この愛くるしい王子に祝福を!   作:猫愛好家No.580

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遅くなって申し訳ないです!


キャベツ狩りの報酬

キャベツ狩りのクエストから数日が経過した

僕達が収穫したキャベツが軒並み売りに出されその報酬が支払われた

 

「カズマ、シャル、見てくれ。報酬が良かったから、修理を頼んでいた鎧を少し強化して見たのだ。どう思う?」

 

「かっこいいね!良いと思うよ」

 

「そうか?成金趣味の貴族が着てそうなやつに見えるけどな」

 

「シャル、ありがとう。カズマはもういいカズマに聞いた私が馬鹿だった」

 

カズマ、少しは褒めてあげようよ. . . .

というかさっきからめぐみんがおかしい

 

「おいそこの杖持った変態、頼むから落ち着いてくれ」

 

「ハァ、ハァ、ハァ。た、たまらない、たまらないです!魔力溢れるマナタイト製の杖の色艶!この匂い!最高です!」

 

いまのめぐみんには近づきたくないなぁ

というか杖に匂いってあるの?

ちなみにマナタイトっていうのは杖に混ぜると魔法の威力を上昇させる効果を持ってるよ

 

皆はキャベツの報酬どれくらいもらったんだろう?

ちなみに僕は300万エリス

所持金がどんどん増えてくけど使い道あんまりないんだよね

 

そんなことを考えている時

「なんですってえええええ!?ちょっとあんたどういう事なのよ!」

 

ギルドに響き渡るアクアの声

ギルドの受付のお姉さんの胸倉を掴み、揺すりながらいちゃもんをつけている

 

「なんで5万ぽっちなのよ!どれだけキャベツ捕まえたと思ってんのよ!10や20じゃないはずよ!」

 

アクアは僕とカズマに次ぐ収穫量だったから大金がもらえるのをずっと楽しみに待ってたんだよね。だからあんなに怒ってるのかな?

 

「そ、それが、申し訳にくいのですが」

 

「何よ!」

 

「アクアさんが捕まえて来たものはほぼ全てがレタスで. . . .」

 

「. . . .なんでレタスなんかが混じってんのよ!」

 

「わ、私に言われましてもっ!」

さすがにお姉さんがかわいそうだ。アクアを止めないと!

 

「アクア、しょうがないよ。お姉さんにあたるのはやめてあげて?」

 

「わ、わかったわよ」

 

僕はアクアとカズマ達の所に戻る

カズマ達の所に戻るとアクアが

 

「カズマとシャルは今回のクエストの、報酬はおいくら万円?」

 

アクアがにこやかな笑みを浮かべながらそう聞いてきた

 

「俺は100万ちょい」

 

「僕は300万くらいかな」

 

僕が採ってきたキャベツは全て経験値が多く含まれたキャベツだったそうでこんな金額になった。僕、運だけは異常にいいんだよね

 

「「「「っ!?」」」」

 

全員が絶句する

 

「え?ちょっとまって?なんでキャベツ狩りで300万?いや100万もかなりすごいと思うけど300万はおかしいわよ」

 

「僕運だけはいいんだよ?」

 

「いやいやどんだけチートなんすかシャルさん」

 

なんかカズマが言ってるけどどうしたんだろう

 

「ま、まあいいわ。そうだ、なんかいい感じのカズマ様!お願いですから私にお金を貸してください!」

 

「おい、褒めるとかないなら無理すんな、あとなこの金はもう使い道決めてんのだから無理だ」

 

「そんなあああ!私、クエスト報酬たくさん貰えると思ってこの数日で持ったお金全部使っちゃったんですけど!ていうか、大金入ってくるって見込んで、ここの酒場に10万近いツケまであるんですけど!!今回の報酬じゃ全然足りないんですけど!」

アクア、お金のご利用は計画的にね

 

「知るか、そもそも今回の報酬はそれぞれが手に入れた報酬をそのままにって言い出したのはお前だろ。シャルはみんなで分けようって言ってたのに欲を出したお前の自業自得だ。と言うか、いい加減拠点を手に入れたいんだよ。いつまでも馬小屋暮らしじゃ落ち着かないだろ?」

 

「そっか、カズマ達は馬小屋で暮らしてたんだったね」

 

「ああ、さすがに馬小屋はもう嫌になってきたからな」

 

「そんなああああ!カズマ、お願いよ、お金を貸して!ツケ払う分だけでいいからぁ!そりゃあカズマも男の子だし、馬小屋でたまに夜中ゴソゴソしてるの知ってるから、早くプライベート空間な空間が欲しいのはわかるけど!5万!5万でいいのよ!お願いよおおおおお!」

 

「よし!いくらでも貸してやろう!だから黙ろうか!」

 

「カズマは何か夜中にやってるの?」

 

「シャル、男の子が夜中にやることなんて決まってるでしょ?それはね「金貸さないぞ」っとごめんなさい私はなにも知らないわ」

 

「そっかカズマ気が向いたら今度教えてね」

 

「あ、ああ」

 

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「みなさん!早速討伐に行きましょう!それもたくさんの雑魚モンスターがいるやつです!新調した我が愛杖の威力を試すのです!」

 

めぐみんが僕達に突然そんなことを言ってきた

 

「僕はいいと思うよ」

 

「まあそうだな。スキル試してみたいし、ただし安全なやつな」

 

「駄目よ!お金になるクエストをやるのよ!ツケを払ったから今日のご飯代がないの!」

 

「いや、ここは強敵を狙うべきだ!攻撃が強くて気持ちいい、すごく強いモンスターがいいと思う!」

 

「とりあえず、掲示板の依頼を見てから決めようぜ」

 

「そうだね」

 

僕達は掲示板の前に移動する

 

「あれ?依頼が全然ないね」

いつもなら大量に貼られている依頼の紙が今は数枚しか無くなっていた。残っていたのは

 

「シャル!カズマ!これだ、これにしようではないか!ブラックファングと呼ばれる巨大熊!素晴らしい!想像しただけで.....くぅー!」

最近気づいたんだけどダクネスっていじめられるのが好きみたい

 

「ダクネス、よく考えて選ぼうね?ダクネスは頭悪くないでしょ?」

僕1人ならともかく皆を守りながらは大変だ

 

「なんなんだ!この感覚っ!罵倒されてないはずなのに気持ちいい!」

 

「黙れよ変態、てか高難易度クエストしか残ってないぞ!」

 

そんなことを話していると、ギルド職員の人がやって来て

 

「申し訳ありません。最近、魔王の幹部らしき者が、街の近くの小城に住み着きまして。その影響なのか、弱いモンスターは隠れてしまい、仕事が激減しております。来月には、国の首都から幹部討伐のための騎士団が派遣されるので、それまでは、そこに残っている高難易度クエストしか.....」

 

「な、なんでこうなるのよおおおおおおお!」

 

お金がないアクアの悲痛な悲鳴が響き渡った

 

 

 

 

 

 

 

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