この「前の君と今の君」が私の初投稿となります。
文法などもおかしなところがあるかとは思いますが暖かい目で見守っていただければ幸いです。
それではよろしくお願いいたします!
第一話 目覚め
どこからか聞こえてくる囁きや笑い声が重なって合唱のようになっている森のど真ん中にその男ーー
「あいつ間抜けそうな顔してるね」
「いたずらしたらどんな反応するのかな?」
「どんないたずらする?」
「そうだねーじゃあk「あたいに任せて!!」うるさっ!」
「チルノちゃんうるさい!」
「あたいにかかればあんなやつ敵でもないよ!」
「チルノちゃんがやったら氷漬けになっちゃって面白い反応が見れないんじゃん!」
まだ今置かれている状況がわからず困惑している自分の頬を一回叩き喝を入れ、声のするほうへ目を向ける。そこには3人の少女がいた。
あいつらなに騒いでいるのだろう。てか今最後のほうに氷漬けになるって聞こえた気がするのだがなんかの比喩?
「じゃぁとりあえずこの氷漬けにしたカエル投げてみよう!」
「それいいね!」
「賛成!」
俺があいつらの言葉に対して考察をしている間にあいつらの中では意見がまとまったようだ。
そして氷漬けのカエルなどというよく意味のわからない単語が出てきた。
気にせずもう一度考察を始めようとした瞬間チルノと呼ばれていた青い女の子がなにかをこちらに投げたのが見えた。そして次の瞬間、俺の目の前を凄まじい速さで冷気を放つ何かが横切り、その後岩にぶつかり粉々に砕け散った。
今までのあいつらの言葉からそれが氷漬けになったカエルだったということを理解するのにそう時間はかからなかった。
「もーチルノちゃん、ちゃんと当ててよー」
「い、今のはいかくしゃげきってやつよ!」
もしあれが当たっていたと思うとぞっとする。
あいつらの非常識故の無邪気な行動に俺は恐怖を抱いた。
「いかくしゃげきってなーに?」
「え?えーと・・・そう!いかをくしゃっとしてげき!ってして敵をびびらせるやつのことよ!」
この知識の無さや後先を考えない行動などを見るにやはりこいつらは幼い子供なのだろうか。
俺がそんなことを考えている間にもそいつらの会話は進んで行く。
「げきってなーに?」
「え? えーとげきってのは・・げきってのはげきってことだよ!」
「えーなにそれー」
「チルノちゃんの説明だとわかんなーい。」
「うるさいわn「フフーン! この天才でかわいいボクが教えて差し上げますよ!」ちょっとサチコ話に割り込んでこないでよ!」
もう一人俺の命を脅かすことになるかもしれない存在が現れたことにより俺の恐怖心は一層煽られた。まぁ別に震えが止まらなくなるとかそんなレベルまでは行っていないが。
だがあいつらが喧嘩をしている間に少し情報を整理しておいたほうが良さそうだ。
逃げてもいいが恐らく俺が逃げたことにはすぐに気付くだろうし俺の体力より子供たちの体力のほうが多いだろうと考えたので逃げることは諦めた。チャンスがあれば逃げるかもしれないが。
とりあえず今わかっている情報はあいつらの名前程度だ。
青い色の先ほど氷漬けになったカエルを投げて来たのがチルノ。恐らくカエルを氷漬けにしたのもあいつだろう。
そして氷漬けになったカエルが飛んできたスピードからしてチルノの腕力はなかなかの物なのだと思う。注意しておかないとな。
そして後から登場してきた紫色の髪の毛をした子がサチコと呼ばれていた。
サチコはまだ登場してきたばっかりなのもあり敵か味方かすら判別がつかないが、先にチルノたちのほうに接触したとこを見るとまぁ敵でほぼ間違いないだろう。
若干ナルシスト。というかだいぶナルシストのようだ。
チルノと一緒に最初からいた二人はまだ名前すらわからない。
と、今わかっている情報はこの程度か。
対策もチルノに気を付けるということくらいしか立てれなかった。
しかし俺はだいぶ丁寧に情報を整理してたはずなんだが、まだ会話が終わってないとはな……
もしかしたら逃げるチャンスだったのかもしれない。
しかし今更それに気付いてももう遅いだろう。
俺はそう考え少しでも情報を集めることに専念することに決めた。
「威嚇射撃っていうのは相手の近くに弾幕を打ち込んだりしてビビらせることを言うんですよ!」
「へー流石サチコちゃん、賢いね!」
「あたり前じゃないですか! ボクは天才でかわいいパーフェクトな妖精なんですから!」
「あ、あたいだってそれ言おうとしてたんだからね! 邪魔しないでよ!」
ふむ、サチコはチルノたちよりも頭が良いようだ。自分で天才と言うだけはあるな。
しかしそういうことならサチコにも注意をしておかなきゃな。
サチコ自体はまだこちらに危害を加えてくる素振りは見せないが、あいつらの仲間なら恐らく一緒になって攻撃をしてくるだろうし、その時にあいつの知識はこちらにとってだいぶ不利なことになるからだ。
あいつらのブレーキ役になってくれる可能性もあるが。
「ところであの人は誰です? さっきからずっとこちらのほうを見ているようですが……ボクのファンでしょうか!」
会話が終わったようだ。さぁ、どう動いてくる?
「え?誰だろあの人?リーリャ知ってる?」
「ううん知らないよ。サーリャが知ってるかと思ってた。」
「チルノちゃんは?」
「あたいは知らないよ!」
あの二人はリーリャとサーリャと言うようだ。服装や顔や名前の一致具合からして双子か何かなのだろうか。
ということは置いといてあいつらの言葉に驚愕した。
まさか俺のことを忘れているとは思わなかった。これなら普通に逃げることも可能だっただろう。
「でもあれ人間だよね? いたずらしようよ!」
「「「さんせーい!」」」
「どんないたずらする?」
「ここはあたいの出番ね! 任せなさい!」
「いやいやいや、やっぱりここは天才でかわいいボクの出番ですよ!」
「「ふぬぬぬぬぬ……」」
知能が低いのなら考えは単調なものになるのだからまた同じ行動を取ってくるのだろう。
しかし逃げられるかもしれない。
あそこまで馬鹿なのであれば恐らく年齢は相当低いのだろう。
小中学生くらいにもなれば走力や体力で俺は全く適わないだろうが、幼稚園児程度なら話は別だ。
とりあえず逃げよう!
「ちょっと待ちなさい! あんたどこいくつもり?」
そう思い走り出したが、チルノがこちらへそう呼びかけてきた。
その時点で俺は一つの自分が犯した大きなミスに気が付いた。
そう、チルノは氷を投げられるのだ。いくらあいつらより先行して逃げても、逃げる時には必然的に背中を向けることになる。
その時に後ろから氷を投げられれば全てが終わりだ。
しかし俺のその絶望を掻き消すような声が聞こえてきた。
「チルノちゃん声が大きいよ! それじゃ気づかれちゃうでしょ!ちゃんと作戦を考えてからやらないと!」
「まったく、チルノさんは馬鹿ですね」
「サチコうるさい!」
あいつらはまだ作戦を考えついていなかったのだ。
チルノは俺に逃げられたらすべてが無駄になると思い俺に声を掛けてきたのだろう。
その行動はあいつらにとって有利に働く正解の行動だったのだろうが、その馬鹿さ故、二つ以上のことを考えることは出来ないのだろう。
そして今あいつらはチルノのした予想外の行動によりパニックに陥っているようだ。
逃げられる。
そう確信した俺は自分の命のために全速力で走り出した。
「どうするチルノちゃん?」
「え? えーと・・・こ、ここはサチコに出番を譲ってあげる!」
「サチコちゃんどうするの?」
「チルノさん都合の悪い時だけ僕に振るのやめてください!そもそもチルノさんが変なことをしなければスムーズにいったんですから!」
「なによ! 出番を譲ってあげたんだから感謝しなさい!」
「結構です! 僕はチルノさんなんかよりよっぽど人気があるので出番を譲ってもらう必要はありません!」
「な!? それは聞き捨てならないわよ!?」
「やりますか!?」
「いい度胸じゃない! やってやろうじゃないの!」
俺は無邪気な4人組から逃げ切れた。
一話なのに主人公の性格とかがよく掴めないですよね。申し訳ございません。
夢幻は今回の話ではだいぶ考察してて賢く見えますがそれなりの馬鹿でだいぶ軽い感じの奴です。会話が増えてくればそれもわかると思います。
というわけで二話を見ましょう!(露骨な宣伝
え?サチコ?サチコはサチコですよ?いやだなぁ、第一話から別作品からキャラ持ってきたりする小説あります?
はい、第一話から早速持ってこさせていただきました。書いている最中になんとなく思い浮かんできてしまって・・・
本物よりナルシストに磨きかけてます