不自然な点があるかもしれませんが、その辺りは気にしない方向でお願いします
スマホの方は横読みの方が読みやすいと思われます
夕暮れの交差点の真ん中に俺は立ち尽くしていた
さっきまで聞こえていた喧騒は、悲鳴へと変わっていた
俺には分からなかった、何故こいつらがこんなに慌てているのかが
俺にはわからない
すべての感覚が俺の意識を無視して直接脳を殴るように訴えてくる
道路にはあいつに似た何かが横たわっていた
何ができるわけもないというのに、俺は何かに近づいた
「これ」はあいつじゃない
誰に何を言われようと「これ」はあいつではない
俺は理解することを拒んだ
……頭が痛い
足下にいくつかの水滴が垂れていた
それはどうやら俺の両目から滴り落ちていたようだった
話しかけようと口を動かすが、
周りの声にかき消されたのか何も聞こえなかった
そんな時、俺は確かに誰かの声を聞いた
よく知っているようで、初めて聞いたような声
そして俺は気づいた。その声は毎日のように聞いている、俺自身の声だった
声は俺に問いかける
「お前は何を望む、何を欲する」
俺の望み?そんなものは決まっている
「俺はあいつを絶対に…」
次の瞬間俺は光に包まれた
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放課後のチャイムで、ぼんやりと目が覚めた
どうやらまた図書室のテーブルで寝てしまっていたらしい
まどろみの中で時計へと目をやるとちょうど6時になるところだった
「そろそろ帰らなきゃな」
誰にいうでもなく、そうつぶやいた
まだ寝ていたいという気待ちを抑え目をこする、すると手に濡れたような感触がした
「何で俺は、泣いてるんだ?」
理由は分からなかった
どんな夢をみていたのかは思い出せない
でも何か大事な物が無くなってしまった、そんな感覚だけが残っていた
…最終下校まであまり時間がないからここにい続けるわけにはいかない
根拠のない不安感を抱えたまま、俺千古良太は図書室を後にした
窓から入る夕日で赤く染まる廊下を、一人でただただ歩く。
部活動をしていた生徒たちも、もうほとんど帰ってしまっただろう
廊下を歩く生徒は一人もいなかった
「あいつも、もう帰っちまったかな…。」
あいつ、幼なじみの久遠渚を思いながらつぶやく
下駄箱へと向かうと、校門の前に立つ女子の姿が見えた
渚だった
「悪い!待っててくれたのか?」
俺は小走りあいつの元へと向かう
「いや?そうでもないよ、私もさっき部活終わったとこだから。」
「そっか、なら良かった。じゃ、帰ろーぜ。」
いつもと変わらぬ他愛のない会話
二人で並んで道を歩く、いつも通りの帰り道をいつものように歩いた
…さっきみていた夢のことなんて、もう忘れてしまっていた
初めての投稿でしたがいかがだったでしょうか?
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