朝、アース市に行ったら何かを叫んでいる男がいた。
「新しいお知らせだ!このアース市から
北に30キロの町で怪奇現象が起こったそうだ!」
いつもあのような人はいる。15日の経験からそれはわかる。
しかし、今日は様子がおかしい。
普段なら人はあそこまで集まらないが、人数が多い。
気になる。
俺も行くしかない。
「新しいお知らせだ!このアース市から
北に30キロの町で怪奇現象が起こったそうだ!
夜の間に、町が壊滅し、とある家からは化物の声が聞こえたそうだ!」
その時、
「アース市民に忠告する」
その瞬間、行き交う人々の声がやんだ。
False Earthの声だ。
「私は、その町の怪奇現象がアースしにも来ると考えている」
人々の声がまた聞こえ始めた。
「今から230年前、この世界はできた」
俺達はこの話を知っているが、中には知らない人もいるのだろう。
「この世界の卵ができた時、そのような怪奇現象が起こったそうだ」
「しずまれ」
声がまたやんだ。
「今から、新たな創造者を作る」
「さあ、イーシーよ、基地へと戻るのだ」
え、15日目でストーリー開始!?
60日目と聞いていたんですけど。。。
とにかく、基地に向かって歩いた。
基地の暗い部屋を抜け、False Earthの模型がある展望台へと急いだ。
イーシーのストーリーは、
予定より45日も早く始まったのだ.
〜真夜中〜
「ジーギ前創造者、お前は、
もう創造者ではない」
False Earthコアはジーギの墓の前でそういった。
False EarthコアはいつもはFalse Earthの模型に憑依しているが、
人の形にもなれる。
「さてさて、そろそろ計画を始めていくとするか
フィルをわざわざ現実世界から持ってきたのはフィル邸のまもりを薄くするためだ」
フィルの温厚な性格は、策略者にとって喜ばしいものだった。
False Earthコアは知っていた。イーシーが知れば、自分の世界が危ういことを。しかしそれはばれる訳がない。コアが人間化できることを知るものはいないからだ。
そして、夜が終わり、朝が来た。
〜ふたたびイーシーside〜
False Earthコアの基地は大きい。
俺が最初にいたような部屋が数えきれないほどある。
客室が124部屋。俺はそこで寝泊まりしている。
軽いホテルみたいだ。
図書館で調べたことだが、この基地の中心は誰も知らない。
False Earth本体がいることはわかっているが、その位置は誰も知らない。
昔から、「金銀財宝が眠っている」「世界を壊す魔導書がある」
などの伝説が絶えないらしい。
そういった伝説が俺のような創造者を守ってくれているのかもしれない。
果たしてそれは、本当に自分の盾となるのか、
それとも。。。
そんなことが頭をよぎったが、
すぐに消えた。
1話は短いですが、週4程度で書いていきたいと思います。