃力をこのターンのみ800下げ、このカード以外の魔法・罠の効果を受けなくなったんじゃ」

 

 その《禁じられた聖槍》が持ち主となった《守護神エクゾード》をその力により守ったのだ。

 

《守護神エクゾード》

攻8000 → 攻7200

 

 驚愕から帰還しない海馬を視界に収めつつ双六は高らかに宣言する。

 

「これで終わりじゃ、海馬君! さぁエクゾードよ! とどめの一撃じゃ!」

 

 《禁じられた聖槍》を横なぎに振るう《守護神エクゾード》。

 

 その《禁じられた聖槍》の力により最初のターンの双六の攻撃時に使った《カウンター・ゲート》などの魔法・罠の類では止まらぬ必殺の一撃となる。

 

 

 一万を超えていた海馬のライフもいまや残り5100――《守護神エクゾード》の射程圏内だ。

 

 

 やがて《禁じられた聖槍》の一閃が海馬の首に迫るが――

 

「そうはさせんわぁあああ!! リバースカードオープン! 速攻魔法《銀龍の轟咆》!!」

 

 耳を割く龍の咆哮と共に白き影がフィールドを奔る。

 

「墓地よりドラゴン族の通常モンスター1体を特殊召喚する! 舞い戻れ! 《青眼の白龍》! 守備表示だ!!」

 

 そして海馬を守るように《青眼の白龍》がその翼を以て《禁じられた聖槍》の一撃を阻んだ。

 

《青眼の白龍》

星8 光属性 ドラゴン族

攻3000 守2500

 

「ならばそのままブルーアイズを攻撃じゃ!」

 

 《守護神エクゾード》はその振りぬいた《禁じられた聖槍》で《青眼の白龍》を両断せんとするが――

 

「さらに2枚目の《復活の福音》を除外し俺のブルーアイズを破壊から守る!!」

 

 再び白き石像がその身を差出し《青眼の白龍》を守る。

 

「――防ぎ切りおったか……」

 

 双六はまるで《青眼の白龍》が海馬を守護するような光景にポツリと呟くも、バトルを終えすぐさま次の手を打つ。

 

「ではバトルを終了し、儂はモンスターをセット。そして前のターンセットしておいた魔法カード《命削りの宝札》を発動! 手札が3枚になるようにドローじゃ」

 

 現状双六のフィールドの戦力は《守護神エクゾード》のみだ。ゆえに双六は引いた3枚のカードで己が体勢をより強固にすべく動く。

 

「儂は引いたカードを3枚全て伏せてターンエンドじゃ」

 

 エンドフェイズに《命削りの宝札》のデメリット効果により手札を全て捨てなければならないが双六の手札は0――何も問題はない。

 

 さらに――

 

「このターンの終わりに《守護神エクゾード》の耐性は消え、攻撃力も元に戻るぞい」

 

《守護神エクゾード》

攻7200 → 攻8000

 

 《青眼の究極竜》の決死の攻撃も難なく耐えきった《守護神エクゾード》は悠然とフィールドに君臨している。

 

 

 いよいよ後が無くなってきた海馬。

 

 

 デッキに指を置くその力も思わず強まる。

 

 海馬は負けるわけにはいかない――《青眼の白龍》が賭けられていることも理由ではあるが、何よりモクバと共に組んだこのデッキで無様に敗北するなど、許されない。

 

「俺の、俺たちのデッキがこのままで終わると思うな! 俺のターン! ドロォオオオオ!!」

 

 引いたカードを見ずとも海馬にはそれが分かる――カードの脈動を感じる海馬。

 

――ブルーアイズ……お前もこのままでは終われんか!!

 

 そんな海馬の内心と共に1枚のカードがデュエルディスクに差し込まれる。

 

「俺は魔法カード《融合回収(フュージョン・リカバリー)》を発動! 墓地の《融合》と融合召喚に使用したモンスター1体を手札に!! 再び我が手に戻れ! 《青眼の白龍》!!」

 

 先程の攻防でどこか弱って見える《青眼の白龍》の背後から海馬の手札に舞い戻る2枚目の《青眼の白龍》。

 

「そして魔法カード《融合》を再び発動!」

 

「何を! アルティメットには3体のブルーアイズが必要な筈! いやそもそもアルティメット自体が墓地にあるのじゃから――」

 

 そんな双六の驚きも当然だ。

 

 《青眼の白龍》と《融合》――その2つで多くのデュエリストが行き着くのは《青眼の究極竜》の存在。

 

 だが《青眼の白龍》にはまだ未知の力が眠っている。

 

「誰がアルティメットを呼ぶと言ったぁ!! 俺は手札とフィールドを合わせた2体のブルーアイズを融合!!」

 

「2体じゃと!?」

 

 《青眼の白龍》の秘められた力が呼び起こされる。

 

「融合召喚!! その白き威光で敵を消し去れぇ!! 《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》!!」

 

 《青眼の白龍》の身体に水色のラインが文様のように奔り、身体の節々がより強靱に鋭さを増す。

 

 そして2つの首が咆哮を上げるとともにそのラインが光り輝いた。

 

青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)

星10 光属性 ドラゴン族

攻3000 守2500

 

「こ、これは一体……」

 

 驚愕する双六を余所に海馬は力の限り宣言する。

 

「バトルだっ!! ツインバーストよ! 敵を薙ぎ払え! ディメンション・バーストォオオオオ!!」

 

 その《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》の2つの首から放たれた白き極光は双六のセットモンスターを打ち抜く。

 

 その一撃をインディアンの民族的な意匠が見られる大地の精霊、《グレート・スピリット》が両の手を広げ、その身を賭して受け切った。

 

《グレート・スピリット》

星4 地属性 岩石族

攻 500 守1500

 

 破壊された《グレート・スピリット》の姿に双六は我に返る。だが続く海馬の言葉に目を見開いた。

 

「ツインバーストは1ターンに2回の攻撃が可能だ! 《守護神エクゾード》を攻撃!」

 

 再び放たれる《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》のブレス。

 

「何じゃと!」

 

 攻撃力の差が5000あるにも関わらず攻撃――何かあると双六は見抜く。

 

「ならばリバースカードオープン! 速攻魔法《禁じられた聖衣》!」

 

 ゆえに《守護神エクゾード》を守るようにカードを発動させ、白き霊装が光となってその巨体を包み込んだ。

 

「これによりフィールドの表側モンスター1体、《守護神エクゾード》は攻撃力をこのターンのみ600下げ、効果の対象にならず、効果では破壊されなくなるぞい!」

 

《守護神エクゾード》

攻8000 → 攻7400

 

 そしてぶつかり合う《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》のブレスと《守護神エクゾード》の拳。

 

 

 だがその圧倒的なパワーの差にブレスは切り裂かれ《守護神エクゾード》の拳が《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》を強かに打ち付けた。

 

「ぐぅおおおおおお!!」

 

海馬LP:5100 → 700

 

 その《守護神エクゾード》の反撃の余波に腕を交差させ耐える海馬。

 

 そして吹き飛ばされた《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》も翼を広げ再度、空に躍り出る。

 

「破壊されておらんじゃと――戦闘耐性か!」

 

「その通りだ……ツインバーストは戦闘では破壊されん!」

 

 《守護神エクゾード》の一撃を受けてなお悠然に翼を広げる《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》。

 

 攻守こそ融合前の《青眼の白龍》と変わりないが、その身には新たな力が秘められている。

 

「そしてこの瞬間! ツインバーストの更なる効果が発動される!」

 

 《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》の身に奔る文様が光を放つ。

 

「ツインバーストの攻撃によって貴様のモンスターが破壊されなかったダメージステップ終了時に――その相手モンスターを除外する!!」

 

 そして文様に呼応するように《守護神エクゾード》の腕からその巨体にかけてその文様が侵蝕するかのように広がっていく。

 

「除外じゃと! いや儂のエクゾードは《禁じられた聖衣》で――」

 

 除外では双六の2枚目のセットカードは発動できず、《守護神エクゾード》を包む《禁じられた聖衣》の力も――

 

「ソイツで防げるのは『効果破壊』と『対象を取る』もののみだ! ツインバーストの対象を取らない効果には無力!」

 

 《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》の力の前では無力だった。

 

「今度こそ消えるがいい!!」

 

 全身に広がる文様に苦悶の声を上げ、そして存在を保てなくなったように消えていく《守護神エクゾード》。

 

「そして速攻魔法《融合解除》を発動させてもらおう!」

 

 そして最後の砦を失った双六に引導を渡すべく――

 

「これにより《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》をエクストラデッキに戻すことで融合を解除し――」

 

 《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》が逆再生されるかのように元の姿に戻っていく。

 

「その融合に用いたモンスターを帰還させる! これで終局だ! 2体の《青眼の白龍》!」

 

 現れたのは2体の《青眼の白龍》。

 

 その1体は双六をしっかりと見つめていた。

 

《青眼の白龍》×2

星8 光属性 ドラゴン族

攻3000 守2500

 

 双六に視線を向ける《青眼の白龍》はかつて双六の元にいた1体。

 

「儂の、ブルーアイズ……」

 

「ふぅん、違うな……もはや俺のブルーアイズだ!! やれっ! ブルーアイズ!! 滅びのバースト・ストリイイイム!!」

 

 その海馬の主張を肯定するかのように《青眼の白龍》は滅びのブレスを口元にチャージし、双六に放った。

 

「ぬぅぉおおおおおお!!」

 

 袂を分かつかのように。

 

 

 





オベリスクの巨神兵「社長の場に3体のモンスターが並んで特殊召喚が封じられたとなれば出番だな!」

青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)「……と、思うじゃん?」
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