朝潮「……」
実践さながらの鋭い目つきをする朝潮、その眼光が見据えるモノはこの世界の行く末かはたまた、まだ見ぬ運命の人なのか!?
大井「……」
熊野「……」
妙高「……」
鳳翔「あの……神通さん?」アセアセ
朝潮の隣で誇らしげに胸を張る神通は、鳳翔の呼び掛けに反応して、はぃ?っと言いたげに首を傾げる。
鳳翔「いえ、私達は何故集められたのですか?提督のご命令と聞いていたのですが……あの、提督はどこに?」
神通「そんな事でしたか……アレは私の嘘です!」ドドーン!!!
大井「!?」
熊野「まぁ……」
妙高「あらあら」小破っ!!
鳳翔「……いや、そんなに堂々と嘘をつかないで下さい」
神通「貴女たちを召集したのは他でもありません、1人の迷える少女を救って貰いたいのです!」
朝潮「あ、あの……神通さん?」
神通「良いのよ、お礼は貴女が軍務部のエースになってからで」
朝潮(……何を言っても無駄に終わりそうです……)
朝潮は半ば諦めたように肩を落とし、再び呼ばれた面子を眺める。
大井「朝潮ちゃんを救うの?」ワキワキ
大井は以前見せた欲に駆られたニヤケ顔になった。
朝潮「ひっ!」((( ´ºωº `)))ガタガタ
熊野「そこの駆逐艦の方をお救いになる……と言うのはどういう意味ですの?」
神戸生まれのお洒落な航巡、がフワリと自慢のポニーテールを背中に回して質問する。
神通「はい、この朝潮さんが提督とお付き合いするために軍務部に入りたいと相談を受けまして……」
妙高「成程ね、それで軍務部所属の私達を集めたと言うわけですか?」
熊野「え?それはどういう意味ですの?」
熊野はボキャブラリーの無さを露呈しながら同じ質問を繰り返してしまった。
大井「うへへ、つまりこの朝潮ちゃんを私の性玩具として調教すれば良いのね?」ԅ( ¯ิ∀ ¯ิԅ)グヘヘヘ
神通「……変態びしょびしょ性奴隷はともかく、彼女を軍務部に入るだけの練度になるまで放課後の特訓を見てもらたいのです」
叢雲「わ、私達も!お、お願いするわ……」ボソボソ
吹雪「……はぁ……」
若葉「ガンガンシゴいてくれて構わない、嫌いじゃない……」ドキドキ
鳳翔「そんな、いきなり言われましても……ねぇ皆さん?」
鳳翔は困った顔をしながら他の面々を見た。
鳳翔は放課後の時間帯は趣味の模型作りを楽しんでおり、その腕はあのプラモ狂四郎も絶賛するほどだと言う
大井「私は構わないわ、北上さんはおチビちゃん達と長時間遠征に出ちゃったしね?」
熊野「まぁ、
妙高「……まぁ、最近は大きな作戦もありませんから、皆さんで順番に特訓を見てあげるのであれば、私は構いませんよ?」中破ぁ!!
鳳翔「そ、そんな……あの私には駆逐艦の皆さんに教えられる事なんて……その……」
神通「……」チラッ
神通は胸元から1枚のチケットを取り出した。
鳳翔「はっ!?そ、そのチケットは!!」
神通「流石はプラモ狂いの鳳翔さんですね?これを見ただけで分かりましたか?」ヒラヒラ~
神通が取り出したるは、非人道的という理由で販売が中止になった……特攻兵器模型三点セット!の領収証である。
回天、マルレ艇、桜花の模型がセットで売られる予定だったが、開発部長の阿宮根須さんの突然の倫理観の目覚めにより開発製造が中止され、広告用のワンセットのみ闇市で取引されていたのを神通が襲撃→奪還したのである。
神通「取られたものを取り返す、奪還屋って聞いたことねえか?」
鳳翔「奪還屋は知りませんが……ソレ、くれるのですか?」
神通「えぇ、3ヶ月後の練度測定試験で軍務部の資格ありと判定されたらですけどね?」
鳳翔「……分かりました!それでは皆さん!順番を決めましょうか?」
朝潮「何か良く分からないけど、いよいよ特訓が始まるのですね!司令官!待っていて下さいね!」
待て次回!!!
鳳翔さんのプラモきゃらはどこかのアンソロジーのネタから頂きました。