前回、地獄の猛特訓を決意した朝潮であったが、ただ黙々も自己流の訓練をするよりも、現役の軍務部で活躍している人に指導してもらう方が数倍効率的だと気がついてしまった。
朝潮「うーん、どうすれば良いんだろうか……」
朝潮は頭を抱えながら机に突っ伏して、なにやら唸っている。
吹雪「朝潮ちゃん、まだ悩んでるの?」
朝潮「はぁ、まず誰に頼めば良いのか、頼んだとしてOKして貰えるのか……忙しい軍務部の人が教育部の1駆逐艦の私の我儘を聞いてくれる人なんて居るのかなぁ?」
吹雪「うーん、朝潮ちゃんの妹さんは?確か殆ど軍務部だったよね?」
朝潮型は荒潮、満潮、大潮、霞、アラレが軍務部の第一線で活躍している。
朝潮「そうですけど、なんだか妹に指導を受けるのは……なんて言うか、自分が情けなくなっちゃいますね?」テレッ……
朝潮は少し照れた表情で下を向く。
吹雪「うほっ!」カワエエ
吹雪は思わず涎を垂らす。
叢雲「北上さんとかはどう?」
叢雲はさり気なく言ったが、吹雪と若葉はニヤついている。
叢雲「何よ!何なのよ!!」ドバシっ!
叢雲は間髪入れず若葉の恥骨を柄物で痛打する!!
若葉「うおほっっ!!こっ!これは……!!」ビクンッ!!
今まで味わったことがない未知の痛みに、若葉
吹雪「いやいや、我が妹ながら可愛らしいなって思ってね?」
叢雲「はぁっ!?何言ってるの?酸素魚雷打ち込むわよ!!」
吹雪「陸上で言われてもねー?」
叢雲は魚雷発射管から魚雷を強引に引き抜くと、吹雪の顔面へと投げ付けた!!!
吹雪「っ!ばっ!馬鹿……」
ちゅどーん!!!!
眩い閃光と爆音、同時にもくもくと立ち昇る黒煙、辺りは硝煙の香りが立ち篭める。
朝潮「……ふ、吹雪……吹雪ちゃん!?」アセアセ
吹雪「」チーン
叢雲「私は別に北上さんが好きだとかそういう事は無いんだからね!!」プンスカ!!
叢雲は顔を真っ赤にしながら教室を飛び出して行った。
神通「こらー、室内で魚雷は撃たない!水雷戦隊の基本ですよー?」
蛆虫共「はぁーい……」
若葉「吹雪が死んだ!」
黒潮「この人でなし!」
丸焦げの消し炭となった吹雪はすぐさま救助班に連れて行かれ、懸命の蘇生活動により一命を取り留めたらしい、その日この鎮守府に新しいルールが制定された。
お友達に魚雷を投げつけない事!
もし投げてしまったら、責任を持って事後処理を行う事。
朝潮「はぁ、北上先輩かぁ……」
朝潮「絶対に断られそうですね……」
清霜「戦艦の先輩方はどうかなー?」
何だかよく分からない駆逐艦が話に加わった。
朝潮「戦艦……ですか?なる程、戦艦は兎も角として、何も水雷戦隊の人に教わる必要も無かったんだ!有難う御座います!えーとぉ……初霜さん?」
清霜の事はよくわからないが!待て次回!!
清霜が戦艦好きな娘で良かったっけ?初霜?