「じゃあ、エーベルヴァインちゃんとラッセルちゃんは後ろの窓際の席で…フェーベルくんは、白斗さんの隣りに座ってください」
『はーい』
…誰だ、白斗さんって。と思ったら、なんか手をひらひらしてアピールしてる人がいたから、たぶんあそこの隣りだろうな。席空いてるし。
「は、はろー。ないすちゅみーちゅー…」
「あ、日本語話せますので…」
「あ、うんそうだね!さっき日本語話してたもんね!あはは…」
…なんか、賑やかになりそうだなぁ…
「じゃあ、1時間目は質問の時間にしましょうか」
先生がそう言った後、クラス委員長が号令をし、解散となった。
「あ、さっきはどうも。改めて、カイ・フェーベルです。よろしく」
「あ、どうも。白斗このはだよ。…なんだか、日本語ペラペラだね」
「まあ、いろいろあったしね…」
「いろいろ?」
「うん、いろいろ」
このはさんと話していると、レヴィとユーリがこっちに来た。
「おいーっす。ねえねえ、なに話してたの?」
「こっちに来る前の話だよ。日本語勉強してたとき」
「あ…いろいろありましたねー…」
「だねー…あ、ボクレヴィ。んで、こっちの子はユーリ。君は?」
「白斗このはだよ。よろしくね、ラッセルさん、エーベルヴァインさん」
「あ、普通に名前で呼んでくれていいですよ、このはさん」
そうして会話を続けていたが、チャイムが鳴った。
「あ、席戻らないと。カイ、このは、また後でねー」
「あ、じゃあねー」
そして、クラスの皆から質問を受けて、俺たちの家のことを言って皆が驚いたり、授業を受けたりして。昼休みの時間になったから、鞄から弁当を取り出していると、レヴィが勢いよく話しかけてきた。
「ねぇカイ、シュテるんと王様のとこ行こうよ!」
「いや、レヴィ。2人が同じ場所にいるとは限らないし、そもそもお前2年生の階どこか分かってるのか?」
「………ユーリ」
「あ、あはは…」
と、自己紹介をする前の廊下での頼もしさが微塵も感じられないいつものレヴィを見ていると、
「カイ、シュテるんや王様って、誰?」
「ああ、俺たちと一緒に転入してきたんだ。ちなみに王様はあだ名で、ディアーチェって名前ね。2人とも2年で、俺たちと同じ飛び級」
「へー。…あれ?でもなんでみんな同じ学年じゃないの?」
「あー…うん…まあ、そのうち分かると思う」
「ほぇ?」
まあそれは置いといて。
「ほらレヴィ。行くぞ」
「あれ、行くの?」
「俺とディアーチェってこういうときの行動パターン被ったりするから、後はシュテルが軌道修正してくれるだろう」
「つまり、特に何も考えずに動くってことですよね」
「そゆこと。…このはも来るか?」
「え、いいの?」
「おう。2人も気にしないだろうしな」
まあ取り敢えず、シュテルとディアーチェを探しに出かけるとするか。
というわけで、弁当を持って教室を出る。
「さてと。2人はどこにいるかな…」
「案外、すぐ近くにいるかもしれませんよ」
「あっはっは、そんなわけ…」
と、左右を見たところ、階段の角からシュテル達の姿が見えた。なんか1人多いけど。
「…来てたな」
「あれ?なんかお姉ちゃんもいる…」
「あ、あの人このはのお姉ちゃんなの?」
「うん、そーだよ」
と、ディアーチェがこっちに気付いて歩いてきた。
「どうしたんですか、カイ。皆でそんなところに立って」
「レヴィが2人のところに行こうって言い出して。それで探しに行くために教室出たところだった」
「なんだ、うぬらも同じことを考えておったのか」
「みたいだな。ところで、シュテルの隣の人は?」
さっきからちょっと固くなってる、このはに似た人が気になったので聞いてみる。このはがお姉ちゃんって言ってたから、たぶんそうなんだろうけど。
「あ、えっと、白斗わかばです。シュテルのクラスメイトをやってます」
「あ、どうも。カイ・フェーベルです。このはのクラスメイトをやらせて貰ってます」
なんだこの自己紹介。
個人的にSSでかなり出番が少ないと思う白斗姉妹出してみた。まあ出番がマテ娘INNOCENTしかないし…なのセントのトレードで名前あるんだし、本家で登場してくれないかな(ディアーチェの運動会カードから目を逸らしながら)