織田信奈の野望 あ、あと1人追加で   作:ジェリド

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第4話 蝮とうつけ姫

俺は今とても驚いているのと同時にやはり姫は凄いと改めて感じた…

 

まさかうつけ姿ではなくきちんとした正装をするとは俺も思わなかったし現に道三殿も「うおおおおお…何という美少女」とつい口に出してしまっている

 

まぁ姫は素材は良いんだけど...性格がなぁ...「総一なんか変な事考えた?」

 

「い...いえべっべつに別に何も考えておりませんよ?」

 

「ふーん....ま、良いわ、わたしが織田上総介信奈よ!」

 

「あ、う、うむ儂が斎藤道三じゃ」

 

流石姫、道三殿に先制攻撃を与えたな

 

「デアルカ」

 

道三殿全然喋れてないしちょっとぽーっとしてるな、確かに俺でもあんなうつけ姿で来ると思っていざ来たら正装していて可愛かったら言葉に詰まるよな、姫、なんて恐ろしい娘!

 

「蝮!今のわたしにはあんたの力が必要なの、わたしに妹をくれるわよね?」

 

「さて、それはどうかのう織田信奈殿?」

 

流石は「蝮」と恐れられる大名、もう立ち直ったか...まあ当然か

 

「尾張のうつけ姫と呼ばれるお主が儂と同名同盟を組むに値するか確かめさせて貰ってから決めよう」

 

「何を確かめるのよ?」

 

「なーにそなたの力量、いくつか疑問が有ってな尾張を一つにまとめることが出来ないと噂が流れているゆえな」

 

痛い所を突かれたな姫、確かに歴史上まだこの時には尾張を信長は一つにまとめることが出来ていなかった、やはりこの世界でも統一することが出来ていないのだろう......

 

「その噂が本当ならば、ここでそなたの命を頂戴するかも知れんぞ?くっくっくっくっ」

 

「蝮あんたなら一目みればわたしの実力なんて分かるでしょ?」

 

こえぇ..ここで殺害予告したよこの人、姫は臆せずに言い返すし一般人からしたら化け物だな

 

「儂はな目でみた情報だけでは信じないようにしとるんじゃ何しろ儂も昔は美青年でな今では禿げた爺じゃがなその容姿を使ってな主筋に取り入った、その頃から儂は毒蝮じゃ」

 

「あらそうなの?今の狒狒じじいみたいな見た目からは想像出来ないわね」

 

「ふふふ、歳をとるとな内側が外側に出てくるのよ」

 

これを見る限りさっきの信奈に見とれていたのは演技じゃないかと思えてしまうな、道三殿...恐ろしい人っ!

 

「それではうつけ姫に幾つか尋ねるがよいかの?」

 

「いいけど、なにかしら?」

 

凄いな二人とも、あんなに睨み合って...良晴も凄い見いってるし、あいつも凄いとか思ってるんだろうな

 

「まず一つ目の質問じゃ...そなたは何故領民や家臣から"尾張のうつけ姫"などと言われておるんじゃ?」

 

「逆よ!わたしの周りの奴等がうつけなのよ」

 

「ほう...そなたは町をうつけ姿で歩いていると聞くが?」

 

「そっちの方が効率が良いからよ、だいたい姫だからってあんな十二単とか貴族ぶった格好していると機動力がおちるわ」

 

「されば、まるで下人のような茶筅まげも効率のためかの?」

 

「ええそうよ、それにひょうたんだって機能的で便利だし、南蛮渡来の種子島だって珍しいオモチャとか言われているけど日の本一弱い尾張兵でも種子島を持たされば最強よ!」

 

「だが、一挺や二挺では意味があるまい?」

 

「そうね弓と同じで数が必要よ」

 

「高くて希少な種子島を幾つ集めたのかな?十挺か二十挺かな?」

 

「五百挺よ!」

 

五百!?我が軍の何倍じゃ!とかうめいている、よく見ると道三の手が震えているのがわかる

 

「う...うおっふぉん!!ではでは最後の質問じゃ、何故そなたの亡き父信秀公は戦では敵わぬと知りながら何度も美濃に攻めてきたのかの?」

 

姫は胸を張って答えた

 

「父上の考えは知らないわ!だけどわたしも攻めるとしたら東には一切手をつけずひたすら美濃を攻めるわ」

 

「ほほう、それは何故かな?」

 

道三殿も気になっている、俺も少し気になる

 

「それはね...道三!あんたが最初に美濃を狙った理由と同じよ」

 

「ムッ!」

 

「道三あんたは『美濃を奪った蝮』って言われているけどほんとうは美濃ではなく天下をとりたかったのでしょう!」

 

なるほど!確かに美濃は現代では確か岐阜県で日本の中心に位置しているからか!何度も凄いと思わされるなこの二人には

 

「だから道三!わたしはいず美濃を併呑して天下をとるわ!ついでにあんたの夢も継いであげるわ!それにわたしが目指しているのは『日の本』じゃなくて『世界』よ!」

 

「世界...とな?信奈殿は日の本だけでなく世界まで見据えて居るとは儂にはおもいつかなんだ」

 

「蝮、この話はここだけの話よ余人に聞かせればうつけどころか気が触れていると思われるは」

 

「ここに理解出来る者が一人おりまする!」

 

うおっ!急におっきい声で叫ぶなよ!スゲーびっくりしたじゃねぇか!

 

「これ、十兵衛熱くなるのは良いがしかしまだ早い、黙っておれ」

 

「......ぎょ、御意」

 

この娘、かなり良い子なんだろうな...おい良晴落ち着けお前は不味いって

 

「ジジイ、俺も居るぜ!」

 

「ちょっ!サル、口を慎みなさい!」

 

慌ててるな姫、コイツは自分を抑えられないのか?はぁ

良晴が何か語っているがそれを姫達は聞き流す事にしたらしい、それを見て良晴は元の世界に帰ってやるーとか言っているが犬千代におさえつけられていた

 

「さて信奈どのよそちは美濃が欲しいという話よだったな、だがな信奈どのタダでやるわけにもいかん」

 

「でしょうね、タダで貰えるとは思ってないわ」

 

「いくら年老いたと言うても儂も戦国大名、戦ってみたいと思っている」

 

「そうね蝮あんたがどうしても戦いたいというなら仕方ないわね美濃は力業で貰っていくわ」

 

「ならば...」

 

「えぇ」

 

『開戦じゃ(ね)!』

 

 

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