ギャグだと思えばギャグ、つまらないと思えばギャグでは無くなるのです。
鳳翔「それでは空母鳳翔、特別訓練を始めさせて頂きますね?」
鳳翔の挨拶で始まった特別訓練は鎮守府近海にて行われていた。
朝潮「はい!御指導ご鞭撻のほど!どうか宜しくお願いします!!!」
吹雪「おぉ!朝潮ちゃんったらエクスクラメーション・マーク (exclamation mark)を三つも付けて……やる気満々だね?(ふひひ、今日もバッチリパンチラを拝ませて貰いますよ?)」
最近影が薄れている感じもしているが、吹雪はガチレズである。
と言うかド変態でもある。
叢雲「全く、空母の鳳翔さんが私達に何を教えるのかしら?」
鳳翔「えーと、皆さんが思っている通り私と皆さんではそもそも戦法が違います、ですので……」
鳳翔はおもむろに弓の艤装を取り出し空に向けて構えた。
「実践的な訓練にしますね?私の艦載機、全てのスロットに流星改を装備してあります」
吹雪「おぉ!袖口から覗く二の腕、そしてチラリと見えそうで見えない脇!実にgoodだよ!!お母さん!!」
ドゥルルルルルルっ!!
吹雪「ぶべらっ!?」
流星改の7.7mm機銃が火を吹いた!!
鳳翔「今のは機銃でしたが、次からは魚雷と爆弾で貴女達をねらいますから、撃ち落とすか回避して下さいね?」
朝潮「防空演習という訳ですね?」
叢雲「(……所詮は演習、実践とは比べるべくもない……か)」
吹雪「鳳翔さん!」
鳳翔「何ですか?吹雪ちゃん?」
吹雪「全ての攻撃を掻い潜って、鳳翔さんのバストにtouchしたら演習終了って事にしませんか?」
(*´д`*)ハァハァ
鳳翔「……吹雪ちゃん、相変わらずの様ですね?姉妹の子達が良く愚痴りに来ますよ?」
叢雲「……」
吹雪「……それで?どうなんですか?さっきの話、まさか嫌とは言いませんよね?」
鳳翔「……良いでしょう、その代わりこちらも本気で行きますので、そのつもりでいて下さいね?」
流星改は装備換装した。
生意気にも世界最古の正規空母に対して、勝負を挑もうと言う愚かな駆逐艦を本気で潰すべく……。
その武装は模擬弾からモノホンの武装へと変えられたのだ。
これは、ボクサーがグローブを外す行為に酷似している。
吹雪「……goodですよ鳳翔さん?そうでなければ鳳翔さんのおっぱいを、触れただけで絶頂するくらいに開発する楽しみが半減してしまいますからね?」
朝潮「……(は?何を言っているんでしょうか?この生物は?)」
若葉「よし!まずは私から行こう!朝潮、この荒縄で私を縛りあげてほしい」
若葉は朝潮にアラミド繊維製の荒縄を手渡した。1m数十万はする代物である。
朝潮「いや、縛りませんよ?」
若葉「……まぁいい、53式すらも飲み込んだ若葉の底力を見せてやる!!」ウォォォ!!!
先ずは様子見とばかりに若葉が突っ掛けた!
ドゴォーンッッ!!
轟音と水飛沫の中で、幸せそうな表情できりもみながらぶっ飛び大海原をバウンドする、若葉の勇姿があったとか……。
叢雲「!?」
朝潮「……鳳翔さん、どうやら本気で潰しに来るみたいですね?どうします?吹雪ちゃん?」
目の前で弾け飛ぶ若葉を前に朝潮は少しばかり萎縮してしまった様である。
吹雪「朝潮ちゃん、こういう手合にはね?」
吹雪は自慢の速力を一気に最大まで高め、鳳翔に向かって突っ走る!!
吹雪「
鳳翔「流石ですね?伊達に特型駆逐艦のネームシップではありませんか?」
吹雪「ぐへへへ、清楚な和服美人のお姉様を滅茶苦茶に乱れさせたい!!!!」
心の内に秘めておいてほしい、本音がザルの様に駄々漏れであった。
鳳翔「……その度胸は評価しますが、夜戦でもなく単艦で艦載機を相手にするには……」
全速力で突っ込む吹雪の進行を、流星改の爆弾が拒む!
吹雪「うわっー?」至近弾!!
鳳翔「少々速さが足りませんね?まぁ、艦載機の前では島風ちゃんでもただの的ですけどね?」
吹雪は直撃は避けたものの中破してしまった。
叢雲「流石に簡単にはいかないわね?」
朝潮「対空機銃で迎撃しましょう!」
吹雪「あれ?私の中破絵って全然エロくない!?そんな……」orz
叢雲「ちょっと!アンタまだ戦えるんでしょ?さっさと応戦しなさい!!」
朝潮「回避が難しい以上、対空装備で対応する他は無いでしょう」
吹雪「そ、それにしたって……数が多すぎるよぉ〜」
鳳翔「……ヒントをあげますよ?そもそもこういう状況になる前に退避なり増援要請なりを行うのが定石ですが、軍務部では万が一の時に備えてある訓練を行っています」
吹雪「……」
叢雲「……そういう事……、白雪姉さんからはいつも言われてるわ」
鳳翔「あら、流石白雪さんですね?既に吹雪型の皆さんには教えられていましたか?」
朝潮「え?叢雲さん、それは一体……」
叢雲「吹雪?行くわよ?」
吹雪「はぁ〜私がtouchしたかったなぁ〜、朝潮ちゃん!」
朝潮「え?は、はい?」
吹雪「後で感想聞かせてくださいね?」サワサワ
真剣な表情で言う吹雪の手は、朝潮の胸部装甲を撫で回していた。
叢雲「私と
朝潮「あ……(そういう事でしたか、囮作戦……)」
鳳翔「さてさて、それでは最終攻撃隊を発艦致しましょうか……」
鳳翔さんの手にはドーントレスと書かれた矢が握られていた。
鳳翔「……一航戦の誇りを文字通り粉砕したこの艦載機……元一航戦の私が発艦するなんて、運命というのは分からない事ばかりで楽しいですね?」フフフ
叢雲「げぇ!ドーントレス!?」
吹雪「成程、鳳翔さんが本気だと言うことは理解出来た」
叢雲「行くわよ!二人共!!」
吹雪「朝潮ちゃん!なるべく早く仕留めてくださいね?あまり持ちそうも無いから……」
朝潮「……分かりました!この朝潮……いつ如何なる時でも任務を成功させてみせます!」
朝潮の啖呵が引き金となり、各艦は弾けたように散開した。
鳳翔「……やはりそう来ましたか、良いでしょう」
鳳翔は朝潮達の作戦を全て理解した上で敢えてその作戦に乗った。
鳳翔「私が2人を沈めるのが早いか、貴女が私を仕留めるのが早いか勝負と行きますか!?」ゴゴゴゴゴゴ
その気迫は若かりし時の龍飛を彷彿とさせる。
鳳翔「行きます……」
発艦したドーントレスは叢雲と吹雪の上空から急降下爆撃を開始する!!
吹雪「やっぱり来たー!!」
二人共高角機銃等で応戦して何とか直撃弾を避けてはいるが、鳳翔さんの猛攻は休むこと無く展開されて行く。
朝潮「急がなくちゃ……」
朝潮は妙高との特訓によって鍛えられた足腰によって、順調に距離を詰めて行く。
叢雲「いい感じね?うわっとぉ!」ちゅどーん!!
朝潮の方をチラ見した時に僅かながら隙が生じた。
そこを見逃す鳳翔では無かった。
叢雲「くっ、こんな至近弾ぐらいで、沈まないわ!!」
小破しながらも更に回避行動をとる叢雲。
鳳翔「王手……ですね?」
叢雲「はぁ?何を言って……うっ?」ガクンッ!?
吹雪「叢雲!……え?」ガクンッ!?
叢雲「そ、そんな……」
回避していた2人の足が止まる。
鳳翔「コレで回避は出来ませんね?」
なんと!!鳳翔の爆撃により、2人は知らず知らずの内に浅瀬へと誘導されてしまっていたのだった!
2人が着底して動きが鈍った所にドーントレスから爆弾が投下された。
吹雪「あいた!?あれ?」
吹雪のデコに爆弾が直撃するが、それは爆発もしなければ吹雪の船体に損傷を負わせることも無かった。
叢雲「何なのよ一体?……あう!」
続いて叢雲の頭頂部にも爆弾と思われた何かが当たる。
鳳翔「それはフェイクですよ、流石に未来ある若者を沈める理由にはいきませんからね、それで被弾したと言う事にして下さいね?」
吹雪「流石は全艦娘の母!コレは到底適う相手じゃありませんでしたね?」テヘヘ
叢雲「本当……まるで子供扱いだったわ……くっ!」ワナワナ
鳳翔「さてと、後は朝潮さんだけですね?」
鳳翔は発艦したドーントレスの装備を換装する為、着艦命令を出した。
鳳翔「(朝潮さんとの距離はまだまだある、ここは焦らずに行きますかね……如何に駆逐艦とは言えど、あの距離ではこちらの次点攻撃には間に合わない)」
朝潮「うわぁあぁぁ!!!」
鳳翔「え?」
朝潮は鳳翔の予想を遥かに上回る速度で接近して来ていた!!
鳳翔「な、なんて速力なの?
アラミド繊維……、そう、この戦いの前に若葉より手渡された先端技術の結晶で造られた荒縄、それがドーントレスの機体に巻き付けられ、朝潮を引きずる形で鳳翔との距離を詰めていたのだ!!!
鳳翔「くっ!艦載機!反転なさい……」
妖精さん「いや、いきなり言われてもそれは無理でしょ?流石に……」
朝潮「鳳翔さん!覚悟ぉぉ!!!」
鳳翔の目の前まで来た朝潮は荒縄から手を離し、鳳翔に向かってダイブした!!
吹雪「朝潮ちゃん!!いっけぇー!!!!!!!」
叢雲「……!!」ドキドキッ!
ポヨン……。
朝潮「……(や、柔らかい)」モミモミ
鳳翔「あん……///(この感じ、久しぶり……かしら?)」
朝潮「はっ!?す!すす!すいません!!」バッ!!
朝潮は赤面となって鳳翔のバストから手を離した。
鳳翔「……負けました、3人とも成長しましたね?」
叢雲「わ、私は別に……鳳翔さんには歯が立たなかったし……」ボソボソ……
鳳翔「いえ、貴女達が囮となって私の気を引いていたお陰で、朝潮さんが艦載機に細工する時間を作ったのです」
吹雪「そうだよ叢雲!私達3人で手に入れたら勝利なんだから素直に喜びなよ!?」
叢雲「……それだって鳳翔さんが私達の作戦に乗ってくれたからじゃない?」イジイジ
鳳翔「先程はその場のノリであぁ言いましたが、私としては囮作戦をとらずに散開して同時に攻め込まれる方が厄介でした」
鳳翔の素直な言葉も、叢雲は半信半疑のまま演習場を出ていってしまった。
朝潮「叢雲さん……」
不安そうに叢雲の背中を見つめる朝潮、その背後からお尻を触りながら吹雪がのしかかった。
吹雪「つかれたぁ〜朝潮ちゃーん!」
朝潮「ひやぁ!ちょっと!やめて下さい!」背負い投げ!!
朝潮は大山倍達も腰を抜かすほどの体捌きで、吹雪を投げ飛ばした!
吹雪「ふぎゃん!?」
朝潮「全く!叢雲さんがあんなに落ち込んでいると言うのに……吹雪ちゃんは平気なのですか?」
吹雪「う~ん、落ち込むねぇ?」
吹雪はアニメ第1話ばりに盛大にもろパンを晒しながら水面をバウンドしたが、なんとか立ち上がった。
吹雪「朝潮ちゃん?ちょっと来てみ?……鳳翔さん!演習有難う御座いました!」
朝潮「え?あ!鳳翔さん!!本日はどうも有難う御座いました!!また宜しくお願いします!!」
二人は挨拶もそこそこに入渠ドックへ向かった。
入渠ドック
吹雪「叢雲はさっき小破したからここにいます」
朝潮「はぁ……」
二人はドックをこっそり覗き込んだ。
叢雲「……」ニヘラぁ〜
朝潮「(なんか……にやけてますね?)」
吹雪「やっぱりね?」
叢雲「(私が……正規空母に勝った!?)」ドタバタ!!
叢雲はその場で地団駄を踏むと、拳を天に突き上げた。
叢雲「私の時代が……キタぁ──!!!」ヒャホーイ!!!
叢雲は一気に服を脱ぎ捨てるとスキップしながら風呂場へ行ってしまった。
朝潮「……(やっぱり吹雪ちゃんの姉妹なんですね)」
吹雪「可愛い奴よ」ニョホホホ~
朝潮は少々ショックを受けながらドックを離れようと踵を返し1歩踏み出した。
グニャり……。
朝潮「え?」
朝潮の靴の裏に何やら嫌な感触が伝わる。
若葉「気にしないで……そのままでいい……」
朝潮「あ……」
この時朝潮の頭の中には、鳳翔さんが若葉に対してだけは爆弾を直撃させ、大破させていたことに気が付いた……が、別にどうでもいい事だと思いその場で数回本気のストンピングを若葉に見舞うと自室に向かって歩きだした。
朝潮「(慣れるって、怖い事なのかも知れません……)」
若葉「朝潮……やはり逸材だな」(*´д`*)ハァハァ
待て次回!!!
艦これSSで冬コミを狙ってみようかしら……。
言うだけならばタダです。