僕の知らない『艦隊少女』のいる世界   作:酔いどれリンクズ

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第2章・4話

司令艦の執務室くらいの大きさのトラック泊地総司令執務室。

僕とウォルコットさん、そしてティルピッツの3人は、大石総司令に報告もかねて会いに来た。

 

 

「そうですか・・・もう一人はまだ時間がかかりますか。」

「はい。正確な時間は聞いておりませんが、今日、明日での相対は難しい建造時間だそうです。」

 

 

工厰妖精からもらった資料を渡して報告する。

ウォルコットさんに確認すると3日くらいかかるそうだ。

重巡ってそんなに時間かかかるの?

 

 

「ウォルコットくんの司令艦の整備が済んだら一緒に哨戒に出てもらおうと思っていましたが・・・」

「『アルテミシア』は明日の夕方には整備が終わりますわ。なので、2日後の早朝に出航致します。」

「私の所属艦娘も帰ってくるのは明日の夜辺りだからね。ちょうどよかったんだけど・・・哨戒任務中にもう一人の許可証渡すか・・・いやさすがに4枚も新任に渡せば大本営が五月蝿いか・・・」

「大石司令。提案があります。」

 

 

ビシッと軍服を着たビスマルクさん(スカートは短い)が大石総司令に意見を述べた。

 

 

「司令の所属艦娘を一人つければよろしいかと・・・そうですね、ちょうど『ここ』にいますし、私の愚妹がよろしいかと。」

「うえぇぇぇッ!?ビスッ!?」

「最近、哨戒も出撃も一切していないだろ?演習も訓練も微妙に手を抜いてるのは知っているぞ?」

「出撃って言っても第1艦隊の4人がちょろっと出るだけじゃんッ!?サポートの私の役目ないし、演習だって、周りに合わせたら加減しないとダメじゃん?手を抜いてる訳ではないよッ!!」

「ドイッチュやシュペーは役目なくても、毎回サポート出撃しているぞ?見るか?直近3ヶ月の出撃報告書の中でお前の名前だけがない、これを?」

「いやー、読むのめんどいからパスかなぁ・・・」

「演習は加減してると言ったな?練度が一番低いお前が加減してどうする?お前用の演習内容だぞ?」

「え?そうなの?みんないつの間にそんなに練度上がってたの?」

「お前が手を抜いてるからだッ!!バカ者ッ!!」

 

 

どこから取り出したか、ビスマルクさんはハリセンでティルピッツの頭をひっぱたく。

うわー、痛そう・・・。

 

 

「はっはっは・・・そうだね、ティルピッツ。最近、怠けすぎの君に罰を与えようと思ってたけど、ちょうどいい。練度向上もかねて橘少佐の下でしばらく働いてもらいます。」

「げッ!?嘘でしょッ!?新任少佐と外海出たらサボれないじゃんッ!!」

「サボるなッ!!」

 

 

痛そうに擦ってた頭にさらに追い討ちがかかる。

手にもクリーンヒットしてる。

あー・・・

 

 

「橘少佐、ティルピッツを派遣します。彼女は戦艦だが高速戦艦だし、索敵能力は低いが速度と火力がある。燃料の使用が少し大きいが、その辺は用意するよ。戦艦がいるのは頼もしいよ?」

「え、ええ・・・戦艦がいるのは頼もしいですし、ありがたいですが・・・」

「私の所属艦娘の中では新参者だし、練度は君のところのアーガスよりはある程度でね、ある意味ぴったりなんですよ。」

「食堂で会ったのも何かの縁ですわ。一緒に航海するのもいいことです。」

 

 

えーいいのかなぁ。

ティルピッツ、涙目でこっち見てるけど・・・。

頭押さえて涙目とか可愛らしい姿だな・・・




Tips:駆逐艦3、軽巡1、軽空母1、戦艦1
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