俺ガイルの世界に転生したら大変な事になった 作:JACK
俺は前世で無職だった。
何の取り柄もないクズニートで趣味はライトノベルの読書。
そのお陰か記憶力は相当良くて一度覚えたら忘れない。
これが所謂、前世からの能力だったりする。
だが、今世は俺ガイルというライトノベルの世界に転生する事になった。
この世界は一人のボッチ学生が複数の女の子から惚れられる何とも幸せな物語。
俺はその中に登場する雪ノ下雪乃ってキャラが好きだ。
だから俺は原作をぶち壊して雪ノ下雪乃を比企谷八幡から寝取ろうと思う。
「さぁ、はじめよう。俺の為の物語を!」
転生から目覚めると両親のいない家庭で一人暮らししてる事が分かった。
どうやら、離婚して母親に引き取られたが素行の悪い俺に嫌気をさして捨てられたみたいだ。
赤ん坊転生じゃないだけありがたいと言えよう。
それから色々調べてみると俺は八幡の学校に通ってない事が判明し直ぐに転向を申請し受諾された。
「今日からお世話になります、八神真也と言います」
「私は担任の平塚静だ。途中からの編入で大変だと思うが頑張れよ」
なるべく早く八幡達と繋がりを作りたい、ここは賭けに出てみるか。
「平塚先生、ここに人助け出来る部活ってありませんか?」
「……人助けね。一応奉仕部なんて部活があるんだが、転入生だと中々大変だと思うぞ」
「やらせてください」
それからとんとん拍子に話が進み職員室に入部届けを提出した。
奉仕部の使用してる教室の前に着きノックを行った。
返事がない。人の気配がするんだけどな。
「ーーしぃ」
「ーーなーよ」
どうやら俺の想定してよりアレな時間軸に転生したみたいだ。
「失礼しまーす」
「え?」
「キャ」
「うわぁ」
皆さん何やら目に涙を堪えながら話をしていたらしい。
俺は彼女を一目惚れをした。
「あの、先程の会話を聞いてしまいました」
「え?ええええええええ?ヒッキー、ユキノンどうしよう」
「すいません。盗み聞きするつもりはありませんでした。突然、こんな事言うのは変かもしれませんが雪ノ下雪乃さん」
「へ?私ですか?」
「一目惚れしました。結婚を前提に付き合ってください」
「うぇ!?」
雪乃は突然の告白に顔を赤く染め恥ずかしがりながら八幡をみていた。
そんな些細な事でも俺の心には嫉妬という感情がうねりあげて渦巻いていた。
「俺は雪ノ下さんの家の事を知っています。それでも俺は貴方に人生を捧げて一緒にいたい考えています。もし嫌でなかったならお試しで付き合ってもらえませんか?」
「比企谷くん、どう思う?」
「……くっ。いいんじゃねーの」
悔しそうに唇を噛み締めてるのを俺の方からは見えた。
彼もまた雪ノ下の事が好きなんだ。
だけど、俺は渡さない。
彼女と添い遂げてみせる。
「なら、お試しとして一週間よろしくお願いします」
そう言って恥ずかしいに笑った雪乃に心が熱くなった。
それから奉仕部に入部した事を伝えて、今日はこのまま解散になった。
でも、俺はこれからが本当の戦いだと思っている。
雪ノ下雪乃を助けるには彼女の実家の力を超えなければいけない。
俺には両親のいなく家柄も庶民である。
だけど、転生者としての記憶と神様から貰ったスティールというスキルがある。
スティールは相手の持ち物を選択して盗めるスキルだ。
俺はこのスキルで金を稼ぎ、彼女の実家に対抗できる力を身に付けよう。