俺の名前は比企谷八幡というものだ
現在変な奴に絡まれている
「プークックック どうした怯えて
声も出ないか?」
何だこいつ...
上半身は蟹?ザリガニ?で下半身はブリーフの変な奴だ
もう一度言おう、何だこいつ
「蟹を食い過ぎて突然変体したこの俺
カニランテ様を前にして逃げないとわね〜プクプク」
蟹であっていたようだ
てか突然変体って言うよりも
コッチからして見れば突然変態なんだが...
早く帰りたい助けて小町
「死にたいんだね?そうだろう?」
この蟹の中では俺は死にたがりになっているようだ
「で、俺が死にたがりだとして
カニランテ様はどうするよ?」
「プク〜君は俺様と同じく目が死んでいる。死んだ目のよしみだ、特別に見逃してあげましょう」
どうやら死なずに済んだようだ...
え?まって今変態の怪人にも目が死んでるって言われたよね?
多分初めてこの目が役に立ったけど
余り嬉しくないな
「それに今は別の獲物を探していてね
アホ毛のある女、見つけたら八裂きの刑だ。プ〜クックック」
アホ毛?一瞬小町の事を思い浮かべたが違うだろう多分小町は今カマクラを撫でながら偏差値の低そうな雑誌を読んでいるはずだ。もし小町だとしてもあの変態は家の中まで見ないはずだ。
多分
「お兄ちゃん!心配したんだよ
ここら辺に怪人が出たんだって早く
逃げるよ。あ、今の小町的にポイント高い!」
そうだった逃げる時は外に出ないといけないんだった。結構動揺していたらしい
「あ〜高い高い。早く逃げるぞ小町」
「はーい」
あ、そうだ
「なあ小町、蟹の怪人に何かしたか?」
「え、小町何もしてないよそれに怪人って蟹なの?」
「いや、してないなら別に良い」
小町がちゃんと説明してよ
お兄ちゃん、と言っているが後でなと諭し小町の手を引っ張って走って逃げる。小町が頬を膨らませ
絶対に後で言ってねと言っている
可愛いなこいつ
「みっけたぁ!!」
反射的に小町を抱いて跳んだらさっきまでいた所に蟹が攻撃していた
「小町早く逃げろ狙いはお前だ!」
「お兄ちゃん足から血が...」
「良いから早く逃げろ!!」
「でもお兄ちゃんが...」
クソ、何かこの場を打開出来る策は無いか!
「君〜何のつもりだい?まさかその女を庇う気かい?」
「お前が何をされたかは知らねえが
此奴はお前が探してる奴じゃねえよ」
「もうそんな事はどうでも良い
アホ毛の女を全て殺して回れば良いことに気がついたんでな 」
ダメだ此奴、頭に血が上っていて話し合える状態じゃない
どうにかして小町だけでも助けないと
そうだ
小町が死ぬくらいなら俺が死のう
「おい、蟹お前が探してる奴を教えてやろうか」
読んで頂き誠にありがとうございます
初投稿です
文字数も1055文字と少ないですが
これから頑張って行きますので何卒宜しくお願い申し上げます