ねねっちって実はADHD?   作:Brahma

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小学校の先生も中学校の先生も、女の人だったけど、話し方低い声で怖かったなあ...。
浅黒い感じじゃなかったけど...
あれ?だれかににてるなあと思ってたらうみこさんににてたんだ。
※ということで先生の声は、CV;森永千才さんの「うみこの低い声バージョン」を脳内再生してお楽しみください。


第7話 中学生編その3

(青葉視点)

授業がはじまってねねっちがさされた。

「桜さん、この第3問は?」

「ええと...!?」

「どうしたんですか?桜さん?」

ねねっちの顔から血の気が引いていくのがわかった。

どうやらまた宿題をわすれたらしい。

「桜さん?」

「はい...。」

「宿題はやってきたんですか?」

「....わすれました;」

「床に正座していなさい。」

「はい....。」

ねねっちは正座したが、手をもじもじ動かして落ち着かない様子だ。

5分経つか経たないうちに、正座も次第にくずれて、いつのまにか斜めになっている。

「桜さん?」

「はい?」

「正座って言いましたよね。反省していないんですか?」

「はい...。長い間座ってるとしびれちゃうから。」

先生はあきれ顔で、はぁ、とため息をついて額に手をあてる。

「なぜ、廊下に立たせないで正座させるかわかりますか?」

「....宿題を忘れた罰です。」

「廊下に立たせたら授業が聞けないでしょう。あなたは、そわそわするけど授業は受ける気があるみたいだから正座させているんです。」

「はあい。」

 

「田中さん、第11問は?」

田中君はとまどっているようだ。するとねねっちが手を上げる。

「はい、はあーい。」

「桜さん、あなたは...正座って言ったでしょう。」

「はい....。」

先生もしばらくだまっていたが、

「桜さん。」

「はい...。」

「わかるなら、やってみなさい。」

ねねっちは、黒板にむかう。

うわっ…

「いたたたた…。」

黒板消しクリーナーのコードにつまづく。

教室は一瞬ざわつく。

「だいじょうぶですか?」

「大丈夫です。」

静かな教室にコツコツとチョークの音だけがする。

行ってすらすら解いてみせる。

感心しながらみんなはみている。

「えっと…。」

うわつ…

「今度は何ですか?」

ねねっちは、訂正するために黒板消しをとろうとして手ではじいてしまったのだ。

相変わらずドジだなあ…

「黒板消しが…。」

「こちらにありますから。」

先生ひろってわたす。

その口調にはあきれが混じっていた。

「はい…すみません。」

ねねっちは残りの計算もすらすらやって

「はい。終わりました。」

と先生に言う。

(合ってる。ねねっちすごい。宿題やってこなかったのに…。)

「はい。じゃあもどって。」

「はい...。」

「え~と、このように...。」

先生は説明を始める。ねねっちったらすっかりドヤ顔だ。

Vサインまでしてみせる。もう...

「桜さん!」

「はい~~~~」

「床に正座って言ったでしょう。」

「はい...。」

「あなたは宿題を忘れたんだからもう少し反省しなさい。」

「は、はあ~い。」

 

 

ねねっちは、美術、音楽は、壊滅的だった。こないだの写生会なんて小さく描きすぎて先生にしかられてた。

「ねねっち、どうしてそんなに絵を小さく描くの?」

「大きくすると形がうまく描けないんだもん。だから、どうしても小さくなっちゃうの。」

どうやら致命的にデッサン力がないらしい。

 

体育はわたしよりはいいみたい。でも6~7人のグループで走るとビリから2番目とか3番目だ。わたしはいつもビリだけど...。

 

ねねっちは、数学は証明問題とか、集合とか得意だったけど(あとから考えてみるとプログラムははやく覚えたんだよね。)、普通の問題は得意じゃなかった。だけど、なんか一見難しそうな問題は簡単に解いちゃうことがある。それが突然あるのがねねっちだ。

 

「1から100まで足しましょう。ガウスって人が一分で解いてしまったという話がありますね。」

と先生が言ったらねねっちは、

「はあ~い。」と手を上げる。

「1とね、100を足して、101、99と2を足して101になるよね。これが50個あるんだから5050です。」

みんなびっくりしてしまう。

 

「桜さ~ん。」

「なあに?」

「こないだトイレ掃除当番忘れたから今日やるんだよね。」

「ごめ~ん、わかったあ~」

あの日はそういう会話があったみたい。

 

わたしは気が付かないで

「ねねっち~、帰ろ~。」

と声をかけた。

ねねっちは何を思ったか駆け出した。その時だった。

バシャーン…

(え?)

床一面に水がひろがる。

「桜、バケツひっくり返してるぞ。どうすんだよ。」

「ごめん。やる。」

ねねっちは、ひっくりかえしたバケツでぬれた床をぞうきんで拭きはじめる。

そういえばこないだもバケツひっくり返してたり、教室の敷居につまづいてた。

「あおっち~、これが終わったらいっしょに帰るから….。」

「??桜さん、トイレ掃除の当番じゃなかったの??」

「あ~、そうだった。あおっち、ごめん。トイレ掃除の当番わすれちゃってたから、やってく~。」

「わかった。お先に~。」

 

夕方そろそろ帰ってるだろうとねねっちの自宅へ行く。

「ねねっち、遊ぼう。」

「あら、まだ帰ってきてないのよ。」

「え...。」

「青葉ちゃん、学校からはいっしょじゃなかったの。」

「ねねっち、トイレ当番だっていうから。今日ははやめに」

「まさか...。」

 

夕方になり暗く電気がついていた。女子トイレが蛍光灯がついていてやけに明るい。

「へへん、きれいになったでしょう。」

ねねっちがドヤ顔で微笑む。

女子トイレが信じられないくらいきれいになっていた。

「この汚れがなかなか落ちなくてさ。」

タイルと便器のよごれを指さす。すっかりきれいになっていた。

なんでそんなにむだに一生懸命なんだろう...。

 

そういえば最近スーパープログラマーになるって、うみこさんとつばめちゃんの前で宣言して以来静かに仕事しているらしい。あのときのトイレ掃除とそっくりだ。




ねねっちは、あおっちの声が聞こえていましたが、トイレ掃除をやらなきゃならないので半分上の空。だけどバケツをひっくり返したのでトイレ掃除のことが頭から抜けて青葉に一緒に帰るって返事をしてしまいました。よくあるパターンです。

トイレ掃除を教えてくれた女性のクラスメートの声は、脳内では、CV:大和田仁美さん(ネトゲ嫁の秋山奈々子)になりました。リア充、正常な女子代表のイメージです。

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