魔法は日常生活に使うもの。   作:銀鷹

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銀鷹です。今回はカラオケ交流会後編です。はたしてうまくいくのか!?という感じになっています。読んでくださると幸いです。


第5話 カラオケ交流会

さて、割と大きなカラオケルームにみんなが入ったわけだが....

 

 

最初に話題を切り出すのは誰だ?

こういうのはたいてい最初に仕切ろうとした奴がたくさん友達ができるパターンだと思うんだが。

 

「じゃ、最初は俺が歌おうかな!俺は三嶋 和紀だ!みんなよろしくー!」

 

マイクを手に取り先陣を切ったのはまさかの三嶋であった。魔法が使えない分、元気が取り柄だからな。さて、三嶋は何を歌うんだ?

 

「じゃあ俺は...っと!これを歌うぜ!!」

 

選曲は無難にポップスだ。割といいんじゃないのか?

そして曲が流れ始め、三嶋が歌ってる間に俺はクラスメンバーの何人かと挨拶を交わしていた。まだすぐには覚えられないが、少しずつ仲良くできればいいか。

....しかしアイツ意外にも歌がうまいな。

 

 

そして少しした頃に三嶋が歌い終わり...

 

 

「ふぅー!じゃあ次、誰が歌う?」

 

次に誰が歌うかの話題を振り始めていた。

よし、じゃあ俺が! 私が!と何人かでどちらが先に歌うかを決めている。

次にマイクを取った女子が歌い、それからは交代でみんなが歌っていた。

.....しかし、事件は突如として起こった。

 

「よし、じゃあ次はいよいよ俺が歌うぜ!!」

 

そう勇ましく立ち上がったのは主催の八城であった。

 

選曲は...ロック!!

場を一気に盛り上げようとしたのだろう。

 

そして曲が流れ始め....

 

.........

 

バババババ!!!!

 

――突如爆音が襲い掛かってきた。

 

いや、あいつは確かに歌っている。歌っているのだが、あれは歌ではない!破壊兵器そのものだ!!!

どうやら八城は歌声を爆発的な音波かなにかに変換する魔法を持っているようだ!!

 

「誰か!アイツをとめろ!!部屋がぶっ壊れる!!」

 

「おい八城!それ以上歌うな!!」

 

八城は全く声が耳に入っていないのか、平気で歌い続ける。まずい。このままだとこっちの耳がやられる!!

 

「おい雨宮!俺の幻影を作ってくれ!部屋から脱出する!!おい!雨宮!?」

 

返事が無い。体をゆさぶろうとしたその時。

 

ポシュンッ

 

雨宮の姿が消えた。どうやらこの部屋にいたアイツはいつの間にか幻影に摩り替わっていたらしい。

 

「雨宮、貴様ァ!!!!!」

 

謀ったなチクショウ!奴がカラオケに行く事が後ろめたかったのはこれが理由か!

何としても歌を止めなければ!!このままだとこの部屋どころか建物がぶっ壊れる!!

 

 

急いで時間停止の魔法を使った!!

 

1秒経過。

まずいそいで周りを見る。あった。コンセントだ。こいつを抜けば電源が落ちる。

 

2秒経過。

走ってコンセントをブチ抜く!!!

よし、うまくいった!!

 

そして時間は動き出し....

 

プツン、と突如モニターの電源が落ちる。

 

「....あれ、故障か?」

 

八城が不満そうにモニターを調べている。やれやれ、危なかった....

それからと言うもの、みんな解散のムードが漂い、そう時間はたたずして交流会はお開きとなった。まったく、とても疲れた....

 

って、

 

 

「結局出会いも何もなかったじゃねぇか!!!!!!!!」

 

 

現実というのはそう甘くはないのだ。




ここまで読んでくださりありがとうございます。みんなと仲を深めるはずの交流会がまさかの主催がジャイ○ン式というオチになっております。次回も頑張りますので応援していただけると嬉しいです。
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