ねねっちって実はADHD?   作:Brahma

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あおっちが真夜中だってのに呼びに来た。高尾山に初もうでだって...
そんな約束したっけ??


第15話 高校生編(その8 ねね(え?わたしのせい?))

(ねね視点)

1月1日当日の早朝だった。

あおっちが呼びにきた。高尾山に初日の出見に行こうって。

そういえばそんな約束したっけ。

でもねむい。

「ふわ....。」

ってあくびが出てしまう。駅にはついたけど

家にかえって眠りたい気分。

あおっちが

「ねねっち、言いだしっぺでしょーが。」

なんていう。え?わたしが言ったんだっけ?よく思い出せない。

ほたるんが来ていない。あおっちはぼそっと

「ほたるん、まだ来ていないのかな...。」

って言う。朝はやいからね~まだ4時になっていないし。

「きっとまだ寝てるんだよ。」

ああ、眠い。わたしはめをこすってしまう。

「そんな、ねねっちじゃないんだから。」

ってあおっちが言い返してくる。

「おまたせ~。」

って声かけられた。ほたるんの声だ。

振り向くと着物のほたるんが立っていた。

上品でよく似合う。

「あれ...おかしかった?振袖だとたいへんそうだから袴にしてみたんだけど...。あと靴もブーツだし。」

着物で来たんだ...

「振袖でも袴でもこれから山登るのにたいへんじゃん。」

「え...坂道みたいなものだって...。」

「ねねっちが変なこと言うから」ってあおっち。

え~?そんなこと言ったっけ?私のせい??

わたしのせいにされちゃってちょっとカチンときて目がさめちゃった。

「しょうがない。日も昇っちゃうし、行けるところまで行こう。」

ケーブルカーとリフト乗り場の前まで来た。

しかし、まだ日も昇っていないのにすごく混んでる。みんな物好きだなあ。

「朝4時過ぎなのにみんな物好きだよねぇ。」

わたしはおもわずつぶやいてしまう。

「それを言ったらわたしたちもだよ。」

ってあおっちが言う。

山道の表示がある。歩いて登れるよ。問題ない。

「いやいや、ねねっち、ほたるんもいるんだよ。それはないから。」

ってあおっちが言う。仕方ないからリフトをまつことにした。

ようやくリフトに乗れて山の中腹に到着する。

標識をみると神社までは40分はありそうだ。

「40分か...。」

「けっこうあるね。」

え~あおっちもほたるんも軟弱だなあ。

「この軟弱ものめぇ!」

って思わず言ってしまった。

「でも、確かに新年早々弱音はいてちゃだめだよね。わたし、がんばる。」

ってほたるんが決心したようにいうと、あおっちもつられて

「うう...ほたるんががんばるなら、私も」

って言い出した、あいかわらずあおっち単純だ。

坂道はゆるやかだった。着物着ているほたるんでもすいすい歩いていく。

「でもほんとに軽い坂道だね~。」

「うん、これならすぐに山頂へ行けるね。」

と思っていた矢先だった。

山の管理者だろうか。

「現在山頂は入場制限のため登れませーん。」

とハンドマイクでアナウンスがあった。

「えええええ!」

思わず叫んでしまう。まわりももちろん

「なんで~!」「ひどい~!」「なんとかしてよ!」

と叫び声やらざわついている。

「ちょっとしか歩いていないのに...。」

ほたるんが残念そうにつぶやく。

「そっか...この人ごみだもんね...。」

「やれやれ...新年早々この無計画っぷり...どうしてこうなったのか...。」

おもわずつぶやいてしまう。

なにか二人の様子が変だ。なんか軽くにらまれてる。この空気ってなんだろう...

「「ねねっちがなにも考えないからでしょ!」」

え?わたしのせい??

あれ??そうだったっけ?でもあおっちはともかくほたるんまで怒ってる感じだ。

ここは謝ったったほうがいいっぽい。

「ごめんごめん。」っと謝っているうちに、東の地平線の一角にうっすらとあかるくなっている場所があるのに気付く。

「でもでも、あっちのほう明るいよ。あそこから日の出が見えるんじゃ...。」

「ほんとかなぁ~。」

なんかあおっち納得いかないみたい。

「じ、じゃあ聞いてくるよ。」

わたしは、山の管理人みたいな人に初日の出が出そうな場所を聞きに行く。

5分ほどでみつける。

「初日の出は、あそこが明るくなっているけどあそこから昇るんですか?」

「ああ、そうだよ。頂上までいけないならここから見るしかないね。」

二人のいたところまで戻る。

「二人とも~聞いてきたよ~。やっぱりあそこから太陽出るんだって。」

「あ、ほんとだ...あそこ...。」

東の地平線から光があらわれて、じわじわとその光は大きくなっていく。黒かった東の空が暗い赤から紫色に、そして日の光がおおきくなっていくにつれて、その周りはじわじわと青く変わっていく。

「なりゆきだったけど。結果オーライだね。」

わたしはなんかほっとした。日が出てくれてよかった。

「うん。とってもきれい。」

初日の出の朝日がさしてくるのをみながらほたるんがつぶやく。

「でも、みんなでみようって決めてここまで来たから見れたんだよ。」

あおっちが言ってほたるんが同意する。

「そうだね。」

「来年も...3人でまた一緒に見ようよ」

「うん!」

ほたるんが同意する。わたしも同じ気持ち。

「もちろん!」

ってこたえる。ってか初日の出?ってことは新年だよね?すっかりわすれてた。

「あけおめ、ことよろ~。」

って二人に伝える。

「そうだったw。あけましておめでとう。」

「こちらこそおめでとう。今年もよろしくね。」

「うん!よろしくね。」

神社についた。三人とも手をあわせる。なんかあおっちがなにをねがったのか気になる。進路のことけっこう迷っていたから。

「あおっちはなんてお願いしたの?」

って聞いた。あおっち、

「内緒!」

だって。なにそれ~けちー!

「ねねっちは?」

ほたるんがわたしに聞いてくる。当然

「大学合格でしょ、そんでもっていいバイト見つけてお金稼いでたくさん漫画とかアニメの円盤買えますようにって。」

??あれ??なんかあおっちの様子が変。何か怒ってるみたい。なんで??

「前言ってたのと違うじゃん!」

??何怒ってるの??あ~夏合宿のこと言ってるのかな?

「え~だってあれは私じゃなくてあおっちたちの問題じゃん!」

わたしは関係ない。だけど納得いってないみたい。もしかしてあおっち...

「あ~もしかしてあおっち私たちの幸せでも願ってくれたの?」

と聞いてみた。なんかくやしいそうだ。あの顔は図星っぽい。

ほたるんがなにかあせったように言う。

「ごめん。わたしも受験のことお願いしちゃった。」

ふつうそうだよ。あおっちプンスカ怒ってる。

「もう!知らない!」

だって。

「う、うん、それはいいことだと思うよ。」

ほたるんは真剣にフォローしてる。

「あはは~ごめん。あおっち~。」

ああ、おもしろい。

 

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